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水晶体による血清蛋白分劃の変動に就いて : Ⅰ 水晶体と血清蛋白組成に就いて Ⅱ 水晶体の蛋白成分の分析 Ⅲ 血清γーグロブリン増加を惹き起させる水晶体蛋白の分劃に就いて

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(1)

〔原 著〕 (東京女医大詰・第25巻第1号頁 102−109昭和30年3月)

水晶体による盛血清蛋白分劃の変動に就いて

1 皿 水晶.体と血清蛋白組成に就いて

水最体の二三成分の分析

K 血.清磐グロブリン増加を惹き起させる水晶体蛋

臼の分劃に就いて

大阪大学医学部第一生理学教室 (主任 久保秀雄教授) 原 バラ 田 ダ 彌 ヒサ (’受付 昭和29年:10月11日間 1 水晶体と血清蛋白組成に就V・て

A緒 言

一側水晶体を摘出後数週経過して,他側水晶体 摘出を行うとき,時として全身的に劇しい症状を あらわすことがある。これは一側摘出に当り,残 存する水晶体蛋白による過・敏性形成によると説明 されている。これは本学宇山教授らの唱えるとこ ろである。 私らは水晶体と血清蛋白との変動を物理化学的 な見地から検索しようとして,まつ水晶体注射に よる1血清γ・グロブリンの変動を眺めたのが本論 の成績である。 表1.同一」血清の蛋白組成の一日のずれによる動

}・ルブ・劃 測定日 21/皿 22/照 62. 7 62. 7

グPプリン %

(u 6. 5 6. 4 B 10. 5 7 19. 3 IL3 1 19.4 B 方 法 笑験動物,体重:3kg前後の家兎を1週間以上飼育し て,環境並びに餌に馴らし,耳静脈より,採血し,」血 清を分離しで,チセリウス泳動を測定する。つぎに水 晶4イくをEiijo)籔兎よりイ商出, よくすりつぶしで, α4% 食塩水に乳濁させ,さきの家兎静脈内に注入する。注 入童は第1回目は%射水晶晶乳濁液,第2回は%個 分,第3回以後1町分,注入聞隔は4∼5FI,注入回 数は5∼6回,注入完了後10日目と14日目に採tilL し,それについで蛋白組成をチセリウズで求める。 げ 各例の測定ぱ同一日に行い難いことがあるので日を 変えることによる同一血清についでの値の動揺を求め て置いた。表1のようになる。 表1から見で1日の放置も蛋白組成に考慮しなけれ ばならないような動揺はないものとしでよい。 得た成績を一括すると図1のようになる。 図1.を見ると水晶体乳濁液の静脈内注入後10 日同の.血清蛋白のうち,アルブミン部分は,僅か に減少する他に,7一グロブリンの著明な変化が 認められる。その増加率は,6例の平均として約 90%に:達する。 γ 一一グnプリンの増加は90E1目に至っても僅か に:認められるっ 2.r)・一グnプリンの増加と沈降反応 家兎水晶休を磨りつぶして,0.4%食塩水で10 倍液とし,これを0.4%食塩水で倍数稀釈し,処 置血清は稀釈せすにそのまま用い,型のように, 沈降反応を実施して,2時闇後に判定する。 表2はその成績である。

(2)

図1

図1.附表

\難量II

対 照 注 入 完 了 後 10 目 注 入 完 了 後 14 日

A

tr一一G B−G % 77. 6 4. 9 7. 4

1

・匝

b.S・1一’ 62. 8 1 73. 5 6.21 4.7 14.4111.8 v vr

π講。離、L多

4. 3 9. 6 7−G110.9113.01 9.6112.7

AL凪・

a−G B−G 7−G

A

a−G B一・G 7−G 4. 7 13. 0 33. 9 49. 4 4. 7 13. 7 32. 0 62. 3 1 s7. 4 5.2 12. 1

1

72. 3 10.Oi 4.9 9.4 24.0 22.7

56.262. 7

9. 2 13. 6 69. 4 4.21 s.31 3.g i4. sl i3. 31 n.g 24. 2 1 19. 6 1 14. 6 4. 1 9. 0 16. 2 60. 3 3. 7 11. 6 23. 5 3. 8 12. 5 21. 4 52. 6 5.7 12. 3 30. 4

