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児童の発育・発達に影響を及ぼす要因に関する調査研究

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(1)平成7年度学位論文. 児童の発育・発達に影響を及ぼす 要因に関する調査研究. 兵庫教育大学大学院 修士課程 学校教育研究科 専攻 幼児教育. 学籍番号 M94252J 氏 名 池田 一彦.

(2) 〈目 次〉 第1章研究の目的 第2章研究の方法層 第1節研究1の方法生活習慣の要因について. 一. 一. e. −. 一. e. 一. e. 一. e. 一. 1. 一. 6. e. e. 6. e. 1 研究対象 2 測定及び調査時期 3 測定項目とその方法 4 調査項目とその方法 層. 5 研究の手続き』. 第2節研究皿の方法ストレスの要因について層. ...・. 12. 1 研究対象 2 測定及び調査時期 3 測定項目とその方法 4 調査項目・観察内容とその方法. 5 研究の手続き. 第3章結果と考察 第1節生活習慣が及ぼす体格・運動能力への影響 第1項測定・調査項目の性差,学年差’. 第2項児童の概要’ 1)体格・運動能力について’. 2)体温と呼吸機能について 第3項 調査項目の検討’. e. e. −. 一. t. e. 一. 一. e. e. e. e. 一. e. −. e 一 一 e 一. 一. e. e. e. 一. 一. e. e. −. e. −. e. e. 一. 一. 1)食べ物について’. e. e. e. 2)睡眠について’. e. e. 一. 一. 一. e. e. e. e. e. 3)遊びについて’. e. −. 24 24 24 39 39 40 43. 43 56 65.

(3) 4)運動及び帰宅後の生活について ①運動クラブ. ②テレビ視聴・ファミコンゲーム “. ③塾・習い事. ④登校距離 第4項児童のからだのおかしさについて. ..... 75 ..... 75 ..... 81. ・.... 85 ..…. @. ...・.. 89. P03. 1)保健室からみた児童の現状について. .....103. 2)生活習慣とからだのゆがみたついて. .....108. 第2節地震によるストレスがあたえた立ち幅跳びへの影響. .....124. P24. 1)地震直後の児童の様子と立ち幅跳びの変化. ...... 2)地震2ヵ月後の児童の様子と立ち幅跳びの変化. ・....128. 第4章 結論 引用・参考文献 謝辞 巻末資料. P40 ..... P43 ・・… @ 145 ..... P46 ・.・...

(4) 第1章研究の目的. 子どもは,生得的な内的要因も否定できないが環境などの外的要因の影響を受ながら成 長・発達する。その発育・発達は独立しているものでなく.密接に関連し合いながら成長 するものである。. しかし近年,子どもたちの身体発育は著しく向上しているが1),体力や=運動能力の低下 など身体的機能が不十分であったり3)4),からだのゆがみや左右差がみられるなど,構造 にまで問題がでてきている2)5}6)。そのうえ,低体温,アレルギー性疾患,けが・病気な. どの増加は防衛体力にも異変が生じてきていることを示唆しており.身体的発達への影響 が問題視されるようになってきた2}。. 本研究の対象児も.身体的発育は全国的な動向と同様であるが1》,運動能力は顕著に劣 っている。また毎年4%程度の子どもが脊柱二二症やその疑いがあると診断されている。. 保健室の利用状況によると.在籍児童494人中,1年間に延べ3332人の子どもが保健室 を利用しており.擦り傷や切り傷などのけがによって治療したのは延べ2545人であり,そ れ以外の病気を理由に保健室を訪れた子は延べ787人であった。 病気の理由の多くは:不定愁訴である。次いで頭痛,腹痛,微熱,眼科疾患,耳鼻科疾患 である。また,朝礼時に脳貧血症状を起こし保健室で休養する子も増えてきた。. さらに,アレルギー性疾患だけでなく成人病予備軍の子どもが増加するなど重大な問題 も起きている。. また子どもたちの中には,いつもイライラしている子,極端に感情的になったり攻撃的 になる子が多くなってきた。. さらに大きな問題は,学校生活でのけがや病気の増加である。災害発生状況の推移26) (1983年∼1994年)をみると,94年度の発生件数は過去最高の44件(8.9%)である。10年 前の84年度26件(6.8%)と比較しても災害発生率はかなり高くなっている。. これまでの学校教育は,体力の低下が明確になると,業間体育の推進をして児童の体力. 1.

