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特別支援教育の視点を用いた通常学級における授業評価・改善に関する研究~授業評価・改善ツールの開発と授業研究会での活用を通して~

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Academic year: 2021

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(1)特別支援教育の視点を用いた通常学級における授業評価・改善に関する研究    ∼授業評価・改善ツールの開発と授業研究会での活用を通して∼                        専攻   特別支援教育学                        コース   特別支援教育コーディネーター                        学籍番号  ”08119D.                        氏 名   河場哲史. 皿 授業評価・改善ツールの開発(研究I). I問題と目的  近年、全国的に「確かな学力の向上」に向けた取.  1 方法. 1)対象:3名(小学校2校中学校1校). り組みが行われている。「授業改善を目的とした校内. 研修を定着・充実させることの必要性」(広島県教. 学校. 教員. 寸甥J. 教科. 委,2003)が指摘され、教師の授業力向上のために、. 稗. A小学校. X教諭. 男性. 小3. 国語. 授業研究会を充実させようとする動きが活発になっ. B小学校. Y教諭. 男性. 小4. 算数. てきている。また、平成19年度からの特別支援教育. C中学校. Z教諭. 男性. 中1. 数学. 本格実施により、「全国各地の小・中学校では新たな.  2)時期:200X.2∼3. 特別支援教育のシステム構築がほぼ完成し、焦点は.  3)手続き. 授業改善へと軸足が移った」(柘植2008)ことなど.   ①ツーノ噺了版作成(筆者). が指摘され、授業の中身についてが,今後の特別支援.   ②略実作成(授業者). 教育の議論の中心になってくると思われる。しかし、.   ③ツール(試行版)の説明会実施. 通常学級において、特別支援教育の視点を用いた授.   ④事前研(略案をツールにプロット). 業評価・改善の取り組みや授業研究会の報告は、ま.   ⑤授業公開. だまだ少ないのが現状である。そこで、通常学級の.   ⑥ツールを用いた事後研実施. 授業者が、特別支援教育の視点を用いた授業評価・.   ⑦意見、要望、改善点等の聞き取り. 改善を行うことができる「授業評価・改善ツール」. 2 結果. の開発が必要であると考えられる。またr授業研究. .1)形式. が活発に行われる学校は、結果として特別な二∵ズ.   ・枠が煩雑である. のある子どもの対応が進む」(渡邊,2008)という指.   ・個別の配慮を書く欄を明確に. 摘から、従来の授業研究会にさらに特別支援教育の.  2)評価. 視点を盛り込むことで、特別な教育的二一ズのある.   ・評価の記入の仕方がわかりにくい. 子どもへの対応がより一層進むと考えられる。.  3)観点.  そこで、本研究の目的は次の2点とする。.   ・評価の観点と指導要録の対応.  1「授業評価・改善ツールの開発」(研究1). 3 考察.    通常学級の授業者が、特別支援教育の視点を.  1)形式.   用いた授業評価・改善を行うことができる「授.   ・授業のポイントを絞る.   業評価・改善ツール」を開発すること。.   ・矢印の活用.  2「授業研究会での活用」(研究2).   ・「学級全体」と「個別記劇の別記.    授業研究会で「授業評価・改善ツール」を使.  2)評価.   周することにより、授業の評価や改善が効果的.   ・評価基準の明確化.   に行えたか、また教職員間で、クラスの気にな.  3)観点.   る子(主に発達障害児)への対応の仕方を共通.   ・指導要録に対応.   理解することができたか等を検証すること。. 以上より「授業評価・改善ツール」の開発に至る。. 一236_.

(2) (句. 皿 授業研究会での活用(研究皿). ::.  1 方法. ::.   1)対象:4名(小学校2校中学校1校). 纐. :1. 中合肘. ・性別. 教科. 1:. F教諭. 幹. 女性. 小4. 国語. o. G教諭. 男性. 小6. 算数. D小学校. H教諭. 男性. 小2. 国語. E中学校. I教諭. 男性. 中1. 英語. 学校 A小学校. ブレ16/1則  僅茱値開   胆葉公開  ホスト値ノ1引.  2)目寺期=200X.5∼11.  3)手続き.  ①介入前の通常授業のビデオ撮影  ②授業評価・改善ツール記入/事前打合せ.  ③授業公開/授業参観  ④ワークショップ型の研究協議会  ⑤介入後の通常授業のビデオ撮影  ⑥アンケート等の聞き取り調査. 4)評価.  ①アンケート②ビデオ分析③聞き取り 2 結果 (,笥.    ○ル’z1   凶伸ノi切. 図4授業評価基準表合計値の変化。教諭). 4名すべての教諭に、次の3点の変化が見られた。.   1)個別の配慮への意識と行動の変化.   2)授業準備カの向上   弓)日々の授業カの向上.  3 考察   1)授業評価・改善ツールについて     有効性としては「①授=業の評価・改善が容.    易に行えたこと」「②個別配慮への意識が高    まり、実際の行動の変化をもたらしたこと」     r③授業準備カの向上がはかれたこと」が考    えられる。.     課題としてはr①記入に慣れが必要である. ;:.    こと」r②キーポイント(KP)の理解に時間 ::.    がかかること」「③本時に特化しているため、  20.    単元全体を考えにくいこと」が考えられる。.  10  旦.   2)ワークショップ型研究協議会について.  o   =サレ岬ノコ・    i畳美4}閑    字里業公開   ホスト‘1一’ヨi.     有効性として、改善に向けての具体的なア.  帖                           “台叶.       0N6!引    ②ooβ」.    図1授業評価基準表合計値の変化『教諭〕. ㈱ ::. ::.  1o.  15                           {昔討  ユ。.  ≡.  0   プし.6ρ則   般稟公㎜   捜集公開   ボスH1〃割       1似7’引    12汕。〃,.    図2授業評価基準哀合計値の変化6教諭). 綱 ::. ::.  コ0  1三  ユ〇.  三.  0   ブレ帽n則  授業公開  肥塞岱開  ポエH1’刀       Φ旧〃,   勃旧ρ引.    イデアがたくさん得られることから、授業者    が次時の授業ですぐに活用できた。結果的に、.    手立て・支援の引き出しが増えたことから、.    日々の授業力の向上にもっながったと思わ    れる。.     課題として味授業者はワークショップ    型研究議会に対して満足感が高いのに対し    て、研究協議会参加者は、授業者ほど満足    感が高くないことが明らかになった。また、.    約7割の教師が、研究協議会で出たアイデ    アを自分の授業で活用してないという事実    から、クラスの気になる子への対応の仕方    を共通理解するためには、アイデアを共有     し、いつでも確認できる仕組みを整える必    要があると考えられる。.    図3授業課晒基準表合計値の変化O教諭〕. 主任指導教員 柘植雅義. _237一.

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