釧砿・

4.0

ILO

17. 5 4.6 13. 3 31. 1

水量

抗体 一体液

血清\一一

iox 1 sc×

A

アルブミン a−G α一 グロブリン β一G β一 グロブリン 7一・ Gγ一 グロブリン

籍奪酬後,

I

I I一一一。.一 135日 60日 go日 表2.水晶休注入家兎血清についての沈降反応 100× 1 200× 1 400× 1 800×

冊1冊

蕪IHV

柵1惜

.1.. 一 飛 十十

H

H’

@i H

・am・饗塩漿

什 ± ’ ± r” @r一 一:一一T 一”:

1

± 1 一

:一一

P=

一1一

・【・・日1明惜’

m1耳1土]±一.1一

田 10日 V 114日 1 10日 14日 10日 14日 堵}}1 十i} 柵 ll 1, !・ i冊 VI

10日 槻

・4司・・. 1}十 柵 十 十 帯 柵 畳 十 十 十 柵 構 十

十 十

十 1 十

一 1 十 i 十

十 十

十 1 十

+1+

;F

一 108 一

(3)

表2・の成績によると,水晶体注入家兎血清の 水晶体による沈降反応出現は,注入後10∼14日 で,その反応度は約4CO∼8GG倍程度であるQ表2 のうちIVの例では,沈降反応の強さは倍数稀釈で 約%に止っているが,これは7一グロブリンの生 成が少なかった例と一致している。 1}摘 要 家兎水晶体乳濁液を静脈内に注入した家兎亘且清 は,注入後10∼14日にして・7一グロブリン量は 約倍加する。 その沈降反応は約400∼800倍程度である。 ll 水晶体蛋白成分の分析

A緒 雷

水晶体乳濁液の静脈内注入によって,その動物 の舶L清蛋白に約2倍する磐グロブリンの増加す ることを認めたから,次にこの増加を来さしめる 成分は,水晶体蛋白のどの部分にあるかを検索す る一一一歩として,牛及び家兎水晶体蛋白の電気泳動 図を求めてみた。本編はその成績である。 B 方 法 新鮮な三二ぽ家兎の水晶体を摘出し,カプセルを去 り,鵡彊の乳鉢で磨り,10倍容量に蒸溜水で薄め,更 に燐酸塩系緩衝液で20倍になるように稀釈し,48時置 透析したものを用いた。

実験鮒・緩閉門酸縣繊(M2tt)

pH 7.2 温度 18。C 電流10 mA 泳動時間 120分 c 成 績 1. 牛水晶体蛋白 図2は成績の一一一範例である。 図2・から成分を計測すると,次のようになる。 α一グロブリン 55% β一グロブリン 45% 易動度を算出すると次のようになる。 α一グnプリン6.2×10−5 cm2, sec−1, volt−i β_グロブリン2.8×10−5 2.家兎水晶体蛋白 健常なる家兎から,エーテル麻酔の下に,水晶 体を摘出し,牛水晶体のときと同じように操作し て,チセリウスにかけたQ図3.はその成績であ る。 図 2 図 3 1 泳藪開始 2。90分後 3. 同上昇側 4. 同下降側 5.110分後 6, 同上昇側 7.120分後 8.同上昇側 9. 同下降側 1.泳動開始 2.90分後 3. 同上昇側 4. 同下降側 5.120分後 6.同上昇側 ’7. 同下降側 図3がら成分を計測すると次のようになる。 α一グロブリン 59% B’一グnプリン 41% 騒動度を算出すると,次のようになる。 α一グPtプリン 7。08×10−5cm2,sec−1, volt−t β一グロブリン4.2×1『5

(4)