(5) の向上をめざしてきた。. また.学校であ災害事故が問題になると,安全教育の中の管理と規制の指導に重点がお かれ,遊びの禁止や遊び場所を制限し,子どもたちを管理することで安全性を図ろうとし てきた。. このことは,結果のみを問題にし,その原因がどこにあるかを明らかにしないまま.表 面的な対応に終姶してきたところがある。すなわち,病気の原因を追求しないまま,対症 療法のみの対応と同じである。. 子どもたちのからだに現れた発達の問題は,単一の原因によって.短期間に起こってき た問題でなく,比較的長い時間を要して複合的な要因によって生じた問題である。’. すなわち,第1の要因として考えられるのは,以下に述べるような,食事,睡眠,遊び や運動などの生育過程における子どもたちの生活習慣や生活リズムの乱れである。. ①核家族化・少子化・親の多忙化などの家族環境の変化 ②過保護・過干渉・放任の親などの増加 ③外食産業依存型の生活様式の肥大化や冷凍食品・インスタント食品などの食事の簡略 化 ④衣服や履物の変化 ⑤交通量の増大や住宅の過密化現象による遊び場所や戸外遊びの減少 ⑥遊びが熱中し,発展するための遊び仲間の減少と人聞関係の希薄さ ⑦テレビ・ファミコン・室内ゲームの浸透と定着 ⑧大人に合わせた生活リズムによる睡眠時閤の減少と変動 ⑨進学教育と受験勉強の過熱化による学習塾通いの増加 引. ⑩画一的な知識偏重教育や一方的な押しつけの教育指導 このように,身体発達の阻害は生活の変化による身体活動の減少と身体リズムの乱れが 相加・相乗的に働いていると考える。. さらに,原田5)は「土ふまずの未形成,0脚,X脚,脊柱側わん症,下顎骨狭小化など. 2.

(6) の身体の構造等の遅滞やゆがみは,ますます多岐にわたり多くなっている。」と指摘して いる。また,内臓の変調や低下,風邪ひき,アトピー性皮膚炎,喘息等の疾患を持った子 どもが増加していることを述べている27)。これらのゆがみや疾患の原因は,生活習慣の 乱れからくる身体活動の不足,睡眠不足,欠食・偏食や精神活動の不安定,過度のストレ スなどが積み重なった現象であることを指摘している5)8) 。. すなわち,からだのゆがみは生活習慣病の結果として考えられるが,その結果がさらに 身体の発達を低下させ,病気を誘発していることが考えられる。. 正木14)は現在も進行している子どものからだのおかしさは,「人間が退歩していく方 向であり,現在の到達点は,人間らしさの特徴というところが問題になっている地点にす ぎない。」ことを提起している。. このことは.大脳の活動・興奮水準の低下,手の不器用,背筋力の低下,腰痛,土ふま. ずの未形成などは,本来の人問らしさの特徴の喪失という面をもっている。さらに,今後 もこれらの現象の原因や条件が進行するならば.子どもたちの身体発達はより一層に阻害 されていくことが考えられる。. 第2の要因として精神活動であるストレスが考えられる。. 子どもたちは友だちとの集団生活のなかで色々な経験をして成長する。ときには友だち 関係がうまくいかず,悩んだり,勉強.進学,将来などの問題で不安を抱えながら生活す ることも少なくない。:不安や悩みごとが解決の兆しがみえない時は,登校拒否の引き金に もなり兼ねない問題になるときもある18)19}。. このように.不安や悩みごとが増えたり継続されたりすると,精神的ストレスが発生し たり蓄積したりするものである。. 河野12)も,子どものストレスの発生の原因の1っに,「とてもいやなことや気持ちが 乱れるような状態,強い欲求不満などによって心が負担を感じる状態におかれたときスト レス状態になる。その程度がひどいと心身症にもなる。」と述べている。 また,子どもたちの過度のストレスの原因は,学校教育の弊害や生活の多忙化からくる. 3.

