言命
~ご
目
&来
報告番号│
甲医第
4 8 9
号
│
氏
名
郷 正 宏
論 文
題目
吉
田肉腫移植ラットの血奨および組織アミノグラムの検討
腫蕩流出静脈血奨アミノグラム
著
者
郷 正 宏 、
嵩
原 硲 夫 、 岡 田 哲 、
喜
多良孝、古味信彦
平
成
4年 12
月
25
日
発行
四
国
医学雑誌
第 4 8巻 第
6
号
179---187
ページに発表済
参
考論文
l、
術後早期にみられる癒着性イレウスの
手
術適応と手術法
昭和
5 7
年
9
月
発
行
消化器外科
第
5
巻 第
9
号
1541---1549
ページに発表済
2
、切除不能消化器癌に対する徐放性
M M C
カプセルの使用経験
一剖検例における病理組織学的変化を中心にして一
昭和
5 8年
1月
発行
癌と化学療法
第
1
0
巻 第
l
号
4
1
-
-
-
-
-
4
5
ページに発表済
3
、小児肝前性門脈閉塞症の X線所見
昭和
5 8
年
5
月
発 行 小 児 内 科
第 15巻 第
5
号
742---743
ページに発表済
4
、
先天性胆道拡張症の外科治療の実際
昭和
5 8年
7月
15日発行
手
術
第 3 7巻 第
7号
781---792
ページに発表済
5
、教室における小児食道狭窄症の検討
昭和
5 8年
8月
2 5日発行
四国医学雑誌
第 3 9巻 第
4
号
355---362
ページに発表済
6
、経皮的腎生検後に腎周囲および腎被膜下巨大血腫をきたした一症例
昭和
5 8
年
8月
2 5
日
発行
四
国
医学雑誌
第 3
9
巻 第
4
号
363---366
ページに発表済
7
、上・下部小腸からのアミノ酸吸収の相異に関する実験的研究
一遊離アミノ酸と低分子ペプチドとの比較について一
昭和
5 8年 1
2
月
10日発行
J J P E N
第
5
巻 第
6
号
627---636
ページに発表済
8
、小児外科領域における
ED-AC
の臨床的研究
昭和
5 8年 1
2
月
10日発行
J J P E N
第
5
巻 第
6
号
637---648
ページに発表済
9
、特殊組成アミノ酸製剤
l
を窒素源とする高カロリー輸液の肝性脳症例に対す
る使用経験
昭和
5 8年 12
月
2
5日発行
四国医学雑誌
第 3 9巻 第
6
号
633---641
ページに発表済
1
0
、生下時より過呼吸のみられた右上葉肺葉性気腫の一例
昭和
5 8年 1
2
月
2
5日発行
四国医学雑誌
第 39巻 第
6
号
642---646
ページに発表済
1
1
、
輪状醇と後腹膜奇形腫を合併した
D
o
w
n
症候群の
一
例
昭和
5 9年
2月
25日発行
四国医学雑誌
第 4 0巻 第
l
守265---269
ページに発表済
1
2
、小児大網嚢腫の一例
昭和
5 9年
2月
25日発行
四国医学雑誌
第 4 0巻 第
i
号
270---273
ページに発表済
1
3
、切除不能癌に対する徐放性
M M C
カプセル留置療法の試み
昭和
5 9年
7
月
2
5日発行
日 本 臨 床 外 科 医 学 会 雑 誌 第 4 5巻 第
7
号
866---871ページに発表済
1
4
、著しい気管の圧排像を呈した胸線肥大の
l
幼児例
昭和
6 0
年
4月
25日発行
四国医学雑誌
第 4
1
巻 第
2
号
157---159
ページに発表済
1
5
、
両慣
IJ副腎原発と思われる神経芽細胞腫の一剖検例
昭和
6 0年
6
月
25日発行
四国医学雑誌
第
4 1巻 第
3号
244---248ページに発表済
1
6、
姉に謄帯ヘルニア、弟に鎖旺がみられた
l
家系
昭和
6 0年 1
2
月
発 行
日 本 小 児 外 科 学 会 雑 誌 第
2
1巻 第
7号
1170---1174ページに発表済
1
7
、
小児外傷性仮性梓嚢胞の一治験例
昭和
6 0年 1
0
月
25日発行
四国医学雑誌
第
4
1巻 第
5号
338---341ページに発表済
1
8
、
肝外門脈閉塞性門脈圧先進症における肝血行動態について
一門脈造影および
R 1
シ ン チ グ ラ フ ィ ー に よ る 検 討
-昭和
6
1
年
5月
発 行
小 児 外 科
第
18
巻 第
5
号
641---647ページに発表済
1
9
、
成人にみられた
H
i
r
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c
h
