髄液蛋白質に関する研究(一)髄液蛋白濾紙電気泳動
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(2) 492. 田. 辺. 分 の1に 濃縮 され るの で,こ の 濃 縮髄 液 を 泳動 に供. 研. 二. 第1表. 原血 清 お よび100倍 稀 釈後 濃 縮 血清 に. した.. お け る各 分劃 値 の比 較. b.セ. フ ァデ ックスG‑25に. よ る加 圧 透 析. 患者 か ら得 た髄 液 約10mlを. セ ロフ ァンチ ュー ブ. に入 れ,両 端 を 閉 じ50〜100メ ツ シ ュ 乾燥 セ フ ァデ ックスG‑25で. 周 囲 を お お い全 体 を セ ロ フ ァ ン紙 で. 包 み,そ の上 か らお も しを載 せ, 4℃ 氷 室 内 に放 置, 透 析 を行 な うと,約24時 間 で 髄 液 は100分 の1迄 に濃 縮 され るので この 濃縮 髄 液 を 泳動 に用 いた. 水分 を 吸い 膨 潤 した セ フア デ ッ クスは水 洗 し乾 燥 して繰 り返 し使 用 した. 3.泳 動 装 置 装 置 はElPhor. (Munchen)の. 水 平 型 の もの を硬. 用 した. 4.泳 動 条 件 緩衝 液 はpH8.6,. μ=0.05の. ベ ロナ ール 緩 衝 液. で,濾 紙 は一 試 料 に つ いて 巾4cm,長. さ30cmの. 東 洋 濾 紙No. 51を 使用 した. 濃縮 髄 液0.O1〜0.02mlを にのせ,電 圧200V,電. ル ブ ミン,. α1:α1‑グ ロ ブ リン,. α2:α2‑グ ロブ リン, β:β‑グ ロブ リン, γ:γ‑グ ロ ブ リン. 微 量 ピペ ッ トで 濾紙. 流2.5mA/cmで. 通 電 し5. 時 間泳 動 を行 な つた.終 了後 室 温 で水 平 に保 ち,生 乾 きに した後,乾 燥 器 内で100℃20分. 間保 ち 乾燥. た血 清 と 同 じ血 清 を 同 じ く操作,稀 釈後 濃 縮 した も ので,こ の方 法 に よつて 泳 動 した値 は再 現 性 も良 く, 原 血 清 お よ び ポ リエ チ レン グ リコー ル に よ る方 法 と 比 べ て も殆 ん ど差 は見 られ な い.. 固定 した.. 2.正 常 髄 液 蛋 白分 劃 値. 5.染 色 お よび 定 量 メ タ ノール9容,氷 Bを0.2%の. A:ア. 酢 酸1容 の 溶液 に ア ミ ド黒10. 著 者 の算 定 した正 常 値 は第2表 の 通 りで あ る. (第1図). 割 に溶 か した染 色 液 に泳 動 濾 紙 を 浸 し,. 20分 間染 色 後,. 2%酢. 酸 水 で10分, 10分, 30分, 12. 時 間 の順 に濾 紙 の 余地 が 概 ね 白色 にな る程 度 迄脱 色 した.次 に室 温 で乾 燥 させ, 130℃ の 溶 融パ ラフ ィ ンに浸 し,気 泡 が 出終 つ て か ら取 り出 し,パ ラフ ィ ンに よ る固 定 並 び に半 透 明 化 を行 な つ た. 定量 に は 自記 積 分 付 濾 紙 泳 動 用濃 度 計AG‑4型 (ア タゴ 光 学 器 械 製 作所),フ. イル ター は610mμ. フイル タ ーを使 用 し,曲 線 を描 くと同 時 に分 劃 比を. これ ら正 常 例 を 決定 す るの に精 神 神経 系 に全 く異 常 の な い例 を 集計 す るこ とは甚 だ 困 難 で あ るので, 臨 床 的 に神 経 症,祈 祷 性 精 神病,森. 田神 経 質症,ヒ. ステ リー,非 定型 精 神 病 と診 断 され,髄 液 圧,グ ロ ブ リン反 応,細 胞 数 に異 常所 見 な く,又 神 経学 的検 査 に異 常 の な い例 で且 つ,既 往 歴 に特 異 神 経疾 患 の な い例 を7例 選ん だ.年 令 は21才 か ら35才 迄 の男3 例,女4例. で あ る.. 3.神 経 精 神 科疾 患 髄 液 蛋 白分 劃 値. 算 定 した.. 主 に臨 床 的観 点 か ら,そ れ ぞ れ8疾 患 群 に大 別 し 結. 果. た. a.中. 1.髄 液濃 縮 操 作 の検 討 a.ポ. リエチ レ ング リコー ル6000に よ る透析. 血 清0.1mlを. 生 理 食 塩 水 で約100倍. に 稀 釈後,. 濃 縮 した もの を泳 動 した分 劃値 を 第一 表 に掲 げ た.. 枢神経系炎症性疾患. 第3表 は 臨床 的 に中 枢神 経 梅 毒 を 含 む 中枢神 経系 炎 症 性 疾 患 と診 断 され た症 例 の分 劃値 で あ る. 全13例 中4例 を除 き γ‑グロブ リン の 増 加 を示 し. 原 血 清 と比 較 して,そ れ ぞ れ の分 劃 に おい て大 差 は. て い る.症 例K.. な い.. 痺 で あ る.. b.セ. フ ァデ ックスG‑25に. よ る加 圧 透 析. ポ リエ チ レン グ リコール6000に よ る透 析 に使 用 し. 症 例T.. H.は. I.お. よびS. N.は. 新鮮 な 進行 麻. 意 識障 害 を主 訴 と し て 入 院,意 識. は軽 度 混 濁,不 穏,微 熱,両 側 うつ血 乳 頭,両 膝蓋.
(3) 髄 液蛋 白質 に関す る研 究 第2表. N:. Nonne‑Apelt第. V:前. 分 劃,. A:ア. 一 相 反 応,. 正. P:. 常 髓. Pandy反. 応, Z:細. ル ブ ミ ン, α: α‑グ ロ ブ リ ン, 第3表. 液. 蛋. 493. 白 分 劃 値. 胞 数/3, GE:総. β: β‑グ ロ ブ リ ン,. 蛋 白 量mg/dl(Biuret反. 応). γ: γ‑グ ロ ブ リ ン. 中 枢神 経 系 炎症 性 疾 患 髓液 蛋 白分 劃値. 腱 反射 亢進,両 足 間 代陽 性 等 の所 見 が あ つ た.漸 次. の為 感染 の有 無 の 検査 を依 頼 され た例 で あ る.血 液,. 悪 化 の経 過 を示 し,次 第 に両 側 乳 頭 は萎 縮 し,痴 呆. 髄 液 共 に梅 毒 反 応 陽 性 で あ るが,髄 液 に は その 他 の. 進 み,両 下 肢 の 強直,い わ ゆ る視 床手 を呈 す る様 に. 所 見 は 乏 しい.し か し 表 の 如 く軽 度 γ‑グロ ブ リン. な り,全 経 過 は1年3ケ. 増 加 を見 て い る.. 月 抗 生 物 質,副 腎皮 質 ホル. モ ン等 の 治療 を 行 な つ た に拘 わ らず死 亡 した 例 で あ る. γ‑グロブ リン36%と い う泳動 像 を 示 して い るが (第2図)臨. 床 的 に は死 亡 時 迄確 定 診 断 を下 し得 ず. 剖検 に よつ て脳 脊 髄 炎 と診 断 され た興 味 深 い症 例 で あ る.な お,金 ゾル反 応 は 進 行 麻 痺型 を 示 して い た.. 症例Y.. K.お. よびM.. K.は. 一 卵 性 双生 児 の 若年. 進 行麻 痺 例 で 何 れ も駆 梅 療 法 を 試 み,髄 液 所見 が好 転 した時 期 の 泳 動 像 で 両例 共 γ‑グロ ブ リン の 増 量 は見 られ な い. a′.Behcet症 候 群 第4表 に分 るよ うに5例 の 患 者 に8回 髄 液 泳動 を. 症 例T. F.は て ん か ん で入 院 治 療 中,突 然高 熱 を. 行 な つ た.全 例症 状 発 現 乃 至 最 盛 期 の髄 液 を 採取 し. 発 し,髄 膜 刺 戟 症状 を来 した症 例 で,臨 床 的 に髄 膜. て お り,そ の う ち2例 は経 過 を 追 つ て分 劃 測 定 を行. 炎 と診 断 され た 急性 期 を 経 過 した症 例 で あ る.な お,. な つ た.有 症 状 期 の全 泳 動 像 の うち2例 に γ‑グロブ. この 一例 の み は死 亡 後 採取 した髄 液 を 泳動 した. 症例A.. Y.は. 配 偶 者 が 進行 麻 痺 と 診 断 さ れ,そ. リン増 大,. 1例 に β‑グロ リン増 大,. び γ‑グロブ リン増 大 が見 られ る.. 1例 に β‑およ.
(4) 494. 田. 第4表. (前公 劃(+)は 症 例M.. St,は. 辺. Neuro‑Behcet症. γ‑グロ ブ リン の み の 増 加,症 例. 果,症 状 は軽 快 し更 に8ケ 月 後 再 燃 を起 した例 で, 症 状 増 悪 と共 に β‑およ び γ‑グロブ リンの 増加 を 来 して い る,と 同 時 に アル ブ ミン は減 少 して い る. O.は 症 状 最 盛期 に γ‑グロブ リン は軽 度. 増加 し(第3図),約1年. お よび2年. 後 の 軽快 時 に. 測 定 した泳 動 像 で は γ‑グロブ リン の 減少 と, α‑グ 第5表. 二. 候 群 髄 液 蛋 白分 劃 値. その 存在 を示 す). T. T.は 副 腎皮 質 ホル モ ン,抗 生 物質 等 で治療 した結. 症 例M.. 研. Neuro‑Behcet症. ロブ リンの 増加 が 見 ら れ る(第4図 症 例T. K.お. よ びM.. Sk.で. お よ び第5図).. は 泳 動像 に著変 は. な か つ た. 第5表. は4例 のNeuro‑Behcet症. 候 群 の 髄 液 と血. 清 蛋 白泳 動像 との 関 係 を示 した 表で あ る.増 悪期 に お け る血 清 γ‑グロブ リンは3例 上昇 して は い るが さ程 で は な い.む ブ リン増船 が3例,. しろ増 悪 期 に は α‑および β‑グロ β‑グロブ リン増加 が1例 に見 ら. 候 群 の臨 床症 状 と髓 液 お よ び血 清 蛋 白分 劃 値 の経 過.
