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幼児行動活性度指標に関する研究

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Academic year: 2022

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Kyushu University Institutional Repository

幼児行動活性度指標に関する研究

峰松, 修

九州大学健康科学センター

田尻, 由美子

精華女子短期大学

関, 文恭

九州大学医学部保健学科

峰松, 康世

香蘭女子短期大学

https://doi.org/10.15017/446

出版情報:健康科学. 7, pp.91-100, 1985-03. 九州大学健康科学センター バージョン:

権利関係:

(2)

幼 児 行 動 活 性 度 指 標 に 関 す る 研 究

峰 松 修 *

関 文恭***

田 尻 由 美 子 * * 峰 松 康 世 * * * *

A Study o f  Behavioral A c t i v i t y  S c a l e  f o r  Children  Osamu MINEMATSU*  Yumiko TAJIRI** 

Fumiyasu SEKI***  Yasuyo MINEMATSU*** 

For measuring child's  reactivity  and spontaneity,  the  behavioral activity  scale  (BASC),  which was consisted of 29 items, was constructed. 395 children (3yr. to 6yr.) in day nurseries  and  kindergarten  were  evaluated  to  examin  reliability  and  validity  of  BASC.  28  items  showed  the  high  loading  in  the  first  component  according  to  the  principal  component  analysis, suggesting that each item of the scale estimates the identical  subjects. The factor  analysis  using  varimax  method  extracted  5 factors  as  follows  : 1)  self‑expression  and  responsiveness  to  others,  2)  concentration  and  positiveness  to  accomplish  a purpose,  3)  physical health signs, 4)  playing widely and rhythmically, 5)  emotion and sleep.  There were  significant correlations between the assesments by the different observers, although observer  to  observer  differences  were  shown in  mean scores.  These  results  suggest  that  BASC'S  observer measures a child  relatively  in  a group. In  the follow‑up studies  after  22 months,  there were significant correlations in  14 items,  but total  score correlation (r=. 35) couldn't  reach significant level. Clinical applications of BASC were discussed in view of child develop‑ ment and patterns of child  life  styles. 

(Journal of Health Science,  Kyushu University, 7 : 91‑100, 1985) 

9 1  

いきいきした子供を育てることは,すべてのひとに 「自由時間ボーッ」など,虫歯をのぞけば病気とはいえ とっての願いである。ところが,近年これを阻害する ないような,子供の奇妙な状態がふえてきていると報 ような,新しいかたちの心身の不調が報告されはじめ 告した。これはこれまでの子供像とはかなりことなる

た。 ものであるが, このようなからだの不調に関する調査

正木らは13)17),23', 質問紙法により養護教諭や保育者 報告が,おおくなってきている(川上叫金釜5',大島26)

が感じている,子供のからだや運動機能の経年変化を など)。

調査した。これによると,幼児期では「指しゃぶり」• このような子供のからだの異常の調査のほかに,子

「虫歯」 ・ 「鼻血がでやすい」 ・ 「朝からあくび」・ 供の生活技能や生活体験の変化についての研究も報告

「すぐ疲れたという」・「保育時間中,目がトロン」• されてきた(谷田貝30',藤本叫文部省19)など)。これら

この研究は,九州大学大型計算機センターのSPSSで統計処理がおこなわれた。

Institute of Health Science, Kyushu University  11,  Kasuga 816, Japan 

* *  

Seika Woman's College, Oonishida, Itazuke, Hakataku, Fukuoka, 812, Japan 

* * *  

School of Health Sciencies, Kyushu University, Maidashi, Higashiku, Fukuoka 812, Japan 

* * * *  

Kouran Woman's College, Yokote, Mina‑miku, 816, Fukuoka Japan 

(3)

の研究によると,手や足の運動機能の功緻性が近年し だいに劣化しはじめていることがあきらかにされた。

「鉛筆を削ること」,「はしの使い方」,「卵をわること」,

「ちょう結び」,「かなづちで,<ぎをうつこと」,「ハサ ミで布をきる」, 「タオルしぼり」, 「顔を洗うこと」,

「ナイフでくだものの皮をむく」など,日常の生活技能 の発達の遅滞や停滞がめだっている。また,その種の 体験そのものをしたことのない子供が,増えてきてい

ることが指摘された。

子供にあらわれた発達遅滞あるいは体の失調状態の 原 因 を し ら べ る 研 究 も さ か ん に お こ な わ れ る よ う に なった。子供の日常の生活事象の構造や内容と,その 時間的割りつけの変化が,からだの変調や生活技能の 稚劣化をまねいている,とする研究がおおい。生活時 間とその内容の時代的変遷については, すでにNHK 放送世論調査所の経年比較調査において,あきらかに

