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iPhone×iPadクリエイティブ仕事術【無料配布版】

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友人や知人から「iPhoneとiPadは買ったほうがいいのか?」と聞かれ るたびに、私はこう答えています。 「音質や画質、速さが改善されるものはお金に余裕があるときに買 えばいい。でも、いままでできなかったことが可能になるものは、借 金してでもすぐに買ったほうがいい」 パソコンやテレビ、オーディオの買い換えはいつでもいいわけです。 でも、いつでもどこでもウェブサイトが閲覧でき、何百万ものアプリ によって驚くほどの便利さを味わえるiPhoneは、いますぐにでも買っ ておくべきだと私は思います。 不可能を可能にするプロダクトは、パラダイム、すなわち世の中の 仕組みを変える可能性をもっています。一度、その変化が起こりはじ めると、もとに戻ることはありません。どれだけ抵抗しても、いつか はそれがあたりまえの世界がやってくるのです。 では、なにが変わろうとしているのか? その答えを解く鍵はiP-honeやiPad が登場する以前から広がりはじめた2つの新しいサービス が握っています。 1つはEvernoteやDropboxなどの「クラウドサービス」です。これま で、ユーザーが自分のパソコンに保存していたデータを、クラウド サービスが提供するサーバーに預けておきます。これによって、いつ でもどこからでもデータにアクセスできるだけでなく、一緒に仕事を するメンバーと簡単にデータを共有できるようになります。 もちろん、昨今のクラウドサービスは単なるデータの置き場ではあ

はじめに

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をたどれたり、別のサービスと連携したりと、画期的な機能がふんだ んに盛り込まれています。これまでパソコンソフトの形で提供されて いたものが、ウェブ上で展開されるようになるというのも大きな変化 ですね。 2つ目はツイッターでおなじみの「ソーシャルメディア」です。ソー シャルメディアの登場以前は、情報の送り手と受け手がはっきりと分 かれていました。ブログはその境目を少しだけ曖昧にしましたが、や はりコンテンツを作成する知識と時間と労力がある人でなければ発信 する側にはなれませんでした。 そこに登場したのが、ツイッターなどの「マイクロブログ」と呼ばれ る新しいコミュニケーションツールです。ここでは、ふと思いついた 言葉や、たまたま目にしたニュースなど、投稿する内容はあまり問わ れません。本当の意味で「だれでも情報発信ができる」世界が実現しつ つあるのです。 私は、iPhoneやiPadを「クラウドサービスやソーシャルメディアを より便利に活用するための機器」と捉えています。もちろん、写真や ビデオが撮れたり、メールを送受信できたりと、ほかにも用途はたく さんあります。でも、それらはiPhone以前のケータイでも実現してい たことです。 最大のパラダイムシフトは、「クラウドサービスやソーシャルメディ アを、いつでもどこもでも簡単に使いこなせる機器が登場した」こと だと私は思うのです。ITの知識が豊富な一部の人たちだけでなく、だ れもが使いこなせる世界初の機器がiPhoneやiPadなのです。 ただ、やはり新しいものに接するためにはいくつかの準備が必要で す。iPhoneやiPadを購入するだけでは、その真価を味わうことはでき ません。では、どんな準備が必要なのか。

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その答えになることをめざして本書の執筆をはじめました。私から の提案は2つです。 1つは、クラウドサービスとソーシャルメディアによって「何が変わ るか」「なにができるようになるか」を知ることです。その本質を体験 するといってもいいかもしれません。 詳細はこのあと、たっぷりとお伝えしますが、ひとことで言うなら ば、「1つの情報をシェアする」ことだと思います。シェアすなわち共 有ですね。 メンバーの人数分だけパソコンにコピーされていたデータをたった 1つクラウドサービスに置くだけで仕事のやり方が変わります。また、 ツイッターに投稿されるツイートもたった1つのデータです。それを フォローやリツイートによって世界中でシェアしているわけです。 さらに、1人のユーザーの中でもこの「シェア」という概念は有効で す。iPadを購入した人の多くがすでにiPhoneを持っていることでしょ う。また、その人は当然ながらパソコンも使っているはずです。これ らの機器にそれぞれ必要なデータを入れておくのではなく、1つのデー タを複数の機器でシェア、あるいは同期するのです。 2つめの準備は「アタマの切り替え」です。クラウドサービスやソー シャルメディア流のアタマに切り替えて、情報整理や情報収集に対す る考え方をそちらにシフトさせることです。 たとえば、本書では「仕事」を大きく2種類に分けることをおすすめ しています。「クリエイティブな仕事」と「そうでない仕事」ですね。た とえば、「なにかを覚えておく」、「過去の情報を整理する」という仕事 はクリエイティブではありません。 クリエイティブでない仕事はできるかぎりアタマの外に出してクラ ウドサービスに預けます。私たちの手にはいつでもどこからでも、見 たい情報にアクセスできるすばらしい機器があります。預けた情報は

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これによって、アイデアを発案したり、企画やプレゼンテーション のスライドを創り上げたりするクリエイティブな仕事に集中できるよ うになります。 また、詳しくは本書で解説しますが、ソーシャルメディアにおける 情報収集は情報発信と密接に結びついています。積極的に発信する ことで、得られる情報が増幅していくわけです。ここでもアタマの切 り替えが必要になります。 こうして、文字にしてみるとずいぶんと難しいことがはじまるよう な気がしますが、中味はいたってシンプルです。クラウドサービスも iPhoneやiPad のアプリもそれほど複雑にはできていません。ただ、そ れらを1つずつ紐解いて理解するのが面倒なだけです。 でも、安心してください。その面倒なことは、サービスやアプリの 選択も含めてすでに本書がやってしまっています。これからはじまる 第1章から第11章までを読んでいただければ、準備は完了してしまう はずです。 本書を執筆するにあたり、単なるアプリ選びやサービスの使い方で はなく、それぞれの機能が効果的に結びついた、現場で役立つノウハ ウに仕上げることを目指しました。もちろん、自分が使っていないも のはいっさい、取り上げていません。その結果、ある意味でものすご く主観的な本に仕上がっているかもしれません。 「これは違う!」、「もっといいやり方がある」と感じた方は、どんど んアレンジしていただくのがいいと思います。その工夫がはじまるこ と自体、本書が世に出る意味でもありますから! 倉園佳三(ZONO)

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はじめに App Index 実現の可能性が増えるToDo管理 ZONO流GTDの最強ツール「Nozbe」 クラウドサービス「Nozbe」にアカウントを作成する 頭の中のモヤモヤを全部Inboxに叩き込む 理想的なゴールを書いたプロジェクトを作る 期日、状況、場所、担当者をイメージする 思いを込めて「やるぞ!」マークを付ける 実行のステップではiPhoneが大活躍 毎日1回、週に一度のレビューはiPadで! 文書や資料はiPadとEvernoteで管理する Evernoteの資料や文書をNozbeに紐付ける さらなるリマインダーとしてカレンダーと連携させる デジタルにするものとしないものをはっきり決める 新聞、雑誌、書籍をiPhoneでデジタル化する ホワイトボードのアイデアスケッチをデジタル化する プリントアウトしたい気持ちをデジタル化する ZONO流名刺デジタル管理術 iPadは手書きメモ界の救世主 002 010 014 016 018 020 022 028 030 031 034 036 038 043 048 050 055 061 065 070

