九州大学学術情報リポジトリ
Kyushu University Institutional Repository
チョウサの『トロイルスとクリセイデ』
中山, 竹二郎
https://doi.org/10.15017/2332984
出版情報:文學研究. 36, pp.151-168, 1948-03-30. The Kyushu Literary Society バージョン:
権利関係:
一ギャンタベリ物語﹄に次いで﹃卜ロイルスとクリセイデ﹄はチ副ウサの傑作であり︑彼の作茄中ばかりでなく︑イギ
ぴⅨス文単症通じて︑異色ある作温である︒殊に性桁拙嬬や心理展州の扱ひ方が粘絨である鮎から兄て︑イギリス小説
の濫筋であると云はれてゐろ︒しかしその内容や形式は剛る複雑であり︑之牡単なるロマンスと兇︑雌なる小説と兇
︒ノ
ろことは禄一きない︒私見を以てすれば︑之はロマンスと小枕と︑叙事詩と側との複合船である︒その榊成要素症分析
して︑作品の複雑性と剛明しようとするのが本稲のⅡ的である︒〆01
.一一ゴー・夕
一色批評家によって高く評慨されてゐるに拘らず︑﹃卜凹イルスとクリセイデ﹄は庇際には除り識まれてゐないやうで
もある︒五巻嵯臼万八千一旨餘行の長補であり︑また古い十四仙紀の英語で書かれてゐる鯛めであるかも知れ咽そこ︑FP︾
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迅夕■一五一︲
チョウサの﹃トロイルスごクリセイデ﹄.
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一で作砧に未だ接しない蔽村のためにその梗概をまづ述べることにする︒
トロイの王︒フラィァムの思子ト回イルスは青年騎士として専ら武を勵み︑婦女丁に蝋ずろ關心は淺く︑寧ろ織愛
について朧咲疑的な能崖逓とった︒昨にトロイはギリシャ咽のために包州されて︑その城砿の外は戦場と化し︑幾
︑度か戦側が繰展げられてゐた︒然しトロイの町は戦帆逓蒙らないで︑市民は静かな生活の醤みを綾けてゐた︒へ1日
〆
しも︒ハレィディアム紳批の祭雌で︑お杜は参詣の人で賑はった︒
トロイにカルヵスといふ艸官逓職とする豫言群がゐたが︑彼は早くもトロイの滅亡を知って敵方ギリシャの陣螢
に逃れ去り︑その娘クリセイデ駐ぱトロイに猫り世去りにしてゐた︒
クリセィデは夫と妃別した年若い美女であり︑黒い喪服と着て今日の祭繼に出かけた︒肚蝋種ゆくりなくも彼女〆
も
/の姿を見たトロィルスは念に激しい溌愛の傭を彼女に對して感じた︒しかしその麺を告白する術と知らない彼はた
︑営猫りやる瀬ない恩ひに日夜悶える身となった︒
pトロィルスの親友パンダルスは仙故に通じた粋人であるが︑・近唄打って愛つたトロイルスの継小に心宏からす︑
﹄
彼一と訪れてその苦悩の腺因を打明けて話してくれと説く︒・ハングル式の切なる友怖にほだされてトロイルスは一七の
繊逓作同白する︒懇の和手クリセイデはパンダルスにとっては姪にあたるのである︒彼は何としても友人の恩ひを遂
げさしてやり度い一念から︑取持ち役逓自分から買って出る︒トロイルスに懸文を北かせて之をクリセイープに渡
し︑澁るクリセイデ症説き伏せてその返事逓聿画かせる︒時にはトロイルスの馬上の姿註それとなく彼女に垣剛見さ
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未亡人とは云へ生娘のやうにためらひ勝ち愈哩雌深いクリセイデも伯父パンダルスの巧妙を榧ぬた勅めや頼み︲
に︑︸いつとはなくトロイルスを州からす恩ふ心境になる︒・ハンダルスはある日自宅で小安逓はり︑クリセィデキ招 ︑
人稻怖からの大剛に仙父の雌倣に一夜を過さぬぱならないクリセィデをぱ他の客人から速ざかつた一室に罐かせ︑
昇諜で喋し合はせたトロイルス牡そとへ案内する︒かくて二人の繊人は︑パンダルス以外には知る人もなく讃かに一
奪痙漱立叩と輿在る巾に過し︑翌朝きぬぎねの別を柵しむ︒その後も二人は幾度か人目症忍んで逢瀬を蕊しんだ︒
・ハンダルメがモの友人の爲めに推した労ば級ひら恥た︒
話襲って︑クリセイデのか︿カルカスはトロイに賎してゐる娘逓自分の許へ雄れ師らうと謀り︑︑附耶の川の俘雌父