されてきたものである (NHK放送世論調査所

2 4 ¥

斎 藤29)) 。「おそ寝• おそ起き」,「睡眠時間の減少」,「屋外 遊びの減少」,「遊びのグループ・サイズの縮小と異年 齢集団遊びの減少」,「朝食の欠食傾向」,「おとなの同 席しない食事」,「お手伝い時間の減少」,'「テレビ多視 聴」「学外での,学習やお稽古事の時間の増大」ーーな どの結果は,他の調査資料でもうらづけられている

(友定ほか32¥大竹ほか27),森上ほか20)21),谷田貝ほかan, 日教組・民研共同調査委員会

2 5 ¥

足 立 叫 小 石11)など)。

川厨は,生活リズムと生体リズム (Biorhytm)

の関連から,系統発生的にそなわっている生体のリズ ムを乱すことにより,自律神経機能や生理的機能の調 和が乱れ,そのことが発育発達の遅滞や停滞あるいは 歪曲をひきおこす直接的原因ないしは誘因になってい る, とのべている。このことに着目して,障害児の保 育で,健康な生活リズムの獲得を基礎とした指導もお こない効果をあげている10)。教育の現場でも生活リズ ムをととのえ,生活の内容を組み替える働きかけが試 みられるようになり,指導の効果が報告されている

(永尾22), 藤 原 叫 川 上8),前田ほか12)など)。

ところでこれまでの研究は,主として身体次元の子 供の問題を中心に調べられたものである。しかし,無 気 力 , 注 意 集 中 困 難 言 語 表 現 ・ 伝 達 能 力 の 稚 劣 化 な ど,行動・情動の変化について事例報告的にふれた研 究も少くない。平井4)は,「自発性,主体性,独立性に もとずいてはっきりと自己主張し, しかも独創性のあ る子どもは(成人もまた),毎日の生活が意欲に溢れて いるといってもよい。つまり,いきいきとして行動し ており,それが活動activityという状態である生き甲

斐のある人生を送っているのである」とのべている。

そして,現代の教育や保育に意欲や思いやりを育てる ものが欠けがちであり, このことが子供の行動の病理

(学校恐怖家庭内暴力など)をひきおこすひとつの原 因になっていることを指摘している。いきいきとして 至適な心身の状態が現代の子供たちに失われてきてい ると要約できよう。

ところで,子供の心理的発達の時代的変遷につい て,系統的・組織的に研究したものは少ないようであ る。これは妥当な尺度が開発されていないためであろ ぅ。とくにこれまで問題にされてきている(岡野28)な ど),「子供のいきいきした状態」を,標準化された一 定の評定尺度で測定しようとした研究はない。

本研究は,幼児の行動にあらわれた「いきいきした 心身の状態(ここでは《行動活性度》とよぶことにす る)」を評定する尺度を構成し,その妥当性を検討する ことを目的とするものである。ここでいう「行動活性 度」とは,①社会的刺激にたいする適切な即応性と準 備性,および②外界にたいして自発的・効果的に働き かけることのできる心身の至適状態,を行動と情動の 側面からみたものと定義しておくことにする。

方 法

1 .  

評定項目の作成;

c

保育園の保母

1 3

名に,幼 児(ここでは

3

オから

6

オぐらいを目途に)が「いき いきしているときの行動や状態」について, 自由に記 述してもらった。ここで得られた記述と筆者らの検討 会で得られたものとをあわせて,

2 9

項目からなる評定 尺度が構成された(表2)。項目化するさいには,①さ きに述べた定義にほぼ合致すること,②行動観察のさ い操作的に定義することが出来やすいこと,を条件に 評定項目がえらばれた。 したがって, 「目が輝いてい る」とか「のぴのびしている」など,行動観察のさい 曖昧さのあるものは出来るだけはぶかれた。さらに,

評定のターゲットとなる行動徴象の例を,それぞれの 評定項目につけ,多義性が小さくなるように配慮した

(評定が容易であるとみなされる項目では,その例は つけられていない)。評定はそれぞれの項目ごとに,い わゆるリカートタイプの五段階評価でおこない,得点 が高いと行動活性性が高いとされる。