1

GTD

流に頭がスッキリする「行動リスト」を創る

2

章 アナログ情報を

Evernote

で一元管理する

3

章 メモも覚え書きも全部、

iPad

でやる

CONTENTS

目次

(7)

思考のスピードに追いつく手書きメモアプリを使う iPhone最速のメモアプリ「SpeedText」を使う 録音と手書きメモが合体するとさらに便利に EvernoteからPDFを読み込んで修正を入れる 注釈を入れて校正ずみ文書を返信する 秒速で流れる情報をウェブクリッピング! Instapaperの「あとで読む」テクニックを習得する iPhoneとiPadでウェブクリッピング&あとで読む ツイッターアプリから「あとで読む」に一発登録! クリップしたウェブページから必要なものを保存する ソーシャルブックマークで世界はさらに広がる だれでも情報を発信できるメディアがそこにある ソーシャルメディアからマックスの情報を得る RSSリーダーで最新の情報に遭遇する 最初の一歩はGoogleリーダーのマスターから 機動力を生かしたいiPhoneアプリは連携機能で選ぶ ひと味違った見せ方を楽しめるiPadアプリ URL短縮サービスで発信した情報の手応えを確かめる アプリでGoogleリーダーの記事を読み込む ニュースに付加価値を付けて送り届けよう ツイートの手応えをアプリで確かめる 知識の宝庫をソーシャルブックマークとして公開する Deliciousの登録方法をマスターする 076 080 081 086 088 092 094 098 101 106 111 114 115 118 119 124 128 130 133 138 142 144 145

4

章 最高の情報源「ウェブ」を用途別にクリップする

5

章 情報発信のためのインプット「

RSS

リーダー」を準備する

6

章 アプリとクラウドの連携でソーシャルメディアに情報を発信する

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ツイートしながらブックマークも登録する ツイートしたものを自動的にブックマークする Deliciousをもっとソーシャルに使いこなす さらにウェブクリップも連携させてみる クラウドサービスの活用で共同作業が進化する 大定番のDropboxを共有ディスクにする 共同作業のためにメンバーを招待する アプリで閲覧、専用ソフトで編集が基本 コラボレーション機能が強力なbox.netを活用する Evernoteでリアルタイム同時編集に挑戦! iWorkアプリから直接コラボレーション ひらめいた瞬間に記録できる画期的ツール 絵で感じるZONO流「アウトラインマップ」 アプリではじめるアウトラインプロセッサー アウトラインマップ作成はiPadが大活躍 共有、共同作業のためにDropboxに保存する マップ共有サービスMindMeisterを活用する メンバーを招待してマップの共同制作を開始! iPhoneアプリからひらめきワードを簡単に追加する アイデアの源泉、イメージボードを共有する 制作中のウェブページをコメント付きで共有する DiigoとDeliciousを連携させる どんな状況にも対応できる文書の管理術 iPadで文書を読むための最強アプリ「GoodReader」 クラウドサービスからのファイル取得と閲覧方法 150 154 157 158 162 163 166 169 172 177 179 184 185 188 190 192 195 199 202 204 208 212 216 217 218

9

章 いつでもどこでも

iPad

で文書を閲覧する

7

iPhone

iPad

が大活躍するクラウドコラボレーションの世界

8

章 アイデア発想アプリでひらめきやゴールを共有する

(9)

ウェブサイトからファイルやページを直接保存! iPhoneをパソコンのディスクのように使う GoogleドキュメントをiPadで閲覧する もう1つの文書リーダー「iBooks」の可能性 自分のブログを電子書籍にして配布する Wordで作成した文書を電子書籍にする 「クリエイティブ仕事術」の神髄はシンクロにあり Googleカレンダーは共有してこそ生きる iPhone、iPadの標準カレンダーと同期させる 【Column】 Google Appsと標準カレンダーの同期設定

カレンダーアプリは同期の速さと見栄えで選ぶ Gmailは革新的なコミュニケーションツール iPhoneやiPadでもGmailを快適に使いたい!

どんな機器からでも見たいウェブサイトに即座にアクセス! Safari、Firefox、Google Chrome が完全に同期する! MobileMeでリアルタイムのブックマーク同期 クリエイティブ仕事術の成果をiPadで発表する PDFプレゼンテーションアプリ「eProjector」を活用する iPhoneをリモコンにしてスライドを操作する iPadからウェブサイトもプロジェクターに映す Googleマップをプロジェクターに映して注目度アップ あとがきと謝辞 226 229 232 235 236 238 244 245 249 251 252 255 257 260 261 265 268 269 273 276 279 282

10

iPhone

iPad

、パソコンをクラウドサービスと同期させる

11

iPad

でかっこよくプレゼンテーションをキメる!

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APP

INDEX.

APP INDEX. 2 i 2Screens Remote P.278 2Screens P.278 ACTPrinter P.062 Air Sharing P.229 Air Sharing HD P.229 AudioNote P.082 Blogshelf P.129 Box.net P.173 Byline P.128 Air Sharing Pro P.229 CCAL P.253 Clicks Count for Twitter P.143 DocScanner P.051 Dropbox P.166 Echofon Pro P.104 eProjector P.270

Diigo Offl ine Reader

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ibisMail P.259 iBooks P.235 Instapaper P.099 iPhoneを探す P.266 iMindMap Mobile Pro P.187 Keynote P.180 Linkie P.142 JotNot Scanner P.051 Map Projector P.279 iThoughts HD P.190 MindMeister P.202 Memeo Connect Reader P.232 MindMeister for iPad P.202 MindMeister Geistesblitz P.202 MobileRSS HD P.128 NewsRack P.125 Nozbe P.031 MobileRSS Pro P.126 Moodboard Pro P.206 NewsRack (iPad) P.129

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Penultimate P.076 Reeder P.125 Refi ls P.253 Pulse News Reader P.129 Reeder for iPad P.128 RSS Flash g P.126 SpeedText P.080 TagDisk HD P.228 TweetMe P.104 Simply Tweet 3 P.104 TwitRocker P.104 Twitter P.104 Twitepad P.105 Twitbird Pro P.103 Twitterlator for iPad P.103 White P.060 Twitterlator Pro P.104 Web Projector P.276 Whiteboard Capture Pro P.056 WorldCard Mobile P.065 APP INDEX. P た

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GTD

がスッキリする

(14)

実現

可能性

える

ToDo

管理

初めてiPhoneを手にしたとき、真っ先に入れたいと思ったアプリ のひとつに「ToDo管理」を扱うものがありました。さっそくいくつか を購入してみたところ、どれも完成度が高く、インターフェイスも素 敵で、「よし、これからはこのアプリを活用してバリバリ仕事する ぞ!」と、かなり盛り上がった記憶があります。 初日は意気揚々と「やるべきこと」を書き込んでいきます。なにしろ iPhoneを入手したばかりですから、作業自体が楽しくてたのしくて 仕方ありません。ところが、残念なことにそのアプリを起動したのは インストールしてわずか2、3日の間だけでした。 同時期にiPhoneに入れたカレンダーアプリがヘビーローテーショ ンで使い込まれるのとは対照的に、なぜかToDo管理アプリのアイコ ンは私にタップしてもらえません。その後も、アプリ紹介サイトなど で新作を見つけるたびに買いまくりましたが、結果はどれも同じでし た。 最初は「アプリが使えないからだ!」と自分以外のせいにしていまし たが、こうも負けが続くと、さすがに問題の所在を外に置けなくなっ てきます。どうやら使う側の私に「使わなくなる原因」があるようなの です。 しばらくして、デビッド・アレンという方が執筆した『はじめての GTD ストレスフリーの整理術』(二見書房/監訳:田口元)という本 に出会いました。原題は『Getting Things Done』、サブタイトルは「The Art of Stress-Free Productivity」です。どちらもカッコイイですよね。