(5) 髄 液 蛋 白質 に 関 す る 研 究 第6表. 脱. 髓. 疾 患 髓. れ る.こ れ らグ ロブ リン増 加 に伴 うアル ブ ミン減 少 は3例 に見 られ る.つ ま りA/Gは3例 向を 見 た.M.. O.例. 液. 蛋. 第7表. に小 な る傾. 495. 白 分 劃. 値. 脱 髓 疾患 の 発 症 経過 年 数 と髓液 β‑, γ‑グロブ リンお よ び血 清 蛋 白分 劃 値. で は 治療 後症 状軽 快 と共 に,髄. 液 お よび血 清 の γ‑グロブ リン は 共 に 減 少 し,そ れ ぞれ 平行 を 示 して い る もの の β‑グロブ リン の 推 移 は不定 で あ る. b.脱. 髄 疾患. 脱髄 疾 患 は全 例 で7例,こ. の 内訳 は多 発 硬 化症4. 例,球 後 神経 炎3例 で あ る. 第6表 は 全例 症 状 発現 又 は,症 状 最 盛 期 に採 取 し た髄 液泳動 像で あ る. β‑グロブ リン増加 例 は4例, β‑およ び γ‑グロブ リン増 加 は 球後 神 経 炎 に1例. あ. (血清総 蛋 白量g/dl). る. γ‑グロ ブ リンの みの 増 加例 は なか つ た. 症 例T. M.で. は症 状 の変 動 も大 き く な い 為 か,. 軽 快時 に お いて も泳動 像 の 変 動 あ る熱 は 正 常値 へ の. 著 者 に お いて は極 く限 られて い る. 全9例 の う ち,ア ル ブ ミン上 昇 は4例,. 接近 とい つ た様 な もの は見 られ な い.む しろ軽 度 に β‑グロブ リン増加 が 見 られ る.. ち1例 は アル ブ ミン上 昇 と合 併 して い る.こ の γ‑グ. 泳動 像 の正 常 域 は全7例 中1例 あ り,こ の正 常 範 囲 に あ る症 例 も β‑グロブ リンの 値 は そ れ の 正 常 域. γ‑グロ ブ リン上 昇 は2例. β‑グロブ. リン上昇 が3例,. あ り,う. ロブ リン上 昇 の2例 は前 分 劃 を 欠 いて い る. 腫 瘍 の 部位,性 質,大 き さ 等 は 症 例O.. T.お. よ. びI. Y.を 除 き各 々異 な り,分 劃 値 も一定 して いな. の上限 にあ つた. 脱 髄 疾患 の髄 液 お よび血 清蛋 白分 劃値 は 第7表 の 如 く,著 者 の 例 で は血 清 γ‑グロブ リン は全 例 に上 昇. い. 症 例I. Y.は. 記 銘 力 障害,無. 気 力,食 思 不 振 を. を見 て い る けれ ど も,髄 液 γ‑グロブ リン と は 平 行. 主 訴 と して入 院,無 欲,無 関 心,失 見 当識,緘 黙,. してい な い こと は特 筆 す べ き結 果 で あ る.こ の こ と. 瞳 孔 の大 き さ右 < 左,瞳 孔 対 光 反射 欠 如,両 側 眼底. は後 に考 察 す る.. 乳 頭 炎 等 の所 見 が あ り,抗 生 物質,副 腎 皮質 ホ ルモ. c.脳. 腫瘍. ンに よ る加療 の 甲斐 な く全 経 過10ケ 月 の間 失外 套 症. 頭 蓋 内腫 瘍 を もつ た患 者 の 髄 液 を腰 椎 穿 刺 に よ つ. 候 群 を 呈 し,死 亡 した例 で あ る.し か も死 亡前 の確. て採取 す る こと,そ れ も泳 動 に 要 す る比 較 的 多量 を. 定 診断 は下 す ことが 出来 な か つ た.死 後 剖検 して始. 採 取す るこ と は殆 ん ど行 な わ れず,又,気. め て両 側 脳 室 か ら第3脳 室 に か けて,脳 室 内壁 全面. 脳 写 を行. なつて 始 めて 脳腫 瘍 を発 見 出 来 る例 は極 め て 少 な い.. に発 生 した 異所 性松 果 体腫 で あ る こと が判 明 した稀. そ して もつ ぱ ら他 の検 査 法,す な わ ち,内 頸 動 脈,. 有 の一 例 で あ る. γ‑グロブ リンの 甚 しい上 昇,髄 液. あ るい は椎骨 動 脈 撮 影等 で 診 断 が 確定 され る場 合 が. の 他 の所 見 と共 に精 神 症 状 を も併 せ,進 行 麻 痺 あ る. 多 い.從 つ て脳腫 瘍 の髄 液 泳 動症 例 は第8表 の如 く. いは他の炎症性疾 患を最 も強 く疑つたに抱わ らず剖.
(6) 496. 田. 第8表. 脳. 腫. 辺. 瘍. 検所 見 で は脳 実質 の 炎 症性 変 化 は 発 見 出来 な か つ た. 症 例O.. 研. 髓. 二. 液. 蛋. 白. 症 例S. B.の. 分. 劃. 値. 気脳 写 で は,大 脳 全般 にわ たつ て著. 明 に萎縮 して いた.発 病 来6ケ 月 を経 過,両 膝,左 全 く同 じ 解 剖学 的変 化 を 示 し た例. 肘 関 節 を屈 曲 した ま ま の臥 位 を と り,一 時 は 吸 いつ. で あ るが そ の程 度 は非 常 に軽 く,脳 室 の一 部 に 異所. き反 射,強 制 把 握 を示 し,一 見 失外 套症 候 群 を も呈. 性 松 果 腺腫 を見 た の み で あ る. γ‑グロブ リンに 変 化. して い た.こ の γ‑グロブ リ ン 増量(第6図)は. は見 られ ない.. 萎 縮 性疾 患 中,ひ と りこの症 例 に見 られ るのみ で あ. d.脳. T.も. つ た.現 在 尚入 院 中で 経過 観察 中の例 で あ る.. 萎縮性疾患. 種 々な疾 患 で 臨床 症 状 が脳 萎 縮 に関 係 を持 つ12例 の分 劃 値 を ま と めた の が第9表 で あ る. これ らの うち,特. 34.5%に. M.二. に β‑グロブ リン の 増 加 例 は7. 例 の β‑グロブ リン は36.8%お. よび. も達 して い る.し か し,気 脳 写 図 に おい て. 症 例S. K.で. は特 に 脳皮 質 全般 に 萎 縮 が 著 しい け. れ ど も症 例T. M.の. 症 例Y.. K.は. 脳 圧 亢 進,う. つ 血 乳 頭 が見 られ る. に も拘 わ らず,気 脳 写 図で は異 常所 見 を示 さな い一. 例 で あ り,そ の 中で も特 に増 加 の著 し い症 例S. K. およ びT.. 脳. 脳 萎 縮 は さ 程 で な く,側 脳 室. 症 例 で,や は り β‑グロブ リン増 量 が見 られ る. 12例 の脳 萎 縮 性 疾 患 をそ の症 状 初 発か らの経 過 無 数 か らβ‑グロブ リン量 を見 た. 第10表 に示 す様 に,各 疾 患 を発 病来 三 年 迄 とそれ 以上 と に大 別 す る と, Alzheimer病. を除 外 すれ ば三. 年 を経 過 した症 例 に β‑ブロ ブ リン上 昇 が 多 く見 ら. の軽 度 拡 大,前 頭 葉 の萎 縮 が 見 られ る程 度 で あつ た.. れ る傾 向 が あ る.脳 室 拡 大(諸 家 の 言 う萎 縮 性 内脳. 表 か ら分 る様 にAlzheimer病. 水腫)の み の 症例 は少 数 で あ る けれ ども,ア ル ブ ミ. の3例 は か な りの β‑. グ ロブ リン増 量 を示 して い る.. 第9表. ン増 加, α‑, β‑およ びγ‑グロ ブ リン増 加, β‑グロ ブ. 脳 萎 縮 性 疾 患髓 液 蛋 白分 劃値.