(7) 疲労が考えられる。画一的な知識偏重教育は,子どもたちに教育内容をつめ込み.効率的 な適応を求めてきた。その結果,子どもたちの主体的な取り組みやゆとりと充実を奪い, 集団への:不適応や挫折,脱落を招き,子どもたちの心をゆがめ,ストレスや欲求不満の状. 態をつくってきた。また.帰宅後の子どもたちは休息する間もなく学習塾に行っている。 この状況は全国規模でみられ,小学生の通塾率は40%を越えている。また,首都圏と近畿 圏だけでは60%という結果がでているT)11)。これまで1日の生活時間で最も長く費やし. ているのは睡眠とされていたが,現代では睡眠時間を上回る勢いで勉強時間が長くなる傾 向がみられるようになった6)10)11㌔. このことは子どもたちのからだを物理的にも心理的にも圧迫し,精神的疲労状態までっ くってしまうものではなかろうか。 とくに宮城13)は, 「単純ストレスの積み重ねと睡眠不足や食事の不摂生などの悪条件. が重なると,身体内部のゆがみだけでなく,身体外部にもゆがみが現れることがある。極 度のストレスは死にもつながるものである」と述べている。. さらに.今回の震災などのように不安や恐怖.急激な生活環境の変化と崩壊は過度のス トレスを発生させると考えられる。南2ωはストレス・心と体の関係性で「地震ストレス は大人だけでなく.子どもの心と体にも多大な影響を及ぼす」と指摘している。 このように.身体発達の阻害は食事のバランス不足,睡眠不足,遊び不足,運動不足,. 不安や恐怖,禁止・命令・指図などの不快の抑圧が重なったり,繰り返し行われたときに は,過度のストレスが発生してひきおこすことが考えられる。. したがって,子どもたちの身体的発達がおかしくなっている場合は,子どもの育つ力を 引き出し,伸展させるような生活の条件がゆがめられていることや,外部からの過度の刺 激と生体との間でおこる精神的疲労が,相互に絡みあって進行していると考えられる。. 本研究では.このような児童の好ましくない現象に関係があると考えられる日常生活に. ついて調査し,特にこれまでの実態調査で好ましくないとされた,食事,睡眠遊び,運 動及び帰宅後の生活のあり方,あるいはストレスなどが,身体的発達の指標として用いら. 4.

(8) れている体格・運動能力に及ぼす影響について検討したい。. これまでにも,身体的発達の指標として体力・運動能力テストの測定値と生活習慣との 関係をみた研究はある15)。しかし,三ヵ月の生育暦の違いで,統計的に有意な差がみら れるにもかかわらず.体格や運動能力を月齢でなく,年齢で評価しているものが多く,全 身的な運動との関わりが月齢と同等以上に深い関係にある身長を判定の基準に入れていな い。そこで,本研究は,これらの判定に,月齢と身長を同時に考慮した原田のコンピュー タによる重回帰評価法を用いた16)。. またストレスの研究はなされているが,震災からおこる過度のストレスを原因として捉 えて,運動能力との関係を明らかにしている研究はない。さらに原因を予想し,身体発達 を向上させる方法を見つける研究もなされていない。 このようなことから,本研究では,重回帰評価した体格・運動能力点を使用し2}16),. さらに,食事,睡眠,遊び,運動及び帰宅後の生活,ストレスなども適正に回帰評価をし ながら,児童の発育・発達の指標となる体格・運動能力に及ぼす生活習慣,とくに食事,. 睡眠,遊び,運動及び帰宅後の生活,さらに,保健室を利用する児童の状態やからだのゆ がみ・左右差や,ストレスを捉えて,児童の健全な発育・発達への示唆を得ようとした。. 5.

