（雑誌抄録）交感性乳頭網膜炎或は交感性網膜炎或は脈絡膜炎の一治例に就き

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麟

眼科臨床讐報 ︵第二＋八年第一號︶ 一、

録

交感性乳頭網膜炎載は交感性網膜炎或は賑縮膜

炎の剛治例艦就費

 醤學博士 河本重次郎 ︵東京︶  二十一歳の男，コサイダーL業右眼に昨年二月二十九日硝子 瓶の破片飛び來、其の後八月二十七日迄潜る殿黒門に診療、著 者に途らる、診るに角膜と輩膜にかけ五ミリ託りの横創あり。 そこより虹彩生出、瞳孔は創口にひかれて不正に開大．炎症 懸濁なし眼内は網膜及乳頭薄く贈呈充血あの、左眼は乳頭充 血境界不明蕃土薄く潮濁．黒蝿に大なる薄きコスコトムLあ るのみにて狭縮なし、眼底状況より交感性脈絡膜炎と診断し ﹁アンチピリン﹂沃剥灰臼軟膏っサルワルサンL療法行ひしが入 院後一遇間位たちて追々改良し同復して來た詰9本病は青虫 に云へば鄙ち禰蔓性溺濁が網膜に博く存在し乳頭充血するに すぎざるなウ、爾著者は眼内炎症の分類諸家の読を述べ最後 に虹彩號出せる時の治療上の注意を述たり。 第三磐 一四四 、野球﹁求首ル﹂に因る眼外傷   宮下左右輔 ︵東京︶  ＋六歳中學生、初診昨年＋一月六日，他の入の投じた球が 暴球となり患者左眼部にあたり装用せる眼鏡を破り破片によ りて上瞼内善部に深き切創を生じ蝕勢は角膜を中央部より下 縁にかけて丁字形の切創及破裂創を生じた、創ロより虹彩睨 出す、よゆて虹彩切除及角膜縫合す、前房は瞳孔領は出血で 充たされてる．其後十撒日にして左眼の毛様痛輕微の頭痛出 て併数日にて此等緩解すると共に角膜出血斑を認む後前房出 血は著く吸牧され外傷後三十五日にして辛・じて瞳孔を認め得 るに至る，然かも毛様痛存在し眼内歴は低下し角膜扁李にな ると相待ち眼球萎縮の初期像ならん割前房出血が角膜出血を 生じた揚合は豫後不良。此れ角膜出血する場合は前提條件と して前房出血と共に強き毛襟磯炎を起し結果毛様燈の萎縮從 って眼球萎縮⋮となるな抄。爾著者は二三ボールに因る眼外傷 例を述べて居れ砂。