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わたしの好きな昔話( 10 )

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Academic year: 2021

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学生と図書館

わたしの好きな昔話( 10 )

(ちりめん本)

天命 美菜子

 幼い頃よく布団に入る前に絵本を読んでも らったことを懐かしむ方も多いのではないで しょうか。私がまだ幼い頃はただ物語の内容に ドキドキして、次はどうなるのだろうと子供な がらにわくわく想像を膨らましているだけでし た。しかしそれが成長するにつれて、それぞれ の昔話には何らかの私たちへのメッセージが込 められていたのだと気付くようになりました。

 そして今回私がみなさんに紹介する本は『ち んちん小袴』という本です。その内容はこういっ たものです。

 <怠け者の娘が嫁に行き、戦で留守がちの夫 がいない或る夜に物音で目覚めると、裃かみしもを着て まげ

を結い、刀を差した何百人という小人が「ち んちん小袴、夜も更け候。お静まれ姫君、やあ とんとん。」と彼女を小馬鹿にしながら歌い踊っ ていた。それから連夜小人たちは現れ、妻は病 気になった。戻った夫が話を聞いて夜中に見張 り、畳から現れた小人に斬りかかると、小人た ちは爪つまように変身し畳の上に散らばった。妻は 怠け癖から使った爪楊枝を捨てず、畳の縁に差

し込んでいたのである。夫が妻を叱り、爪楊枝 を家人に焼かせると、その後、小人が現れるこ とはなかった。>

(京都外国語大学図書館ホームページより)

 みなさんは毎日一つでも目標をたてて、精一 杯日々を過ごしていますか?この昔話が伝えよ うとしていたことは、この物語の主人公の様を 反面教師として一日一日を惜しんで短い人生を 過ごしなさいということだと思います。現代の 人々は日々をただ闇雲に過ごしていることが多 いような気がします。そんなことを何百年も前 の人は既に見透かしていたのかもしれません。

私はこの 4 年間で様々なことを経験し、その度 に人生には限りがあるのだと感じることがよく ありました。そのため、今は充実した生活をす ごせるよう、日々目標をたてています。みなさ んも夏休みが終わり心機一転、何か新しい行動 を起こしてみてはいかがですか?

       てんみょう みなこ(スペイン語学科 4 年次生)

参照

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