(7) 髄 液蛋 白質 に 関す る研究 第10表. 497. 脳 萎 縮 性疾 患 の 経過 年 数,萎 縮 部 位. 肢麻 痺2例,進. お よび 髓液 β‑グロブ リン値. γ‑グロブ リン増 多 は脊 髄 性 進行 性筋 萎 縮 症,家 族 性. 行 性 筋 ジ ス トロ フ ィー1例 で あ り,. 痙 性 麻 痺,小 脳 性 失 調症 各 々1例 で あ る.こ の うち の 家 族 性 痙 性麻 痺1例. は β‑およ び, γ‑グロブ リン. 増 多 を呈 して い る. f.て. んか ん群. てん かん 群19例 の う ち,髄 膜 炎 後 遺症 性 て ん か ん 2例,透. 明 中 隔腔 嚢腫 を伴 なつ た もの1例,周. 期性. 嗜 眠状 態1例 を 含 ん で い る こ とは第12表 の 通 りで あ る.こ れ らの う ち, β‑グロブ リン上 昇 は5例, ロブ リン上 昇 が3例,ア. γ‑グ. ル ブ ミン上 昇 は7例 で あ る.. こ の中 に は ア ル ブ ミン お よ び γ‑グロブ リン 上 昇 を 2例 含 ん でい る.そ の他5例 が 正 常 範 囲 に位 して い る. 症例S. T.は 全 身痙攣 発作 発 来 後4年 を経 て お り, 入 院精 査 した所,両 側脳 室間 に交 通型 透 明 中隔腔 お リン増加,正 常例 各 々一 例 と,全 Alzheimer病3例. く一定 して い な い.. を 含 み脳 室 拡 大 お よ び クモ膜 下 腔. よ びVerga氏. 腔 嚢腫 を 発見 し た 例 で あ る.発 作. はcentrencephalicの 性 質 を 帯 び て お り,全 身 強直. 拡大(諸 家 の 言 う外 脳 水腫)を 合 併 した症 例 は8例. 性痙 攣 の み に と ど ま り,あ らゆ る痙 攣 剤 に抵 抗 して. 中4例 の β‑グロブ リン上 昇 を 認 め て い る.. 発作 を 繰 り返 して 来 た症 例 で あ る.気 脳 写 後 の症 状. e.神. 経筋疾患. 改善 は見 られ なか つ た.. 第11表 に は神経 筋 疾 患13例 と して,脊 髄 性進行 性 筋 萎縮 症5例,家 痺2例,筋. 族 性痙 性 麻 痺2例,周. 萎 縮 性 側 索硬 化 症1例,進. 例,進 行 性筋 ジ ス トロフ イ ー1例,そ 炎1例,小. 脳 性 失 調症1例. 期 性四 肢 麻. 神 分裂 病. 発 病 後 数 年以 上 を 経過 した 陳 旧 分裂 病 の症 状 旺盛. 行 性 球麻 痺1. 期 あ るい は重 症 欠 陥 治癒 の状態 に あ る18例 の 泳動 像. れ に 索性 脊 髄. を第13表 に記 した.. の 髄 液泳 動 像 を 集 め て. あ る.. これ らの いず れ も過 去 に電 撃療 法,イ ン シュ リン 衝 撃 療 法,お よ び フ ェ ノチ ア ジ ン系 薬 物 療法 を もつ. これ ら13例 の う ち, β‑グロブ リン増 多 は脊 髄 性 進 行性 筋 萎縮 症2例,家. g.精. 族 性痙 性麻 痺2例,周 第11表. 期性四. て治 療 され た経 験 を 持 つ てい る. β‑グロブ リン増 加 7例,. γ‑グロブ リン増 加3例 で あ り,そ の他 アル ブ. 神 経 筋 疾 患 髓 液 蛋 白 分 劃 値.
(8) 498. 田 第12表. 第13表. 辺. 研. 二. て ん か ん 群 髓 液 蛋 白 分 劃 値. 陳 旧分 裂 病 髓液 蛋 白分 劃 値. 第14表. 緊 張 病髓 液 蛋 白分 劃値. 病 性 昏 迷 状 態 で入 院 した もので あ り,そ の 疾病 の極 期 に お け る髄 液 を採 取 した全 例 新鮮 例 で もあ る. β‑ グ ロブ リン増 加2例,. 1例 にア ル ブ ミン増 加 が見 ら. れ る, α‑グロブ リン増加 も1例 認 め られ た. h.末. 梢神 経 疾 患. 多発 神 経 炎 お よ び根 神経 炎が4例,そ チ 性 と思 わ れ る脳 神 経 麻 痺 の3例. の 他 ロイマ. を 第15表 に 掲 げ. た. ロ イマ チ 性 脳 神 経麻 痺2例. に β‑グロブ リン 増加. が 見 られ る. ミン増 加8例 が 見 られ る. g′.緊 張 病 第14表 は 精 神 分 裂病 の一 型 と され て い る6例 の 緊 張 病 患 者 の 分劃 値 で あ る.こ れ ら患 者 は何 れ も緊張. i.そ. の他 諸 種 神 経 精神 疾 患. 以 上 に述 べ た 疾 患 と は別 に症 例 は極 く限 られ るけ れ ど も興 味 深 い と 思われ る疾 患 の髄 液 泳動 像を 第16 表 に ま と め た..
(9) 髄 液 蛋 白 質 に 関 す る 研 究 第15表. 第16表. こ の 表 の う ち で,特 て,脳. 慢 性 水 銀 中 毒 各 々1例. 末 梢 神 経 疾 患 髓 液 蛋 白 分 劃 値. そ の 他 疾 患 髓 液 蛋 白 分 劃 値. に 目 立 つ 所 見 を 呈 す る例 と し. 出血 後 遺 症2例,手. エ リテ マ トー デ ス,. 499. 考. 術 後 甲 状 腺 機 能 低 下 症,. Laurence‑Moon‑Biedl症. 候 群,. の γ‑グ ロ ブ リ ン 増 加,一. 酸. 察. 1.髄 液 濃縮 法 蛋 白質 稀 薄 な 髄 液 を 泳動 に供 す る迄 に濃 縮 す る為,. 化 炭 素 中 毒 後 遺 症,副. 腎 皮 質 ホ ル モ ン 使 用 過 剰 症,. この十 年 来各 人 各様 の検 討 が な され 実 施 され て来 た.. 振 顫 麻 痺 各 々1例. β‑グ ロ ブ リン 増 加,パ. 現在 迄 試 み られ 報告 され た 各 濃 縮 法 を次 に 挙 げて 見. の. ル キン. ソニ ス ム ス1例. の β‑お よ び γ‑グ ロ ブ リン 増 加,黒. 内障 性 白 痴1例. の ア ル ブ ミ ン増 加 等 で あ ろ う.. ると, a.透. 析法 コ リ ドン(ポ リビニル ピ 口 リ ドン)13)15)60).
(10) 500. 田. 辺. デ キ ス トラ ン13). 研. 二. され な い.. ア ラビ ア ゴ ム15). 2.正. ポ リエ チ レ ン グ リコール(カ ー ボ ックス). 濾 紙電 気 泳 動 法 が利 用 され始 め てか ら各 人 が行 な. 常髄 液 蛋 白 泳動 像 と髄 液蛋 白質 の産 生. 6000 36). つ た 正常 髄 液 蛋 白分 劃 値 の主 な もの を第17表 に掲 げ. b.限. 外 濾 過 法22)45)50). た.. c.凍. 結乾 燥 法22). d.ア. セ トン沈 澱 法4)7). 知 の事 実 で あ り,血 清 蛋 白質 の それ と異 な る成 分を. e.加. 圧 限 外 濾 過 法9)14)30). 有 して い る こ と も明 らか で あ る.髄 液 に は特徴 的 と. 髄 液蛋 白泳 動像 に は大 別 して 七 分 劃 あ る ことは周. 等 が あ るで あ ろ う.こ れ ら諸 方 法 は いず れ も複 雑 な. され て い る(血 清 に も存在 す る と も言わ れ る)前 分. 装 置 を必 要 とす るか,繁 雑 な 操作 を要 す るか で,中. 劃(初 期 にお い て はX成 分16)等 と 呼ば れ,必 ず し. に は操 作 に よつ て は ア セ トン沈 澱 澱法,凍 結乾 燥 法. も存 在 しな い と もい わ れ た が, Bucherら7)以. 等 髄 液蛋 白質 そ の もの に変性 を来 す 恐 れ の あ る方 法. 液 に含 まれ る独特 の分劃 で前 分 劃 あ るい は プ レアル. 来髄. もあ る.こ の 中,一 般 に利 用 され てい る主 な方 法 は,. ブ ミン12)と 名 づ け られ た),お よ びτ 分劃(血 清の. 透析 法 お よび 限 外濾 過 法 で,こ れ らの 操作 す なわ ち,. φ分 劃 と同一15)と 見,あ. 透 析 お よび 濾過に 際 して は髄 液を 入 れ る半 透膜 を 必. と呼 ぶ もの もあつ た がBucherら7)は. 要 と し、 この 目的の 為 に セ ロフ ア ン15)36)か あ るい. 別 した)が 存 在 し,又 各 分 劃 の 比率 を血 清蛋 白質 の. は コロ ジ ウム膜13)45)50)が 主 と して 用 い られて 来 た. 上 に述 べ た諸 方 法 に対 応 して, f.セ. フア デ ックスG‑25に. を著 者 は試 み た.こ. τ分 劃 と して区. それ と異 にす る点 が,血 清 蛋 白 と成 分 が異 な る所 以 で あ る.同 じ人 の 髄 液 で も腰 髄液 と,脳 室 液 とで は. よ る加 圧 透 析. の方 法 は, 50〜100メ. 燥 セ フアデ ックスG‑25を. る い は β2‑グロブ リン60). その 化学 的組 成 は 異 な り,従 つ て 蛋 白量 も異 な る.. ッシ ュ乾. す な わ ち頭 側 へ い くに従 い,総 蛋 白量 は減少 し脳. 用 い,前 述 操 作 で行 な. 室 液 で は最 も少 な い.そ れ に伴 な い蛋 白分 劃像 もお. う.伊 藤 ら36)の 行 なつ た 比 較 的簡 単 と され て い る. のず と異 に し前分 劃 の 比 率 は, Bauer4)に よれ ば,. ポ リエチ レン グ リコー ル6000を 用 い た透 析 濃 縮 と比. 脳 室 液15.4%,脳. 較 して も,ポ. 又Delank10)に. リエチ レン グ リコー ル透 析 法 で は 操作. 槽 液4.5%,腰. 髄 液2.9%で. よれ ば 後頭 下 液2.3%,腰. あ り,. 髄液1.9%. に よつ て 時折 髄 液 蛋 白質 に変 性 が見 られ る こ と,こ. で あ る.更 にSteger59)に よれ ば 脳室 液13〜20%,. の濃縮 用 溶液 を 再 生 して も,同 じ量 で頻 回 は 使 用 出. 脳 槽 液7〜13%,腰. 来 な い こと,再 生 す るに要 す る時 間 が かな り長 い こ. 