III種PCとして設計したS. L. Form合成床版の
疲労に関する研究
く昭和57年5月3領 原稿受付)
開発土木工学科出光 隆
長崎大学・工学部構造工学科松田 浩
開発土木工学科(大学院)竹田宣典
Fatigue of the C◎mposite Slab designed as Type III PC Member with Stagingless Live F◎rms
by Takashi IDEMITSU Hiroshi MATSUDA N◎buhumi TAKEDA
Abstract
Forrn works◎f conαete slab c雛be de賊ed by usmg PC由紘s as e齢edded f◎rms. In add江沁n, the planks act as a I)a就◎f the s畑b secti()n. Thξ…auth()rs caU theρlanks Stagmgl奪ss Live Forms. lf b◎th PC planks and cas恒n place c◎nc蹴e c◎mb証wel㍉this composite slab can be衙滋¢d as PC membαrathα傲h餓RC. Th翻就h◎rs have carTied◇ut series o珪at顧磁ests w浪several堺es◎f com旬site be証s a磁slabs w短ch were made und館varl㈱e◎nditi◎ns.
The res逮s a総as f◎110ws;
1.The bond between PC pbnks and cast一輌n予lace coneぎe捷輌§s誕isfac缶ry, lust by making tr孤sverse ditche$o飢he top suオfac日f PCρlaぱs.
2.The prestress◎f PC p董anks irl c◎mρ◎site s畑bs acts against crack propagation e茸ec.
tively.
3. Designing the comp◎site$lab as tyρe III PC is the most suitable meth《)d.
4.The composite slabs behave structurally like a In皿01ithic slab, though the butt−jo加 sections remaill between PC planks,
との打継自の付着は十分であり,一体の床版として十分 1・まえがき 挙動することが明ら痴こなった。
近年講恥プ時ヤ川プ以ト以ロンクリー しかしながら・こ縫での餓床捗設計では・プレ 遣撲麹縦し聴肌,床版紅囎力化,舗 が以力は編心圧縮力を輔せず・戦るR掴
化さらには作業の安全性を図る施工法(S.L. F◎rm工 材として取り扱ってきたため・極めて安全側すぎる結果 法)が実用化されている。この工法では,PC板埋設型枠 が得られた。そこで筆嚇らは,この合成床版を使用状態 は単なる型枠にとどまらず,現場打ちコンクリート硬化 でのひびわれを許容するIII種PC部材として設計するこ 後には,断面の一部として働くことが期待できる。 とを考え,実際にはりおよび版供試体を作製し実験的研 筆者らは数年来,活荷重が作用する道路橋床版を想定 究を実施した。
して,PC埋設型枠合成床版の力学的特性を実験的に検 後者の実験は,特にPC板間のB就tづ田泣の切れ目が 討してきたぎその結果,PC板と現場打ちコンクリート 版全体に及ぼす影響に注目して行った。
2
の効果をより期待して両端はり出しで合成したものであ 2.実験供試体
る。なおコンクリートの設計基準強度はPC板が500 2.1.PC板 kg/cm2で,現場打ち部が240 kg/cm2である。
実験に用いたPC板は,工場のPCベンチでスライ
ディングフォームを用いて連続して製造され・所定の長 表一1 はり供試体の種類 さに切断される。通常の鉄筋コンクリートとみなして設
計した場合は,φ10mmの異形PC鋼棒(SBPD 130/