ここでの「Art」は芸術というよりも、マーシャルアーツ(格闘技)の

アートに近いと思います。あえていうならば、武道などでいうところ

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筆者のデビッド・アレン氏もこの本の目的を「武道でいうところの澄 んだ水のような心で目の前のことに没頭する」ことだと語っています。 この言葉を読みながら、私の47年の人生を振り返って、何度かそう いう澄み切った状態、「ゾーン」に入ったことを思い出しました。 「この本の中に自分が探していたToDo管理アプリと仲良くなる秘 密が書かれているんじゃないか」。私の直感どおり、読後にすべての 謎が解けましたね。 300ページ近いこの本の概要を短い文章で表すのは簡単ではありま せんが、私が受け取ったメッセージはこうです。 「普段は漠然としているやりたいこと、やるべきことをすべて頭の 外に取り出して信頼できるシステムに預けておく。そうすれば、“あ れもやらなきゃ、これもやらなきゃ”という不安から解放され、その 瞬間のタスクに集中できる」 さらに、その結果として…… 「放っておけば一生できなかったかもしれない“やりたかったこと” を実現できる可能性が増える」 ことにもなるわけです。さらに、このメソッドには「根性論」みたい なものが一切ありません。めちゃくちゃ理にかなっている。そこが好 感をもつにいたった重要なポイントですね。

私にとってのToDoはそれまで「I have to do.」でした。「しなければ ならないリスト」。そんなものをわざわざiPhoneに入れて持ち歩きた くはありません。iPhoneよ、おまえはいったい何様だと。「Getting Things Done」の頭文字をとって「GTD」と呼ばれる手法を知ってから は、ToDoが「I'll be able to do.」、すなわち「やっちゃえること」に変わ

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Googleなどで「GTD」のキーワードで検索してみてください。この 分野のエキスパートたちによる数えきれないほどの情報にアクセスで きるはずです。GTDのセミナーやワークショップもかなりの頻度で 開催されています。 私はこの道の専門家ではありませんが、得意分野のiPhoneやiPad アプリ、あるいはクラウドサービスなどを使いまくって「どんな組み 合わせがGTDに最適なのか」を探し続けてきました。もちろん、日々、 これらのツールを肌身離さず使い続けています。正統派の方々から はお叱りを受けるかもしれませんが、ここでは、iPhoneやiPadを駆 使したZONO流のGTDを紹介したいと思います。

ZONO

GTD

最強

ツール

Nozbe

具体的なツールの解説をする前に、まず、ZONO流GTDのツール 選びをするうえで、私が強くこだわったポイントを挙げておきます。 ① デザインやインターフェイスに美意識が感じられること ② できるかぎりデビッド・アレン氏の手法に忠実に操作できること ③ 拠点となるサービスがウェブ上にあること ④ iPhoneとiPadの両方にアプリが提供されていること ⑤ Evernoteと連携できること ⑥ Googleカレンダーと連携できること ①のインターフェイスはこの分野にかぎらず、私にとっては常に最 大のこだわりです。機能は当然、重要ですが「毎日使いたくなる」雰 囲気だけは絶対に譲れません。GTD流でいくなら②は必須です。多 くのアプリやサービスが GTDを謳っていながら、メニューの名前が

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デビッド・アレン氏の提唱するものと異なっていたり、必要な機能が 備わっていなかったりするんですね。③に関しては、「いつでもどこ でも拠点サービスにアクセスしたい」という私のわがままを叶えるた めには欠かせません。パソコンにインストールするタイプの専用ソフ トには優れたものが多いのですが、やはりウェブ上のクラウドサービ スにこだわりたいですね。④は言うまでもありません。そもそも、ア プリが使いたくてはじめたわけですから。 ⑤と⑥については実際に活用法を解説しながら、その理由につい て書いていきましょう。 以上の条件をすべて満たしてくれた、私の知るかぎり唯一にして 奇跡的なサービスが「Nozbe」(http://nozbe.com/)でした。ウェブ上の サービスもアプリも、それはそれは秀逸かつ美しいインターフェイス をもっています。使い勝手のよさも抜群。なによりも、Evernoteや Google カレンダーといった新進気鋭のサービスと積極的に連携させ ようという取り組みがいいですね。サイトに掲載された多数のマニュ アルビデオも本当にわかりやすく、まさにいまのトレンドをがっちり 捉えている感じがします(画面1)。 http://nozbe.com/ 【画面1】GTDに沿ったメニュー はもちろん、インターフェイスや Evernoteなどとの連 携 機 能が 秀逸。 最強のGTDツール 「Nozbe」

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ではさっそく、私が長い旅路の果てにようやく見つけた最強ツール を使って、ZONO流GTDを実践していくことにしましょう!

クラウドサービス

Nozbe

にアカウントを

作成

する

最初のステップは、ウェブ上のクラウドサービスであるNozbeに自 分のアカウントを作ることです。無料のサービスを期待していた方も 多いと思いますが、残念ながら(?)Nozbeは有料です。試用版とし て無料のコースが用意されていますが、制限が多くて本格的にGTD を実践していくにはもの足りません。 有料版には「Personal」から「Business」まで4つのコースが用意され、 それぞれユーザー数やディスク容量などが異なります。私のおすす めはもっとも安い「Personal」ですね。月額料金は9.95ドル。日本円に して1,000円弱です。一括払いにすると89.95ドルにディスカウント され、月額は7.5ドルになります。このコースから使いはじめて、な にかの不足が出てきたら上位のコースにアップグレードするのがいい でしょう。 さて、ここで「なんだ、有料かぁ」とがっかりした方に、「ソフトウェ アの概念をそろそろ変えてみては」と提案したいですね。時代は、「パ ソコンにインストールするソフトを購入する」から、「クラウドサービ スを契約して使い続ける」に確実に変わっていると思います。 そもそも、バージョンアップのたびにソフトを購入し直したり、そ れによってスペックが足りなくなったパソコンを買い換えたりするほ うが、出ていく金額は大きいのではないでしょうか。 Evernote のプレミアム版やアップルのMobileMeなど、有益なサー ビスには有料のものが少なくありません。なくてはならないサービス、 自分の大切なデータを預けているサービスはむしろ、「ちゃんとお金

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を払うから潰れずにしっかり続いてほしい」と私は思っています。 とくに、この Nozbeには毎月1,000円を払ってでも使いたくなる魅 力があると私は信じていますね。 アカウントの作成が完了したら、次はアプリのインストール。 iPhone版、iPad版が用意されています。価格はiPhone版が600円、 Nozbeを使ったZONOGTDのフロー Inbox YES YES 説明には理想のゴールを書く! プロジェクトが完了したらcomplete! 毎日レビュー、実行されなかったら 期日を指定し直す NO NO 直近で行動が必要? いつかやるもの Someday たぶんやらないもの remove 5分以内に完了する? すませてremove プロジェクトを作成、項目を登録 期日とコンテキストを付ける 星印「やるぞ!」マークを付ける 実行したらチェックを付ける すんでいないこと、モヤモヤ していることをすべて書き出す

