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Academic year: 2021

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論文内容要旨

論文題名

CD200 Expression on Plasma Cell Myeloma Cells is Associated with the Efficacies of Bortezomib, Lenalidomide and Thalidomide

形質細胞性骨髄腫における CD200 の発現とボルテゾミブ、レナリド マイド、サリドマイドの有効性について

掲載雑誌名

Journal of Clinical and Experimental Hematopathology

2015年 掲載予定 大学院医学研究科 病理系 臨床病理診断学 専攻 田澤咲子

内容要旨

形質細胞性骨髄腫は、形質細胞に由来する悪性腫瘍である。これまで、

化学療法によっても平均生存期間が約3年と予後不良の疾患とされてき た。近年、その予後はボルテゾミブ、レナリドマイドやサリドマイドと いった新規薬剤の登場により著明に改善してきている。骨髄腫について は、これまで多数の表面抗原の予後との関連がフローサイトメトリーや 免疫組織化学染色を用い検討されてきた。今回、当院における2004年1 月〜2013年9月までに当院で新規に診断された形質細胞性骨髄腫症例107 例(男性64名、女性43名、平均69歳)について、パラフィン切片を用いて 免疫組織化学染色を用い、近年予後との関連が示唆されているCD200の染 色性について臨床病理学的検討を行った。CD200の陽性率は71例/107例 (66%)であった。CD200陽性群では陰性群に比べ血清アルブミン値が有意 に低かった(p<0.0001)。その他の臨床病理学的項目には有意差はみられ なかった。血清アルブミン値は血清β2-microgloburin とともに形質細 胞性骨髄腫の予後因子としてInternational Staging Systemに含まれる 項目であり、最も有用な予後因子であるとされていることから、CD200 の染色性と病勢との関連が示唆された。またCD200陽性群と陰性群の生存 期間に有意差はみられなかった。前述の新規薬剤による治療の有無につ いてのサブグループ解析を行ったが、CD200陰性の群では、新規薬剤によ

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る治療を行われた群で行われなかった群に対して有意に生存期間の延長 がみられた(p=0.0002)。

今回の検討から、CD200は形質細胞性骨髄腫の診断に有用な表面マーカー であることが確認された。また、CD200の染色性の病勢との関連が示唆さ れた。また、CD200の発現の有無が治療選択の一助となる可能性が示唆さ れた。

参照

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