換の機御逓杵尼よく捉へ通勤し︑絲肋トロイ方の一騎士の代悩としてクリセィデはギリシャ側に引波さ秒︒ことが
噸耶の川に協定された︒クリセイデは今や否腱なくトロイを去りト脾イルスと別れいばならぬ破日となった︒彼女
の悲しみもさる事ながら︑トロイルスの悲歎絶望は言諦に絶した︒しかしクリセィデは十日の後には必ずトロイに
締って来ると岡く約束をし︑懸人川志は永迩に心秘るまじと秤を砿私て︑しばしの別離を惜しむ︒
︑
ギリシャ側からクリセイデ批ひ一丈けのため祇進されたのは一プィオメデといふ騎士であった︒︐彼は彼女逓継術して
の蹄るさから︑早くもクリセイデに.﹃一・両ひ寄った︒
約束の十日が過ぎてもクリセイデはトロイルスの許へ肺って來ない︒﹃ての川ディオメデの求畷は切りに縦けら伽︐
クリセイデの心は次第に新しい男に剛いて行く︒○一m一︽合
一Hf秋の想ひで懸人を待つト画イルスは諜偏に托してクリセイデにたの心怖荘群げるが︑︲女からの返事には眞
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心の現はれを認め難い︒〃︐・
或日城外で戦闘の際ディオメデと渡り合ひ彼の陣羽織を奪って来たトロイの武士があった︒その陣羽織には一づ
ブローチが附いてゐた︒これこそ正しくトロイルズがクリセイデと別肌ろ日形兇として彼女に典へた品である︒ゞ途
にクリセィデの蕊心は艇ふくからざる事灘とな︽乳︒
懇敵ディォメデ逓討うとしてト画イルスは戦場に征き彼を探し求めた︒一度トロイルスは岨ふ敵にめぐり合ひ五
に渡り合ったが勝負は沢せら伽なかつ光︒トロイルスはその後敵將アキリーズの手にかか勺て果敢ない妓後を遂げ
●た︒・
〆
一 一 一
■︒この肋は芝ゥサ自身の考案でなく︑大朏に於てイタリアのポヵアチオ作﹃イル・フィロストラアト﹄に擦ってゐ
る︒またボヵアチオ以前には︑十二仙紀のフランス詩人プ︽ノアが﹃画マン・ド・トロア﹄の中で此の懸愛事件を取扱︽
勺ひ︑十三祉紀にはイタリアのグイドウがそれを散文の﹃ヒストリア・トロヤアナ﹄で鱒へてゐろ︒ト風イ戦役症背景
に持つ物語では諺心が︑古典文學に飛礎がなく︑中祉詩人がトロイ物諦○一挿話として案出したものが︑ボカアチオ
の鯉錐によって華やかな熱附的ロマンスとなった︒
タテゥサがこのポヵァチオの画マンス症秘本として﹃ト腫イルスとクリセイざこを書いたことは既に述べた︒一鰐
にイギリスの昔の作家は自ら作品の筋を工夫する労逓椅いて︑僻川したプロヅトによって刺作する場合が多かった︒
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幸一寸■■
』
その著しい例はシェイクスピヌである︒彼の﹃ヂ︑ウリア認・シーザ﹄はノースのプルータークから︑﹃マクベス﹄は
ホリンシェドの﹃クロニクル﹄から素材を取った︒しかし﹃シーザ﹄もコクベス﹄もシェイクスピアの創作した蘂
術作品であることには寸奄の艇を容伽る餘地がない︒︷一■一﹃まさにその如くチウサの﹃トロイルス﹄はイタリアの文豪にその題材を仰ぎ左がら︑全く彼自身の創作であると
も
●一云ひ得ろ︒杢筋八二三九行の中︑ポヵアチオから取った部分はその約三分の一にあたる二五八三行で︑残り五六五六
行は純粋に彼の刺懲に川づるものであることが︑學粁の研究によって明にされてゐる︒.︑
ク
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﹃トロィルス﹄の創作年代は三一八○年三八二年と推定される︒イタヅァ炊行から肺って後︑毛ゥサの識風
が大きな溌化をボした唖で︑彼の齢は四十才か四十二才の餌詩作に油の乗り切った時代である︒
一階にチョウサは詩人として取扱うテーマによって氣分が左右されたらしい︒涛作中に感興が麦へると︑そこで筆
を投げてしまう︒鼠ら宮﹄にしても︑﹃善女傅説﹄にしても未完成のまま壷あるの興執兼中に作粁がそのテーマ
に倦きたためであろう︒﹃群の宮﹄は地上から速く離伽た天室を舞牽とした紳秘を拙き川し︑﹃善女傳説﹄は綴に殉
じた女性ばかりの列傅であり耐.紬励彼の趣味には合はない題材であることを自ら感じたのであらう︒