(9) 第2章 研究の方法 本研究の目的は,児童の発育・発達の状態を把握するために,ひとつの指標となる体格 運動能力に及ぼす生活習慣・ストレスの影響を,多角的,多面的に考察しようとした。こ のために.以下のような研究の方法をとった。. 第1節 研究1の方法 生活習慣の要因について. 1.研究対象’ 兵庫県宝塚市の公立小学校2校の児童134名(2年生37名;男児21名,女児16 名,4年生39名;男児23名,女児16名,6年58名;男児30名,女児28名). 2.測定及び調査時期 1994年5月上旬から10月下旬 幽. 3.測定項目とその方法’ 測定項目:体格は身長と体重の2項目を,運動能力は50m走,立ち幅跳び,ソ フトボール遠投の3項目を測定した。また,身体調節機能として体温と肺活量を 測定した。. 測定方法: (1).身長:NITTOKAGAKUエレコン身長計を使用し,児童を裸足にし二二を背にして. 自然な直立姿勢をとらせ,踵,磐部,背を尺柱につけさせる。両腕は掌を内側に して体側にたらし両足踵はっけ,足先きを少し(30∼40度)開く。頭は尺柱に必 ずしもっけないで耳眼水平位にする。(図1参照) 〔2).体重:YAMATO体重計を使用し,衣服を脱ぎ体重計の中央に静かにあがらせて測. 回する。測定前に,排尿と排便をさせる。測定は午前10時前後とする。. 〔3).50m走:同程度の能力と思われる者2人1組にして,2回走らせて記録のよい 方を採用した。(図2参照).. 低学年児童はゴールの手前で減速することがあるので,ゴールより前方3mく らいのところに旗を立てておいて,その位置まで全力で走るようにさせる。ゴー. 6.

(10) ルラインを胸が通過するときを計測する。 (4).立ち幅跳び:マットに,図3のように2㎝間隔の線と足型を描いておき,助走. をっけずに,腕や体で十分モーションをつけて前上方に跳躍し,踏み切りライン. から着地の踵までの最短距離を測定する。2回跳ばせて,記録のよい方を採用し. た。 (5>.ソフトボール投げ:直径2mの円内からボールを投げ.落下地点までの距離を. 測定する。図4のような枠と1m間隔の半円を描いておき,落下点が枠外に大き く外れて投げた場合はやり直しをする。2回連続で投げて記録のよい方を採用し. た。 ⑥.体温:オムロン電子体温計を使用し,登校後測定した。 (7).肺活量:ヤガミ製作所のオートスパイロメーターを使用し,直立して一気に1. 秒間に呼出した量(1秒:量)と最大の値(最大肺活量)を測定した。. 4.調査項目とその方法 調査項目:日常の生活様式の基本事項となる衣食住の行動要因を中心に,「食 べ物」11項目.「睡眠」3項目,「遊び」5項目,「運動」2項目, 「塾・習い 事」1項目,「テレビ・ファミコン」5項目,「登校距離」1項目. 「保健室の. 状況」3項目とした。 さらに,4年生7名の児童に「からだのゆがみ」として,肩の高さの左右差, 肩脾骨の左右差,脚の長さや足の開きの左右差,からだの固さ,授業中や直立・. 歩行姿勢を調査に入れた。 調査方法:生活時間調査表1(資料1)に児童各自が前日の生活行動を記入。 さらに,質問紙法による生活調査il(資料2・3)に回答した。 (1}.食べ物:生活調査皿により,六つの栄養素である蛋白質,ビタミン・カロチン 無機質,脂肪,炭水化物.その他の基礎食品をあげ①たべ軸,②どちらかtvえぱたべない,③ どちらかといえばたべる,④よくたべる,の4段階から1っ選ばせるようにした。. 7.