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u
n
g
病の一例
昭和
6
1
年
9月
l
日発行
外 科 診 療
第
28巻 第
9号
1123'"'-'1126ページに発表済
2
0
、
S
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S
p
l
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1
S
h
u
n
t
を認めた肝外門脈閉塞による小児門脈圧
大進症の一例
昭和
6
1年 10
月
1日発行
外科診療
、
第
28巻 第 10号
1243'"'-'1246ページに発表済
2
1
、
吉田肉腫移植ラットの血祭および組織アミノグラムの検討
昭和
6
2
年
8
月
10
日発行
JJPEN
第
9
巻 第
4
号
607'"'-'613ページに発表済
2
2
、
フィプリン糊による虫垂切除後盲腸痩の
1
治験例
昭和
6
2年 10
月
10日発行
新 薬 と 臨 床
第
36巻 第 10号
1630'"'-'1635ページに発表済
2
3
、
小児虫垂炎症例の血清亜鉛値について
昭和
6
3
年
12
月
1
0
日発行
JJPEN
第
10
巻 第
6
号
779---783ページに発表済
; 郎 正 宏
論
文内容要旨
題
目
吉 田 肉胞 移 植 ラ ット の 血奴 およ び組 織ア ミノ グラ ムの 検討
脱原流出静脈血奴アミノグラム
著 者
郷 正 宏 、 嵩 原 硲 夫 、 岡 田 哲 、 喜 多 良 孝 、 古 味 信 彦
平成
4
年
12
月
25
日発行
四国医学雑誌
第
48
巻 第
6
号
179~187 ページに発表済内容要旨
悪性服忽に対するアミノ目立インバランス療法の臨床応用を目的として、インバランスと
するアミノ般を決定するために実験を行なった。
H11売によく ~iil化した、生後約 5 迎、体重 15 0
g
前 後 の
1
i
f
f
i
性ドンリュウラットを
2
昨に
分け、
4
時間の絶食の後
、
エーテル麻酔下に以下の操作を行った。
コントロール昨(以下
C
昨 右 腎 部 皮 下 に 生 食 水
O
、
1
m
l
を注入した。
1
5
s
i
l
J
。
腿
1
哀移他昨(以下
T
f
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f:)右
J腎部皮下に
1
x
1
7
7個の吉田肉胞を生食水にて
O
、
1
m
1
と
したものを移植した。
1
8
仔
J
I
。
以 上 の 伎 作 以 後 は 経 口 自 由 奴 取 と し 、 操 作 後
7
日目にエーテル麻酔下に開腹し、腹部大
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左総Jl易骨 W~
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脈
(
以後、住H{J!lJí'((ll派)および T ~f.í: からはさらに版協からの流出前i 脈(流
出
静脈は右総
JJ易骨静
脈
に流
入
す る ) よ り 採 血 し た 後 、 腿
j
哀を摘出した。大動脈血の一部は
血
液生化学的検査に供し
、
残りの大動脈血と静脈血の血奴を│徐タンパク後、血奴Jhl
m
u
:
アミ
ノ目立を分析した。版協は摘出後重量を
i
l
J
j
l
定し、直ちに
-
2
OOC
以下にて凍結保存した。凍
結保存された版協を
、
1
g
計測し、
トリクロロ酢阪
j
去に準じて処迎して得られた
5
m
l
の 上
清の -m~ にて胞痕の組織遊蹴アミノ酸を、また、この際の沈殿物を 6 規定の fZ 自在で 105o
c
、
2
4
U
寺
r
m
の加水分解を行ない
、
胞携の組織蛋白村
i
f
成アミノ酸を分析した。
開始時体重および屠殺時体重とも両群問に有意差を認めなかった。肝重量も丙群問に有
JÆ:f~ を認めなかった。
11
重痕重量は 8 、 o
:
:
t
0
、
7
g
であった。血液生化学的段査では、
Tt
洋の
TP
'
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が有意に{底値をとり、
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.
