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編集後記・次号予告

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Academic year: 2021

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648 648 第51巻 日本公衛誌 第 8 号 平成16年 8 月15日 現在,年末の英文号発行に向けて査読が進行しており ます。予想外に多い,16編の投稿をいただき,独立した 一号を作るだけの数の論文が集まるか心配していた編集 委員一同,ひとまず胸をなでおろしております。 本学会が英文誌を発行することには,いくつかの意義 があると思います。ひとつには,学問の世界にいる人間 にとって,最近,英文で論文を発表することが必須にな ってきたことがあります。公衆衛生学は境界領域的な要 素の強い学問ですが,その研究者は,わが国での場合, ほとんど医学部・医科大学に属しているため,他の医学 の領域と同じように,英文での業績を求められます。し かし,海外の雑誌に投稿するのは敷居が高く,その雑誌 の読者がそもそも日本の現状に興味を持たないだろうと いう理由で却下されてしまうこともしばしばあります。 その意味で日本で発行される英文誌があるというのは, とくに研究を始めたばかりの若い人にとっては,たいへ ん励みになると思われます。 あとひとつは,わが国は公衆衛生学という点で,世界 に情報を発信する立場にあるということがあげられると 思います。第二次世界大戦後に急速に健康水準を向上さ せたこと,経済発展にともなって深刻な環境問題を経験 しそれへの対応をおこなったこと,さらに最近では,世 界に前例のない少子・高齢化社会に対策をせまられてい ること,などはわが国の特徴であり,とくに,アジア諸 国においては,経済発展にともなって将来わが国と同じ ような健康問題を生じることが予想されるため,こうし た日本の経験と政策が参考になると考えられると思われ ます。このような観点から,わが国の情報を世界に発信 することは非常に有意義だと思います。 もちろん本誌は研究者だけのものではなく,実践活動 についての現場の会員の経験を発表する場としても重要 であると思います。英文号発行は以上のように有意義な 決断だったと思いますが,同時に,活動報告をはじめ, 多くの会員の実践に有益な情報を発信していくという本 誌の機能も引き続き果たしていきたいと願っております。 (甲斐一郎) 次 号 予 告 原 著 ハンセン病療養所入所者の身体障害 ―瀬戸内 3 園入所者の実態調査による研究― ………青木美憲 幼児における日常食からの亜鉛摂取量と食品群別 摂取状況およびそれらの身体発育への影響 ………岡田玲子,他 わが国の大学生における踵骨音響的骨評価値と生 活習慣との関連性………井深英治,他 沖縄県 A 島在宅高齢者の補完・代替療法として の自己治療の実施と健康状態,および他の社会 的要因との関連性………林美枝子,他 公衆衛生活動報告 家庭・学校・地域連携による児童生徒の生活習慣 病予防活動の試み………藤井千恵,他 資 料 市町村職員からみた市町村医療機関に勤務する医 師への継続勤務の期待と関連する因子 ………藤原真治,他 三重県における結核登録患者の入院・治療状況か らみた結核対策の課題………大熊和行,他 全国の市町村における喫煙対策事業の実施状況と 重要性の認識………新村洋未,他

参照

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