最 も変動 の大 きい の は前 分 劃 で あ り,頭 側 へ移 るに. と,セ ロ フア ン嚢 が べ とつ くこと等 の 欠 点 が是 正 さ. 後 つ て そ の値 はいず れ も増加 の傾 向 を示 して い る.. れ た.そ. 髄 液7%以. 下 で あ る.こ の様 に. して濃 縮 の 比較 的速 や か な こ と,セ フアデ. この 様 に髄 液 の存 す る場 所 に よ り蛋 白量 と前分 劃 は. ック スの性 質 上 水 分 と同 じ く低分 子 物 質 も髄 液 濃縮. 変 動 す るが,一 般 に 前 分 劃 と 総 蛋 白量 と は 関係を. の 比率 と 同 じ比 率 で セ フアデ ックス に 吸着 除 去 され. 有 し31)低 蛋 白質 髄 液 に は前 分劃 が 比 較 的 多 い とさ. る こと,変 性 の 恐 れ の全 くな い こと等 の諸点 は ポ リ. れ て い る.. エ チ レン グ リコー ル に よ る透 析 と ま さつ て も劣 らな い 長所 で はあ る.. 前 分 劃 以 外 の他 の分 劃 につ いて も, Geinert20)らは 髄 液 を腰 椎 穿 刺 に よ つて20mlず. す なわ ち,守 屋48)も言 つ て い る 様 に 次 の 利 点が あ るこ と にな る.. つ 分劃 採取 し,そ. れ ぞ れ を 泳動 す る と β‑グロブ リン は 最 も 著 しい程 度 で 増 加 し,ア ル ブ ミン も増 加,前 分劃 は30mlあ. i)複 雑 な 装 置 は全 く要 しな い.. た りで 最高 値, α‑グロブ リンお よび 七分 劃 はや や増. ii)繁 雑 な操 作 は何 ら必 要 と しな い.. 加 の 傾 向, γ‑グロブ リンは一 定 しな い.す な わ ち頭. iii)濃 縮時 間 は比 較 的短 い.. 側 に 移行 す る に従 つ て β‑グロブ リン が 増加 し た髄. iv)蛋 白質 変 性 は全 く見 られ な い. v)水 洗 して簡 単 に再 生 出来,頻. 回 に使 用 出来. る為廉 価 で あ る. vi)濃 縮 の 比 率 と同 じ比 率 で 低分 子物 質 を 除 去 す る. こ うい う利点 以 外 に この 濃 縮法 に特 に欠 点 は ま見 出. 液 が存 す る こ とを 見 た. Schmidtら55)も. 髄液特有. の成 分 は頭 側 へ移 る程 増 加 す ると いつ て い る. 髄 液蛋 白質 を ど こに その 起 源 を求 め得 るかについ て は 幾 多 の説 が存 在 す る. Scheidら51)の電 気 泳動学 的 に血 清 蛋 白質 に 由来 す る とい う 説 とKafka39)の 血 液,中 枢 神 経系 お よび髄 液腔 で の産生 説 と対立 し.
(11) 髄. 第17表. 液 蛋. 白 質. 正 常 髓 液 蛋 白 分 劃 値(一. て いた こ と はよ く知 られ て い る事 実 で あ る. Cervos‑Navarroら8)は. に 関. す. 部H.. る 研 究. Schonenberg54)に. 501. よ る). るとい う8).す な わ ち β‑グロ ブ リンの泳動 す る位 置. 脳 室 液 に 前 分劃 お よび ア ル. には血 清 の場 合 が そ うであ る様 に,髄 液 に も脂 蛋 白. ブ ミンが 豊 富 に あ る こ とか ら,脈 絡叢 と前 分劃 お よ. 質,糖 蛋 白質,金 属 蛋 白質 等 が存 在 す る こ とが知 ら. び アル ブ ミンの生 成 と の 関連 性 を 述 べ た. Steger59). れ て い る.し か し気 脳 写 で脳 室 空 気 充 満欠 損 像 に関. もそ の著 の 中で 脈 絡 叢 か ら髄 液 前分 劃 が 特 異的 に産. す る研 究 でHabeck27)は. 生 され ると推 論 して い るが,こ. ブ リン増 加 は さ程 見 られ な い と もい う.. れ に 対 して 本 間34). クモ 膜 下 髄 液 に は β‑グロ. は脳 の可 溶性 蛋 白質 の泳 動 を行 な い,各 所 脳 組 織 液. γ‑グロブ リンは 屡 々そ の抗 体 性 が 論 じ られ,し か. で殆ん ど常 に前 分劃 が見 られ るこ とか ら中枢 神 経 系. も血 清 に おけ る γ‑グロブ リンの 産 生 と 多 くの 場合. 全般 にわ たつ て脳 の可 溶性 蛋 白質 が絶 えず 髄 液 に 混. 平 衡 を 示 しは す るが 決 定 的 で は な く,中 枢 神経 系 で. 入 して髄 液 の産 生 に一役 を演 じて い るの で あ ろ う と. 独 自の反 応 力 を有 して い る.又,疾 患 に よ つて は, 一 部 疾 患過 程 に よ る蛋 白質 変 性 に よ る もの であ る場. 言 い, Kafkaの. 説 を擁 護 して い る.し. か し可溶性. 脳 蛋 白質 の前 分 劃 の位 置 に泳 動 す る分 劃 と,髄 液 前 分 劃 と全 く同一 蛋 白質 で あ るか ど うか問 題 で あ り, 彼 の推 論 もい さ さか疑 問 とせ ざ るを得 な い. β‑グロブ リンの生 成 場所 と し て 一 説58)に クモ膜. 合 もあ ると言 わ れ る8). 最 近 で はFrickら17). 18)19)に よ るI131を ラベ ル し. た ア ル ブ ミン, β‑グロブ リン お よび γ‑グロ ブ リンを 用 い た研 究 が あ り,彼 らに よれ ば 正常 髄 液 で は アル. 下組 織 が挙 げ られ て い る.ク モ 膜 下 髄 液 は β‑グロ. ブ ミンお よび γ‑グロブ リン は 血 清 に 由 来 し, β‑グ. ブ リンに富 み,こ の グ ロ ブ リン は代 謝 と関係 して い. ロブ リンは 大 部分 髄 液腔 内 で形 成 され,僅 か な 部分.
(12) 502. 田. 辺. に のみ 血 清 に その起 源 を求 め 得 る と して い る.(各 疾患 につ い て は 各項 で 適 宜触 れ る こ と にす る).. 脈 絡 叢 か ら産 生 さ され る説 お よび 中枢. 神経 系 全 般 に わ たつ て 産生 され る説.. 清成 分 の透 過 に よ る説.. の報告. と大 体 に お いて一 致 して い る. よ れ ば γ‑グロブ. リン増 加 と 同時 に β‑グロブ リン減 少 が 生 じて 来 る とい う.そ して,こ の こと は他 の 原 因 に よ る髄膜 炎. 一 部 血 清成 分 の 透 過 と,大 部分. 中枢 神経 系 特 に クモ膜 下 組織 での 産 生. γ‑グロブ リン. グ ロブ リンの増 加 は抗 体 産 生 の 現わ れ で あ ると い う. 結 核 性 髄膜 炎 で はDelank10)に. 脈 絡 叢 か ら産 成 され る説 お よび血. β‑グロ ブ リン. 期 で は前 分 劃 は不 定,ア ル ブ ミン低下, β‑グロブ リ. こ とが 知 られて い る.著 者 の 例 はMatiarら. 次 の 如 く言 う ことが 出来 る であ ろ う.. アル ブ ミン. 二. ン上 昇,γ‑グ ロブ リンは 著 し く上 昇 す る.こ の γ‑. 以 上 の 諸説 を ま とめ 髄 液蛋 白質 の 由 来を 求 めれ ば,. 前分劃. 研. と区 別 され る とい つて い る.し か し,髄 膜 炎が 血液 髄 液 関 門 の脆 弱 を伴 なえ ば 髄液 蛋 白 分劃 は 混合型 と. 血 清 か らの 透過 お よび 病 的 増加. な り,従 つ て β‑グロブ リン は減 少す る の は 当然 で. の場 合 に は 中 枢神 経 系 中 で も脳 膜 あ るい は. あ ろ う.著 者 の例 では 他原 因 に よ る髄膜 炎 と比 べ,. mesenchymale. 結 核 性髄 膜 炎 で は む し ろ β‑グロブ リン の 減少 は は. Gewebeで. の 産生.. 年 令 と髄 液 蛋 白分 劃 とに 関 し て, Habeck28)は 正. な は だ し くな い.. 常気 脳 写 像148例 を 年令 別 に分 け,高 年 者 に β‑グロ. 進 行 麻 痺 は123例 の 症 例 に 関 す る三 浦47)の 研 究 に. ブ リンの 上昇 を見, Matiar44)も 高 令 に な るに従 い. 群 しい.彼 に よ る と治療 す るに 従 い 増大 して い た. β‑グロブ リンは 上昇 す ると見 解 を一 に して い る.. γ‑グロブ リンの 増 加 の割 合 は減 少 し,治 療 を繰 り返. 以 上 の如 く,髄 液 蛋 白質 の 起 源 は今 なお 決定 的 な もの は な い.. した 陳 旧例 で は な お治 療 を 加 えて も γ‑グロ ブ リン 比率 は変 動 しな い と い う.そ して分 劃 値 は他 髄 液所 へ. こ う して,正 常 髄 液 蛋 白分 劃 は 神経 学 的 検査 に 自. 見 と共 に改 善 の 目標 にな る とい う.進 行 麻 痺等 の炎. 覚 的 他覚 的は こ異 常 な く,し か も髄 液蛋 白量,細 胞 数. 症性 疾 患 のRestzustandに. に異常 な くそ の 他髄 液 所 見 に異 常 な く,な お年 令 も. に は β‑グロブ リン増 大 を来 す44).. 生 理 的 に脳 萎 縮 の少 ない とい われ る20〜40才 に限 ら. 多発 神 経 炎(Guillain‑Barre)あ. れ 正常 気 脳 写 像 を呈 す る腰 髄 液 か ら採 取 し最 初 の部. おい て 脳萎 縮 を来 す場 合 る い は 慢 性無 菌. 性 髄 膜 炎 の 分劃 像 は血 清 の それ と酷 似 して お り9), この現 象 は血 清蛋 白質 の髄 液腔 内 へ の移 行 と解せ ら. 分 の髄 液 の分劃 で決 定 され る. 3.各 種 神 経精 神 疾 患 の 髄 液蛋 白分 劃 像. れ て い る.. 中枢 神 経 系 炎 症性 疾 患 の 髄 液蛋 白分 劃 に 関 して は. 症 例T.. H.で. は金 ゾ ル反 応 は 進行 麻 痺塗 を 呈 し. 多 数 の報 告 が あ り,そ の 大 部 分 は γ‑グロブ リ ン増. て い た.