・チコウサの趣味は多面的で︑一方に侃することを好まない︒人生への展望は淡くして︑清測併せ呑む包奔性を右つ︒一℃︑︒﹃狂ひのない透明なレンズを通じ工人冊生活の翫現症感し出し︑時には醜悪卑狼な姿を見ても敢て之を避けようとしな
い︒寧ろ人間奥ひ人側に深い何浦を示す︒斯うした傾向のチゞウサが﹃群の宮﹄や﹃善女傳批﹄のやうな架筌な︑或
夕は単調なテーマに長く感興を繋八︑琴とができなかったのは十分に想恢し得るところである︒︽
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寺へ〃︑少 詩人ぱ大きな愉悦を感じたに述ひない︒
︶■さて﹃トロイルス↓一がその種本の﹃イル・フー面ストラアト﹄と相異する敢要な軸は︑Hパンダルスは原本ではク
て甘美な物
に長じ如才
筏化すると しかるに﹃ト皿イルス﹄に於てはその経水まで作者は樂に錐逓迩んでゐる︑といふより寧ろ興趣と同附とに心を渡らせながら刺作してゐる︒彼の天分と飛蛍にしっくり合ったテーマを柵んで︑詩作の雛醐味を味ってゐるやうである︒ポカアチオから取って来る素材症一脳自分の想像の川墹に溶かしこんで︑︑好みの形に造り鑓へてゆく創作過稚にけ役逓減する︒ロポヵアチオに鱸ると︑ク・リセイデは誘ふ水あらぱ往なんとぞ恩ふ型の女で︑.てもなくトロィルスの
︑求愛になびく︒之に反しチ〃ウサのクリセイデは容易に識人の愛に酬ひょうとしない︒從って粋人たるパンダルスが
その辮古と策略と荘川ひ︑伯父といふ打利な立場から彼女を口説くにしても相悩に心脈を砕かねばならぬ︒
此りろの鮎はチコウサの蕊術的な側に凶って故らになされた改蹴である︒現洗の人生の然然の通らぬ密閉された
怖熱愛欲の腿室に︑一陣の凉風を入伽自然の陽光莚射し込ませようとする意岡︑言葉を換へて云へぱ︑此の濃艶にし リセイデの從兄になってゐるの花チ
斯うI尤修脈を受けたとの物 ンダル手︿が油蹄する︒ 語に灘人生の﹄渋附け莚しようとする織人の榊想によるのである︒蒲い懸人と年荻もMじ行年でなく︑仙故のない︑多糯で浩誰z好む︑中年の粋人莚との物語の中に導入することは︑軍純なロマンスを複雑化し現とになる︒それにはクリセイデの性格をまづ複雑化することが必要である︒そして手剛い彼女逓巧に操る
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研は巾仙︑マン一︿としての形柵の巾︲に近代小説の枇髄キー打つことになる︒ロマン﹃への
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0Jウサは伯父にしてゐる︒苑從ってパンダルスは二人の懸人よりも州糊に年上のふ■B
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︑一・トロイルスとクリセイデ﹄をまづロマンスとして老へてみる︒中仙ロマンスには幾つかの規定ないし約束があつ
−むて︑作家は之に準蝶して制作をした︒之は近代古典制に於けるかの三一致の法則などと刺を一にするもので︑いやし
くもその傳統に脇・する作家にとって之を雌脱しての制作はあり僻ない︒さて今問題にしてゐ堵作品に於ても無論ロマ
クンスの規定が守られてゐろが︑とり分け我我が注意すべきは︑コオトリ・ラヴの約束である︒
ロマンスに於て騎士が鰄人を識する場令に︑定められた懸愛道遂路ま姫ぱならぬ︒之に峠つた言行があったときに
はコオト・オヴラヴによって裁かれる愛Ⅱさへ見ればなら亀↑どの騎士懇愛巡には幾何條といふ項目から成る一の法
典さ・へあるが︑その主要芯粘祁は︑騎士は姉人に剥して對等の識人といふのでなく︑ひたすら諏談抑遜の奉仕群とし
イ|彼の哨意症捧げ︑・その奉仕が嘉納されることを哀願するといふ極めて卑下した求愛の態度淀とること︒また懸愛と
︐/︑結僻とは叩立しないものと老へられ︑配偶科のある男女も繊逓し感を受ける向山を事称すること︒次に懸愛は営事新
附の絶膿秘符事項であり︑︑わが懸註他人に締りそのため仙川に浮搭を立てられることは識愛の外遊であると務へられ
ることなどである︒
一
華腿該郁さと︑ノヴェルとし一
であると讃美す馬所以である︒
弟一の女性俊越の規定は中仙皿マンスに於ては殆ど治く見られ︑いま塊脆明莅要しないほどであるが︑一例を﹃ト