作成された

2 9

項目はさらに,身体活動レベル(項目 番 号

1‑5,

以下おなじ),身体健康レベル

C6‑13), 

情動レベル

( 1 4 ‑ 1 6 ) ,

言語レベル

( 1 7‑2 0 ) ,  

課 題 遂行レベル

(21‑2 5 ) ,  

対人関係と遊びレベル

(26‑

(4)

峰松ほか.幼児行動活性度指標に関する研究 93 

表1 評 定 対 象 の 園 児 の ク ラ ス 区 分 * 3オ男児ク女ラス 4オ男児ク女ラス 5オ男児ク女ラス

c

保育園

, 

13  13  11  8  18  T保育園 22  19  14  15  15  12 

J

保育園 16  20 

A幼稚園 89  101 

TOTAL  31  32  27  26  128  151  395 

*  クラス区分は正確な年齢区分をしめしているとはいえない。

年度のはじめの年齢で,クラスが構成されていることが多いので,調査時 にはさらにひとつ年をとっているこどももいる。

29)  に下位分類された。

2 .  

調査の実施;Ss: 被験者は,保育園と幼稚園の 3オ児クラスから 5オ児クラスの幼児395名である

(表

1 )

。C保育園(昭和

5 8

1

月調査)は福岡市内商 工地区, T保育園(昭和

5 8

8

月)は大牟田市郊外の 農村地区

J

保育園(昭和

5 8

8

月)は大牟田市内商 業地区, A幼稚園(昭和59年

2

月ー5月)は福岡市内 公社団地近接地であった。

実施方法:クラスの担当保育者が,そのクラスの幼 児全員の評定をおこなった。副担当者がいる場合,主 担当者とは独立に評定がおこなわれた。 C保育園の

3

才児クラスについては,

2 2

ヶ月後

( 5

オ児クラス)に

もフォロー・アップ評定がおこなわれた。この場合の 評定者はことなっている。

評定のさいの指示は,つぎのとうりである

①評定は

5

段評定でおこなうこと。

②評定のさいは,長時間かけないで,各項目ごとに

5

秒以内ぐらいで決定すること,

③登園後

2

時間(あるいは午前中)の子供の行動や 状態を思いうかべて評定すること。主として,寒 い時期の子供の様子を念頭において評定する。評 定が完了するまで,他の評定者と評定について相 談しあわないこと。

子供の評定終了後,「幼児行動活性度指標」について の評価を,評定担当保育者に依頼した (C保育園の主 担当者

( 3

名)のみ)。各評定項目

( 2 9

項目)ごとに五 段階評定で,つぎのような事柄についての評価をして もらった。好ましい方向で評価がたかいほど,得点は あがるように構成された。

①評定のしやすさの評価(「評定難易度」:評定しや すい 評定しにくい),

② 「いきいきした子供像」をはかるための評定項目 としての適切性(「活性性把捉度」:適切―不適

切),

③生活リズムの乱れやしつけの不適切さと評定項目 との関連性(「生活関連度」:関連する 関連し ない)。

結果と考察

1  . 

2

に評定項目と,その項目ごとの平均,標準 偏差をあげている。総得点(全項目の得点の総和)で は,男女間の有意な差はみとめられなかった。どの項 目においても,「どちらでもない(評定

3

点)」よりや や良い評定がなされるようである。

2 .  

フォローアップ

( 2 2

カ月後)の評定との相関 は, 総得点で比較するでみると, r=

0 . 3 5

であり有意 水準にたっしなかった(表2)。身体健康レベルの項目 など,

1 4

項目で

5%

水準以上の有意な相関がみとめ られた。総得点からみたこの指標の予測妥当性は,か ならずしも高くない。幼児の発達の可変性によるもの とおもわれる。しかし,項目のなかでも変化しやすい ものとしにくいものとがあるところをみれば, ことな る評価者による再評定であったことや,項目の特性上 信頼性に問題がある項目があったこと,などの可能性

も否定できない。

3 .  

この指標の,評定者(保育者)による評価の結 果はつぎのとうりである (表2)。評定の難易度は,

「やや容易

( 3 .4

点)」という程度で,かならずしも評定 が容易であるという印象をあたえていない。「いきい きした子供をとられるのに有効かどうか(活性性把捉 度)」と「子供の日常の生活リズムなどとの関連性(生 活関連度)」については,かなり有効であり関連してい

ると評価された。

4 .  