K
も有意に低他をとり、肉lI
i
l
l
に よ る 末 期 状 態
と考-えられた。
I
但波中の総アミノ目安伐皮では
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群胞湾側
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I
脈は
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洋
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l
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J
I
派
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比べ
、
有意に高値を示した。
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群と
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で比較すると、:必須アミノ目立で
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予脈の
みが
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服怒り
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J
j
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浄脈の
I
1
I
買に測定値が高かった。
個
々のアミノ
目立の流れ(動脈→組織→静脈)をモル比で-比較してみると必須アミノ酸では
組
織~注目住アミ
ノ駁
・
組織蛋白村
l
i
成アミノ酸ともに則的脈血より高値をとるアミノ目安は認めなかった。非
必須アミノ酸では ASP
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G1u'G1y
'
Pro の 4 犯のアミノ B~ は組織遊説アミノ酸
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・
・
・
・
・
・
"
一
-
組織
蛋
白打i'~成ア
ミ
ノ訟ともにD}}J~(;i
i
派
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i
n
より高値をとった。個々のアミノ酸をそれぞれ、
動脈
・
組織足
立
政ア
ミ
ノ訟
-
組i;i 歪白 t/i~f7.支アミノ~t:
・
自主 {HI
Ji
r
[
1
JlJK血中での測定値の高いJ1I買に並
べて
み
ると、
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'
Asp の 2 つのア
ミ
ノ厳が JÛl 中で{尽く
、
組織中で非'fl~
'
,
こ高い
l
順位に
なる。
以上の結果より
、
吉田 í~~lf@ に対しては G
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-
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の
2
つのアミノ目立がイン
バ
ラ
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ト
にな
りうる
こと
が示唆
さ
れた。
吉田肉腫移植ラットの血媛および組織アミノグラムの検討
腫蕩流出静脈血祭アミノグラム
郷
正 宏 , 嵩 原 裕 夫 , 岡 田
哲
,
喜 多 良 孝 , 古 味 信 彦
徳島大学医学部第一外科学教室(主任:古味信彦教授〉 (平成4年9月11日受付)A s
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1
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and Nobuhiko Komi
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Surgeη"School 0/
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Tokushima, TokushimaCDirector: Prof Nobuhiko Komi)
四 国 医 学 雑 誌 第
4
8
巻 第6
号 別 刷SHIKOKU
ACT
A
MEDICA
Vo
l.4
8
,N
o
.
6
平 成4
年1
2
月2
5
日,DECEMBER 1
9
9
2
訂
i
E
下 記 の 通 り 間 違 い が あ り ま し た の で 訂 正 い た し ま す 。
四 国 医 学 雑 誌
第
48
巻 第
6
号
「 吉 田 肉 種 移 植 ラ ッ ト の 血 祭 お よ び 組 織 ア ミ ノ グ ラ ム の 検 討
腫 蕩 流 出 静 脈 血 祭 ア ミ ノ グ ラ ム
J
郷 正 宏 論 文 正 誤 表
頁
f
丁 主bτロて正
179
9
H