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ルーしての心理性桁杣鐡の肺かさを波ね術へ
四
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て来る︒多くの批詐家が此作品を近代小論の濫鵬
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●や︒︶五八
./ロイルス﹄から取ると︑ト泡イルスはクリセイデに對し︑己を﹁御身の偏りなき心鍵らぬ卑しき下僕﹂たらんこと莚
●願ひ︑気いかばかり苦しき恩ひあらんも︑御身の御意は何にてもあれ悉く害ぴもて之に刑ひ参らするためにあらゆる
己●
鍔弄厭はじ﹂︒含悪一四一六行︶ゞと秤ってゐる︒クリセイデは男の懸逓受け容れはするが︑彼に對して﹁洲は王
子にましませども耐妾逓抑へろ懇の主椛逓打ち給はす﹂︵三巻・一七一三行︶と主張すること蓮忘れなかった︒
︐次に愁愛と結僻との非隈聯性については﹃ルリストラムとイゾウルドの悲怒物語がよく之を例證してゐる︒姿を雌
ったトリストラムとマアク王の妃となったイソウルドとの川には︑排て彼等が五に未僻の時に誓った溌の怖熱がトリ
ストラムの死のⅢ際まで縦く︒﹃ト洞イル・ス﹄の場合クリセイデは夫と妃別した未亡人であり︑トロィルスは猫身で
あり︑全く脚川な立場に世かれてゐる︒しかし彼等が求め合ひ語り合ったのは懸愛であり︑絲僻には二一両牛刎も燗れ
てわ涯い︒愁愛は結姉莚その側的とす粥ものでなく︑また紬餅は識愛を制約することかできないといふのが巾慨ロマ戸・
〆一
ンス作家の肌念である︒
識愛の秘符と保つべしといふコオトリ・ラヴの擁は﹃トロイルス﹄に於て完全に迩奉されてゐる︒懸込一人は發端
●から破肋に系ろまで近親交友にもその心術の一端さへ漏らさない︒もっとも人nを忍塁とは云ひ條︑懸の成就を松け
夕雲勺笙一薪の介入することは妨げないのである︒例へぱ﹃キャンタペリ・テイル↑この﹃騎士物語﹄に於て︑雌初にエ
ミイリア姫遁懸したバラモンはアアサイトに己か繊逓告白してその擬けを乞ふてゐる︒﹃トロ菰ルス﹄に於けるパン
ノダルスは大童になつヱズの川の仲介と辿絡に好め︑.彼等︹雄心進行過職を共さに知ってはゐたが︑之を他の肋外打
に峰つかれないために群胆し策謀す為︒そして秘特に蒜を附けたこ.の溌愛悲劇は秘将のうちに邪矛閉ぢる︒
〆
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ーコオトリ・ラヴに於ては表現の典雅が襲講される︒識人に對し己が熱怖を告向するときも︑脇士が懸愛今般を論談するときも︑優雅甘美な言葉使ひが期待さ肌る︒怖熱の批烈さだけでは雄りないのである︒サ・ガウェイ.ンは天下に︽
〆双塁ものなき功士である故に︑その懸愛談も雅脆であらうと︑彼を︾初めて見か姉人性は想像する︵﹃文學研究﹄鋪三
十川聯拙摘﹁サ・ガウェインと線の騎士﹂参雌︶
﹃トuイルス﹄に於ける懸人間が對話が修僻的であるのは勿油であるが§他而また論理的でもある︒中仙はスコラ禰
喚の柴えた昨代であり︑修僻學とともに術理學が︑主要な學問の一部Ⅲであった︑その影響であらうかロマンスにも理・
服が賊る多い︒或る問題や浦勢遊色迂な角度から検討推論して一の結論を得ないでは安心できぬといふ態度が作中の
人物に兄ら肌る︒﹃1ロイルス﹂には将にこの仙向が扱い・〃クリセイデは婦人としての而柵を汚すことなくして︑ト.
ロィルスや識を如何に受ける今へきかをパンダルスと論じ合ひ︑トロィルスは別離の苦悩に耐えるべきか或は繊人とと
もに町を藩ち遁げてその識を完ふすべきかといふ川題を吟味するのに委曲群兼す︒・
かやうに溌人が自分の世か恥た或る特殊な瑛境立場を︑形式論理的な嶽證を以て瞼制したり︑またその場合の同分
の感附を解剖して継糞として辿寺へるあたりは︑このロマンスの近代誠群にとりては理論の過剰と感ぜら恥るのであ湯
が︑更に進んでは特殊な立場から離伽た一般的な禰躍論議が展州さ耽ることも雌盈ある︒・例へばトロイルスが凶夢を
夢みて心淀慨ましてゐるのを慰めるために︑パンダルスは夢2叫溌性と否定するべく︑鋲に開する古今の諸説を引用.