145)を1m幅当り8本用いて60 kg/cm2の等布プレス トレスを,m種PCとして設計した場合は1m幅当り5 本用いて37.3kg/cm2の等分プレストレスをそれぞれ 導入している。
2.2. はり供試体
合成はりの断面形状・寸法を図一1に示す。Aは二等
橋RC床版として, BはIII種PC床版(鋼材の許容増加応 2.3.版供試体
力度:△σP=1000kg/cm2)として,それぞれ設計したも 床版は二等橋床版を想定し,スパン2m,幅1.8m,版 のである。はり供試体の種類を表一1に示す。III種PC部 厚17cmの一方向版として設計・製作した。図一2にRC 材として設計したBについては,合成方法を変えて供試 とみなして設計した合成床版(R・PC), RC床版(RC)
体を作製した。B−a は異形PC鋼棒とPC鋼より線と ならびにIII種PC(PC III)として設計した合成床版2)・)の の付着性状の違いを調べる目的で,異形PC鋼棒の代わ 3種類の供試体の断面形状・寸法を示す。
りにPC鋼より線(SWPR7A・9・3mm)を用いたもの PC合成床版は, PC板間のButt−jointの影響を調べる であり,B−bは合成部材ではなく通常のPCはりとして 目的で40〜60 cmのPC板を用いて構成した。合成床版 製作したものである。またB−cは下縁のプレストレス はまず試験機に4枚のPC板を並べ,その上に現場打ち コンクリートを打設して合成床版を作製し,一ヵ月養生 SD O 後に疲労試験を開始した。
また,III種PCとして設計した合成床版では現場打ち 部の補強鉄筋を断面中央に配置している。これは,
Butt−jointから生じるひびわれは主としてせん断応力 によるものであり,その補強には中央に鉄筋を配置して そのホゾ作用を期待するのが得策と考えたためである。
SBPD 130!145−¢10
A:RCとして設計した合成はり RCとして ¢Φ30φ100加o 設計した
合成床版
600
● o o
@ O 88 (RC) 」ドー一一一一一 SBPDB⊂ソ145−010 設計した
合成床版 B:III種PCとして設計した合成はり (PC III)
SD30φ10◎200
一一一一一ひ_一一一一一一一一一一一一
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トー1000
@SD30φ10◎200
L竺・α・・
是 1000 rD30φ13◎200
一 _ _ _ 一一 一 一 一 一 一一 一 一 一 一 一
1000
¢ ヨ)30φ100〜00
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,∬〕φ旧◎お0
g 400 500
@ 30β13◎160 1
・ SD30φBO80
v__蜘
図一1 はり供試体の種類 図一2 各種版供試体の形状・寸法
3.試験方法 ダずみ・ひびわれの伸び 幅および酬床版齢のButt
3◎撤の開きなどを静的載荷によって測定した。
3.1. はり供試体 8t−2奪§万揮繰り返し載荷後,さらに荷重を姪tに上 載荷方法は図一3に示すようにスパン2mの3等分点 げ同様な試験を行った。 なお,下限荷重は8t載荷で
2点載荷とした。疲労試験では適当な回数ごとに試験機 0.5t,12 t載荷でL◎tとし繰り返し速度は1〜2Hz を止め,上限荷重まで静的に載荷し各荷重段階で圧縮側 とした。また支点上は供試体が浮き上がらないように溝 コンクリートのひずみ分布,たわみおよびひびわれの伸 形鋼で押えた。
び・幅などを測定した。静的破壊試験も同様な方法で
行った。
4.実験結果および考察 4,1. はり供試体 . 4,1.1.静的試験結果
{ 表一2にはり供試体の静的試験結果を示す。同表では AおよびBシリーズの供試体の幅が49.5,6§cmと異な るため1m幅に換算した値を示した。
図一3 供試体の形状・寸法および載荷状態 同表によると,ひびわれ発生モーメントはB−a,B −c供試体各々3.33,4.24t・m/mでB−c供試体の方が 大きい。したがって合成する際には,両端張り出しの方 3.2.版供試体 がひびわれに関しては有利になる。