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削 除
四国医誌
4
8
巻6
号1
7
9
-
1
8
7
December
2
5
,1
9
9
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C
平4
)
1
7
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吉 田 肉 腫 移 植 ラ ッ ト の 血 祭 お よ び 組 織 ア ミ ノ グ ラ ム の 検 討
腫蕩流出静脈血祭アミノグラム
郷
正 宏 , 嵩 原 裕 夫 , 岡 田
哲
,
喜 多 良 孝 , 古 味 信 彦
徳島大学医学部第一外科学教室(主任:古味信彦教授〉 (平成4年9月 11日受付〉A
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and Nobuhiko Komi
The Fiηt Dゆartment01 Surgeη School 01Medicine, The Uηiversity 01Tokushima, Tokushima
CDirector噂 ProfNobuhiko Komi)
SUMMARY
An experiment was c
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Creceived 8
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tember11, 1992)Key words :
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sarcoma
著 者 ら は 担 癌 ラ ッ ト の 大 動 脈・左 右 総 腸 骨 静 脈 ( 健 側 静 脈 ・ 腫 蕩 側 静 脈 〉 お よ び 組 織 の ア ミ ノ グ ラ ム を 検 討し,報告したことがある(郷ら,1
9
8
7).しかし,流 出 静 脈 と す る に は や や 遠 い , 総 腸 骨 静 脈 か ら の 採 血 で あ っ た た め に , 腫 蕩 移 植 側 と 他 側 の 総 腸 骨 静 脈 聞 に 有 意 差 の あ る ア ミ ノ 酸 を 認 め な か っ た.このため,腫蕩 に よ る ア ミ ノ グ ラ ム へ の 影 響 を 論 じ る に は 不 充 分 で あ った.しかし,今回,採血をさらに腫蕩に近い,腫蕩 からの流出静脈より行うことにより.)'(-i二の 知 見 を 得 たので報告する. 対 象 と 方 法 環 境 に よ く 馴 化 し た . 体 重1
5
0
g前後の雄性ドンリ ュウラットを2群 に 分 け 4時間の絶食後エーテノレ麻 酔下に以下の操作を行った. コ ン ト ロ ー ル 群 (以 下C群):右智部皮下に生食水180 郷 正 宏 他5名 0.1 mlを出入した.15例に胞千Jし,全例,発育・採血 よびT群からはさらに腫蕩からの流出静脈より採血し ill-に問題なく, 15例を対象とした. た後,腫蕩を摘山した.腫蕩は重量を測定後,直ちに一 1車場移布
f
l
昇平 (以ドT帯):吋教事において飼育して 20.C以下にて凍結保存した.採取した血液はただちに いるドンリュウラットにて,腹腔内継代培養している 遠沈し,大動脈血のー部は血液生化学的検査に供し,J
f
川肉脈1X 107例 弘 中 食 水 で0.1mlとしたものを 残りの大動脈血と静脈血の血撲を5 %ズノレホサリチノレ イ1特1
m
皮卜に注入した.眠揚は22例に楠え込んだが, 酸にて除蛋白後,血捜遊離アミノ酸を分析した.凍結 うち4例は保lUll,
1が1・分でなかったため除外し,残る 保存された腫蕩は解凍後1g計測し, トリクロロ酢酸 18例を対象とした. 法に準じて処理して得られた5
mlの上清の一部にて 以│のJ
栄作以後は鮮rli'Jr1J挺取とし, 7日後にエー 腫蕩の組織遊離アミノ酸を,また,この際の沈殿物を テル麻酔卜に開腹し,肱部大動脈・左の総腸骨静脈お 6規定の塩酸で105.C,24時間の加水分解を行ない,腫 腫蕩組 織 (1g
)
上清 (5
m
i
)
組 織 遊 離 ア ミ ノ 酸 関 ! 腕場組織アミノ椴測定法 リ ←10%ト リ ク ロ ー ル 酢 酸 (1m
i
)
を 加 え ホ モジネート 10,000r.p.m.X 10min.に て 遠 沈 ② ← 5%ト リ ク ロ ー ル 酢 酸 (2m
i
)
を 加 え ホ モ ジ ネ ー ト 10,000r.p.m.X 10min.に て 遠 沈 ①,②を 反 復 す る 沈 殿 (10mg) ← エ タ ノ ー ル ・ エ ー テ ル に て 洗 浄 し , 乾 燥 ←6
N塩 酸 (2m
i
)
を加え, 1050 C,2
4
時 間 加 水 分 解 ← エ パ ポ レ ー タ ー に て 塩 酸 揮 発 ← 蒸 留 水 (2m
i
)
に て 溶 解 組 織 蛋 白 構 成 ア ミ ノ 酸 腕協組織に100/ 0トリクロール酢酸および50/0トリクロール酢般を加え,ホモジナイズを繰 り返すことによって組織遊離アミノ酸,組織蛋向構成アミノ酸を得た. アミノ酸インパランス療法の基礎的研究 蕩の組織蛋白構成アミノ酸を分析した(図1).いずれ のアミノ酸分析も医理化modelA-3300アミノ酸白動 分析器にて行なった. なお,あらかじめ腫蕩よりの流出静脈が,右の総腸 骨静脈に流入することを確認した. 各測定項目の結果はmean:
t
SD~.こてノメし,student-t 検定を行い,p<0.05以下で統計学的な有意差を検討 しT
こ. 結 果 I 体 重 開始時体重は C群 が150.1:!:2.8g(n=15), T群 が150.1士3.0g (n=18), 屠 殺 時 体 重 はC群 が 193.1:
t
5.3g (n=15), T群 が191.4:
t
7.3g (n=18) であり,おのおの両群聞に有意差は認めなかった. 2 肝 重 量・腫蕩重量 肝 重 量 はC群 が8.08:
t
l.03 g, T群 が8.03:
t
0 . 66g 181 T群 で TP,Alb, A/Gが 有 む に 低 簡 を と り (p< 0.001),また, BUN は有志長こそないが, T r.tが I':~,、¥ 傾向をノJとし, CRE.K
がT帯 で・イJ;官;に1.右前をノJミした (P < 0.05)_これらのことより,操sfI[i叫のT軒は肉師に よる末期状態に近いものと与えられる また,C
者はほぼ正常に発行したラッ トのコン トロ ールと考えられる. 4 血援遊離アミノ酸 血撲中の総アミノ酸濃度(以卜, TAA),および必須 アミノ酸濃度 (以下, EAA),J
ト必須アミノ椴濃度(以 ド , NEAA)を比較した (凶2).TAAでT訂版協側 静脈は T 群動脈・ T 群健側静脈に比べ,イj\む、に If~ fI{t を ぶした(それぞれp<O.OOl,pど0.01).T ~rt 動脈は C 群動脈に比べ有意に低かった(p<O.01)が, C群静脈 とT
群腫蕩側静脈およびT
群健側静脈/HJにはイj怠2
を 認めなかった.EAAではT若干1車場側静脈はT群色s
側 静脈・T
群動脈に比べ有意に高値をとるが (それぞれ で有意差は認めなかった.腫蕩重量は3.06:
t
0.73 gで p<O.O,l p<0.05), T群動脈・T群健側静脈HIJにイj¥む あった. 3 血液生化学的検査成績 (表 1) 表l血液生化学的検査 C群測定値 (n -15) GOT (U/L) 94.1土10.7 GPT (U/L) 39.3:
t
6.4 LDH (U/L) 562.8:
t
308.2 ALP (U/L) 404.2:
:
t
134.8 T-Bil(mg/100ml) 0.26+ 0.04 CHE (U/L) 431.2:
:
t
108.8 BUN (mg/100ml) 18.9:
t
2.5 CRE (mg/100ml) 0.4]:
:
t
0.06 TP (g/100ml) 5.16:
:
t
0.23 Alb (mg/100ml) 2.44→:0.10 A/G 0.92:
:
t
0.07 GLU (mg/100ml) 216.7:
:
t
30.0 T.CHO (mg/100ml) 56.9:
:
t
7.12 TG (mg/100ml) 21.3::t:5.9 γ-GTP (U/L)。
UA (mg/100ml) 2.21+ 1.33 Na (mEg/L) 143.23::r:1.34K
(mEg/L) 4.04二 0.30 CI(mEg/L) 107.1~ 2.83 差は認めなかった.またC
荷動脈とT
群 動 脈t
l
i
J
およ びC群静脈とT群健側静脈IllJにはイL
h
l
、J
Y
を必めないが, T群測定例 │ ││1I113H有ぐ意00法0011 (n -18) 146.6:
t
64.8 30.5+ 8.8 1978.5-t2088.2 ドく0.05 235.9十75.8 P<'O.OOl 0.29十 0.11 N.S 317.5+113.5 pぐ0.05 19.9寸 3.4 N.S. 0.50t 0.09 P<0.05 4.62i (). 33 pど0.001 l.95+ 0.08 pど0.001 0.74-:t0.07 P<'O.OOl 249.4"1"66.8 :¥. S. 55.8→5.22 K S. 4 l. 5~10.3 ドく0.001o
.11-+-0.29 3. 85~ l.89 P<'0.05 144 .51~ 4.82 :¥.S 4.967" l.31 P<'0.05 104.9ナ 3.67 ~.S一
一
1
8
3
事 動 脈(n=18) 主腫鶏側静脈(n=18) 基健側静脈(n=18) 牢 P<0.05A
料 P<O.Ol T *本本 P<O.OOlf
I
f
T l + ι ﹁ 本 * ﹁ T l ゐ l i ﹁ * ﹁ Tl ' ﹄ 上 +4 4 アミノ敵インバランス療法の基礎的研究 τ 串 4 71 人 い i l ム T l ﹄ i・
1 l ム ? 1 14 1 1 4 T I l -人 柏 I l a -T I l l -I l l -i 50 (μmol/dl) 40 30 20 他5名 とT
群腫蕩側静脈問には有意差を認めなかった. 個々の EAA濃度を比較した(図3).V
a
l
・Ileu• Leu • Phe以外の6種の EAAはすべて腫蕩側静脈・ 健側静脈・動脈の順に測定値が高かった.V
a
l
・Ileu. Leuは動脈・腫蕩側静脈・健側静脈の)1,国 Pheは腫蕩 側静脈・動脈・健側静脈の順に測定値が高かった.し 宏 正 郷 孟 占 ﹁ 守 全 ﹁ 〒 ・ 宜 ー主量 τ 孟-1
杢 * ﹁ 面 キ 10 必須アミノ酸(測定値〉 ほとんどのアミノ酸は腫蕩側静脈・健側静脈・動脈の順に測定値が高かった.V
a
!