こ れ に 関 して 今 少 し γ‑グロブ リン と 臨床. 量 と関 係 し,他 の分 劃 に 比 して 臨 床 と の関 連 性 を 最. に 関す る研究 につ い て述 べ て見 よ う. Habeck23)は1225例. も明 らか に され てい る分 劃 で あ る.. の髄 液 を 検 し,金 ゾ ル反応 と. 著 者 の 例 で は いず れ も急性 期 を 経過 した亜 急 性 期 〜 慢 性 期 に髄 液 採 取 した もの で,進 行 麻 痺,脳 脊. γ‑グロブ リンとの 関連 性 を 見,病. 髄 炎,脊. 膠 質 沈 降 度 の増 加 と γ‑グロブ リンの 増 加 と は 平行. 毒,漿. 髄 炎,髄. 膜 炎,結. 核 性 髄 膜 炎,潜. 伏梅. 液 性 髄 膜 炎 の順 に γ‑グロ ブ リン の 増 加 率. は 高 い.. 的金 ゾ ル反 応 の殆. ん ど全 部 が γ‑グロブ リン の 増 大 を 来 し,あ る程度. す る とい つ て い る.又,更. に2134例 の髄 液 を検 した. 報告 然)で も金 ゾ ル反 応 正 常 で γ‑グロブ リン 増大 の. Matiarら43)は913例. の γ‑グロブ リン増 量 の 髄 液. 症 例 は 中枢 神 経 系 炎症 と して は 余 り臨床 的 に問題 と. を検 し,脳 炎,脳 脊 髄 炎,髄 膜 炎,非 炎 症 性疾 患の. な らず,病 的 金 ゾ ル反 応 を 伴 な つ た γ‑グロブ リン増. 順 の γ‑グロ ブ リンの 増 量 が著 明で あ る と い い,同. 加 例 で は 炎症 性 過 程 を 重視 すべ きで あ る とい う.こ. じMatiar42)ら. の 場 合 の γ‑グロブ リン はそ れぞ れ 質 的 な 差 が 存 す. に よ る と炎 症 性 疾 患 を急 性 期,亜. 急 性 期,慢 性期 と分 け,急 性 期 で は前 分 劃 は欠 け, アル ブ ミン上 昇, α‑グロブ リ ン低 下(Bauer3)は. α‑. グ ロブ リン は上 昇 す ると い う),七 分 劃 は 欠 け, γ‑ グ ロブ リン は上 昇 す る,亜 急 性 期 で は 前分 劃 低 下, ア ル ブ ミン は不 定, α1‑グロブ リン上 昇, α2‑およ び β‑グロブ リンは不 定, γ‑グロブ リンは 上 昇 し,慢 性. る と思 わ れ る と述 べ て い る,そ して これ らの関係 か ら次 の様 に γ‑グロブ リン 増 加 型 を 分 類 し30),金 ゾ ル反 応 と の関 達 性 を 強調 して い る. i) Stummer. γ‑Typ金 ゾル 反 応 は 異常 所見 はない. (炎症 疾 患後 遺 状 態). ii) γ‑Ubergangstyp軽 度 で は あ るが 明 らか に病的.
(13) 髄 液 蛋 白 質 に 関 す る 研 究. で 見 られ る通 りで あ り,血 清 も 同時 に γ‑グロブ リ. 金 ゾル 反応 を呈 す る(神 経 炎 等). iii) Kolloidfallender γ‑Typ高 度 の 異 常 が 金 ゾル 反応 に見 ら れ る(慢 性 炎症 疾 患 特 に 脳 炎,神. 経梅. iv) Seroser γ‑Typ γ‑グロブ リン 増 大 は 非 常 に大 で はな いが 金 ゾル 反 応 で 著 しい沈 澱 を示 す(髄 膜 炎, 多発 神経 炎, Stopliquor).. 減 少 が見 られ る こと と共 に, Neuro‑. 候 群 は膠 原 病 との 関運 性 が 濃 い と 言 え る. 所 見 で は あ る. 脱髄 疾 患,中 で も多 発 硬 化症 につ い て の蛋 白分 劃 に関 す る報 告 例 は 意数 多 くあ り,特 に多 発硬 化 症 の診. H.は 明 らか にKolloid‑. fallendsr γ‑Typに 属 し これ は事 実 と一 致 して い る.. 断 に 際 しては 不 可欠 の 一 検査 法 と され て い る髄 液蛋 白分劃 値 であ る.そ の 多 く は γ‑グロ ブ リン の 増加. 前述. であ り,4)38)50)59)61)し か もisoliertに 増 加 し,他. ラベル した γ‑グロブ リンを 用 い, 28例 の. の 炎症 性 疾 患 で あ る髄膜 炎,あ るい は 神経 梅 毒,又. 病 的 γ‑グロ ブ リン の 増 加 をFriekら18)は のI131を. ンの上 昇 あ るい は α‑およ び β‑グロブ リンの上 昇 す なわ ちA/Gの Behcet症. 毒).. この分 類 に よれ ば 症例T.. 503. 神経 疾患 で 研究 し,神 経 系 の 炎 症 性疾 患 で は 全 γ‑. 脳 腫 瘍 の よ うに総 蛋 白量 の上 昇 は全 く伴 わ な い か あ. グ ロプ リンの うちliquoreigeneγ‑globulinは90%以. つ て も 目立 た な い程 度 で あ る こ とが特 徴 的 だ と言 わ. 上で あ り,残 る10%以 下 がSerumanteilで. れ て い る.. あ ると 言. つて い る.. Kabatら38)は100例. Behcet症 候 群 は 口腔,外. 陰 部 に ア フ タ性 潰 瘍. の多 発 硬 化症 につ い て 検 し,. そ の85%に 髄 液 γ‑グロブ リン増量 は血 清 の そ れ と. を再発 す ると同 時 に再 発 性 虹 彩炎 を伴 な う症候 群 で. 同程 度 か 若 し くは 大 きい所 見 を呈 し,そ して こ の γ‑. これ らの上 に神 経精 神症 状 を 合 併 した症 例 はNeuro. グ ロ ブ リン増 加 は 血 清 γ‑グロブ リン増 加 の 反 映で. Behcet症 候 群 と呼ば れ る.こ の 症 候群 が ど の 様 に. あ ろ う と述べ て い る.つ ま り血 清成 分 の髄 液腔 への. 原 因 で発 生 す るか末 だ 明 らか に されて はい な い けれ. 侵 入 で あ ろ う.. ど も,ビ ー ル ス説,細 菌 に よ る感 染 説,ア. レル ギー. この 多発 硬 化 症 に お け る髄 液 γ‑グロ ブ リ ン は. 説 等 がそ れ ぞれ の見 解 と して 述 べ られ て い る、す な. Cervos‑Navarroら8)に. わ ち, Neuro‑Behcet症 候 群 は この いず れ を取 つ て も. Lowenthalら40)の. よれ ば二 分 劃 に 分 か れ,又. 寒天 電 気 泳動 に 関す る研 究 によ. 中枢神 経系 炎 症 性過 程 を 生 じて い るもの と言 え よ う.. れ ば, γ‑グロ ブ リンを五 分 劃 に分 け得,神 経梅 毒,. Behcet氏 候 群 を取 り上 げ た 髄 液 蛋 白分 劃 の 報 告 は. 他 の 脳 炎等 の γ‑グロブ リン 増 量 と 比 べ 五 分劃 の増. 現 在殆 ん ど見 当 ら な い.た. 加 の割 合 が そ れ ぞ れ異 つ て い ると言 つ て い る.又,. Neuro‑Behcet症. だ, Becker5)は. 候 群 に つ い て述 べ,そ. の1例. 三例の に髄. 多 発硬 化症 と 炎 症 性 疾 患髄 液 の γ‑グロブ リン と,. 液蛋 白分 劃 像 を検 して い て,こ の 症 例で は正 常 で あ. 非炎 症 性 髄 液 の γ‑グロブ リンの 由来 の仕 方 が異 ると. つ た と言 う.. い うFrickら17)に. 箸 者 の検 した5例 の増 悪 期 の症 例 中, 3例 にγ‑グ. よれ ば,多 発 硬 化 症 の 場合 も炎. 症 性髄 液 と 同 じ くligureigene γ‑GlobulinがSeru. ロブ リン上 昇 が あ るが,し か しそ の 中の2例 は各 々. mantei1の. 16.2%で あ り, 1例 に20.6%と. で,こ れ らの説 とKabatら. い う上 昇 が あ るの み. で あ る,こ の20.6%‑γ‑グ ロブ リン に は β‑グロブ リ ン上昇 も伴 な つて い る.こ れ らの所 見 を見 ると 中枢. γ‑グロ ブ リンを凌 駕 す る と見 ら れ るの の説 とは見 解 を や や異. に す る と解 さざ るを得 な い. そ して 髄 液 に独 特 な γ‑グロブ リン が 増 量 す る こ. 神経系 の 炎症 性 疾 患 と し て は γ‑グロブ リン は 比 較. とだ けが 論 じ られ てい た 多発 硬 化 症 に つ い て,関57). 的軽度 の上 昇 で,増 悪 期 で あ るに拘 わ らず正 常 域2. は 増悪 期 にお い て は5例 に β‑およ び γ‑グロブ リン. 例 が あ る こと と 考 え 併 せ る と,む. 上昇,. し ろ 混 合 型3). 1例 に β‑グロ ブ リン上 昇 を 認 め,播 種 性 硬. (Mischtyp)に 属 す ると見 られ,著 明 な抗 体 を産 生. 化症 を 含 め脱髄 疾 患 に は β‑およ び γ‑グロブ リン上. す る疾 患 す なわ ち γ‑型とは趣 きを異 にす る も の で. 昇 の型 と, β‑グロブリ ン上昇 の型 とが あ る こ とを 述. あ る,言 い換 え れ ば成 因 と して血 管 透過 性 亢 進 が主. べ た.彼 女 は この β‑グロブ リン増 加 に 注 目 し, β‑. 要で あ る と言 え る. 教 室 の三 弁46)を 始 めBehcet氏. グ ロブ リンとmyelin 症 候 群 を 膠 原病. の一 と見 る もの も多 くあ る.髄 液所 見 か らす れ ば ア. Robozら49)も10例. lipidと の 関 運 を述 べ てい る. の多 発硬 化症 につ い て 全例 に γ‑. グ ロブ リン増 加 を 認 め 同 時 に そ の うち の6例. に β‑. レル ギー性 炎 症 の蛋 白分 劃 像1)52)56)と も 考 え ら れ. グ ロブ リン増 加 の合 併 を 見 て い るが, β‑グロブ リン. る ことは混 合. に つ いて は言 及 して い な い.球 後 神経 炎 にお い て は. す な わ ち γ‑グロブ リン の 軽 度上 昇.