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味を打ち︑比喰のⅡ川度さ芹味ふだけくい倣裕のない誠荷にとご﹂は︑此極の作砧は随所に倦怠感を斑えしめる︒しか し
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らないで作州に蛮庇的な影稗脆與へる︒エピヅク・シミリは普辿の比喰に蚊︒へて粘巧織機であり︐本筋から離れてそ あ
しを畑は読む人の心附への問題であり︑作村の罪ではない︒﹃失樂閲﹄からエビ・ク・シミリの一例をとると︑糸#
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シ の スは宿命と自川な志の問題について浩共として諭詐る︵四巻九六U一○七八打︶・これは中仙趣味の一の現は恥で
弓トロイルスとクリセイデ﹄はロマンスの中にエピック︵叙事詩︶の形式を取入肌てゐる︒ り︑ロマンスの甘味に添へら伽た薬味として鑑蛍されるべきであらう︒
まづ叙事詩の特殊の形式の一つとしてインヴ︲ケイシュンがある︒詩人は巻皿に於て詩紳に呼び掛けてそP雑感駐︾肋
し・或は主題に關聯を打つ岬盈の恩繩を臆る︒イギリス叙事詩の典型である﹃失樂閲﹄の鋪一巻でご︾ルトンばだ上
詩川に価噸し︑飾二恋では天峯の光明に孵ってゐる︒﹃トロィルス﹄では鋪一︑鋪三節山の巻弧でそれぞ卿テー
プ節二︵復狸艸小の一往︶︑ざIイナスと雪ブイオピ︵奴事詩の諦岬︶︑及びフュゥリィズ︵復響艸︶にインヴ−ク
てゐろoしかし之は一極の序詞であり砿要脱するほどのごとばない︒
亜嬰なのはエピヅク文學の要業であるエビヅク・シミリ︵叙事詩的比嚥法︶で話り︑これはただの形式や修飾に止ま 一六○〆
て藩ずる︵五巻三五八三ハ五行︶︒また別離の悲しみに耐えないで自密の兇冊を決めて泣き濡れてゐるトロィル
坐した美的鑑宜の對象となることが多い紡呆︑プロヅトの進打が綏没となる︒従って物諦の進展にばかり典
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の火の洲に瞳び群る天使述を叙して﹁そは天使等にて︑荘然として松はる姿は︑が弓アロムプロォサの小川を蔽ふ秋の
葉の盤きがごとし︑共虚にはエトルリアの森弓形向く蔭をなす﹂以下八行に亙る長い布名な一節がある︵一巻三○一
一三一行︶・マシュウ・アアノルドの叙事詩﹃ソオラブとラストム﹄にも此諏の比輪か多い︒ポープの﹃捲毛の蝿
奪﹄は眞のエピヅク︲でなく擬艘災雄詩であるが︑やはり傳統的にシミリが多く用ひられてゐる︒
さて﹃ドロイルス﹄に蝿耐に川ひら肌てゐるエピヅク・シミーリの側と一二躯げてみよう︒渦り恩に沈んでゐたト.ロ
aイルスがパンダルスからわが識の布望なることを告げら伽て﹁まさに夜のまさに花を閉じて低くうなだれたる草の︑
L陽の光と一堂けて起き上り燗築として花開くごと︑トロイルスは無を取直し⁝⁝﹂︵二巻九六七行以降︶︒またクリセ
︑イデが懸人を初めて抱擁して彼と一夜を共にする場面を叙して﹁竹・き忍冬の梱に纒ひ純るるごと二人は五に腕を捲き
合ひぬ﹂と聡へ︑縦いてクリセィデを形容して﹁初心な爺らひ勝ちなる夜鴫崎は︑牧羊群の雛を聞き︑または垣根に
人の動くを見ては︑鱒り初めてまづ蹄蹄ひ︑やがて商く弧く鴫需をぞ立勺ろ︒その如くクリセィデは不安の心とけ
て︑恩ひのたけを彼に語りね﹂と叙し︑更にその時のトロイルスに岬じて﹁迩命極まりて死と碓僻しゐたる人の︑固
らずも救ひを得て朔地と脱し︑安らかなる心境に入りし如く︑トロイル式は繊人を得て喜びい﹂︵以上三節とも三巻
一二三○一二川五行より︶と語ってゐる︒
巾仙に柴えたロマンスと近代小枕との加速は恥党人生を如何に取扱ふか︑現衝艇調し作家か如何なる態度をとるか
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といふ問題に帥ずろと若へられる︒﹃卜哩イルス﹄の作科が一方に於て︑叙事詩の要素を含むuマンスとして中世の
仲統に従ってこの趣鎚事件淀取扱ったことは疑を群れ聖雛疫であるが︑他方に於て人川生活をその現迩の様態に於て︾↑
把握しようとするとの作科の弧い仙向の故に︑また主要人物の心理の動きやその性格に對する洞察の深さの故に︑中
仙文喚の傳統の埒を趣へ七近代的獅斑主錠に近い極磁性をこの作品に狗たしめたことも亦認めざる牡得ない事蜜であ
る︒此作舳が形式的には詩であるが近代小説の礎闘を典へてゐる川以である︒︑い↑
ま乳史にチョウサか天才的なドラーマティストであったことと鍬に愁起せ胆ばなら喝﹃キャンタベリ︒テイルズ﹄の