, Ileu, Leu は動脈・腫蕩側静脈・健側静脈の1),慎 Pheは腫蕩側静脈・動脈・健側静脈の順に測定値が 高かった. Arg His Lys Trp Phe しeu l Ieu Met Val Thr。
図3,
、
*
T -i T キ ム T A 土門U
h
l
u
*
ω
*
﹀*
1
8
2
TA
洋服蕩側静脈はC
群静脈に比べ,有意に高値をとっ た(p<O.05).NEAAでは, T群腰蕩側静脈はT群 動 脈・T
群健側静脈に比べ,有意にI完備を示した(それぞ れp<O.OOl,p<O.05).T
群動脈はC
群動脈に比べ有 志に低く (p<O.OO1),またC
群静脈に比べ・T
群健側 静脈も有志に低かった (p<0.05).しかし,c
群 静 脈5
0
0
(
μ
m
o
l
/
d
l
)
*
*
「一一一一一一一一「*
*
*
*
「一一一一"寸*
「一一一一一一一ー一「*
*
*
*
*
「一一一一一--,,.-,4
0
0
3
0
0
望 動 脈(n=18) 主 腫海側静脈(n=18) 長健側静脈(n=18) 牢 P<0.05 *牢 P<O.Ol **本 P<O.OOl*
[
T
I
-今 │ │ │ ム 60 (μmol/dl) ﹃, itill--1 1 1 J 一 T l L & │ │上
一T
│
1
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l
r
﹁ lh villi--l l L 502
0
0
TIl--企 平 i l l 1 1 よ[
T
│
今│
l
40* *
*
「一一一一一-,,,動 脈
}
腫場側静脈
}T
群
(
n
=
1
8
)
健側静脈
)
動脈
)
}C
群
(n=1
5
)
静 脈
jP<0.05
P
<
O
.
O
l
P
く0
.
0
0
1
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-料 ︹ 同 ι 4 1 申 よ 30 20
1
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***本** EE
-10!
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τ -4 γ 令 占 ? 企 ・ ょけ
守
一
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Pro 非必須アミノ酸(測定値〉ほとんどのアミノ酸は腫蕩側静脈・健側静脈・動脈の)1聞に高かったが, Asn, GJu, Ornは
腫蕩側静脈・動脈・健側静脈のIJ,頂 Cysは動脈・健側静脈・腫蕩側静脈の順に測定値が高 カ‘った. Orn Tyr Cys Als Gly Gln Asn Ser Tau 図4
。
[[ぃ ~J アミノ酸濃度 (測定値) C前とT群で比較すると, EAAでT群腫蕩唄j静脈のみがC群静脈より有意に高値をとっ た.NEAA
EAA
TAA
。
凶2」
1
8
5
宏 郷1
8
4
Glu
内 / ﹄'
I
n
u
-五
Ser
守 IFhuFhua 斗 q d 司 , ι 咽l アミノ酸インパランス療法の基礎的研究Asp
*
**
舟
パ ー
*
*
*
9
8
4
3
他5名 瓦 正 **司γA
、
〆 ¥**本*
*
*
I
l
e
u
4 3 2 瓦 Met 21
.
5
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.
5
V
a
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宝 、*本*6
5
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8
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7
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2
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Q d n H U 守 I F h u F h 1 M 且 斗 qdnUQd1
1
1
1
1
1
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~Gly
。
1
2
1
0
8
6
動脈 (n=18) 組織遊離アミノ酸 (n=18) 蛋白構成アミノ酸 (n=18) 腫蕩側静脈 (n=18) 健側静脈(n=18)P<0.05
P<O.Ol
P<O.OOl
︿ * T・
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T O T ム T企
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* 〆 ¥ 人 r * メ ¥ 仁 牢 T A 圃 恥 4 3 2 53
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一
一
**本¥. ./ ¥ー/*** 75
3
2 動 脈(
n
=
1
8
)
組織遊離アミノ酸
(n=1
8
)
蛋白構成アミノ酸
(
n
=
1
8
)
腫 場 側 静 脈(n=18)
健側静脈
(n=1
8
)
P<0.05
P
く0
.
0
1
P
く0
.
0
0
1
T 4・
T 1・
T人 υ T A ハ ] T i aPro
7
必須アミノ酸(モノレ比〉 組織蛍(1構成アミノ駿・組織遊離アミノ酸ともに動静脈血より高値をとるアミノ酸は認め られなかった. 凶5*
*
*
*
*
*
非必須アミノ敵(モル比〉Asp
,G
l
u
,G
J
y
,P
r
o
の 4種のアミノ酸は蛋円構成アミノ敵・組織遊離アミノ敵とも動静脈 血より高値をとった. 解し,主的に過剰なアミノ散を放出しているためと, 考えられる. 個々のEAA
を検討すると,d
示場側および健側の静 脈問で有意差を認めるアミノ酸はT
h
r
.
l
l
e
u
・Leu
の3
種のみである.I
J
e
u
.
Leu
の2
積のアミノ酸は動脈・ 腫蕩側静脈問に有意差を認めない.ここにはぶさなか ったが,C
群と比較すると分枝鎖アミノ酸 f以ド,BCAA)
であるV
a
l
・Leu
.
