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響を検討するため,上部せん断箱に入れたまさ土の含

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Academic year: 2022

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(1)III‑018. 土木学会西部支部研究発表会 (2016.3). ジオメンブレンとジオテキスタイル間のせん断強度に関する実験研究 佐賀大学. ○学. 同 同 1.はじめに. 顕. 齋藤. 昭則. 柴. 錦春. 響を検討するため,上部せん断箱に入れたまさ土の含. ジオメンブレン(GM)-粘性土層またはジオテキス タイル(GT)-GM-粘性土層等で構成された複合ライ. 水比(w)を 5%(自然乾燥状態),17%(土の液性限界を 超えた状態)で実験を行った.. ナーは,現在建設される埋立地において広範囲で使用 されている. 正. 樋口. 表-1 GM・GT の材質. 1). .しかし,GM/粘性土層および GM/GT. GM番号. 等の境界面は弱い面になる恐れがある.設計では,特 に斜面部分で複合ライナー各組成部分の境界面のすべ り破壊に対する安全性を確認する必要がある.. 材質(厚さ). GT番号. 材質. GM1. PE 製(1.5 ㎜). GT1. 不織布. GM2. PVC 製(1.5 ㎜). GT2. 織布. GM3. HDPE製(0.5 ㎜). 本研究では大型直接せん断試験装置を使用し, 垂直荷重. GM/GT 間の境界面せん断試験を行い, 境界面せん断強 さに及ぼす GM と GT の材質と,境界面の乾湿状態の. ロードセル. 載荷板. 影響を検討した. 変位計. GT. 上部せん断箱 (まさ土). GM 引張力. 2.境界面せん断試験 下部せん断箱. (1)試験装置と方法. ロードセル. 図-1に試験装置の模式図を示す.上部せん断箱の 断面は200mm×200mm,深さは70mm ,下部せん断. ローラー. 箱の断面は220mm×450mm,深さは100mmである. 変位計(垂直). 今回の試験では下部せん断箱に厚さ10mmの鉄製蓋を. BF シリンダー. モーター. し,その上にGMをセットし試験を行った.せん断変 位によりせん断面積が減少しないように,下部せん断 箱の面積を上部箱より大きくしている.試験の手順は 次のとおりである.. 図-1 境界面せん断試験装置. 下部せん断箱にGMをセットし,右端を固定する. GMのサイズは240 mm×450 mmである.上部せん断箱 をセットし,まずその一番下にGTを敷き,その上にま さ土を3層に分け静的に締め固めを行い, 所定の上載圧 力(σn)で圧密する.圧密終了(垂直変位が一定になる) 後,せん断速度2.0 mm/minでσn一定のもと,下部せん 断箱を右に引っ張るようにせん断を行う.せん断変位 が33.0 mmになるまで試験を継続する.. 3.試験結果と考察 境界面せん断試験より,境界面摩擦角(φ)で結果を まとめ,GM・GTの材質,境界面の乾湿状態の影響を 検討した. (1)境界面乾湿状態の影響 GM1/GT1間の乾燥状態と湿潤状態の試験結果を図 -2に示す.図中湿潤2は,GM/GT間は湿潤状態であ ったが,GTにまさ土の浸入をGTの上にシートを敷き. (2)試料と条件. 防いだ.乾燥状態と湿潤状態のφ値を比較すると,湿. 試験に用いた GM・GT の材質を表-1 に示す.GM は 3 種類(PE 製・PVC 製・HDPE 製),GT は 2 種類(不 織布・織布)であった.まさ土は 4.75mm ふるいを通. 潤状態の方が高い結果が得られた.しかし,湿潤状態 2は乾燥状態に比べφ値が小さくなっている. 湿潤状態と湿潤状態2は境界面の湿潤条件に違いはな. 過したものを使用した.また,境界面の乾湿状態の影 ‑307‑.

(2) III‑018. 土木学会西部支部研究発表会 (2016.3). いがφ値は湿潤状態の方が大きくなっている.これは,. に示す.これらのφ値を比較すると,GT2の方が小さく. GTの繊維間に入り込んだまさ土の粒子が,拘束圧によ. なっている.GT2は織布であり,不織布であるGT1に. りGM1の表面に直接接触することにより,境界面のせ. 比べまさ土の土粒子が繊維間に入り込みにくく,また. ん断強度が高くなったためと考えられる.これを検証. GTの繊維の構造の違いにより,せん断強さが小さくな. するために,湿潤2の試験を行った.結果により,土. ったためと考えられる.. 粒子の影響を除くと,湿潤のせん断強度は乾燥のもの. (3) GMの材質の影響. より低い.. 湿潤状態でのGT2と3種類のGMとの試験結果を図- 5に示す.3種類のうち一番柔らかいGM2のφ値が最も 大きいのに対し,比較的硬い材質で厚さの異なる. 乾燥 湿潤 湿潤2. 2. せん断強さ τf (kN/m ). 60 50 40. GM1(1.5mm)・GM3(0.5mm)のφ値は小さく,その差は. φ=26.2° φ=20.6°. さほど大きくなかった.これより,GMの材質(硬さ) はφ値に影響を与えると考えられる.やわらかいGMの. 30. φ=17.1°. 場合,GMとGTの接触点に小さい凹凸が生じたと推測. 20. できる.. 10. 60 50 100 2 垂直応力 σ(kN/m ) 図-2 φ における乾湿状態の影響. せん断強さ τf (kN/m2). 0. 図‐3はGT1の乾燥状態と湿潤状態の実験後のSEM 写真である.図より湿潤状態では乾燥状態に比べ,繊 維の間にまさ土の土粒子が付着しているのが見られる.. 40 30. 200μm. φ=20.6° φ=12.2° φ=13.3°. 20 10 0. 200μm. GM1 GM2 GM3. 50. 50 100 2 垂直応力 σ(kN/m ) 図-5 φ における GM の材質の比較. 4.まとめ GM/GT 間境界面せん断試験を行い, せん断強度の比. 図-3 GT1 の SEM 写真 (a)乾燥状態 (b)湿潤状態. 較・検討より次のことがわかった. 1)GM/GT 間の φ 値は,GT がまさ土と接している場. (2)GTの材質の影響. 合には境界面が湿潤状態の方が GT の繊維間にまさ 土の土粒子が入り込むため大きくなる傾向がある.. 2. せん断強さ τf (kN/m ). 60 50 40 30. 2)GT の材質によって φ 値は影響され,不織布の方が. GT1 GT2. 織布に比べ大きくなる. φ=26.2°. 3)GM の材質(硬さ)によって φ 値は影響され,硬い方 φ=12.2°. が小さくなる.. 20 謝辞 本研究で使用した試料を提供して頂いたシーアイ. 10. 化成株式会社および株式会社ホージュンに感謝の意. 0. 50 100 2 垂直応力 σ(kN/m ). を表します.. 図-4 GT の材質の影響. 参考文献. 湿潤状態でのGM1と2種類のGTとの試験結果を図-4. 1)厚生省:一般廃棄物および産業廃棄物の最終処分場に係わる 技術上の基準,1998.. ‑308‑.

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