各物語と繋ぐ辿鎖に於て被等巡幟衆か如伽に油削的に拙川さ肌てゐろかは肯はすもが燕︽彼の作紬の随所にシチュウ
ェィシ︲ンの巧妙な表出と︑對話の効処的なやり地りを指抽すあととかできる︒無論本格的な形態莚取った劇はチ
ウサには無いlまた布ろ笹がない・塒伏在百年早過ぎたのである1しかし劇的典来の裕な尿彼の作品を特色︽
〆づけてゐることば明である︒
さて﹃トロイルス﹄駐劇的要圭症多く含んだ小説といふ而に於て槻蕊してみよう︒まづ性格の創迭とその拙筋につ↑
●
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三人の主要人物中トロイル〆は熱附的・な一青年であり.ロマンスの主人公型であり︑その性格は比較的靴純であ
る︒クリセイデに至っては︑作群が宮廷關係の蛍姉人達心一人注そのモデルにしたのではないかと想像さ恥るほど柵
明な生きた姿を見せ七ゐる︒彼女は思胆深い︒身遼窮地に陥伽ることを恐伽る︒物の老へ方は現在的で打卵的であ
る︒トロイルスの懸を受け芥れたのも和手の男や伯父から不興を蒙ることを恐れた動機が手縛ってゐる︒頭は敏捷に
1
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伽く女である︒卜唐イヘ肺るために父たる斑一二ロ者を茜白の力で樋絲する計推を自ら語ってゐる涯である︒しかし他面 に於ては桃めて則かで︑みづみづしい︑鉦那氣な女でもあった︒笑ひと辨誰を好み︑通人たる.ハンダルスの機織戯言 F︑
に對して好簡一し杣手役である︒世悩れた刀自の臓明さと︑.唯女のやうなあどけなさとがその中に背馳しないで存して︑
●ゐる︑といふ複雑な性椛である︒シェイクスピアのクレシドの場合の如き畑姉的の祁薄さを見せてゐない此の女が何.
散トロイルス花裏切ったか︑新しい識人に心を移してゆ点心理の過雅は如何であったか︒此の間脳ぱ明確には解決さ・
・れ稚い︒彼女はトロイルスとの懸愛の柵嶮によって鍾愛の離職味莚知った︑詔ぱ画趣愛叩赤に樅つたと解するジュス
ヘランの縦︵英國民丈學史一巻一二○九頁︶も此の問題の底を術いてゐない︒作着が舞牽をトロイの町に赴き︑城壁外の
祉界に深く立入らなかったためであらうか︑或はクリセイデに弧いⅢ術を右つ作粁が︑彼女の浦い所をそっとして世
き度いといふ人州的な愛好心のためであらうか︑彼女の鋪一石識愛事件が何となくぼかして扱はれてゐるのは誠考に.
とっては物雄りない︒︵チゞウサはクリセイデの狼睡は既に宙火に誌されてあるのだから︑彼女を史に女めようとは.
m心はない︹五巻一○八六行l︺と言って.さながら罪を犯したわが娘を庇弓や弓か態度を示してゐる・︶
酉︵
︒︿;ル認Iロラ暑憾脇投であらうが︑小諭では主人公の批緋賞二斎場lは芝ウサ胤遥した性格
夕では桁歴の亭主ハリ・ベイリや多附なワイフ・オヴ.︑ハアスとともに傑件である︒女主人・公の伯父となってゐる事か
〃一
・ら老へて︑年の唖四十くらゐであらう︒︵作粁の年齢もその噸四十溌少し趣へてゐた︒︶川熱した通人で︑友人の綴を︒庖
叶へてやり度いばかりに様盈な焚動はするが︑根がお人蕃しである︒多燕で韮母諮誰矛弄し噸秤に長けてゐる鮎フォ
︲︑オルスタフを恕ばしめる︒またお仙介な軸ではポ掴ウニアスに似てもゐる︒維姑トロィルスの腹心の友として︑彼の
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一・トロィルス﹄が小耽或は劇としての従惟を弧めてゐる要川の一つは巧妙に泄収りさ心︿一科nである︒硲諦調の對
話淀技巧的な詩節の中にはめこめてゆく手法はチ︑ウサ柵塒のものである︒﹃ト画証ルス﹄ば斯訓ライム・回イアル
といふ七行三脚減の詩節で排かれてゐるが︑かうした比岐的複雑な詩形の倣節を通して.栫にくだけた︑誘訓の對話
が綴くのを読むと︑訊律脚甜の拘束を受けない散文の自然さを感ずる︒例へば・ハンダルスが卜Ⅷイルスの獄をクリセ ︑
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一六門
︑●・趣の成就を悪び︑クリセイデの不在を悪沙︒なるほど彼は商災な性格ではない︑しかし彼の名に脚んで造られた英語
●・が意味彦ら噸︒やう旋慾柵づくの収持役でないことは明かである︒
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枇故に長じ俳人生を享樂し︑いつも朋託のない川十がらみの此の男が果して作荷の純粋な想像によって創造された
か︑或は柑時の漉在人物の巾に作粁がモデルを得て抽出したか︑それは恐らく益のない訟議立てであらう︒しかしチョ