Ile
u
の3
種のアミノ酸は 全て健側静脈はC
群静脈と有意差を認めないが,T
群 動脈はC
群動脈より,またT
群腫蕩側静脈はC
群静脈 要でなく,腫蕩はEAA
の代謝にさしたる影響を及ぼ さないと考えられる.また,T
群動脈血中のT
AA
濃 度がC
群動脈血中のTAA
濃度より有意に低値をとっ たのは腫蕩の代謝による影響よりも,むしろ生化学検 査でT
P
やA
l
b
などがT
群で低値を示したことなど を考えあわせると,担癌ラットの栄養状態の低下によ るものと考えられる.また,T
群において,腫蕩側静 脈が動脈・健側静脈に比べ,高債をとるのは低栄養状 態にあるラットの体内で癌細胞が血援の蛍(1を正常細 胞より優先的に摂取し,これをアミノ酸レベノレまで分6
5
4
図6EAA
では(図6)Asp
•
G
l
u
・G
l
y
・P
r
o
の4
種の アミノ酸は組織蛋白構成アミノ酸値・組織遊離アミノ 酸 値 と も に 動 静 脈 血 中 値 よ り 高 値 を と っ た.特 にAsp
.
G
l
u
の2
つのアミノ酸は血中に比べ,組織中で極 めて高い値を示した.また,Cys
は組織蛋白構成アミ ノ酸値・組織遊離アミノ酸値ともに動静脈血中値より 低値を示した. 個々のアミノ酸をそれぞれ,動脈・組織遊離アミノ 酸・組織蛍白構成アミノ酸・健側静脈血中での測定値 の高い順に並べてみた(表2
).ほとんどのアミノ酸が 血 中 で も 組 織 中 で も あ ま り 順 位 に 変 動 が な い が ,Asp
・G
l
u
の:つのアミノ酸は血中で‘は順位が低いに もかかわらず,組織中では極めて高い順位をぶした. 察 暦 第 側 静 脈 はC
群静脈と比べて,TAA
お よ びNEAA
で有意差がなく,EEA
で有意に高値をとる このことから,EAA
は全体としては腫蕩にあまり必 考 かし¥
'
a
l
.
P
h
e
は3
者間に有意差を認めず, Ile
u
・Leu
はともに健側静脈より動脈・腫蕩側静脈が有意に高値 をとった. 同僚にNEAA
濃度についてみると(図4)
,As
n
・G
l
u
・Cys
・Orn
以外の8
種のアミノ酸は全て腫蕩側静 脈・健側静脈・動脈のI
J
聞に測定値が高かった.As
n.
G
l
u
・Orn
は)j市場側静脈・動脈・健側静脈のI
J
,国Cys
は 動脈・健側静脈・腫蕩側静脈の順に測定値が高かった.Asn
(主服揚側静脈が動脈・健側静脈より有意に高く,G
l
u
は3
者!日jすべてに有意差を認めるが,Cys
.
Orn
に は有意志を認めなかった. 3 師掲 Ilij後のアミノ酸の動き 個々のアミノ般のながれ(動脈→組織→静脈)をそ ル比で、比較してみた.まずEAA
では(凶5
)組織蛋 (J憐成アミノ酸前・組織遊離アミノ敵値ともに動静脈 I(Urt1前よりIlU前をとるアミノ酸は認、めなかった.反対 に!¥let・Lys
は組織蛍白構成プミノ椴値・組織遊離ア ミノ椴値ともに動静脈血中値より低怖をとった.186
主 2 測定前が高い順のアミノ敵
動 脈 道 離 ア ミ ノ 酸 蛍(1構 成 ア ミ ノ 酸 流 出 静 脈
Ala Tall GllI Ala
Gln Ala Gly Gln Lys Gly
主
主
E Lys Gly 心lu Ala Gly'Tau Thr Lys Tau ¥'al PrO Leu Thr Thr Lys Scr Val Ser 八sp Val Ser Leu ¥'al Pro PrO 1>ro Leu Thr Arg Arg IIis Arg Leu Ilcu Ser lleu Ileu Ilis Orn Phe His
Tyr Tyr Tyr Tyr Trp Phc Ilis GllI
Phc Ilcu Met Trp Cys Arg Cys Phe Met Met Orn Met Glu Trp Asn
Orn Cys Cys
Asn Orn Asp
主
主
E より有意に高値をとるか,高値をとる傾向にあった. このことより, BCAAの過剰投与は腫湯増殖を引き起 こさないことがノ示唆される.この結果は竹下(1985)の 報告とし致する. しかし,腫場側静脈より健側静脈で 有意に I~~ 備をとるアミノ酸は認められなかった. EAAでも Cysのみは腫湯側静脈より健側静脈で 向 舶 を と る が , 腫 蕩 側 静 脈5.01:
t
0.74, 健 側 静 脈 L92+0.81と1