評価項目の因子的妥当性を検討するため,主 成分分析とVarimax法による因子分折をおこなった

(5)

表2 評定項目ごとの平均,標準偏差,フォローアップとの相関および保育者による評定項目の評価 保 育 者 に よ る 評 定 項 目 の 評 価 男児 女 児 全 体 フ ォ ロ ― 評 定 活 性 性 生 活 (187 (208 (395名) アップに

よる相関 難 易 度 把 捉 度 関 連 度 評定項•

VOl: 

(ごろごろした状態や、室内になんとなくとどまってい るような状態をほとんどみかけない)

V02: 目的的な動きをすることが多い・・・・・

(ぼんやりと人の遊びを見たり、ぶらぶらしたりするこ とが少い)

V03: そと遊びに、さっとでる..........................................

( 自 由 遊 び の 時 間 な ど で 、 体 を 大 き く 動 か す 遊 び を 喜

V04: ある程度の距離を疲れを訴えずに歩きとうす・…………..

(4.5オ 児 で3‑4畑)

VOS: 身のこなしに、はずむような躍動性が認められる•……••

(たとえば、急いで歩くときにふと思わずスキップをし たり、楽しいときにふと鼻唱がでたりするようなこと)

V06: 食欲旺盛である..… …  

(給食でおかわりすることが多い)

V07: 食事のすききらしヽがある...

V08: 顔の1frl......................................................

(顔に赤味があり、つやがある)

V09: カゼなどの病気にかかりにくしヽ.................................

VlO: 薄着でしヽても平気である ・・ ・.......・...

(寒がりでない)

Vll: 朝、すっきりめざめてしヽる.......................................

(あくびをしたり、しっかりめざめていないような様子 は見かけない)

V12: 昼寝の寝つきがよしヽ ・..・

13: 昼寝からの寝おきがよし'...

(起きてから、さっと次の行動に移れる)

V14: 笑顔がよく認められる·……•

(表情が豊かである)

V15: メソメソした不機嫌な状態を見かけなしヽ.....................

V16: 思 い ど う り に な ら な く て 不 機 嫌 に な っ て も 、 そ れ を 早くきりかえることができる

(すねてしまうことは少い)

V17: 言葉による働きかけを自分からしてくることが多い・・・・・・

(あいさつ場面などで自分からする)

V18: 積極的に自分の要求や気持を相手(友逹、先生、他の・・・

親)に、言葉で伝えようとする

19: 他の人からの言語的働きかけに、 さっと応答しようとする

V20: 遊びやグループ活動のなかで、 •··•···•····•··••·••·••·••···•·•·

みんなにわかるような元気のよい声がだせる V21 : 毎日きまっている仕事は、 ••……

自分からさっさとしてしまう

V22: 課題へのさそいに拒諾の反応がさっとできる……......

(したいのかしたくないのか、はっきりしないようなか かわり方が少い)

V23: 課題への集中力や持続力がある.................................

V24: 次の作業(遊びや「仕事」)に、短時間で無理なく自...

然に移行できる

V25: いろいろな課題や遊びに積極的な興味を示す....………••

V26: 友だちの遊びをよく見て、 積極的に参加しようとする

V27: ひとつの遊びに深くかかわり、 .......................... 充分に遊びぬくことができる

(こちらの遊びからあちらの遊びへと短時間で移り歩い たり、参加していても、いつのまにか遊びからはずれ てぼんやりしているというようなことが少い)

V28: 友だちがよく加わってくるような...・ 面臼い遊びを思いつく

V29: 友たちの動きによく対応できる •.. ....................・

(たとえば、困っている友だちなどを気づかう余裕があ ることなど)

TOTAL 

3.31  3.25  3.28  (. 96)  (. 93)  (. 94) 

3.38  3.38  3.38  (. 95)  (. 90)  (. 92) 

3.41  3.43  3.42  (.95)  (.89)  (.92) 

4. 04  4. 00  4. 02  #  (. 93)  (. 87)  (. 90) 

3.20  3.51  3.36  (.85)  (.88)  (.88) 

3.34  3.18  3.25  (. 92)  (. 85)  (. 89) 

3.44  3.44  3.44  (1. 05)  (. 95)  (. 99) 

3.44  3.51  3.48  (.82)  (.76)  (.79) 