ウサの誠背は此の男︑巾に何となくチ︑ウサその人の面影を見る︒宮廷人として︑外交使節として︑税關史として様
糞人生ロ明峨を僻聡し.しかもその人生に封しにこやかに微笑みかけ一Lゐ﹄︒チョウサの一而はたしかにパンダルスに
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券巍︑ぞ鐸一ものがある︒さう兄れば此作仙の中に展州さ帥る︒ハンダルスの惟棉は作新の半面的な自搬像とも云へよう︒
半面的といふ理山は・チウサには疵際的な享樂的な側向の他の小而に.戒将にいそしみ詩道に糖通可︒生活があっ
たからであみ︒
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識後も猫拙痴さ伽た場面の多くか諭粁の朏喪に焼附けられるとか︑眼前に雰垢とするとか云は肌るのは.その作品
が硯碓惟に樹むとと牡意味する︒劇文峨に於て此の脱兇性の斌要なことは勿論であるか︑小批の場合にもこ弧ばての
成功の醇阿駐なすことが多い︒﹃トロイルス﹄は脱蝿性に耐み︑暴叫の後深く印象に獲る好場伽か多い︒一二の例を
采げてみよう︒\・
クリセイデはトロイルスが自分に寄せてゐる熱怖を知るcそ恥は雄しくもあり︑また恐みしくもあり︑彼女はこの
王子の獄逓受けるべきか否か沢しかねてゐる︒︒たまたまその時彼女の友の唱ふ繊愛歌は︑迷へる彼女の心に温い和ら
ぎを典へる︒夜になつ匁彼女は獅り漉宝に入る︒部歴の外の緑深い杉の樹に一羽のナイテーンゲィルが機って︑美し
い月光駐浴びご聴り鳴く︒そ肌は塒ながらに妻逓慕ふて歌ふのであらう︒クリセイデは術だしい悦ぱしい心地で︑し
︐一六五 イデに初めて告げるために彼女を訪恥さりげない様子で他愛ない世Ⅲ噺としながら相手の好奇心をそ﹃七り立てて︑
F1結局肝腎な用談の糸口を切るあたり︑巧徹帷妙な對話が長く被くつ恋七八卜︲一三五打︶︒また・ハンダルスの計略
が見事に成功してクリセイデは初めてたの職人とともに一夜を過して︑翌朝きぬぎぬの別肌逓腓しん毎﹂師毛する︒そ
の朝・ハンダルスは雌逓溺れて椰撤を浴び牡る︒クリセイデは茨を含みながら常葉症返し︑からくり牡弁した伯父に戯
れ貝怨みと具一節の科内の迩収り含巻一五五五一五七流行︶は斑に絶妙と評する外はない︒
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場而の良さ︑對話の巧みさ︑心理描為の撤特さ︑性格州為の鮮明さ等傑れた小説や劇としての要素を盟柑に打つ
﹃外ロィルス﹄は十九仙紀のイギリス小説に比しても遜色と兄ないであらう︒三人の主要人物︑殊にパンダルスとク
リセィデは派きてゐる人川である︒我我がその息吹を感じ船具駐喚ぐほどに﹄坐疵惟左典へ争漉人川である︒彼等の住む
トロイの町はベキ・シャァプの住む十九世紀の〃ロンドンであり︑〆ピヅトの住むアメリカ中部の都市でもある︒まこ
一一とに此の一流は現抵の人間耽禽の中に生を潜む人川の記鋒である︒ 暉一︽ハ︽︿
#吻挽溌蛎童入りながら深雌器ち賑く︵二巻△両九二#︶・美旧浪蛙岫な術漿であり︑し
かもそ恥は女の心が溌腫惹かれてゆく心理過程蓮示唆してゐる︒︑
次は悲詳劇の一場面︒クリセィデが肺って来ると約束した日もはや幕方になった︒ト画イルスはパンダルスを作っ
て城壁の外を遥に眺めながら認待てども待てども師らぬ人を待ってゐる︒︑夕暗が迫って来る︒諦めてそこ駐立去らう
とする一刹那トロィルュの眼には懸人の姿が遥か彼方に見える︒彼が指す方をパンダルスが見や師ぱ︑それは一臺の
荷賜車に過ぎなかった︵五巻二四一l卜六一万︶・なほ此腿で二人の友人の冊に取交はされる俗語調の對話の自然
さが術景︾毯浮上がらせてゐる︒一
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雌後に作者乏.ウサに對しいささか設訓と呈して本祁迩絲びたい︒純文製と云へばロマンスやフゾブリオゥが専ら
︽ケ榮えた十四世紀に於いてチゞウサは十六仙紀の劇作家や十九仙紀の小説家と伍し垣遜色症兄ない作nmを課いた︒天才
〆
は毛の時代莚超越する︒彼は七の時代から戦枇紀も先んじてゐた︒のみならず班に彼は岱孵の駄州文型に於ても蚊も
一傑出しLゐた︒フランスの批評家ジュスランに推師ぱ︑文藝復典初期の山大作家として︑イタリーノのピィトラゾクと
ボ塾ノチオ︑フランスのフルワ土ノル︑イギリスのチウサと恥げることができるが︑その中チ︑ウサが雌大である
︑■と︵﹃シェイクスピア時代のイギリス小論﹄川三︑︶︒
またコオタプ教授に從へぱ.チ河ウサの詩人としての雌商の功絨は肱川大陸の妓秀文化を移入したことであ︾亀フ︒︑