J
意差は認めない.その他のアミノ酸は 令て腫場側静脈のほうが,健側静脈より高値をとった. したがって,伺々のアミノ酸を測定値で検討した場 合には,アミノ酸インバランス療法のターゲッ卜とな るアミノ械はノJミ陵されなかった.そのため, アミノ酸 の移動が動脈砂腫第→静脈と行われ,また腫療増殖に 必要なアミノ酸は動静脈で低く,腫蕩内で高いと考え, アミノ酸の流れをそノレ比で‘比較してみた. 必須アミノ酸では条件を満たすアミノ酸は認めない. しかも, l¥1et・Lysは組織遊離アミノ酸・組織蛋白構 成アミノ酸ともに動静脈より低値であり,この二つの アミノ酸は古出肉慌に対するインバランス療法のター 郷 正 宏 他5名 ゲットにはなりにくいと考えられた.非必須アミノ酸では Asp・Glll.Gly・Proの4つ のアミノ酸が条件を満たした.逆にCysは組織遊離ア ミノ酸・組織蛋白構成アミノ酸ともに動静脈より低値 であり, Cysは吉田肉腫に対するインバランス療法の ターゲットにはなりにくいと考えられた. 同様に腫蕩にとって必要なアミノ酸は総アミノ酸濃 度に占める割合が動静脈,特に静脈に比べ,腫蕩中に 高いと考え,測定値の高い順にアミノ酸を並べてみる と(表2),GluとAspのてつのアミノ酸は動静脈で は極めて低い順位であるにもかかわらず,組織内では 高い順位となっている.その他のアミノ酸にはこのよ うな動きをするアミノ酸は認めない. 以上:のことから,吉田肉腫に対してはGlllとAsp二 つのアミノ酸がインバランス療法のターゲッ卜になり うることが示唆された. 悪 性 腫 蕩 に 対 す る イ ン パ ラ ン ス 療 法 は Elvehjem (1956)がその概念を導入して以来,いくつかのアミノ 酸がターゲットとして報告されている.これまでのイ ンバランス療法の報告ではPhe.Tyrの減量(柚木・ 松元, 1973), Trp欠乏 (丙平, 1983) Argを増量し たもの(岩佐ら, 1982), Met・Cysをのぞいたもの(五 関ら, 1982), Met ・Cysを除き Argを増量したもの
(大村, 1985)等がみられる.しかし,今回の著者らの 実験ではこれまで報告されたアミノ酸はターゲッ卜に なりうるアミノ酸には含まれなかった.これは,使用 した腫蕩の種類・実験方法・データの検討法等の相違 によると考えられる.吉田肉腫の場合にはGlu.Aspの インバランス療法による腫蕩発育の抑制効果が期待さ れる ま と め 150g雄性ドンリュウラットの皮下に移植した 吉田肉腫の流入動脈,流出静脈,対側静脈,腫蕩組織 中のアミノ酸分析を行った. 2 個々のアミノ酸をそれぞれ,血中,組織中で測 定値の高い順に並べると, Glu・Aspのごつのアミノ酸 が血中で低く,組織中で高かった.
3
吉田肉腫のイソパランス療法のターゲットとし てGlu.Aspのてっのアミノ酸が示唆された. 本論文の要旨は第23回日本外科代謝栄養学会にて 発表した. 文 献1 Elvehjem.
C
.
A.(1956): Amino acid imbalanceアミノ酸インパランス療法の基礎的研究
Fed. Proc., 15, 965-970
2五 関 謹 秀・小 野 寺 時 夫・森 重 夫・毛 受 松 寿 (1982):し、わゆるアミノ酸インパランスによ
る癌補助療法J.]pn. Soc. Cancer The.,r17,
1908-1916 3 郷 正宏・嵩原裕夫・村上寛雅・岡田哲・喜多良 孝・古味信彦(1987):吉田肉腫移植ラットの 血 紫 お よ び 組 織 ア ミ ノ グ ラ ム の 検 討 . JJPEN, 19, 606-613 4 岩佐 博・三村一夫・大崎裕子・加辺純雄・溝口 修身・初瀬一夫・林田郁子・松山重雄・間宮 群二(1982):ラット移植AH109Aに対する 187 IVHによるアミノ酸インパランス輸液の実 験的研究.防医大誌, 7, 8 15 5 西平哲郎(1983):癌治療.外科診療, 25, 52 62 6 大村健二 (1985):腫揚増殖に及ぼすアミノ酸イ ンパランス輸滴の影響に関する実験的研究. 十全医会誌, 94, 95-107 7 竹下敏文(1985):担癌生体に対する高分枝鎖ア ミノ酸高カロリー輸滴の基礎的研究.外科と 代謝・栄養, 19, 126-137 8 柚木一雄・松 元 賞(1973):アミノ酸インパラン スと抗癌剤の併用.最新医学, 28, 934940