荷重載荷は実際の状態をシュミレートして図づに示 すように9点の移動載荷方式で行った。載荷荷重はT
.20の後輪荷重に相当する8tonとし,2◎cm×2◎cmの 表一2 静的試験結果 載荷板を介して載荷した。1万翻載荷することに順次移
動させて合計2◎◎万回に達するまで繰り返し載荷試験を 行った.9点の1サイクルが終了した時点で参たわみ亨
←千
=oご
150 667 333 2
200《}
800 篇00
き 200 ↓ 1
調申[印 (単位:嶽/m)
の ロ ぼ
向申申 慧鷲簾‡篇㌫㌶歴:㍑
き き べ
蓑 幽 i る。Bシリーズの場合のPC板には図一1に示したように
回回回 pc齢のみで異嚇拠・てな嚇ひび拠
ロ ロ
; ; 1 状幽一5洞一荷動ベル(P=2Wm)でのひびわれ
1
性状,AではP=1雛,BではP=12 tの時である。)
400500 5004 に示すよう賭干劣っている・しかしながらB−a・B
1 (mm) ひa の脇 ・はそれぞれ3・6・3・8とAの7・0}こ比べてか
なり低減しており,限界状態設計法の終局安全度の面か 図一4 載荷試験方法 ら検討しても適当な値になっている。
A a a B b c 設計モ〜メント』4D 2ぼ2 2.12 2ほ2 2.12 乞12 ひびわ粧一メントMc。 5.◎2 3.33 3.35 3.89 4.24
脇/1偽 2.4 1.6 1.6 1.$ 2.0 破壊モーメントルfμ 14.75 7.67 8.81 9.03 8.15 破壊モーメント鯉論欄 13.47 5.31 5.21 5.64 5.31
凪/輪 7.0 3.6 4.2 4.3 3.8
4
これらの結果は,B−aおよびB−a に使用した鋼材
1 (B.a:異形PC輪B.a :PC鋼より線)のコンク
リートとの付着機構が異なることに起因するものと考え A−1 P=20t/m られる。すなわち, B−aシリーズでは異形pc鋼棒とコ 1 ンクリートとの付着力が大きくないため,鋼棒がすべり 込むことにより引張応力は平均化されるが,B−a シ
B−Q−11P=⑳レm リーズではPC鋤り線とコンクリートとの付着が良好
なため,局部的な応力集中が生じやすく,鋼材の疲労は 図一5 合成ばりのひびわれ性状(P=20ε/例の時) その部分を起点として進行する可能性が大きい。しかし ながら,m種PCの設計では,鋼材量は疲労強度よりひび 4・1・2・疲労試験結果 われ幅で決まってくることが多い。そのため活荷重の影 図一6は繰り返し載荷試験結果をS−N曲線で表わし 響が大きい場合は,付着疲労特性が不安定な異形PC鋼
たものである。合成はりの200万回疲労限はAシリーズ 棒より,PC鋼より線の方が適当と考えられる。
が8t・m/m, B−a,B−a シリーズが各々5.0,4.3t・m/
mであり・それぞれの設計モーメントの3・8・2・4・2・0倍 表_3 付着応力度 である。この結果より疲労の面からも合成はりを単なる
RC部材として設計することは安全側すぎ, III種PCと して設計する方が望ましいと考えられる。
1
A−1 P=20t/m b
B−Qヨ lP=20レm
供試体種類
t着応力 A a B a
設計モーメントでの付着応力度 6.1 18 18
疲労限での付着応力度 23 42 36
tmm
」L IO
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聰5
\口
一+一 ロ\ロ
\、 \ロ
、三}:『こ≒ぺ i
l 〜 』三一一一一
口
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●
B−aA
B−a
(Kg/cm2)
4.1.4.鋼材の応力増加量の変化
図一7は曲げモーメントと鋼材応力の増加量との関係 を示したものである。鋼材応力は圧縮側コンクリートの 1 占 「碇 ひずみ分布から推定した鋼材ひずみを用いて算定した。
1 0→↑PC鋼材すべり込み 一__.