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iPad版が1,700円。「ここでも金を取るのか!」と突っ込みたくなりま すが、本当によくできているので、ぜひ購入してみてください。

のモヤモヤを

全部

Inbox

ここからいよいよ実践に入ります。基本的にデビッド・アレン氏の 手法にできるかぎり沿うようにやるつもりですが、私自身の性格や習 慣、あるいはサービスやアプリを使いこなすうえでのZONO流アレ ンジが入っていることも否めません。 あくまで、GTD的なひとつのやり方と捉えていただくほうがいい かもしれませんね。より本格的に取り組みたい方、あるいは「なんか 違和感あるなぁ」と感じた方はぜひ、先に紹介した『はじめての GTD ストレスフリーの整理術』をご一読いただき、自分流を編み出 してみてください。 最初のステップは「収集」です。Nozbeには「Inbox」というプロジェ クトが最初から用意されています。このInboxはリアルでたとえるな ら、空の書類入れのようなものだと思ってください。領収書や資料な どで散らかりまくった机にInboxをポンと置き、すべての手をつけて いない書類を1枚ずつ入れていく。そんなイメージですね。 Nozbe の Inboxには、頭や心の中で気になっている、したいこと、 考え、アイデア、プロジェクト、懸案事項など、「まだすんでいない こと」を思い出して1件ずつ登録していきます。具体的には、[+New Action]のボタンを押して「担当編集の藤井君と書籍タイトルの打ち 合わせをする」のように入力します。下にいろいろなオプションが表 示されますが、いっさい無視して「まだすんでいないこと」の内容だけ を記入します。 このとき、仕事か遊びか、はたまたプライベートか公のことかなど

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の切り分けはいっさい考えません。範囲は人生全般です。また、「質 より量にこだわれ」とデビッド・アレン氏は言っています。とにかく頭 の中から「すんでいないこと」を全部吐き出してすっきりさせることが 目的です。あとで必要ないと思ったものは捨てればいい。とにかく、 大小問わず、ありったけの事柄を書き出すようにしてみてください。 「来週のマイケル・ジャクソン特番の放映時間を調べる」といった一 見どうでもよさそうなものから、「新製品の企画について上司に相談 する」のような重要そうなものまで、「すんでいないこと」やモヤモヤ していることをすべて登録します。そうですね、少なくとも30分か ら1時間くらいはInboxと向き合ってみるのがおすすめです。おそら く、30や40の項目は楽勝で出てくるはずです(画面2)。 このInboxはあくまで「すんでいないこと」の一時的な保管場所とし て使います。次のステップ「処理と整理」で必ず空っぽにすること。こ れが重要なポイントです。 【画面 2】最初の「収集」ステッ プでは、画面左の Inboxを選 んだうえで[ +New Action] から「まだすんでいないこと」 をひたすら入力しよう。重要度 は気にしない。とにかく「質よ り量」だ!

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理想的

なゴールを

いたプロジェクトを

デビッド・アレン氏の手法では「収集」の次は「処理」「整理」とステッ プが続きます。これは私がNozbeを使ってみてわかったことですが、 ある一定の手順に従ってInboxの項目をかたづけていくと、この「処 理」「整理」のステップが自動的に完了してしまうんです。 おそらく、このあたりが ZONO流であって本流ではないかもしれ ませんが、私はNozbeのプログラムがすばらしいおかげだと判断して います。 先に「すんでいないこと」を書き込みまくったInboxには50近い項目 が登録されていると思います。これらを見ながらNozbeで用意されて いるさまざまなタグ付けや分類を行っていきます。ここでのルールは 次の3つ。 ① 上から順番にやっていく ② 1件ずつやっていく ③ Inboxに残したままにしない ①はプライオリティーを考えるなってことですね。ズラリと並んだ 項目を見ると、重要そうなものからそうでないものまでさまざまです。 ついつい、ヤバそうなものから手を付けたくなるんですが、あえて項 目に優劣をつけずに上から淡々とやっていきます。 ②は似たようなものをまとめて処理したくなる気持ちをグッと抑え て、とにかく1項目ずつ見ていくということですね。 ③も重要です。判断に迷っても、とにかくなんらかの処理をします。 あとでその処理が違うと思ったなら変えればいいというくらいの気持 ちで、とにかくInboxを空にします。

(23)

では、最初の質問です。 「その項目を“すんだこと”にするためには、直近でなんらかの行動 が必要ありますか?」 答えがNOだった場合。 項目として挙げたのにNOというのはちょっとわかりにくいかもし れませんね。たとえばこんな項目があったとします。 「小学校の同窓会を企画する」 具体的な日取りは決まっていません。以前から、機会があればやっ てみたいとなんとなく思っていたことです。いますぐなにかをするわ けではありません。この場合、先の質問「直近で行動するか?」の答 えは NOですね。 では、答えがNOだった場合、さらに質問です。 「この先も、それをする可能性はありませんか?」 小学校の同窓会にどれほど思い入れがあるかですね。「そうはいっ ても、実際にやるのは面倒だし、たぶん自分で企画なんかしないよ なぁ」と思うなら、[remove]ボタンを押して項目を削除します。 答えが「いや、いつかやるかもしれない」だとしたら、左上の [Project]のとなりにある[New]をクリックして「Someday」または「い つかやる」などの名前を付けたプロジェクトを作ります(画面3)。再 び Inboxに戻って、いつかやるかもしれない「小学校の同窓会を企画 する」を「Someday」もしくは「いつかやる」プロジェクトに入れておき ます。 「英語を勉強する」「ボーカルレッスンに通う」「ヨーロッパ一周旅

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行に行く」など、いますぐではないけれども、一生のうちで機会があ ればいつかやってみたいと思うような事柄もこれにあてはまりますね。 もし、「いつか」がぼんやりとでも「半年後くらいかな?」とイメージで きたら、[date]でとりあえずの期日を指定しておいてもOKです。以 降、「いつかやるかもしれない」項目が出てきたら同じように処理しま す。 最初の質問に戻りましょう。 「その項目を“すんだこと”にするためには、直近でなんらかの行動 が必要ですか?」 答えがYESだった場合、さらに質問です。 「それはいまから5分以内に完了できることですか?」 答えがYESだったらすぐに実行して項目を削除します。デビッド・ アレン氏は「2分以内」と書いていますが、私は勝手に5分としていま す。2分でできると思っても、実際には5分くらいかかるものが多い からですね。 【画面 3】まず画面左のProjects の[ +New]か ら「Someday」 プロジェクトを作成しよう。次に Inboxにある「いつかやる」項目 をSomedayプロジェクトに移 動する。

(25)