(14) 504. 田. 辺. 諏 訪61)も β‑グロブ リン上 昇 を軽 度 認 め,こ の こ と は著 者 の例 と類 似 して い る.. 研. 二. 群 と の特 殊 な 関係 は見 られ なか つ た が, β‑グロブ リ ンの 増加 はcerebrogenの. 著者 の脱 髄 疾 患 例 では,血 清蛋 白像 が 髄 液 の それ に反 映 して い る とは思 わ れ な い所 見 で あ り,む しろ. 蛋 白質 の 増加 に よ るもの. で あ る と言 え ると述べ てい る. 萎 縮 過 程 が 存在 す れ ば,頭 部 外傷 後 遺症(Bauer3)),. 脳 実質 か らの あ る破 壊 産 物 の影 響 に よつ て泳 動 像 に. 炎症 後 の脳 萎 縮(Matiar44)),身. β‑グロブ リンが 多量 に 出現 した と解 す る方 が よ り無. た精 神 分 裂 病(Habeck25))に. 難 で あ ろ う.こ の 場合 当然 脱 髄過 程 が 重 要 と なつ て. グ ロ ブ リンは増 加 す るこ と は当然 で あ る.. 来 る.従 つて γ‑グロ ブ リン増 加 髄 液 を もつ て 多 発. Delank11)は121例. 体 的 治療 を 行 なつ. お け る脳 萎 縮 等 で も β‑. の脳 萎縮 の髄 液 に つ いて,内 脳. 硬 化症 の診 断 に 重要 視 してい る事実 につ い て,い さ. 水腫 で はα‑あ る い は β‑グロブ リン上 昇が 現 われ,. さか疑 問 の余 地 を な しと しな い.. 外脳 水 腫 お よ び 両 水 腫 合併 例 で は β‑グロブ リン上 じち. 脳腫 瘍 に つ い てBauer3)は. そ の 髄 液 泳 動像 にお. 昇 が見 られ るとい う.第3脳. 室拡 大 に は α1‑グロブ. いて 混 合型 が 多 く存 在 す る と し,更 に β‑グロブ リ. リン上 昇 が 見 られ る と も言 つ て い る が, Habeck29). ン もあ る種 の 腫 瘍 に 上 昇 し 得 る と い つ て い る.. に よ る450例 の異 常 気脳 写例 の 研究 の 中 で は 外 脳水. Matiar44)も. 腫 と 第3脳 室 拡大 に β‑グロ ブ リン上 昇 が 多 い,そ. β‑グロ ブ リン増加 髄 液 に関 す る論 文 の. 中 で 脳 腫 瘍 に つ い て も 論 じ て い る. Steger59)は. して 内脳 水腫 に は γ‑グロブ リン上 昇 が 多 い.こ の. Stopliquorの 泳 動像 は血 清 の それ とよ く類 似 し脳 嚢. よ うに脳 萎縮 過 程 を 内 お よ び外脳 水 腫 に分 けそれ ぞ. 腫 内容 液 の泳 動 像 も血 清 とよ く似 た混 合 型 を呈 す る. れ の蛋 白分 劃 の増 減 を見 る と,必 らず しも一定 して. と い う。脳 腫 瘍 に特異 な 泳動 型 の な い こ とは,著 者. は い ない.こ の こ とは一 つ には,脳 萎 縮 とい う静 的. の分 劃値 の項 で 述 べ た通 りで あ る.. な面 か ら見 た蛋 白分 劃 増減 のバ ラツキ で あ ろ うと も. 著 者 の症 例 中, I.Y.例. の異 所 性 松果 体 腫 の1例. 思 わ れ る.著 者の 例 で は, 3年 以上 を 経過 した もの. に示. に β‑グロブ リン増 加例 が 多 く,萎 縮 部 位,萎 縮 の. した 泳動 像 とい い中枢 神 経 炎 症性 疾 患 を 否 定 し得 な. 程度 よ りも症 状発 現 後 の 経 過年 数 と β‑グロ ブ リン. はそ の グ ロブ リン反 応,細 胞 数 と い い,第7図. か つ た.そ. して34%に 増 量 し た γ‑グロブ リン は 血. との 関係 を有 す る傾 向 が強 く見 られ る と言 え る.こ. 管 透過 性 の亢 進 か らだ け では説 明す る こと は 困難 な. の説 明に つ い ては 現 在 困難 で あ るの で この事実 があ. 所 見 で あ り,剖 検 に よつ て炎 症 性 変 化 の な い こ とか. つ た との み誉 つ て 置 こ う. Delank11)は 急性 期の脳. ら考 え何 らか の 機転 に よ つ て γ‑グロブ リン あ るい. 萎縮 に α2‑グロブ リンが,慢 性 の 脳 萎 縮性 疾 患 では. は γ‑グロ ブ リンと近 接 す る等 電 点 を もつ 蛋 白質 を. β‑グロ ブ リンが上 昇 す ると言 い,こ の点著 者 の例 に. 異 常 に産 生 した こと が考 え られ る.し か も側 脳 室,. お い て彼 の 結 果 と似 て い るのを見 た.. 第3脳 室 壁 全 面 を腫 瘍細 胞 が 覆 い,脈 絡 叢 は そ の正. 神 経 筋 疾 患13例 の う ち7例. に β‑グロブ リンの増. 常 の存 在 の 片鱗 を も見 せ な か つ た こ とは,こ れ ら腫. 加 を見 た こ と と,中 で も周 期 性 四 肢麻 痺 に おい て2. 瘍細 胞 と 蛋 白質 産 生 異 常 特 に γ‑グロ ブ リンの 位 置. 例 共 β‑グロ ブ リン増 加 が 認 め ら れ た こ とは興 味深. に 泳動 す る蛋 白質 産 生 と の間 に何 らか の 関係 が あろ. く,神 経筋 疾 患 に お い て も 中枢 神 経系 に β‑グロブ. うと推 察 され る.. リン の増 量 が起 き る機 転 が生 じて い るの で あ ろ うと. 脳 萎 縮 と β‑グロ ブ リンと の関 係 は 多 くの 入 が 指 摘 し た 所 で, Esserを 始 め と し,脳. 萎縮性過程. (Bauer3)),脳 萎 縮 性 疾 患(Matiar)44),脳 壊(Delank10)),萎. 実質 の破. 縮変 性 機 転(斉 藤50)),慢 性 非 炎. 症 姓 疾 患(Habeck30))等. 思 わ れ る. 文 献 で は, Friedreich氏 病,あ. るし、は ま脊 髄空 洞症. の 如 き変 性 疾 患 の髄 液 に つ い てDelank10)はα‑グ ロブ リン上 昇 を指 摘 してい る. Matiar44)は こ れ に. とそ れぞ れ の 作 用機 転 を挙. 対 して系 統 的 変 性 疾 患 に β‑グロブ リン の 増加 を見. げ て い る.著 者 の例 も 脳萎 縮 性 疾 患 と β‑グロブ リ. て い る.こ れ らの報 告 の 他 に神 経 筋 疾 患 の髄 液蛋 白. ン増 大 と は 或 る程 度 関連 性 を 有 して い る.. 分劃 に 関す る報告 は少 な く,且 つ その意 義 は確 かで. 高 β‑グロ ブ リン髄 液 で は γ‑グロブ リンの 如 く疾 患 に よ る比 率 の変 動 は大 き くな く,総 蛋 白量 に殆 ん ど影 響 せ ず 膠 質 反 応 に も影響 を与 え な い こ とが 特 徴 的 で あ る. Frickら19)は. な い の で髄 液 蛋 白質 産 生 の 関連 性 との 問題 を提起 す るに とど め る こと にす る. て ん かん で は著 者 の19例 中, β‑グロブ リン上昇 の 症例 は比 較 的 少 な い けれ ど も,他 の報 告 例 で は β‑. β‑グロブ リンの増 加 と個 々の 疾 患. グ ロ ブ リン上 昇 が 通 常見 られ る所 見 とな つ てい る..