(11) {2).睡眠:生活時間調査1に記入した1週間の時間から,1日の睡眠時間の平均値 を算出しおおよその睡眠時間として捉えた。また,1週間の就寝時刻と起床時刻. を調べ,睡眠時間の変動①1時間以内,②1時間以上∼2時間以内,③2時間以 上∼3時間以内.④4時間以上とした。さらに,睡眠時間と睡眠変動を同時に考 回した睡眠バランスも捉えた。 (3).遊び:遊び場所は①外で遊ぶ,②時々外で遊ぶ.③あまり外で遊ばない。どち. らかと言えば家の中,④家の中,のいずれかに該当するものを1っ選ぶようにさ. せた。遊び友だちの人数は①8人以上.②5人ぐらい,③2∼3人ぐらい,④だ いたい1人,のいずれかに該当するものを1っ選ぶようにさせた。遊びの動きは ①すごく体を動かす遊び,②どちらかと言えば体を動かす遊び,③どちらかと言 えば体を動かさない遊び.④体を動かさない遊び,のいずれかに該当するものを 1っ選ぶようにさせた。遊び時間については生活時間調査1に記入した。. 群れ遊びは,小学校教員5人の観察により,日常の生活で,①休み時間は1人 又は2人で友だちが固定し教室が中心の生活である.②5人程度で遊んでいるが 動きが少なく校舎内が多い。外に出ていても一定の場所で遊んでいる。③朝休み. ・業間休み昼休み・放課後に,いつもではないが10人以上でサッカー・ドッジ ボール・鬼ごっこなどかなり動いている。④朝休み・業間休み・昼休み・放課は. 必ずクラス学年を越えて10人以上でサッカー・ドッジボール・鬼ごっこなどか なり動いているの,4段階に分類した。 (4).運動:生活調査皿よりスポーツクラブの有無を確かめた。運動量については生. 活時間調査1に記入した。 (5).テレビ・ファミコン:生活調査llより,①よく見る,②どちらかといえば見る. ③どちらかといえば見ない,④見ない,の4段階から1っ選ばせるようにした。 また,テレビの視聴やファミコンゲームの家庭での規制の有無も確かめた。さら に,テレビ・ファミコン時間は生活時間調査1に記入した。. 8.

(12) (6).塾・習い事:生活時間調査1に記入した。. (7).登校距離:生活調査皿より,①とても近い,②どちらかといえば近い,③どち. らかといえば遠い,④とても遠いに該当する項目を1っ選ばせた。さらに,住所 を記入してもらい確認をした。. ⑧.保健室の状況:生活調査皿より,学校での疲れ・精神面,保健室の利用につい ての質問紙から回答。. 学校での疲れ・精神面:①よくある,②ときどきある.③あまりない.④ない のいずれかに該当するものを1つ選ぶようにさせた。. 保健室の利用:①よくいく,②ときどきいく,③あまりいかない,④いかない のいずれかに該当するものを1つ選ぶようにさせた。 欠席日数は健康の記録より確認した。 〔9).からだのゆがみ:肩の高さの左右差は児童の上半身を裸体にし.スクリーンの. 前で自然な直立姿勢で肩の左右差をみる。肩押骨の左右差は両手をのばし手を合 わせて深く前屈させる。そのときの背面の肋骨の左右差がないかをみる。脚の長 さや足の開きは児童を仰臥させ.両大腿部を閉じたままの状態で脚の長さや足の 開きの左右差をみる。また,目を閉じ.その場で足踏みを30回行い,やり始めと 終わった後の足の位置に移動があるかを確かめる。からだの固さは体前屈による 測定として.児童は両脚をそろえて踵をっけ,足の先を少し開いて台上に立つ。. 両手をそろえ,指先を伸ばして物差しに触れながら徐々に上体を前屈し,両指先 の最下端の位置を測定した。さらに,腰痛,肩こり,頭痛などの症状の有無を確 かめた。姿勢は学校生活全般にわたり調査した。とくに,授業中の姿勢は上体を 曲げすぎて顔が机に近づきすぎていないか,身体をねじっていないか,肘つき聞 きをしていないか.椅子にもたれかかっていないかをみた。. 5.研究の手続き 児童の日常生活の実態を把握するための調査用紙は,NHK放送世論調査所が作成した. 9.