はい、答えがNOだった場合、つまり「なんらかの行動が必要だが、 5分以内にはできない」場合ですね。ここからがNozbeの醍醐味を味 わえる楽しいところですよ。まずは、その項目に書かれていることが 「1つの行動で完結する」か、「複数の行動を含んでいるか」をチェック します。 私の例でいうと、あるとき「車検をすませる」という項目をInboxに 書きました。処理の段階で気づいたのですが、実はこれ、複数の行 動を含んでいるんですね。一連の行動を箇条書きにしてみましょう。 ・自動車税を支払う(失念して滞納していました……) ・ いつもお世話になっているディーラーに電話して引き取りの 予約をする ・引き取りに立ち会う ・電話で見積もりをもらう ・車検を完了したマイカーを自宅で受け取る つまり、私が車検をすませるにはこれら5つの行動が必要だったの です。以前、ToDo管理アプリを使いこなせなかった原因のひとつが ここにありました。リストに「車検をすませる」と書いても、具体的な 行動が明らかにされていないため、見るたびにモヤモヤするだけでこ とが一向に進まないからです。 もし、Inboxの項目に「複数の行動を含む」ものがあったら、[Convert to Project]をクリックして項目をプロジェクトとして登録し直します (画面4)。再びInboxに戻ってこのプロジェクトにどんな行動が含ま れるかをイメージし、思いつくものを書き加えていきます(画面5)。 「別々に登録した行動が、よく考えてみると1つのプロジェクトに 属していた」というケースもあります。たとえば、私は「ブログのネタ

(26)

を考える」と「ブログを書く」という項目をInboxに別々に登録してい ました。これはまさに「ブログ」というプロジェクトに属する行動です よね。 この手の項目があったら、先に[Someday]プロジェクトを作成した のと同じ手順で新たなプロジェクトを登録します。 もし、どのプロジェクトにも属さない項目があったらどうするか? 私はすべての項目をプロジェクトとして扱うことをおすすめします。 複数の行動を含むものはプロジェクトに! 【 画 面 4】 入力した項目に「 複 数の 行 動が含まれるとき」は [Convert to Project]をクリッ クして、その項目をProjectに変 えよう。 【画面 5】プロジェクトに必要な 行動を入力していく。これでプロ ジェクト完了までに必要なアク ションが一目瞭然に!

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理由はNozbeのプロジェクトに付属している[Project Description](プ ロジェクトの説明)という項目にあります。これを単なる説明と解釈 するのではなく、プロジェクトのゴール、それも理想的なゴールを記 述する枠と捉えることで、気持ちが大きく変わるからです(画面6)。 あるイベントのために作ったプロジェクトの説明に「イベント開催」 と書くのと、「このイベントを満員御礼、大盛況のうちに終わらせ、 スタッフ全員で祝杯を挙げるプロジェクト!」と書くのとは大違いだ と思いませんか。 おそらく、前者にはごくごくありきたりな行動だけが登録されるこ とになるでしょう。後者には「満員御礼にするための集客企画を発案 する」などのめちゃくちゃ前向きで楽しい項目が書かれることになる はずです。 私は「歯医者に行く」というもっとも苦手な行動を「Beautiful Life」と いうプロジェクトに入れて、説明には「バラ色の人生を謳歌するプロ ジェクト」と書いています。「Beautiful Life」には、ここでは言えない ようなイヤなことがたくさん登録されていますよ。 【画面 6】プロジェクトの説明 には「この試みがどんなゴー ルを迎えたらもっともハッピー か」を書いておこう。つまらな いタスクがポジティブな行動に 変わるはず!

(28)

期日、状況、場所、担当者

をイメージする

プロジェクトの解説が長くなったので、もう一度質問に戻っておき ますね。「その項目を“すんだこと”にするためには、なんらかの行動 が必要ですか?」の答えがYESで「いま5分以内に完了できること」で はない場合の処理ですね。まず、それぞれの項目をプロジェクトに登 録します。 先の例でいえば、「ディーラーに電話して引き取りの予約をする」 (車検プロジェクト)や「ブログのネタを考える」(ブログプロジェクト) などの、「直近で行動が必要だが、5分では終わらない」項目です。 「ディーラーに電話」はその場でできるのであれば「5分で終わる」ので、 即、すませて[remove]します。でも、今日はディーラーの休業日で いますぐに電話できないとしたら、項目をプロジェクトに登録して次 のステップに進みます。 次は日付です。先に[Someday]に入れたものといま扱っているもの は決定的に異なります。「直近で行動する必要がある」と答えたもので すからね。この場合は[date]で日付を入れておきます。所要時間が明 らかな場合は[time]で設定しておくのもアリです。 さらに、その行動がどんな状況や場所で行われるか、またそれを 行うにはどんな道具が必要かを具体的にイメージします。実際に行 動するのが自分ではなく、「だれかにお願いする」というのも状況のひ とつです。 GTDではこれらを「コンテキスト」と呼んでいます。場所を特定す るのは簡単です。自宅でしかできない行動なら「Home」、会社なら 「Office」ですね。私は風呂に入るとすっごくいいアイデアが浮かぶの で、「Bathroom」というコンテキストを作っています。 道具もイメージしやすいですね。パソコンを使うことが必須なら

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「PC」、iPadが必要なら「iPad」、だれかに電話をかける場合は「Phone」 です。もちろん、日本語を使ってもOKですよ。 状況はどうでしょう。ちょっと曖昧な分野ですが、執筆なら 「Writing」、なにかを読むなら「Reading」、買い物なら「Shopping」など がありますね。 「だれかにお願いする」はNozbeにコンテキストとして最初から登 録されている「Waiting for」が使えます。場所はどこでもかまわないも のもありますよね。私は「Anywhere」というコンテキストを作ってそ ういった項目に付けています。 これらのコンテキストを項目に追加していきます(画面7)。「Waiting for」のように最初から登録済みのものもありますが、必要ならイマジ ネーションを存分に発揮して自由に追加してください。コンテキスト はかならずしも1つだけとはかぎりません。「自宅でパソコンを使っ て書く」であれば、「Home」「PC」「Writing」のように3つのコンテキ ストを付け加えます。 さて、このコンテキスト、単なるタグ付けじゃありません。Nozbe 活用のクライマックスともいえるミラクルな役割を果たしてくれます。 しかも、iPhoneやiPadのアプリで! 実行のステップをお楽しみに。 【画面 7】まずはInboxに残っ ている項目をProjectに紐付 けよう。そのうえで各項目に 日付(date)やコンテキスト (context)を設定していく。

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いを

めて

やるぞ

!」

マークを

ける

ここまでで、「行動が必要な項目」(5分以内に完了するものを除く) には次の3つの情報が付加されているはずです。 ・理想のゴールが記述された素敵なプロジェクト ・期日と可能なら所要時間 ・状況、場所などのコンテキスト 【画面 8】各プロジェクトにあ る項目一覧画面で、星印をク リックして項目をアクティブに しよう! 【画面 9】画面左にある[Next Actions]をクリックすると、 星印がアクティブな項目だけ がズラリと並ぶ。これが「固 い意志の表明」だ!