@L.一_ 一 ここで鋼材応力の増加量とは,PC鋼材図心位置のコン 設計モーメント2 12tm/m クリート応力度が0となる状態を基準にとった値で,理
耐 繊回薮ぴ(回)1ぽ 論値はコンクリートの引張応力を輔して求めたもので ある6
図一6 疲労試験結果
同図によると,プレストレスの範囲内(鋼材応力の増 4.1.3.鋼材の付着性状 加量0以下)では,鋼材応力の増加は小さく,それを越 静的破壊強度はB−a,B−a 各々7.67,8.81 t・m/m えると急増していることがわかる。静的試験の結果は理 でB−a の方がB−aよりも大きいにもかかわらず200万 論値と合っていないが,その原因はまだ引張側コンク 回疲労強度はB−a,B−a 各々5.0,4.3t・m/mとB−a リートが外力に抵抗するためである。しかしながら, B の方がB−aより小さい値を示した。また表一3は,各載 一aとB−bとの実験値が極めて良く合っていることか 荷状態での付着応力度を示したものである。A, Bシリー ら,実用上合成はりは一体のPCとして設計しても差支 ズともに,設計荷重での付着応力度は各々6.1,18kg/ えないものと考えられる。
cm2と許容付着応力度(20 kg/cm2)以下であるが, B−a 付着特性の優れたPC鋼より線を用いたB−a では,
シリーズの供試体には200万回疲労限程度の荷重(付着 鋼材応力の増加量が1000kg/cm2以下で実験値と理論 応力度42kg/cm2)で付着疲労破壊を生じたものがあっ 値がほぼ一致している。したがって≡異形PC鋼棒を用い た。一方,B−a〆シリーズの供試体は疲労限近くでは,鋼 たB−aの場合も付着が十分な範囲では理論値に合って 材の疲労破断で破壊した。 くるものと推測される。
また曲げモーメントが大きくなると理論値からはずれ なお,鋼材応力の増加量の許容値を1000kg/cm2とし てくる傾向にある。これは曲げモーメントが大きくなる て設計したにもかかわらず,上記のように余裕ある設計 と,コンクリートの上縁側のひずみ分布が三角形分布に となったのは,設計の際の所要の鋼材量が終局状態の安 ならないにもかかわらず,鋼材応力をコンクジートの上 全度で決まってしまうからである。
縁側のひずみ分布から推定したためである。 4.2.版供試体
PC埋設型枠合成床版はIII種PCとして設計すべきこ
(t%
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ぺ 毒
顯〜
とが明らかになったので,III種PCとして設計した合成 床版について,繰り返し載荷試験を行った。
4.2.1. たわみ性状
図一9に繰り返し回数と中央点のたわみの関係を示 す。ここで,弾性たわみと残留たわみをたし合わせたの が全たわみ量である。同図より,PC板を用いた合成床 版はRC床版に比べてはるかにたわみは小さい。特に残 ぷ゜ αぬ 蜘 蜘 仙 {噺) 留たわみは,8ト2◎◎万回疲労後でも1mm以下でRC 図一7鋼材増加応力度 床版の残留たわみの5分の1程度であった。
また,澱種PCとして設計した合成床版はRCとみな 4.1、5.ひびわれ性状 して設計した合成床版に比べて,残留たわみはやや大き 図一8は鋼材応力の増加量と最大ひびわれ幅の関係を いものの,12仁20◎万回疲労後においても弾性たわみは 示したものである。図中の直線および破線は,それぞれ ほとんど変化していない。したがって,床版の剛性の低 B−a,B−a について最も大きなひびわれ幅の点を結ん 下はほとんどなかったものと考えられる。
だものである。同図より,いま許容ひびわれ幅を0.1mm 3種類の供試体すなわちIII種PC合成床版, R Cとみ として鋼材応力の増加量を求めてみると,B−a, B−a なして設計した合成床版およびRC床版の静的載荷試験 の供試体に用いた異形PC鋼棒, PC鋼より線に対して, 結果(/V=1)を図一10に,8t−∫V=200万,12t−】V=
それぞれ2◎0および500kg/cm2が得られる。図一7の理 200万回の繰り返し載荷終了後の静的載荷試験によるた 論曲線からそれらの値に対する抵抗モーメントを求める わみ曲線を図ヨ1,図づ2にそれぞれ示す。それらの図に
と,それぞれ2.妊,2.75t・rn/mとなり,設計モーメント はスパン方向およびスパン蓮角方向のたわみを示してい
(2.12t・m/m)以上で,0.1mmのひびわれを許容する る。
