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学生と図書館
(Good memories of your school days)
皆さん、昔話の『桃太郎』とはどんな内容か 知っていますか?私が子供の頃に読んだ『桃太 郎』の内容はこのようなものでした。
《昔々、川で洗濯していた婆が、流れてきた 桃を拾って家に持ち帰り、爺と食べようとする と、桃の中から男の子が出てきました。爺と婆 はその子を桃太郎と名付け、大事に育てました。
男の子は成長し力の強い若者になると、鬼ヶ島 へ宝を取りに行くことにしました。桃太郎は爺 婆にキビ団子を作ってもらい、鬼退治に出かけ、
道中出会った犬、猿、雉にそれぞれキビ団子を 分け与えて仲間にしました。そして、彼らの協 力を得て鬼を退治し、宝を持って爺と婆のもと へ帰りました。》
世間一般に知られている内容はこうだと思いま す。ちりめん本に書かれている内容も同じです。
しかし、最近の桃太郎は少しばかり違った内 容となっているようなのです。面白いことに、
最近の絵本や子供向けの書籍では「鬼退治」が 暴力的な話として、「話合いで解決した」などと 平和的な解決法へと改変されているようなので す。皆さん、この昔話の改変についてどう思い ますか?私の考えとしては、結末やストーリー
自体を大きく変えてしまっている点に大きな疑 問を抱きます。桃太郎だけではなく、他の有名 な昔話も同様に大きな改変が為されているので す。こうしたストーリーを変えてまで昔話を読 み聞かせる必要はあるのでしょうか?悪者を退 治するという結末が、「謝って許してもらう、話 し合いで解決する」などという結末へ変わるこ とは、「罪を犯せば罰せられる、悪いことをすれ ばバチが当たる」といったシンプルな教えすら 変わりかねません。良くも悪くも、昔話の暴力 的な部分は、幼い子供たちの教訓として心に残 ると思うのです。
私自身も親から様々な昔話を聞き、そこから 様々な教訓を学んで真っ当に成長してきました。
昔から伝わっている話を改変して子供に伝える のは、昔話の意味がないと思うのです。暴力的 で少し恐ろしい内容ではあるが、それゆえに子 供を律することのできる昔話。一方で子供に配 慮してマイルドな内容であり、大団円を迎える 昔話。もしもあなたが親として子供に伝えると したら、どちらの昔話を伝えますか?
ひらた きすみ(イタリア語学科3年次生)
わたしの好きな昔話(32)
平田貴澄
ちりめん本 昔と今の物語の違い