D摘 要 1

牛及び家兎水晶体蛋白としてα,及びβ,グロ ブリンが検出される。その成分の百分率及び易動 度は表3.のように一括される。 表3.牛及び家兎水晶体のグロブリン成分比と響動 度 易 動 度 cmZ, sec’i, voltmi 各成分の百分率 ぬ 1グロブリン 一一t− @ 1一...一._一一 麟1・5.・% E一 グロブリン 44.7 O/z; 家 兎. 58.s% 1 41.s e/5 水晶休… ゆ グロブリン 6.2×10−5 7.08 × 10 一 tre e一 グロブリン 2.87 × lo一’o i 4.2 × 10−5 羅 』並清グロブリン増加を惹き起さ せる水晶体蛋白の分劃に就いて A 緒 言 前編記述の通り,水晶体乳濁液を数回静脈内に 注入した家兎.前面蛋白のチセリウス像の変化を測 定して,γ一グロブリンが倍加することを知った。 それではこの変化は水晶体蛋白のどの成分1(よっ て起されるものであろうかを窺うために,先づ牛 水晶体蛋白の分劃を試み,その結果に倣って,家 兎水晶体蛋白の分劃を行い,得られた各々の成分 によって筋謂吸収試験を行った。これが本編の威 績である。 B 方 法 〔1〕牛水晶体蛋白のエタノール分劃 1。 実験方法 新鮮な牛水晶体を乳鉢で磨りつぶして5倍容量の蒸 溜水で薄め,等量の燐酸塩系緩衝液を加え,稀酸で所 要のpHに補正する(ガラス電極使用)。次いで氷室 内で(一5。C)エタノFルを徐々に加えた後,遠心沈澱 する。得られた上澄部はそのまま,沈澱部は一定濃度 に稀釈して,何れも氷室内で12時間廻転透析し次いで 冷蔵庫内で36時間透析して,チセリウス像を検したo ii,.実験成績 1)エタノール濃度とpHとの変化に伴う泳動 像の違いに就いて (a) エタノーノレ 30% pH 7.2 (図4) エタノール 40% pH 7.2(図5) pH 7.2の場合工タノーールは30%でも,40%で も上澄液は図4と図5,の通り2成分である。 図 5

(・)エ〃一ル・・%・H 5.・購1誹1

図 6 1.泳動開始 2.20分後 3.40分後 4.60分後 5.70分後 6.80分後 一 105 一

(5)

図 7 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 泳動開始 20分後 70分後 40h後 80分後 同.ヒ昇側 同下降側 pH 5.0エタノール40%での分国で上澄は図6, のように唯一つの成分となり,沈澱では図7のよ うに,2つの山,すなわち2成分が残っている。

(・)エ・・一ル4・%・H呵纒1圏§1

図 8 図 9 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 泳重態始 15分後 20分後 35分後 45分後 55分後 65分後 75分後 泳動開始 20分後 30分後 40分後 50分後 60分後 (d) 工タノーノレ 図 10

’4・%・曲{綴離1

図 11 IT泳動開始 2.23分後 3・40分後 4,50分後 5.60分後 6.70分後 7.80分後 L 2. 3. 4. 5. 6. 7. 泳動開始 20分後 40分後 60分後 50分後 60分後 70分後 (・)エ・・一一・ ?L・・%・1瑚講1醐

(6)

図 13 1.泳動開始 2.20分後 3.40分後 .4.60分後 5.50分後 6.60分後 7.70分後 L 泳動開始 2.15分後 3.30分後 4,40分後 5.50分後 6。60分後 7.70分後 以上の泳動図から要約すると,次のようにいえ る。 牛水晶体蛋白は,pH 5.0で工タノーール40%と した時,上澄の成分ぱ,1つとなるが,沈澱には 尚2つの成分が残る。pHを5、2,5.4,及び5.6 と変えて,分劃すると,上澄の成分の単一化とと もに,沈澱も同じく殆んど単一化する。特にpH 5.6が,この分劃操作の至適pH:であるごとが判 った。 次に分劃前の成分が,エタノール分劃によっ て,省元の儘であるが,どうかを確めるために, 透析して,電気泳動を行った。図14である。 図 14 」. 泳動開始 2.15分後 3.30分後 4.40分後 5.50分後 6.60分後 7.70分後 実験条件 温度18。C