というIII種PC部材の設計条件は十分に満足されてい 8t−200万口疲労試験終了後では, III種PC合成床版 る。 のたわみの2分の1程度であり,RCとみなして設計し たPC合成床版と同程度のたわみとなった。この傾向は
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齢o◎2 畷 o白
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°° |000 2°°° 3°°Q 40°°内品) すぎて不経済ということが明らかになったにもかかわら
鰯励増鳩 ず瀬鰯体の実雛果で}ま礪pcとして謝し場
図一8 鋼材応力増加量とひびわれ幅の蘭係 合の方がRCとみなして設計した場合よりも安全側の実 静的載荷試験(図一10)において,III種PC合成床版のた わみはRC床版の3分の1程度であり,プレストレスの 効果が十分に現われていることがわかる。
ところで,図づ◎〜図弓2において手斑種PC合成床版 のたわみがRCとみなして設計した合成床版のたわみよ り小さくなっている。図づ2の12t刀◎◎万回疲労試験終 了後においては特にその傾向が大きい。これらの結果は はり供試体の実験結果と一見矛盾する。すなわち,はり 供試体の実験結果ではRCとして設計することは安全側
6
験値を示した。これは,III種PCとして設計した合成床版 図一13は中央点のたわみを1どした場合のスパン直角 の場合において現場打ちコンクリートの圧縮強度が236 方向のたわみの比率を示したものである。m種PCとし kg/cm・,弾1生係数が24.5×104kg/cm2と,RCとみなし て設計した合成床版は, RC床版およびRCとみなして て設計した合成床版の場合の現場打ちコンクリートの 設計した合成床版に比べ,疲労試験後においても端部の 220kg/cm2および弾性係数20.2×104kg/cm2より大き たわみ比が大きい。このことは,スパン直角方向の荷重 いことなどが考えられるが,最も大きな要因は、図一2に の横分配能が優れていることを示すものであり,現場打 示すように,スパン直角方向の鉄筋をホゾ作用の有効性 ち部の鉄筋を中央部に配置することの有効性がうかがえ をより期待して,現場打ちコンクリートの中層に配置し る。
たためと考えられる。
(mm)
性弾4
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〜 t ト12t m)
@5
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一RCとみなした合成床版 一一 /〆 _!一/
RC床版 /一 一罐PC合成床版
@ 」 ・一・=頃 ,∨ ・.一
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㎡ 繰返し回数 全窮ω担
1 2 3 み 4
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・一ノ
図一9 繰り返し回数とたわみの関係
0盲 る旨10 尖20
30 0
O pc田
● R・PC
△ RC
(スパン方向)
O PCIH ハヨ 30 △ R(∴
(スパン直角方向)
図一11 8f−200万回疲労試験終了後のたわみ曲線
盲「『「一一「一「一]
ξ1°〔:「一rゴ
£・・ 、一一一一}一.一一…
0
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5,
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5
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ロ 已 o
る 。Pc。
⇔2・0 1 .、,一 ・ _● R・pc
30 △ RC l l (スパン直角方向) 、 1
(スパン直角方向)
図一10静的載荷時のたわみ曲線(P=8τ) 図一12 12f−200万回疲労試験終了後のたわみ曲線
● PcmR・pC
△ RC
o Pcm
● R・pc
△ Rc 一一一.「
@ 1
「・一一・一一 一一一
で…−L 1 ト 一一
一
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(スパン方向)
06
◎.7
鵠 (>8、一
卍 0、9
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0.6
◎.?