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最後の仕上げです。各項目の右端にある星印をクリックしてアク ティブにしましょう! 実はこの星印、とても重要な意味をもってい るんですね(画面8)。Nozbeの左上、いちばん目立つところにある [Next Action]を押すと、星がアクティブな項目だけがずらりと一覧 表示されます(画面9)。[Someday]プロジェクト、すなわち「いつかや る」に入れたものは星を付けていないので出てきません。 そうなんです。「やるぞ!」と決めたものこそが[Next Action]。これ はもう、固い意志の表明といってもいいでしょうね。 Inboxに書き込んだ数十項目について、「プロジェクト」「期日」「コ ンテキスト」「星印」を付け終わったらNozbeへの登録は完了です。 この時点でInboxには項目が残っていないはずです。消去か、プロ ジェクトに登録されたかですからね。

実行

のステップでは

iPhone

大活躍

ここからはいよいよiPhoneとiPadが活躍します。 次は、Nozbeに登録した「Next Action」を実行に移すステップです。 アプリを起動すると[Next Action][Project][Context][Calendar]の 4つのメニューが登場します。朝起きてタップするのは[Calendar]で すね。先のステップで期日を登録したもののうち、今日が期限になっ ているアクションがひと目でわかります(画面10)。これらを1つずつ 着実に実行すれば、プロジェクトの説明に書いた理想が現実のもの になるはずです。 いつでもどこでもアクションを確認、追加できる「Nozbe」 仕事効率化/ 600 円(iPhone)、1,700 円(iPad) 私をもっとも「毎日見る」気にさせてくれたGTDアプリの決定版。

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では、どれから手をつけたらいいのか? ここが問題です。なんと なくやりにくそうなものもあれば、簡単なものもあります。ここで「考 えないこと」がポイントですね。次のアクションとしてなにが最適か Nozbeに教えてもらいましょう。 ホームに戻って[Context]をタップします。Inboxの項目を処理する ときに付加したコンテキストがずらりと並んでいます。場所や状況、 道具が候補として挙がっていると捉えてみてください。 「いま、自分はどこにいてどんな道具を持っているのか?」 家にいるなら[Home]を、会社にいるなら[Office]を、パソコンの 前に座っているなら[PC]、はたまた買い物をしている最中なら [Shopping]を選びます。はい、表示された項目がいまできることの候 補なんですね! 私は最初にこの機能を見たとき、感動せずにはいら れませんでした(画面11)。 所要時間が付加されていれば、状況や道具に加えてそのときの空 き時間も考慮できて、まさに「いま行う行動」のベストチョイスが判明 するわけです。たとえば、買い物に来ているとします。もし、Nozbe がなければ、そのとき買おうと思っていたものだけをゲットして満足 【 画 面10】iPhoneア プリ 版「Nozbe」。 起 動 画 面で [Calendar]を選んだ画面。 日付ごとの「やるべき行動」 が表示されている(左)。 【 画 面11】[Context]から [Office]コンテキストを選 んだ画面(右)。

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しているはずです。でも、Shoppingのコンテキストに別の買うべき 商品が掲載されているとしたらどうでしょう。しかも、それがごくご く近所のお店だとしたら。迷わずに別の商品も買って帰りますよね。 こうして「すんでいないこと」がひとつ片付いてしまう。これこそが GTD のすごいところなんです。 断言しますが、これ、本当にクセになりますよ。もう、このNozbe による行動のおすすめが見たくてみたくて仕方なくなります。私は、 駅に向かうときは必ず[Phone]のコンテキストをタップしてみます。 「○○さんに電話で□□を確認」なんて項目があったら、もううれしく てすぐに電話ですね。もちろん、これで「すんでいないこと」がひとつ 消えていくわけです。 ひとつのアクションを実行し終わったら、項目の左にあるチェック ボックスにチェックを付けます。一度、チェックが付いた項目は、翌 日以降の[Next Action]に表示されなくなります。 また、プロジェクトに含まれるすべてのアクションが完了した場合、 「プロジェクトのゴール達成」の印を付けておきます。ウェブ版の Nozbeにアクセスして、完了したプロジェクトを選びます。プロジェ クト名の右にある[info]をクリックし、右下の[complete]ボタンを押 します。これで、左のプロジェクト一覧からプロジェクト名が消えま す。完了したプロジェクトを一覧するには、最下部にある[Go to completed projects]をクリックします。 こうして、登録したアクションやプロジェクトがリストから消えて いくのを見るのも、Nozbeを使う楽しさのひとつですね。 この行動ステップに最適なのはやはりiPhone。いつでもどこでも瞬 時にNozbeが見られる機動力を生かしたいですね。さらに私の場合、 「気になること」が頭に浮かんだ瞬間にiPhoneでNozbeを立ち上げ、 Inboxにすかさず書きとめています。最初のステップで頭の中に引っ

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かかっているものをInboxにまとめて突っ込みました。でも、おそら く日々の生活の中でもどんどんそれは沸き上がってくるはずです。そ のつど、iPhoneのアプリから登録するのがおすすめですね。

毎日

1

回、週

一度

のレビューは

iPad

1日の仕事が終わり、帰宅後、ソファーでリラックスしながらiPad でもう一度だけNozbeを立ち上げてみます。まずはContextから見て みましょう。余計なところは見なくてかまいません。いまは自宅、 Homeにいます。PCもその時間からは起動しないかもしれません。 読書はどうでしょう。もしかしたら読みたい気分かもしれませんね。 Readingというコンテキストがあればチェックするのも悪くなさそう です(画面12)。 もし、家で気軽にできる項目が見つかったら、本日最後の行動とし てすませてしまえます。なにもなかったら? Calendarを再度チェッ クしてみましょう。今日が期日になっていて手がつけられなかったも のはないか。私の場合、必ず1つ以上はありますね。ここで「オレは 【 画 面12】1日 の 終 わ り は リラックスしな がらiPadで Nozbeを。予定日を過ぎて赤 くなっている項目があったら無 理のない日程に変更しよう。

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ダメだなぁ」などと自分を責める必要はまったくありません。 いま行っていることの目的は「モヤモヤしていることを頭の外の信 頼できるシステムに預けること」です。今日終わらなかったことを「で きなかった」という思いとともに過去に置き去りにするのではなく、 新たな可能性として未来に記録し直せばいいのです。 iPad の Nozbeで日付が過ぎて赤色になっているものをタップしま す。「due date」を見て、もう一度、できるかぎりリアルな日付を振り 直しましょう。一刻を争うものなら直近の翌日に登録することになる はずです。でも、「よく考えたら今週じゃなくてもいいじゃないか」と 思えるものは、勇気を持って来週にまわします。 この「1日の終わりのレビュー」をiPadでやるのが私のお気に入りで すね。毎回、パソコンを立ち上げなければならないとすると、疲れて 帰ってきたあとなど、とてもやる気は起きません。膝の上で操作でき るiPadの利点はこういうところで生かしたいですね。 さて、こうして1週間が経ちました。ここで、もう一度最初のステッ プ、「頭の中のモヤモヤを全部Inboxに叩き込む」から「思いを込めて “やるぞ!”マークを付ける」までを行ってみます。やはり同様に30分 から1時間くらいかけてやるのがおすすめですね。 おそらく、新たなアイデアややってみたいこと、やっておいたほう がいいことなどが次からつぎに出てくるはずです。私の経験ではこの 1週間のサイクルを繰り返していけばいくほど、最初の収集ステップ で書き込む項目が出やすくなります。コンテキストの設定もうまくな るし、プロジェクトの組み立てもごくごく自然に発想できるようにな ります。 こうして、毎日1回と週に一度のレビューを繰り返すことがGTD を機能させる秘訣です。毎週のレビューは、やはり時間の自由が利 く週末にもってくるのがいいでしょうね。