(13) 国民生活時間調査票9)を参考にし,数回の予備調査とピアソンの相関係数より信頼性の検 討を行い生活票と質問項目を作成した。また.生活調査皿の質問項目の得点化にあたり, 得点が順序尺度になるように,該当する項目は逆転させるなどの手続きを行った。それら. をまとめたものが表2−1である。 体格の計測及び運動能力の測定に関しては.統一した形で実施するように,基準となる 手引書(別紙1)を配布し,計測及び測定について注意事項の打合せ会を持った。これに よって集まった資料は統計処理を行った。体格である身長は月齢による回帰評価16),体. 重は月齢と身長による重回帰評価16)を行い,±3の評価点を算出して使用した。さらに 評価点を3段階に分画し,評価身長,体型の分類型評価とした。運動能力である走,跳, 投は.月齢と身長を同時に考慮した重回帰評価16)2}を男女別に行い,月齢や身長,性別 による有利,:不利をなくし,客観的な比較ができるように数値化し,3項目の総合点を7 段階に分画して評価した。. 肺活量は,1秒量と最大肺活量から1秒率(1秒量÷最大肺活量×100)を算出した。1 秒率は幼児の呼吸機能に関する評価法21)を参考に,性別にパーセンタイル法により全体 の70%をを正常型とみなし,70%以下を弱い型として2段階で評価した。 体温はパーセンタイル法により,全体に低体温グループ(35.2℃∼35. 4℃),平均値体. 温グループ(36.0℃∼36.3℃),普通体温グループ(36.4℃∼37.0℃)の3段階に分画し て評価した。. 食事時間は時間差がみられないので分析項目から消去する。. 食べ物で緑黄色野菜,淡色野菜,くだもの,卵・肉類,油脂類.穀物類は2段階に,魚 介類.豆・豆製品.乳・海草・小魚,芋・芋加工は3段階に分画して評価した。 睡眠時間はHart皿amnnの判別基re i O)を参考にして,各学年で平均値±1/2標準偏差を算. 出し,3段階に分画して評価した。 (表2−2,3,4) 睡眠変動は学年差がみられないので,児童全体を3段階に分画して評価した。. 睡眠バランスは.就寝時刻,起床時刻.睡眠時間が週4回以上にわたり,2時間から4. 10.

(14) 時間変動する者を睡眠習慣の不規則睡眠型と分類しているTaubi o)の判別基準を参考にし. て,睡眠変動時間を1時間間隔(表2−5)にし,睡眠変動の不規則度を4段階に分画し た。さらに,睡眠時間を平均値±%標準偏差を用いて3段階に分画した各学年の睡眠時間. 評価とのクロス表(回帰評価)を作製し,4グループに分画して睡眠バランス評価(表2 −6)とした。. 遊び場所,遊び人数は質問項目通り4段階で評価した。遊びの動きは①あまり動いてい. ない,②動いているの2段階に分画し,遊び時問は1週間の総時間から,1日の遊び時間 の平均値を算出し,3段階に分画して評価した。. 1週間の加算運動量は運動をしている者としていない者にかなりの差があるため,加算. 運動量を算出して,①運動0時間(していない),②運動1時間以上(している)の2段 階に分画して評価した。. テレビ嗜好度は2段階に分画し,テレビ・ファミコン時間は1週間の総時問から1日の 視聴時間の平均値も算出し,平均値±%標準偏差により3段階に分画して評価た。. 塾・習い事は1週間の総時間から1日の平均値を算出した。ポアソン分布型であるため 正規分布の5段階評価の百分率を参考にして3段階に分画して評価した。 学校での疲れ・精神面は3段階に分画し,保健室の利用と欠席日数はパーセンタイル法 により2段階に分画して評価した。. 各測定値及び評価点の性別の平均値,標準偏差を求めたのが表3−7であるが,呼吸機 能の1秒率.菓子・清涼飲料水,遊び人数評価,遊びの動き評価,ファミコン嗜好評価点 の項目に統計的に有意な性差がみられたので,性別に分けて検討した。さらに,性差以上. に学年差が表3−8.9のように各項目にみられたため,以後め検討は学年を考慮に入れ た分析により検討をおこなった。. 以上の手続きにより求めた項目は,相関係数の検定,平均値の差のt検定.二元配置分. 散分析,2×n分割法によるX2検定などで検討した。統計的な有意差の判断基準は,危 険率0.05を有意水準として,p≦0.2を傾向ありとした。なお,図表の統計的有意水準を 5%水準を※,生理的な事項に限って,20%水準を△と統一し,記号で記入した。. 11.