3. 32  3. 46  3. 40  #  (1.02)  (.86)  (.94) 

3.49  3.44  3.46  (. 97)  (. 97)  (. 96) 

3.43  3.58  3.51  (. 92)  (. 93)  (. 92) 

3.35  3.39  3.37  ## 

(1.12)  (1. 00)  (1. 06)  3. 20  3. 11  3. 16  #  (1.04)  (.89)  (.97) 

3.50  3.70  3.61  (. 91)  (. 92)  (. 92) 

3.42  3.47  3.44  (.83)  (1.00)  (.92) 

3.26  3.38  3.32  (. 93)  (. 87)  (. 90) 

3.48  3.74  3.61  (. 91)  (. 95)  (. 94) 

3.46  3.73  3.60  (. 97)  (. 97)  (. 98) 

3.52  3.67  3.60  (. 91)  (. 92)  (. 92) 

3.58  3.68  3.63  (. 93)  (. 93)  (. 93) 

3. 34  3. 54  3. 44  (. 84)  (. 87)  (. 86) 

3.44  3.69  3.57  (.93)  (.93)  (.94) 

3.31  3.61  3.47  (. 86)  (. 88)  (. 88) 

3.35  3.69  3.53  (.91)  (.88)  (.91) 

3.47  3.63  3.56  (. 85)  (. 90)  (. 88) 

3.39  3.49  3.44  (. 90)  (. 92)  (. 91) 

3.40  3.55  3.48  (. 92)  (. 92)  (. 92) 

j¥l,0105 0848 3

 

l ' ・

8197 9848 

  9 i 3  

 

0 38 1 2 98 1  

 

3

 

102. 9  104. 1  103. 5 ## 

(18.3)  (19.8)  08.4) 

3 0   4••

4   7 0  

  3 3   3 0  

  3 3   5 8   8 2  

 

.28  3.7  3.7  4.3  7 0   3.. 

3   3 0   3••

4   0 0   3••

3

* *    6 3   1 5  

0 7 7 3 3 0  

••••••

4 4 3 4 4 5   3 3 7 0 7 0  

  4 3 3 4 3 4   7 0 7 7 7 7  

  4 4 2 3 3 3  

 

*

*

 

*

*

 

7 1 7 8 8 6   5 5 5 6 6 4  

 

0 7 0 3 3 0 7 7 3 0 7  

  5 4 4 4 3 4 3 3 3 5 3   3 7 0 3 3 3  

•.•...

︐ 

.. 

4 4 4 3 3 3 4 3 4 4 4   0 0 3 0 7 3 7 0 7 0 7  

•••••••••••

5 5 3 3 2 3 3 4 3 4 2

*   

*

*  

*

 

4 2 4 0 9 8 5 2 5 8 0   3 5 3 1 1 2 5 6 5 3 3  

 

︱︱ 

0 0  

  4 4 4 4 3   0 0 7 0 3  

  4 4 3 4 4   7 3 7 3 3  

  2 3 2 3 3  

* 

 

0 4 1 1 4   0 4 6 2 1  

. 

0 7   3.. 

3   7 0   2.. 

3   7 3   2.. 

3

* * *    4 8   3 6  

.35  3.4  3.7  4.0 

(  )は標準偏差

# 298人(男児 145,女 児 153) ## 166人(男児 84,女 児 82)

<  . 

05 , 

* *  

<  . 

01 , 

* * *  

<  . 

001 

(6)

峰松ほか:幼児行動活性度指標に関する研究 95 

表3 幼 児 行 動 活 性 度 指 標 の 主 成 分 分 析

Fl  F2  F3  F4  F5  h2  対人関係レベル(他に対する即応性・応答性・自己表現な

ど)

V18: 積極的に自分の要求や気持を相手に,……

言葉で伝えようとする

V17: 言葉による働きかけを ・・••…... ・・・・・・・・・・・・••…  目分からしてくることが多い

V19: 他の人からの言語的働きかけに、 ••………•

さっと応答しようとする

V20: 遊びやグループ活動のなかで,みんな·…••

にわかるような元気のよい声がだせる V22: 課題へのさそいに拒諾の反応がさっと・・・・・・

V14: できる笑顔がよく認められる...........................

V28: 友だちがよく加わってくるような•………..

面白い遊びを思いつく

V29: 友だちの動きによく対応できる•…………..