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文書

資料

iPad

Evernote

管理

する

ここからはいよいよ応用編。そしてNozbeの本当のすごさを実感す る瞬間です。たとえば、自分が発案して社内で動き出している企画 があったとします。そこにはどのくらいの文書が存在するでしょう。 企画書、マーケットデータ、競合他社の資料、ウェブサイトで得た 情報などなど。 机の引き出しや書類棚、ファイル、バインダー、パソコンの中、デ ジタルのデータもあればアナログの紙もある。これらが未整理のまま 放置されているとしたら、「すんでいないこと」が頭の中でモヤモヤし ていたのと同じように、なんだかすっきりしないはずです。 デジタルデータをパソコンのフォルダーで管理する方法もありま すが、ファイルやフォルダーの命名ルールなどをしっかり決めておか ないと、デスクトップ上に散らばってしまい、結局は放置された机の 上の書類と同じ有様になってしまいます。ちなみに、私はパソコンの データをきっちり整理するのが本当に苦手なんです。 そこで、おすすめしたいのが Evernoteの活用です。すでに、iPhone やiPadと同じくらい有名になりつつある、クラウドサービスのいちば ん人気ともいえるEvernote。「もう使っているよ」という方も多いで しょう。だとしたらなおさらです。これまでのステップをこなしてき たとしたら、Nozbeには最高のプロジェクト管理システムができあ がっているはずです。ここで一元管理しない手はないですね(画面 13)。 Evernote活用の第一歩は、多くのガイド本で解説されているよう に「すべての資料や情報をデジタル化すること」です。じゃあ、紙の 書類を全部スキャンして……、となりそうですが、その前に「紙にし ない」ことを心がけるほうがいいと思います。

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オフィスで配られる紙の資料は、いまなら間違いなくパソコンでプ リントアウトされたものです。いかにそれをしないか。ここからやる ほうが早いと私は思いますね。その代わりに我らがiPadを活用する わけです。A4よりやや小さめの画面ですが、これさえあれば、少な くとも自分だけは紙を使わずにすみます。 企画会議でプレゼン資料を配らなければならない。そんなとき、も しメンバー全員がiPadを持っていたらどうでしょう。第7章で徹底的 に解説するDropboxやMobileMeなどのクラウドサービスに共有フォ ルダーを作成して、メンバーはそこからプレゼンのファイルを自分の iPadにダウンロードして閲覧する。これが理想の姿ですね。 もちろん、そんな世界がすぐに来るとはさすがに私も思っていませ ん。だとしても、メンバーには紙で配って、自分は絶対に紙にしない と決めてiPadで参照する。これなら容易にできるはずです。もし、メ ンバーから紙を渡されたら? いたって簡単です。「この元データを メールで送ってほしい」とリクエストしておけばいいのです。 会議中のメモもすべてiPadで行います。詳しくは第3章で解説しま すが、手書きメモを実践的に使う方法があります。同じく後述します http://evernote.com/ 【画面13】Nozbeと連携させる ことで、プロジェクトごとの資料 管理もできるようになる。 クラウドサービスの大定番 「Evernote」

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が、情報源としてのウェブサイトも厳選したうえでEvernoteに放り込 みます。こうしてできるかぎり身のまわりの資料や文書をEvernoteに 入れておくことで、Nozbeのミラクルな機能が使えるようになります。

Evernote

資料

文書

Nozbe

紐付

ける

もし、まだ Evernoteを使っていない場合は、ウェブサイト(http:// evernote.com/)でアカウントを作成します。Evernoteは無料でも使え ますが、月間の使用量が40MBまでと少なめだったり、共有機能に 制限があったりと、本書で解説する仕事術に使うには十分とはいえま せん。ぜひ、月額5ドルまたは年額45ドルのプレミアム会員になる ことをおすすめします。 アカウントができたら、ウェブサイトの「ダウンロード」からパソコ ン版のEvernoteを入手してインストールします。iPhone版、iPad版 ともにアプリが用意されているので、こちらも入れておくのがおすす めです。 また、Evernoteには知っておくと便利な機能が数多くあります。ぜ ひ、『できるポケット+ Evernote』(コグレマサト・いしたにまさき& できるシリーズ編集部著/インプレスジャパン刊)などの解説書を読 んでみてください。「こんなにすごいサービスだったのか!」と感動す ること間違いなしです。 では、いま動いているプロジェクトの中から、もっとも資料や文書 が多そうなものをNozbeから選んでみましょう。そのまま下のほうを クリエイティブ仕事術の必須アプリ「Evernote」 仕事効率化/無料(iPhone&iPad) EvernoteアプリはiPhoneとiPad の両方に入れておこう!

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見ると[Evernote Notes]というボタンが見つかるはずです(画面14)。 これをクリックして[Connect Nozbe to Evernote]もクリックします (必要ならアカウントとパスワードを入れて)。なんと、これだけでい ま使っているEvernoteとNozbeがつながってしまうんですね! おそらく、この時点ではなにも表示されていないと思います。そこ で、Evernoteのウェブサイトにアクセスするか、パソコン版のソフト を立ち上げます。まずは、Nozbeのプロジェクトと同じ名前のノート ブックを作ります(画面15)。ここに、このプロジェクトに関わるノー トやウェブクリップを全部、入れてしまいましょう。これはあくまで 【画面15】EvernoteでNozbeの プロジェクトと同じ名前のノート ブック(画面の例では「新商品 開発」)を作る。プロジェクトに 関連する資料は「新製品開発」 のタグを付けてこのノートブック にすべて放り込もう。 【画面14】プロジェクトの画面下 にある[Evernote Notes]をク リックして、NozbeとEvernote の連携をスタートさせよう!

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Evernote側で関連の資料を見やすく整理するためです。 ここからが本番。NozbeはEvernote内のノートに付けられたタグ を調べます。もし、それがNozbeに登録されたプロジェクト名と一致 していた場合、プロジェクトを開くだけで該当するノートを一覧でき るようにしてくれるんです! これが Nozbeのワン&オンリーたる所 以だと私は強く思いますね(画面16)。 つまり、次にやることはただひとつ。プロジェクトに関わる資料や 文書にすべて「プロジェクト名と同じタグを付ける」ですね。Nozbeで これまで行ってきたステップを思い出してください。プロジェクトの 中には「すんでいないこと」がまとめられています。これらを実行する ために、いま紐付けられたEvernoteの資料や文章が必ず必要になる はずです。それが、この瞬間にめでたく1か所にまとめられました。 いや、本当におめでとう! ですよね。 さらに、Nozbeはプロジェクト名だけでなく「コンテキスト名」と一 致しているタグも調べます。この場合は、Nozbeでコンテキストを選 んだ際に「コンテキスト名」と同じタグを含むノートを一覧表示してく れます。これも使いようによっては画期的に便利になります。 【画面16】Nozbeに戻ってプ ロジェクト画面を表示してみ よ う。 画 面 下 の[Evernote Notes]に、Evernoteで登録 したプロジェクト関連資料が 一覧表示される!