(15) 第2節 研究皿の方法 ストレスの要因について 研究皿のストレスについても,広範囲にわたり.多くの生活要因があると考えられる。. 今回は,1月17日の阪神大震災で被災した児童に,精神的ストレスや心理的ショックが 原因である神経過敏症.:不眠症,夜泣き.夜尿、拒食症.過食症などの症状がみられたこ. とから,震災での避難生活の状況や精神的状態を調査研究の条件となるストレスとして捉 えた。. 1.研究対象 研究1の方法の対象児童のうち,宝塚市の公立小学校の6年31名(男児16名, 女児15名). 2.測定及び調査時期 1回目:1994年5月上旬 研究1の方法と同じ. 2回目:1995年2月. 震災1ヵ月後. 3回目:1995年3月. 震災2ヵ月後. 3。測定項目とその方法 測定項目:身長.体重,立ち幅跳び. 測定方法:研究1の方法と同じ 4.調査項目・観察内容とその方法 阪神大震災による被災状況から,食事の栄養不足と偏り,極度の睡眠不足,遊び・運動 :不足,精神的不安や恐怖心が過度のストレス状態を起こしているので.被災での生活状況 と精神状態を内容とした。. 調査項目・観察内容:被災の状況と精神状態,ガス・水道・電気の復旧状態,睡 眠.遊び,運動。. 調査・観察方法:被災の状況と精神状態は2週間の避難生活を共にした中で,担 任との観察と口頭質問により状態を把握した。それ以後は定期的に観察を継続 した。. 12.

(16) ガス・水道・電気の復旧状態は質問紙法により,①使える,②使えないのどち らかを選ばせるようにした。. 睡眠状態は質問紙法により,①不安や恐怖心で眠れない,②眠れるが何度も目 を覚ます.③眠れる,④よく眠れるに該当するものを1っ選ばせた。. 遊びや運動は担任と共に観察とロ頭質問をして確認した。. 5.研究の手続き. 被災の状況と精神状態は個々に違いはあるが.地震ストレス度は表2−7のよ うに,①家屋が全壊し体育館などの集団避難所で生活している。また恐怖心から. 精神状態が不安定であったり,謬状態になっている。②家屋が半壊及び一部破損 で一時的に親類などで避難生活をしている。以前に比べ遊んだり話をしなくなつ た。③家財の破損はあるが自宅で生活できている。精神状態はあまり変わらない の3段階に分画した。. ガス・水道・電気の復旧状態は,地震直後は全て使用不可能であった。1回目 の調査時は電気のみ復旧され.2回目の調査時に完全復旧となった。このことか ら,個々の家庭において復旧状態に差はないものとした。. 睡眠状態は地震後2週間は全ての児童が質問紙①の不安や恐怖心で眠れない状. 態であった。地震1ヵ月後の1回目の調査では①,②の状態であった。地震2ヵ 月後の2回目の調査で③と答える児童が多くなった。このことから,児童の睡眠 状態は,地震1ヵ月後は睡眠:不足とし,2ヵ月後は睡眠も安定したとしてとらえ た。遊びや運動においても,地震1ヵ月後は遊びや運動は不足しており,地震2 ヵ月後は心理ケアも進めたことから,遊びや運動も以前の状態に戻りっっあると した。. これらのことから,全体的に地震直後や1ヵ月後は 過度の地震ストレスが蓄. 積されており.2ヵ月後は地震ストレスも回避されてきたとした。 以上の手続きにより求められた調査・測定項目や観察内容は.差の平均値の検. 定,度数分布表からの検定,2×11分割法によるX2検定などで検討した。. 13.