まσ8
菱09
1.0
計算値と実測値は極めてよく一致している。したがって,
B壌t⊃ointは剛性にほとんど影響を与えていないもの と考えられる。また実供試体が異方性の版であるにもか かわらず,一体とした等方性版として設計しても差支え ないことがわかる。
また,III種PCとして設計した合成床版の底部の Butt−jointの開きは,8t−200万回繰り返し載荷後で0 05mm,12仁200万回繰り返し載荷後で0.1mmであ
(a)8t,1V=1 , り,底面の最大ひびわれ幅と大差ないものであった。
以上の結果から,HI種PCとして設計したPC埋設型 枠合成床版は,PC板間にB磁トloi批の切れ目があるに もかかわらず,一体の床版として挙動していることが明 らかになった。
(b) 8t, ノV= 2 ×106
「
{一 1
0.5
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ξ品「こF『嘩自
袴日 ・ヒ班栗当
嶋 』・・、.一 ,ア/〆
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一実離・・ゾプ籏ヲ
…… v算値 …
〜 l・・ .詩陥毒声
図一縛 FEM解析した理論たわみと実測値
{c)12t, N=2×1ぴ (中央点載荷)
4.2.3. ひびわれ性状
12t−200万回繰り返し載荷試験終了後の底面のひび われ状況を図一15に示す。版底面のひびわれは,田種PC 図一臼 各種版供試体のスパン直角方向たわみ比 合成床版,RCとみなして設計した合成床版, RC床版の (中央点のたわみを1とする) 順に多くなっており,合成床版の場合プレストレスが働 いているため,除荷後,ひびわれは目視できないくらい に閉じた。
4・2・2・Butt−jointの影響 また, RC床版およびRCとみなして設計した合成床 合成床版底面のButt−jointの影響を調べる目的で,中 版は図一15に示すように版上面に貫通ひびわれが生じ 央点のたわみの実測値と・等方性版としてFEM解析し た。しかしながら,III種PCとして設計した合成床版の場 た中央点の理論たわみとを一致させた場合のスパン直角 合には,12t−200万回疲労試験後においても貫通ひびわ 方向のたわみ曲線を図一14に示す。同図より8t−200万 れは全く生じなかった。この原因も,スパン直角方向の 回繰り返し載荷後も,疲労前の静的載荷の場合と同様に, 鉄筋のホゾ作用にあると考えられる。
▲ RC
● R・PC
○ PC III
・1
8 {]
/ 一
】一鼈 一 一一一
〔 一 〆 一
一
ン」 一 、
〜
一 、 、 、=一一
一_
一 一 ノ
/{
(a)III種PCとして設計した (b)RCとして設計した (c)RC床版 合成床版 (PCIII) 合成床版(R・PC) (RC)
図一15 各種床版下面のひびわれ状況
(6)スパン直角方向の鉄筋は上下2段に配置するより 5.結 論
も,より完全なホゾ作用を期待して現場打ちコンクリー 本実験で得られた結果をまとめると下記のようにな トの中層に配置する方が有利になるばかりでなく,床版
る。 上面への貫通ひびわれの防止にも有効である。
(1)合成床版は両端張り出して合成した方がひびわれ
発生に関して有利になる。 終りに,本実験に対して,御援助,御助言を賜わった (2)異形PC鋼棒の付着特性は, PC鋼より線と比べ ㈱富士PSコンクリート村上忠彦氏,福岡大学江本幸雄
て若干劣るため,活荷重の影響が大きい場合はPC鋼よ 氏ならびに開発土木工学教室コンクリート研究室の諸氏 り線を用いる方が望ましい。 に深謝の意を表する。
(3)PC埋設型枠合成床版をRCとみなして設計する
と鋼材量が多く安全側すぎて不経済となる。III種PCと 参考文献
みなして設計すべきであろう。 1)渡辺明・出光隆・江本幸雄:繰り返し荷重を受けるPC板埋設型枠
(4)PC埋設型枠合成床版はRC床版1・比べて,ひび :::三謡版の挙動に関する耽コンクリートエ学噸演 われ,たわみ性状が極めて優れている。 2)土木学会:昭和53年麟掟プレストレスト標準示方書
(5)合成床版の底部にはPC板間のButt−jointの切 3)土木学会:プレストレストコンクリート標準示方書解説資料・コ
れ目が残る・しかしながらそれらの影響1ま小さく・切れ、r繊711㌫鷲。ト。ンクリート,。ンクリート
目のない一体の版と考えて差支えない。 ジャ_ナルVol.12, N。. g,1974.