(15) 髄 液 蛋 白 質 に 関 す る研 究 す なわ ち, Matiar44)は脳発 作 性 疾 患 と して, Bauer3). 505. 上 に おい て.脳 血 管 透過 性 の減 退 が その 亢 進 へ と変. は脳 器質 性 発 作性 疾 患 と し て β‑グロブ リン上 昇 の. 化す る場 合 が あ る と解す る こと が 出来 よ うか.衝 撃. 疾患群 の一 つ と して 認 め て い る. Machetanz41)ら は. 療 法 はい ず れ に して も器 質 的 変 化 を分 裂 病 者 の脳 に. 髄 液 β‑グロブ リンの増 加 と 先 天 性 心疾 患 に お け る. 来 して い るこ とは 容易 に想 像 され る こと で あ る.. の 関係 を 見, 18例 の先 天. こ れ 迄 の 精 神 分 裂 病 の 髄 液 蛋 白 泳動 的研 究 は. 性疾 患 に 関す る報告 の 中で 高 度 乃至 中等度 の チア ノ ーゼ を量 す る心 臓 弁膜 症 の 例 は こ, β‑グロブ リンの著. Habeck25)に よ る89例 を対 象 と した報 告 を もつ て代. 増が 見 られ,更. 慢性にあ る. 妄想 型 に は特 異 的 な所 見 は な く, Korperschizophre. い は発 作 性 に現 われ 繰 り返 す 疾 患 す な わ ち痙攣 性疫. nie,欠 陥 分製 病 にお い て は β‑グロブ リン上昇,緊. 中枢 神 経 系 のHypoxieと. 患に は. にcerebrale Hypoxieが. β‑グロ ブ リンの上 昇 が見 られ る と述 べ てい. る.こ の こと はHabeck30)も. 見 解 を一 に して い る.. 表 とす る,彼 は精 神 分 裂病 を三 病 型 に分 け,破 瓜 病,. 張病 にはDelank10)と. 同 じ く α‑グロ ブ リン 上 昇 が. 見 られ た と述 べ て い る.そ して精 神 分 裂病 の 中で 緊. この β‑グロブ リン増 加 の 所 見 以外 に著 者 の 例 で. 張 病 の みは 他 の病 型 と異 り何 か身 体 的 な疾 患 を 思 わ. はアル ブ ミン増 加 が7例 あ る こと は興 味深 い所 見 で. せ るとい つ て い る25).著 者 の例 で は 緊 張病 で の 泳動. ある.こ の こ とは精 神 分 裂病 と の関連 に おい て,次. は不 定 で あ つ た.. に述 べ よ う.. Heidlichら32)は 精 神 分裂 病 の治 療 に人 工 的 全 身痙. 精 神分 裂 病,そ れ も欠 陥分 裂 病 群 の髄 液 泳動 の う. 攣 す なわ ち電 撃 療 法 を 行 な うと,そ の直 後 α‑グロ ブ. ち,著 者 は アル ブ ミン増 加 例 を8例 に お い て見,一. リンが増 加 す る傾 向が あ ると述 べ, Habeck25)は 又,. 般は こ精 神 分裂 病 で は脳 血 管 透 過 性 は減 少 して い ると. 精 神 分裂 病 の 髄 液泳 動 像 か ら,身 体 的 な治 療 を 頻 回. い う定 説 に対 して興 味 あ る所見 を呈 して い る.こ の. に加 え ると β‑グロ ブ リンが上 昇 し,す な わ ち 中枢. アル ブ ミン上 昇 例 が比 較 的 多 数 に見 られ るこ とは て. 神 経系 に器質 的変 化 を 来 す と述 べ て い る.. ん かん に お いて も見 られ た通 り,い わ ゆ る衝 撃療 法. そ の他 の項 で,脳 出血 後遺 症 の2例 は いず れ も髄. が頻 回 に加 え られ た精 神分 裂 病 とて ん かん とが髄 液. 液 にキ サ ン トクロ ミー を呈 し,そ の為 分 劃 像 が混 合. 蛋 白像 に相 似 た所 見 を呈 して い る.. 型 を 示 す の は 当然 で あ ろ う.又,エ. ここで 少 し血 管 透過 性 につ い て考 察 して見 よ う.. リテマ トー デ ス. で神 経症 状 を呈 した 例 が や は り軽 度 キサ ン トク ロ. 現 在脳 血 液 関門 が 存 在す る と同様 に血 液 髄 液 関門 も. ミー を呈 し,混 合 型 を 示 し た.こ の 例 は 血 管 透過. 存在 す る と考 え られ て い る.そ の存 在 場所 は脈 絡 叢. 性 亢 進 の為 血 清成 分 の髄 液 へ の 混入 を 疑 わ れ た.. お よ び脳膜 毛細 管 の 内膜 とさ れ6)58),血 管 か ら髄 液. Matiar44)は 出血 性 髄 液 は ヘ モ グ ロビ ン が 存 在 し,. に透過 す る物質 も脳 血 液 関 門 とは 全 く同一 とは しな. β‑グロブ リン と同時 に泳 動 す る為, β‑グロ ブ リン値. い けれ ど も脳血 液 関 門 と 関連 した保 護 機 構 を 持 つ血. が上 昇 を 示 す と いつ て い る.著 者 の エ リテ マ トーデ. 液 髄 液関 門 に脳 血管 の特 殊 な 透過 性,あ るい は選 択. ス の症 例 に は β‑グロブ リン は正常 で あ る.そ の他. 的透過 性 と い う言葉 を与 え て も適 当で あ ろ う.そ し. 少 数 例 ず つ の各 疾 患 の泳 動像 につ い て は,第16表 の. て,透 過す る物質 は その 分 子 の形,大. 事 実 が あ つ た とい うこ との み に と どめ よ う.. きさ あ るい は. 荷電 が 重要 な関係 を持 つ て い るこ とが 知 られ て い る.. 最 後 に,中 枢 神経 系 炎 症 性 疾 患 の項 で の 痘 例T.. この物 質 を 蛋 白質 に限 るな らば血 清 か らの蛋 白質 移. F.は. 行 は先ず ア ル ブ ミンが最 も重 要 で,逆 に アル ブ ミン. 増 大 が あ る こ とは 述 べ た が, Habeckら26)に. 増 量 の所見 が あれ ば 関 門障 害 が考 え られ る42).こ の. 死 後 直 後 乃 至20時 間 の髄 液59例 を 検 し,死 亡 原 因 と. 死 後 約30分 の 髄 液 を 採 取 し, γ‑グロブ リンの よ ると. こ とはアル ブ ミン のみ は ま増加 が見 られ て も血 清 成 分. して 急死 あ るい は中 毒性 疾 患 で は アル ブ ミン増 加,. か らの 移行 か らのみ 成 る とす る説 の か ら 見 て も容. 突 然 死 で な い例 は α‑グロ ブ リン 増量,又 死 亡 前 に. 易 に理解 出来 る.そ して混 合 型 を呈 す る に至 らな い. そ れ ぞ れ分 劃 が 特 異 的 に増 加 す るよ うな疾 患 が存 在. 極 く軽 微 な 関門 の陣害 す なわ ち,ア ル ブ ミンのみ の. す れ ば β型 あ るい は γ型 等 とそ れぞ れ 生 前 の分 劃. 移 行増 加 す る毅 階 の障 害 程 度 が 予想 され る.. 増加 型 を 示 す 所見 を残 す とい つ て い る.. てん か んで は 特 に その 発 作後 は脳 血 液 関 門 は障 害 され,同 時 に類 似 の 機 構 で あ る血 液 髓 液 関 門 も障 害 され るこ とは予 測 され るこ と で あ る.ア ル ブ ミンの 増加所 見 が認 め られ る こと は分 裂 病 者 を 治療 す る途. ま. と. め. 著 者 は各 種 神 経 精 神 疾 患141例. の髄 液蛋 白質 濾 紙. 電 気 泳 動 を145回 行 ない,主 に臨 床 的 に分 類 して そ.