課題遂行レベル(課題に対する積極性・集中性・持続性な ど)

V23: 課題への集中力や持続力がある……••……•

V27: ひとつの遊びに深くかかわり, •……

充分に遊びぬくことができる V24: 次の作業に,短時間で…••………•

無理なく自然に移行できる

V25: いろいろな課題や遊びに積極的な典味•••…

V21: を示す毎日きまってtヽる仕事は, .....................  自分からさっとしてしまう

V26: 友だちの遊びをよく見て, ·………••

積極的に参加しようとする 身体健康レベル(一般的健康徴候)

V07: 食事の好ききらしヽがなしヽ........................

V06: 食欲旺盛である.................................... VOS: 顔の血色がよし、.................................... V09: カゼなどの病気にかかりにくし、…............

VlO: 薄着でしヽても平気である•………•••…••• ・・・・・ 身体活動レベル(身体活動の躍動性・広域性・焦点化など)

VOl: 遊びの活動範囲が広しヽ........................... V02: 目的的な動きをすることが多い•…………••

V03: そと遊びに,さっと出る........................

VOS: 身のこなしに,はずむような躍動性が·…••

認められる

V04: ある程度の距離を疲れを訴えずに歩き・・・・・・

とおす

情動・睡眠レベル(情動の切り換え,睡眠一覚醒のリズム など)

Vll: 朝,すっきりめざめてしヽる.....................

V15: メソメゾした不機嫌な状態を見かけない・・・・

V12: 昼寝の寝つきがよしヽ.............................. V16: 思いどうりにならなくて不機嫌になっ......

ても,それを早くきりかえることがで きる

V13: 昼寝からの寝おきがよしヽ........................

. 808  ‑. 263  ‑. 183  . 049  ‑. 249  . 819  . 783  ‑. 166  ‑. 045  . 028  ‑. 373  . 782  .822‑ ‑.211  ‑.193  ‑.110  ‑.133  .787  . 805  ‑.179  ‑. 181  ‑. 008  ‑. 123  . 727  .835  ‑.232  ‑.022  ‑.059  ‑.035  .756  . 783  ‑. 054  ‑• 059  . 023  ‑. 254  . 685  .641  ‑.292  ‑.206  .211  .140  .603  . 723  ‑. 185  ‑. 012  ‑.120  . 070  . 576 

. 663  ‑. 200  . 255  ‑. 355  . 279  . 7 48  .767  ‑.217  .066  ‑.201  .234  .735  .746  ‑.209  .277  ‑.201  .170  .747  .843  ‑.208  .094  ‑.113  .071  .781  . 634  ‑. 105  . 315  ‑. 17 4  . 337  . 656  . 816  ‑.194  ‑. 032  . 004  .107  . 715 

5 4 3 5 4  

7 9 7 6

6 9 6 4

5 9  

. .

. .

.  

1 1 9 1

6 6 5 4

4 7  

0 0 0 0  

. .

. .

.  

︳ 一

8 8 0 1

7 7 9 1

1 5  

3 3  00  1 

•••••

︱ ︱

︱ ︱

 

9 1 3 3 2   0 6 8 4 6   1 2  00 0  

. .

. .

.  

︱ ︱

︱ ︱

︱  

7 4 5 4 6   0 9 6 8 6   6 5 4 4 4  

. .

. .

.  

5 1 4 4 9 4 6 7 8 6 3 0 5 9 8  

. .

. .

.  

0 5 4 6 8   4 2 6 7 , 3   2 2 1 1 0  

•••••

︱ ︱

l

︳ 

4 5 2 0 1   0 1 7 0 2   1 0 0 1 1  

•••••

︱︱ 

8 7

9 5

3 3

3 8

8 8

 

6 7 7 7 5  

. .

. .

 

.461  . 206  . 231  . 151  . 245  . 256  .106  ‑.137  .175  ‑.043 

.795  . 759  . 694  . 615  . 395 

.688  .296  .313  .077  ‑.029  .665  .689  .069  .314  ‑.077  ‑.396  .741  .235  .199  .573  .503  .001  .676  .593  .038  .394  .001  ‑.330  .618 

. 569  . 242  . 236  . 300  . 180  . 560 

(7)

4 幼 児 行 動 活 性 度 指 標 の 因 子 分 析 (5因子解)