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たとえば、Evernoteの中に「あとで読もう」と思って入れておいた ノートがあるとします。Nozbeにはあらかじめ「Reading」というコン テキストを作っておき、電車の中やちょっとした空き時間に「読む」こ とで完了する項目にこれを付けておきます。 Evernote の中にも「あとで読もう」と思うものがあったら、一文字一 句違わずに「Reading」というタグを付けます。あとは想像どおりです。 Nozbeで[Reading]のコンテキストを選ぶと、Evernoteの「あとで読も う」と思っていたノートもすべて一覧表示されます(画面17)。 iPad版のNozbeアプリはEvernoteとの連携に対応しています。左 メニューの[Projects]からプロジェクト名を選び、アクションの下に あるツールバーから[Evernote]をタップします。これでEvernoteノー トのサムネイルが一覧表示されます。ホチキスでノートを留めたよう なルック&フィールがたまりませんね(画面18)。 テキストだけのノートはサムネイルをタップするだけで内容を閲覧 できます。PDFやオフィスドキュメント、iWork文書などは文書表示 欄にファイル名のリンクが表示されます。これをタップするとフル画 面のビューアーが起動して、文書を見やすく表示してくれます。 【 画 面17】Evernoteに あ る 「いずれ読もう」という資料に [Reading]タグを付けておけ ば、Nozbe の[Reading]コ ンテキスト画面からでも確認 できるようになる。

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ビューアー画面を軽く1回タップすると、右上に[Open In...]のメ ニューが現れます。これをタップするとiBooksなど、別のアプリで 文章を読めるようになります。iPadにPagesやKeynote、Numbersが インストールされている場合、この機能を使ってオフィス文書や iWorkドキュメントをそれぞれのアプリに送れば、その場で編集もで きてしまいます。 私はNozbeを使いはじめるずっと前からEvernoteを使っていまし た。しかも、気ままに書き込んだりファイルを入れてみたり、かなり がさつな扱いをしていたわけです。Nozbeと紐付けると決めたとき、 思い切って2時間ほど時間を割いて大掃除をしました。この章でやっ た「収集」と同じことをEvernoteで行ってみたのです。 まず、二度と見る必要がないと思うノートをどんどん削除しました。 次に、Nozbeに登録したどのプロジェクトにも関連しないもの、つま り資料的なものに「資料」というタグを付けました。本を読んだときに クリップした「名言集」などがそれにあたりますね。当面の行動には まったく影響を与えないけれど、いつか参照するかもしれないもの。 それらはすべて「資料」として扱うことにしました。 【画面18】iPad 版の Nozbe アプリでもEvernoteに登録し たノートブックを閲覧できる。 ホチキスで留めたような演出も 気持ちいい。

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同時に、Nozbe側に「資料」というプロジェクトを作りました。ここ にはもちろん、行動を伴う項目は入っていません。ただ、Nozbeで[資 料]プロジェクトを選ぶと、Evernoteに入っている[資料]のタグが付 いたものがすべて一覧できるというだけです。 最後に、すでにNozbeに登録してあるプロジェクトに関わるもの は、先に述べたようにプロジェクト名を一致させたノートブックの中 にたばね、同時にプロジェクト名と同じタグを付けました。これによ る効果は先に解説したとおりですね。 さらに、Evernoteを整理することによって新たなコンテキストを発 見しました。「idea」というものです。どうも私の場合、なにかのネー ミングやキャッチコピー、新しい企画のためのひらめきをEvernote にメモしておくことが多かったようなのです。アイデアの芽のような ノートが無数にありました。そこで、Nozbeにも「idea」コンテキスト を追加し、Evernoteのアイデア関連のノートに「idea」というタグを付 けてみました。 このideaタグは場所や時間を選びません。3分でも空き時間があれ ばいつでも思いを馳せることができるんですね。最近はNozbeでidea コンテキストを選んで、そこに並んだEvernoteのアイデアの欠片を 眺めるのがかなり楽しくなっています。

さらなるリマインダーとしてカレンダーと

連携

させる

本章最後の仕上げは「実行される可能性を数パーセントでも高める ためのリマインダーの追加」です。すでにNozbeにはカレンダー機能 があり、日々、今日やることはなにかをチェックできるようになって います。でも、もしかしたら朝一番で見たきり、その日の終わりまで 一度もNozbeを立ち上げないかもしれません。

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GTDでは「頭で覚えておく」ことを推奨していません。外部の信頼 できるシステムに預けることで、覚えておかなければならない義務感 から解放されることが重要なのです。そこで、1日に何度も見るであ ろうシステムに、さらなるリマインダーを追加しておくことにします。 そのシステムとは「Googleカレンダー」ですね。詳しくは第10章で 解説しますが、今日ではGoogleカレンダーを見やすく使いやすいイ ンターフェイスで表示してくれるアプリが数多く発売されています。 iPhoneにもiPadにもそれぞれおすすめのものがあるので、ぜひ、メ インのスケジューラーとして使ってみてください。 では、NozbeをGoogleカレンダーと連携させてみましょう。といっ ても、手順は驚くほど簡単です。Nozbeのウェブサイトで右側にある おなじみの[Calendar]を選びます。いちばん上にある[info]をクリッ クすると[iCal]というアイコンがあるはずです。クリックすると長い URL が出てきます。これをコピーしてGoogleカレンダーに移動しま す(画面19)。 Google カレンダーの左に「他のカレンダー」という項目があります。 この下にある「追加」をクリックして「URLで追加」を選びます。出て きたポップアップの「URL」欄に先にコピーしたURLをペースト。「カ レンダーを追加」をクリックすれば完了です!(画面20) 「他のカレンダー」に「nozbe calendar」が追加されたかどうか確認し てみてください。追加されていれば、GoogleカレンダーにNozbeで 登録した項目が表示されているはずです。やってみると実はどうでも いいようなことにも思えますよね。でも、個人的にはこの連携にはと ても大きな意味がありました。 以前からToDoアプリがしっくりこない理由のひとつに、メインで 使うGoogleカレンダーのほかに日付を管理するシステムをもつのが 気持ち悪いというのがありました。本当に形だけのことなんですが、

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こうして一体化することによって、気分的にはずいぶんとすっきりし ましたね。 もちろん、カレンダーは1日に何度もチェックします。そのたびに、 「ああ、昨晩オレはこれをやると決めていたよな」と思い出させてくれ ることが大きいのです。だからといってすべてが実行されるわけでは ありません。でも、少なくとも2つに1つ、いや3つに1つくらいは やっているような気がします。このわずかな「差」が何年後かに大きく NozbeのカレンダーをGoogleカレンダーと同期させよう! 【画面19】Nozbe の Calendar 画面上の[info]をクリックして [iCal]を選択すると、画面のよ うなアドレスが表示されるのでコ ピーする。 【画面 20】Googleカレンダーの 画面左[他のカレンダー]にあ る[追加]をクリックし、表示さ れるメニューで[URLで追加]を 選択。コピーしてあるアドレスを 貼り付ければOK。

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なっているのかもしれない、なんて思ったりもしていますね。 ひとつ残念なお知らせですが、2010年7月現在のNozbe 2.0では、 登録したアクションが一部、Googleカレンダーに表示されないなど、 連携がうまくいかないことがあります。頻繁にアップデートを行う サービスなので、早期の修正に期待したいですね。 ZONO流GTD、Nozbe編はこれにて終了です。このあとに出てく るさまざまな仕事術のうち、このNozbeシステムに紐付けられていく ものも少なくありません。自分流にアレンジを加えながら、ぜひ、実 際に活用してみてください。では、次なる仕事術に行きましょう!

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アナログ

情報

参照

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