灘蘇緩騨榊・耽・

電流10mA

尊重功巨寺1昌1 7〔〕r分 図14.の通り上昇,下降側ともに2つのll.1があ って,無処理の水品休蛋白と同じく2つの成分が 見られる。 易動度 α一グVtプリン 425×10 5 cm2, sec 1, volt−i β一グPプリン・3.18×10一「・ 図12,13,14,では峰の高さが低いから,蛋白 成分比を求めて,その値の誤霊を,少くする意味 で,蛋白の定量を,ミクnキエルダール法の窒素 :量で求めてみた。その結果,次のようになった。 牛水晶体窒素量 0ユcc 55. 5 7 家兎水晶体窒素量 O.1 cc 78.5 7 ・・ノー・レ分劃雌・…cc.P・・,・・ エタノ・一ノレ幽幽沈澱 0・1cc 20. 1 ’ V すなわち上のように,エタノール三三の上澄の 窒素量は,無処理の牛水晶体の窒素量の約%,沈 澱のそれは,約%であって,各分劃一のチセリウ ス像の峰が低いのは,蛋白量の少いことに依るQ 一 iO7 一一

(7)

2) 上澄と沈澱分団の粘度 返書度と粘度との関係を見るため,Ostwald の粘度計による粘度左測定した成績ぽ,表4,の 通りである。 表4. 1粘度鮮度。m・,,ec一・,。。1t一・ 1 上 澄 1.028 2.674 × 10一 L”)’

沈 澱

O.952

講の副

1.0208 早い成分 5.35×10−5 遅い成分 2.83×10−5 早い成分 4.24×10−s 遅N、、b竃分 3ユ8×10−5 実験条件:牛水晶休エタノe−7レ40%分劃pH5.6 電気泳動:温度18。C 燐酸蘇顯液(M26)・H・7・・ 電洗10mA 罪占度潰卜定:温度18。C 沈澱分劃の粘度は0.952で⊥澄分劃より小さい。: これはその易動度の⊥澄より大きいことと対応し てVbる。 〔ll〕 水晶休分劃成分による吸収試験 、〔D⊂述べた通り,牛水品休蛋白ぱ,40%エタ ノールを用いて,pH 5.6’で分劃し得ることが判 ったので,次に家兎水品体蛋白を11可様にして分劃 し,洛々の成分を使って,家兎水晶体乳濁漢注入 によって,.血清蛋白組成の変化を起した血清1壱加 えて,吸収試験を行った。 (a)実験方法 1)家兎水晶体蛋白の劇論 摘出した家兎水晶休を塒噛の乳鉢で磨りつぶしで, 5倍容量に蒸溜水で稀釈し,pH 5.1の燐酸塩系緩衝 液の等量を加えるとpH 6,0前後となる。これを稀酸 でpH 5.6に補正し,(ガラス電極使用)次いで氷室内 で(一5。C)40%の割に,エタノールを徐々に加えた 後,遠心沈澱ナる。分離し上た二部と沈澱部を,各々 乾結乾燥すると,白色無定形の粉末が得られた。之を 随時吸収試験に使った。 2)吸収試験 体重3kg以上の家兎を用い,初めに正常血清の電気 泳動法による蛋白成分の百分比を求めで置き,これで 前記の通り,家兎水晶体乳濁液の注射を繰返し,一定 時日を経た後で採血し,電気泳動法を行って,γ一グ ロブリンの増加の認められるようになった時,多:量に 採血し血清を分離して氷室内に貯えて麗く。 さて血液中の蛋白ば約7%とされでいるので,2cc 7 =140mgの蛋白を含むごとになるか中には2× 100 ら,蛋白組成の変化を起した家兎のγ一グロブリンが 約…/・であ・ので・・一グ・ブ・・量は・4・mg・借 ==28 mg,吸収試験に用いる水晶体エタノー7レ分劃の 粉末の概略量をこれに対応させる。 tうして注射完了の血浩2ccに対して,エタノつレ 分劃の上澄部,沈澱部各々の粉末28mgを燐酸塩系緩 衝液.ipH 7.2)2CCに溶かしたものをカ1え,室温30。C に1時間,次いで氷室内に24時間放置した後,遠心沈 澱した行血清に就いて,型のように電気泳動法によつ で,成分測定をう。 また対照試験として,家兎水晶体0.159を磨りつぶ して,燐酸塩系緩衝液で稀釈して,注射完了の血清2 CCに加え,同様に処理して成分測定を行った。 (b)成 績 実験結果を纏めると表5.になる、