Fl  F2  F3  F4  F5  h2  対 人 関 係 レ ベ ル ( 他 に 対 す る 即 応 性 ・ 応 答 性 ・ 自 己 表 現 な

V18: 積極的に自分の要求や気持を相手に,... 828  .254  .131  .250  .116  .843  言葉で伝えようとする

V17: 言 葉 に よ る 働 き か け を ....... • ..  ..  . ..  ..  . ..  . ..  . • • 768  . 228  .169  .132  . 267  . 759  目分からしてくることが多い

V19: 他の人からの言語的働きかけに、 •……….. 730  . 378  . 239  . 229  . 045  . 787  さっと応答しようとする

V20: 遊びやグループ活動のなかで,みんな... .682  .340  .223  .272  .094  . 713  にわかるような元気のよい声がだせる

V22: 課題へのさそいに拒諾の反応がさっと.◆ ....  626  .487  .166  .242.  .171  .745  V14: できる笑顔がよく認められる... 621  .264  .246  .216  .282  .642  V28: 友だちがよく加わってくるような... .471  . 322  . 031  .419  . 038  . 504 

面白い遊びを思いつく

V29: 友 だ ち の 動 き に よ く 対 応 で き る ...  ... • .. .. •.. .464  . 467  .183  . 230  .122  . 535  課 題 遂 行 レ ベ ル ( 課 題 に 対 す る 積 極 性 ・ 集 中 性 ・ 持 続 性 な

V23: 課題への集中力や持続力がある••••………••

V27: ひとつの遊びに深くかかわり, ••••…...

充 分 に 遊 び ぬ く こ と が で き る V24: 次の作業に,短時間で·…………••

無 理 な く 自 然 に 移 行 で き る

V25: いろいろな課題や遊びに積極的な典味・・・・・・

V21: 毎日きまってしヽる仕事は,を示す   自分からさっとしてしまう

V26: 友だちの遊びをよく見て, ·…•

積 極 的 に 参 加 し よ う と す る 身体健康レベル(一般的健康徴候)

V07: 食事の好ききらしヽがなしヽ........................

V06:  VOS: 顔 の 血 色 が よ い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  V09: カゼなどの病気にかかりにくしヽ...............

VlO: 薄着でしヽても平気である ・・・・・・・・・・・・・・・•…...

身体活動レベル(身体活動の躍動性・広域性・焦点化など)

VOl: 遊びの活動範囲が広しヽ...........................

V02: 目的的な動きをすることが多い•………•••••

V03: そと遊びに,さっと出る........................

V05: 身のこなしに,はずむような躍動性が......

認められる

V04: ある程度の距離を疲れを訴えずに歩き•…••

とおす

情 動 ・ 睡 眠 レ ベ ル ( 情 動 の 切 り 換 え , 睡 眠 一 覚 醒 の リ ズ ム など)

Vll : , すっきりめざめてしヽる ・ V15: メソメソした不機嫌な状態を見かけない…•

.243  .751  .167  .079  .133  .675  . 360  . 694  . 178  . 266  . 101  . 724  .356  .687  .125  .123  .275  . 705  .517  .611  .1.80  .227  .217  .772  . 502  .213  .578  .140  .159  .278  .502  .501  .511  .167  .357  .167  .695 

80 21 56 44 99  

11110 

. .

. .

.  

59996  10948  11221 

. .

. .

.  

2 8 7 7 3  

08 00 30 33 36  

. .

. .

.  

99264 

01 16 21 18 33  

•••••

58 17 19 81 80  

88654 

•••••

9 3 9 9 5  

19 24 25 19 24  

..... 

1 1 4 3

0 6 3 0

9 2 6 4

2 0 6  

6 0 1 4 2  

29 43 29 55 30  

..... 

781  256 

.621  .170  .609  . 215  .329  .180  .284  .258 

8 3 6 8 8   8 2 3 6 1   7 7 6 5 5  

. .

. .

.  

5 1 4 7 1   1 5 6 5 4   8 7 6 5 3  

..... 