ランス文聯作品の鍬諜や︑︑或はその緒艸によっての詩作もさることながら︑そ奴よりもイギリス文化の搬大に遥に垂
﹄要なことは︑イタリア文學に對する彼の挽炎であると︵﹃詩に於ける生﹄三一二瓦︶︒まことに﹃トロィスとクリセ
/イデ﹄の︒一筋こそイタリア文化移入の金字塔である︒
ー
二
作家ブロョシぽチ詞ウサを評して︑小説作家として彼は擁るべき先例が江かつ光に州らず︑狭らない匝感
づによりイギリス小説と正しい方向にむけエ發延ぜしめたと言ふ︵ヴゾーノコイル細﹃イギリズ小磁作家論一一
〆
一五画︶︒併用の名人でもあり︑同畔に創造の鬼才でもあるところに︑チ期ウサの作家とし崖﹂一U偉大さかある︒﹄今●︑勺
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‐ 註
本補の「I1では柿字の便1厘,、上、原語 の挿入や原文の引川を一切避け た。その袖ひとして、假名調:きに したり緬澤した名前の服語の主な ものを鼓に表示して諌荷の参考に 供する。
アアサイ1, . ....….Arcite.
イソウルド. .. . . .…Isolde.
インヴォケイシュン…I11Yocation.
エピック.シミリ…Epicsimile エミイリ.ア….…. .Emelia.
カライォピ.……..Calliope.
カルカス…………Calchas.
「騎士物訴l…… ′
<TheKnight・sTale'
「キンタベリ物諦」……
1、heCanterburVTales'
グィドウ..……….GuidoColonna.
「ヒストリア・トロヤナ、l
41‑Iistoria '1,rojana'.
コオタプ教授……
Prof.W.J;Courthope.
「詩に於ける生」…
iLifeinPoatry'London、1901.
サ・ガウェイン……SirGawain.
硯畏性...….….….Visuality.
「失樂園」 …….24PararliseLost' ジュスラン.…….・J.J.JussErand.
「英國民文 魂史」…
. @ALiterarVHisto]rVofthe.
EnglishPeople', London,
1925−6.
「シェイクスピア時代の イギリス小税」
4TheEnglish.N《八‑el inthe Time of Shak'., J,ondon, 1899. .
「善女傅説」 ・…・・
0TheLegendofGoodWomen'.
ディオメデ………Diomee.
トリストラム6.….Tristram.
トロイ…………TroV.
「1、ロイルスとクリセイデ」…‐
0TroilusandCriseyde'.
マアク・ ・・. .….……KingMark マシュウ・ブアノルド.。・ ・・ ・
MatthewArnold.
、
「ゾオラブとラス1、ム」……
,SohrabandRustum',(1853).
ノース…. 。…….Sir.homasNorth.y
「粋の宮」……... ,
(The.IYouseofFame'.
ホリンシェド…RaphELel l.Iolinshed.
■、
バピゾト・・・ ・・…・…
Babbitt(theheroof a novelbySinclairLewis).
ノ、リ ・ベイリ……Harry・Bailev.
バラ毛ン. . . ..…。. .、Palamon. .
パレイディアム…Palladium5 パンダルス………Panda1・11s.
ピイ1、ラアク・…・・
FrancescoPetrarch(1304‑74).
フγブリオウ.…..Fabliau.
フォオルスタフ・f・Falstaff.
プライアム………priam.
フルワサアル・…・ ・
jeanFroissart(13372‑1410)
フュウリイズ.. .…Furies.ベキ.シャアプ. .. .. .BeckySharp.
ポヵアチオ……・ ・・
GiOiranniBoccaccio(1313?‑75).
「イル・フィ ドZ系トラト」……
JIlFiloStrato'.
ポウプ………Alexander l>ope.
「捲毛の弧奪」…
41.heRapeoftheLock'(1712) ポロウニブス……Polonius.
ライム・ロイアル…Rhyme‑royal.
ワイフ・オヴ・バアス……
ThelVifeof画Bath(inithe CanterburyTales')
1
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