表5.吸収試験

血清蛋白成分百分前

血清種別

注射前家兎thi,清

・・レブ・・「扉一グ嗣・β一グ・ブ・■・一グ・ブ・・

71.5 6_ユ 9.6 12.7 水晶体注入完了後の血浩 i 45. 6 11. 2 19. 5 23. 5

鵬甥薩難晶休1

48.1 同上の血清に家兎水晶体 エタノール分劃上澄より の粉末28rn9を加えたもの 同上の.血清に家兎水晶休エ タノール分副の沈澱よりの 粉末28mgを加えたもの 48. 4 55. 1 9. 9 10. 9 6. 4 18. 1 17. 5 18. 7 16. 4 21. 6 13. 5

(8)

を加克たものは,γ一グロブリンが最も減少して 13.5%となるが,上澄部の粉末を加えたものは, 21.6 %で減少が僅少に止っている。 省イオン易動度の検討を行ったが,その結果 は,沈澱部を加えたJ血溝の方が,⊥澄部の同様の 処理をしたものよりも易動度の減少を示し,この 吸収試験と定性的に一致することを知った。

c摘 要

水晶体蛋白2成分中,エタノール分劃によっ て,沈澱される部分に,通購γ一グロブリン量を 増加させる因子・が存在する。 IV 結 論 以上の各編を総据すると,次のようである。 1) 実兎静脈内に,他の家兎より摘出した水品体 乳濁液を注入すると,注入後1⑪∼14日で並購 7一グロブリン量が約2倍に増加することが, 電気泳動図で認め得る。且つその沈降反応ぱ 400∼800.倍である。 2)牛及び家兎の水晶体蛋に・i中にα一一及びβ一グ ロブリンを検出した。その易動鏡iは牛水品 体蛋白のα一グ]・rプリンは我2×1色5cm2,

seσ.1, volt・“1,β一グロブリンは2.87×10一’ ”e,

家兎水晶体蛋白のα一グPプリンは2.87×10−5, β…グnプリン敵4.2×10 一Dr,である。 3)a,.ti1L清申のnf一グPプリン増加の因子を究 た結=果,pH 5.6,エタノール濃度40%で得 られる沈澱部が,電気泳動図及び吸収試験か ら,これ、に該当することを知る。 b, エタノール分劃の易動度を測定すると上 ・澄音ド,2.67×10一一s,cm2, sec ’・1, volt’一1, 沈澱 部は5.35×10一「・を得たQこ膏/しと2)の水晶 体の易動度とを比較すると,沈澱部の易動度 が,α一グロブリンの6.2×10−5,に近似する ことが認められる。このことからγ一グロブ リン増加を起す因子は,α・一グロブリンによ ると推定される。 稿を終るにのぞみ御懇篤なる御指導と御校閲を賜っ た久保教授に感謝いたします。 参 考 女 献 (1)字山安夫,最近の眼科学 (2)岸本偉一,日本眼科紀要4巻:42,昭28. (3)平井秀松,島尾和雄,生化学21ts:54,昭24.

(4) Lewis, G. Longs worth, Recent advances in the Study of Protein by Electrophoresis.

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(s) Elvin A. }〈abaf.’ et al. Experimental lm−

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(6) Dan H. Moore, et ,ftJ. J. Imm. 38, 22.1,

(!940.)

(7) E.」. Cohn, et ftl. J. Am. Chem. Soc. 68: 49, (1946.)

図 7 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 泳動開始20分後70分後40h後80分後同.ヒ昇側 同下降側 pH 5.0エタノール40%での分国で上澄は図6, のように唯一つの成分となり,沈澱では図7のよ うに,2つの山,すなわち2成分が残っている。 (・)エ・・一ル4・%・H呵纒1圏§1      図 8 図 9 1.2.3. 4.5.6.7. 8. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 泳重態始15分後20分後35分後45分後55分後65分後75分後 泳動開始20分後30分後40分後50分後 60分後
図 13 1.泳動開始2.20分後3.40分後.4.60分後5.50分後6.60分後7.70分後 L 泳動開始 2.15分後 3.30分後 4,40分後 5.50分後 6。60分後 7.70分後  以上の泳動図から要約すると,次のようにいえ る。  牛水晶体蛋白は,pH 5.0で工タノーール40%と した時,上澄の成分ぱ,1つとなるが,沈澱には 尚2つの成分が残る。pHを5、2,5.4,及び5.6 と変えて,分劃すると,上澄の成分の単一化とと もに,沈澱も同じく殆んど単一化する。特にpH 5.6が,この分劃

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