.256  .284  .366  .165  .559  .619  .4'62  .289  .. 246  ‑.012  .513  .621  V12: 昼寝の寝つきがよしヽ.............................. .017 ・ .055  .009  .115 .  . 494  .260  V16: 思しヽどうりにならなくて不機嫌になっ......  340  . 282・  .155  ・ . 040  . 483  . 454 

て も , そ れ を 早 く き り か え る こ と が で きる

V13: 昼寝からの寝おきがよしヽ... • • .. • ..  . ..  . • • 181  . 190  ・. 233・  . 297・  . 459  . 422 

(8)

峰松ほか:幼児行動活性度指標に関する研究 97 

(表3, 4)。これらの表は, Varimax法による因子分 ルの項目(項目番号7,6,8,9,10)がそれである。ほかに 析 の 結 果 に も と ず い て , 下 位 尺 度 が あ ら た に 命 名 さ 情動・睡眠レベルの項目にもそのような傾向がすこし れ,それにもとずいて項目のならべかえがおこなわれ みとめられる。身体次元のものは,ここでいう行動活 たものでしめしている。主成分分析によると,項目番 性度のなかでは特別な意味もつものかもしれない。

号12の「昼寝の寝つきがよい」をのぞいて,第1主 成 Varimax法による因子分析では,

5

因子解で妥当

分に負荷がたかい。このことは,この評定尺度が一義 な解釈がえられた。方法の

1

でのべた下位尺度のわけ 的にあるひとつのことがらをはかっている,と推定し かたと,ほぼ同じ結果であった。ただ,身体健康レベ てよいことをしめしている。筆者らが測定しようとし ルにいれられていた睡眠関連の項目 (No.11,  12,  13)  た,行動活性度がはかられているとみなすことができ は,情動・睡眠レベルの項目としてまとめられた。ま る。ただ,第1主成分だけでなく,第2主成分以下に た,言語レベルとしてみなされた項目 (No.17,18,  19,  負荷がたかいものが一部の項目にある。身体健康レベ 20)は,対人関係と遊びレベルの項目の一部(No.28, 

表5 二 者 評 定 に よ る 相 関 , 平 均 , 標 準 偏 差

C保育園4オ児クラス (24

項目番号 相関 評定者 A 評定者 B 有得点意の水差準の 01  . 76 

* * *  

2. 5 (0. 72)  2. 8 (1. 27) 

02  .57 

* *  

3.4  (0.88)  3. 8 (1. 15) 

03  . 75 

* * *  

3. 8 (1. 02)  3. 2 (1.14)  * 

04  . 77 

* * *  

4.0  (0.95)  5.0  (0.00)  *** 

05  .52 

* *  

3.6  (0.97)  3.9  (0.88) 

06  .63 

* * *  

3. 3 (1.09)  3. 5 (1.14) 

07  . 68 

* * *  

3. 5 (1.14)  3.8  (1.11) 

08  . 30  4. 1 (0. 88)  3.6  (0.77)  *  09  .60 

* *  

3.8 (0.90)  3.1  (0.93)  * 

10  .60 

* *  

3.7  (0.70)  3.1  (1. 21)  * 

11  .49 

* *  

4.0  (0.62)  3. 9 (1. 14) 

12  .47 

* *  

3.1  (0.45)  3. 0 (1. 46) 

13  . 76 

* * *  

3. 4 (0. 97)  2. 9 (1. 35) 

14  .43 

4.3  (0.62)  4. 3 (0. 92)  15  . 37 

3.5  (0.88)  3. 7 (1. 05)  16  .42 

2. (0. 99)  3.5  (0.98)  * 

17  . 55 

* *  

3.6  (0.65)  4. 2 (0. 92)  * 

18  .48 

* *  

3.9  (0.74)  4.1  (1.14) 

19  .55 

* *  

4.3  (0.82)  4. 3 (1.12) 

20  .53 

* *  

4.1  (0.83)  4.1  (1.15) 

21  .55 

* *  

3. 7 (0. 76)  3.5  (0.83) 

22  .40 

3. 9 (1. 03)  3.9  (1.12) 

23  .46 

3. 9 (0. 65)  3.8  (0.96) 

24  . 57 

* *  

4.2  (0.87)  4.2  (0.98) 

25  .46 

4.1  (0.80)  3. 9 (1.12) 

26  .58 

* *  

4.1  (0.97)  3. 7 (1. 43) 

27  .59 

* *  

4.1  (0.88)  4. 1 (1.15) 

28  .44 

2. 3 (0. 56)  3. 5 (1.18) 

* * *  

29  . 73 

* * *  

3.6  (0.92)  3. 8 (1.13) 

Total  . 73 

* * *  

106. 6(17. 56)  108. 2(19.80) 

(  )は標準偏差

< .  

05, 

* *  

<  . 

01, 

* * *  

< .  

001 

参照

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