(16) 506. 田. 辺. の 各 分 劃値 の増 減 を 見 た.. 研. 二. る脳萎 縮 の程 度 との関 連 も う す かつ た. Aizheimer. 1.髄 液 濃縮 に は従 来 用い られ た こ と の な い50〜. 病 を除 い て は そ の 発病 経 過年 数 によ り差 の生ず る傾. 100メ ッ シュ乾 燥 セ フア デ ック スG‑25を 用 い,セ ロ. 向 を見 た.す な わ ち,脳 室拡 大 た ると ク モ膜 下腔 拡. フ ァ ンチ ュ ー ブに よ る透 析 を 行 な つ た.こ の方 法 は,. 大 た る とや 問 わず,発 病 後3年 以上 を経 過 した症 例. 現 今 各 人 に よ り行 な われ て い る諸 濃 縮 法 に 比べ ると. に β‑グログ リンは 増大 の 傾 向 を見 せ た. Alzheimer. 非 常 に簡 単 に して迅 速,且 つ濃 縮 と同 じ比 率 で 低 分. 病 の3例 は経過 年 数 に 関 係 な く β‑グロブ リンはい. 子 物 質 を吸 着 除去 し,用 い た セ フ ァデ ッ クス も流 水. ず れ もか な り増 加 して い た.. で洗 滌 して 頻 回 に使 用 出来,蛋 白変 性 の恐 れの 全 く な い等 髄 液 濃 縮法 と して は 最 良 の方 法 で あ る. 2.. 5例 のNeuro‑Behcet症. グ ロブ リンの 軽度 上 昇,. 5.そ の他 各 種 疾 患 の 髄 液蛋 白分 劃値 に つ い て, それ ぞ れ の知 見 を 得,臨 床 像 と髄 液 泳動 像 との 間に. 候 群 に は, 2例 に γ‑. 1例 に β‑および γ‑グロブ. リン上 昇 を 認 め た.し か しな が ら,炎 症 変 化 を い わ. 興 味 の あ る所 見 を呈 した少 数例 に各 々小 解 析 を試 み, 文 献 的 に も考 察 した. 髄 液蛋 白分 劃像 はあ る臨 床像 に対 して 非 常 な る診. れて い るに拘 わ らず γ‑グロ ブ リンの さ程 の 著 明増. 断 的 価値 を有 して はい る ものの,あ. 大 はな か つ た,む し ろア レル ギー 性 炎症 の所 見 を疑. 知 識 で は な お解 明 す る こ との 出来 な い所 見 を呈 す る. わせ た.そ して その 症 状 改 善 と共 に 増 加 し た γ‑グ. もの が あ るこ とは事 実 で あ る.し か しなが ら,こ れ. ロ ブ リンは速 やか に 正 常 に復 す る ことを見 た .. ら症 例 も次 第 に 数 を積 み 重 ね る こ とに よつ て,や が. 3.多 発 硬 化 症 に お い て従 来 い われ て いた γ‑グロ ブ リンの上 昇 は著者 の例 で は認 め られ ず,球 後 神 経 炎 を 含 め,む. る例 で は現 今 の. て は 髄液 蛋 白分劃 の生 理 的,病 態 生理 的 態度 に 達 し そ の本 態 は露呈 す るで あ ろ う.. しろ β‑グロ ブ リン の増 加 を 多 く見 た,. おわ りに 臨 み,御 指 導,御 校 閲 を賜 つ た奥 村二 吉. 髄 液 蛋 白質 の γ‑グロブ リン増加 を 診 断 の 決定 的 要. 教 授,終 始手 を とつ て 直接 御 指 導 を いた だ いた大 月. 素 に加 え る こ とは,少 し く検 討の 余 地 が あ るこ と と. 三 郎 講 師,技 術 を 提 供 いた だ い た 中山寛 子,南 満智. 思 わ れ る.. 子 両 氏 な らび に種 々御 協 力 いた だ いた教 室 員 諸氏 に. 4.脳 萎 縮 性 疾 患 で は β‑グロブ リン増加 は全 例 に は認 め られ ず,又 β‑グロブ リン増 加 と気脳 写 像 に よ. 文. 1956. Bakay, L.(大. 血 液 関 門,東. 京,. H, u. F. Heinzler: Dtsh.. med. Wschr.. 13) Esser, H., F. Heinzler u. H. Wild: Klin. Wschr. 30: 228, 1952.. Dtsch. Z. f. Nervenheilk. 170:. 381, 1953.. 14) Esser, H., F, Heinzler u. H. Wild: ibid. 30: 600, 1952.. 4) Bauer, H.: ibid. 5) Becker, J.:. 12) Esser,. 77: 1329, 1952. 友 英 一 訳):脳. 1960.. 3) Bauer, H.:. な お,本 論 文 の一 部 は第 五 回 神経 学会 で発表 した.. 献. 1) Andres, G.: Munch. med. Wechr. 98: 1532, 2). 心 か らの 感謝 を 捧 げ ます.. 175: 354, 1956.. 15) Ewelbeck, H.:. ibid. 182: 658, 1961.. ibid. 28:. 692, 1950.. 16) Fisk, A., A. Chanutin & W. o.. 6) Brodman, T.: Zitiert nach Bakay.. Klingman:. Proc. Soc. Exper. Biol. Med. 78: 1, 1951.. 7) Bucher, T., D. Matzelt u. D. Pette:. Klin.. 17) Frick, E. u. L. Scheid-Seydel: Klin. Wschr.. 8) Cervos-Navarro, C. u. H. Matiar: Dtsch. Z. f,. 18) Frick, E. u. L. Scheid-Seydel: ibid. 36: 859,. Wschr. 30: 325, 1952.. Nervenheilk.. 36: 66, 1958.. 179: 614, 1959.. 1958.. 9) Delank, H. W. u. E. Machetanz: ibid.. 174:. 189, 1956.. 1960.. 10) Delank, H. W.: ibid. 174: 429, 1956. 11) Delank, H. W.: 25: 355, 1957.. 19) Frick, L. u. L. Scheid-Seydel: ibid. 38: 1240,. Fortschr.. Neurol. Psychiat.. 20) Geinert, F. u. H. Matiar: Dtsch. Z. f. Nerven heilk.. 179: 111, 1959.. 21) Grassmann,. N. u. K. Hannig: Hoppe-Seyler's.
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(18) 508. 田. 辺. 研. 二. A Study of the Cerebrospinal Fluid Protein I. Paperelectrophoresis (On the Clinical Meaning of Electrophoretic Liquor protein Patterns) By Kenji Tanabe Department of Neuropsychiatry, Okayama University Schoolof Medicine (Director: N. Okumura) The taken. author. from. sought. between 1). F.. the. the. author. advocates. it. increase. be. noted. The. reported. tiple. doubts. sclerosis 4). . that. and. Not. all. Alzheimer's. influence. the. onset.. regardless 5). of. three. the. resulted. neuropsychiatric important. cannot. derive. enough. clues. prone. the. for. number. of. The. case.. is. found. who. some. had. increase. There. decisive. no. instead.. predecessors. a. It. Neuro-Behcet,. process,. the. be. 1. in. seemes. factor. for. to mul. factor.. increase. in. years of. in. the. increase. after. of ƒÀ-globulin onset. enlargement. cases. disease. the. that. of of. passes. produced. in. an. my. illness. subarachnoid. not. less. marked. study.. tended. to. space. than. 3. elevation. and. years. after. of ƒÀ-globulin,. onset.. and. discussed. corellative. in. study. some. diagnosing.. systematize. after C. S. F.. syndrome.. of ƒÀ-globulin.. could. in. on. allergic. ascent. S. F.. resulted of. Alzheimer's. the. In. decisive to. C.. protein. case. of ƒÁ-globulin, an. reused. S. F.. in. of. S.. substances. be. of ƒÁ-globulin. those. place. in. C.. C.. Moreover,. can the. the. concentration. molecule. Neuro-Behcet. simulate. produced. Regardless to. of. after. disorders. tool. also. atrophy. the. analyzed. from. in. low. suspected. findings. of new. contemporaries.. the 5. increase. were. of ƒÁ-globulin. cerebral. cases. time. author. the. contradicted. author,. of ƒÀ-globulin. was. My. The. of disease,. ventricles, ƒÀ-globulin. of of. were. neuritis.. cases. amount. My. sclerosis. increase. retrobulbar. the. Excluding. observed.. neuritis. the. to. other. specimen. patterns.. The. denaturize. out. correlations. Sephadex. not. cases. (C. S. F.). concentration. removes. prepared. does. changes. The. Retrobulbar. 2. the. the. fluid study fraction. tube.. concentration on. parallel. multiple. of ƒÁ-globulin.. fraction. enough. on. it. S. F.. for. and. The. the. inflammatory. test. this. cellophane than. Also,. for. C.. absorbs. appeared. was. data. increase. ƒÀ-globulin. best. From. the a. concentration.. elevated,. the. of ƒÁ-globulin author's. an. the. also. although. increase 3). be. to. timesaving. water.. of ƒÁ-globulin was. that. the. running. to. put. concentration. as. cerebrospinal. respective. through. more. the. the. was. 145. fractions.. and. dialyzed and. for rate. on protein. G-25. was. the. the. entities. simpler. same. of ƒÀ-globulin. marked. an. be. under. Slight. fraction. cases,. Sephadex. the. cleaning. 2). the. dry. prepared. at. for. disease. to. G-25. paperelectrophoresis. clinical. C. S. F.. found. rest. through. the cases. mesh. was. The. out. concentrated. Sephadex. from. be. the. 50-100. The. method. to. carried. neuropsychiatric. instances, However,. As completely. we. the we. pile the. this. paper. between. up. the C.. often more. pathophysiological. some. S. F. obtain data. interesting. fractions. and. findings clinical. electrophoresis. can. arbiturary from. data. similar changes. C.. be. from. studies of. on. pictures. S. F.. few the. we. yet. regarded which. we. a on. may. electrophoresis.. as. obtain.
(19) 髄 液 蛋 白質 に 関 す る研 究 田. 第1図 V:. 3.1,. A:. 正 常(症. 例S.. 52.5,. α1: 6.0,. S.)髓. 辺 論. 液 蛋 白 泳 動 像. α2: 4.8,. β: 20.5,. 第2図 脳 脊 髓 炎(症 例T. H.)髓 V: 0, A: 45.8, α: 4.9, β:13.3,. 文 附. 第3図. γ: 11.1%. 液 蛋 白泳 動 像 γ:36.0%. Neuro‑Behcet症. 例M.. O.). Neuro‑Behcet症 候 群(症 例M. 髓 液 蛋 白 泳 動 像(2)軽 快時. O.). 髓 液 蛋 白 泳 動 像(1)増. 第4図. 509. 図. 候 群(症 悪時.
(20) 510. 田 田. 第5図. Neuro‑Behcet症 候 群(症 例M. 髓 液 蛋 白 泳 動 像(3)軽 快時. 第7図. O.). 辺 辺. 論. 研 文. 二 附. 図. 第6図. 異所 性 松 果 体 腫(症 例I. Y.)髓. 症 例S.. B.髓. 液 蛋 白 泳動 像. 液 蛋 白泳 動像.
(21)
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