(17) 表2−1 生活時間調査1・生活調査皿のアンケート項目 (順序尺度に変換したもの)*は時間及び観察を含む. Tl*. 「食事時間」. T2*1. 「睡眠時間」 (就寝時刻から起床時刻). T2* 2. 「睡眠変動」. T2* 3. 「睡眠バランス」 (睡眠時間と睡眠変動のクロス)’. T3*. 「戸外遊び時間」. T4*. 「テレビ・ファミコン時間」 (テレビ視聴・ファミコンゲーム). T5*. 「塾・習い事・家庭学習時間」 (帰宅後の学習量). T6*. (睡眠時間や起床時刻の差). (帰宅後の戸外遊び). 「スポーツクラブ(運動クラブ)時間」. T7 1 「食べ物」 緑黄色野菜 ①食べない ②どちらかといえば食べない ③どちらかといえば食べる ④よく食べる. T7 2 「食べ物」 淡色野菜 ①食べない ②どちらかといえば食べない ③どちらかといえば食べる. ④よく食べる. T7 3 「食べ物」 くだもの ①食べない ②どちらかといえば食べない ③どちらかといえば食べる ④よく食べる. 14. (1週間の加算運動量).

(18) T7 4:「食べ物」 卵・肉類 ①食べない ②どちらかといえば食べない ③どちらかといえば食べる ④よく食べる. T7 5 「食べ物」 魚介類 ①食べない ②どちらかといえば食べない ③どちらかといえば食べる ④よく食べる. T7 6:「食べ物」 豆。豆製品 ①食べない ②どちらかといえば食べない ③どちらかといえば食べる ④よく食べる. T7 7 「食べ物」 乳・海草・小魚 ①食べない ②どちらかといえば食べない ③どちらかといえば食べる ④よく食べる. T7 8 「食べ物」 油脂類 ①食べない ②どちらかといえば食べない. ③どちらかといえば食べる. ④よく食べる. 15.

(19) T7 9:「食べ物」 穀物類 ①食べない ②どちらかといえば食べない ③どちらかといえば食べる. ④よく食べる T7 10:「食べ物」 芋類・芋加工品. ①食べない ②どちらかといえば食べない ③どちらかといえば食べる. ④よく食べる T7 11:「食べ物」 菓子・清涼飲料水. ①食べない ②どちらかといえば食べない ③どちらかといえば食べる. ④よく食べる T8 1 「遊び」 (遊び場所). ①家の中 ②あまり外で遊ばない. ③時々外で遊ぶ. ④外で遊ぶ T8 2:「遊び」. (遊び人数). ①だいたい1人. ②2∼3人ぐらい ③5人ぐらい. ④8人以上. 16.

(20) T8. 3:「遊び」 (遊びの動き) ①からだを動かさない遊び ②どちらかといえばからだを動かさない遊び ③どちらかといえばからだを動かす遊び. ④すごくからだを動かす遊び T8* 4: 「遊び」 群れ遊び. T9 : 「スポーツクラブ(運動クラブ)」. (クラブ参加の有無). ①入っていない ②入っている. TIO 1. 「テレビ・ファミコン」 テレビ. ①よく見る ②どちらかといえば見る. ③どちらかといえば見ない. ④見ない TIO 2: 「テレビ・ファミコン」 ファミコン ①よくする ②どちらかといえばする ③どちらかといえばしない. ④しない TIO 3: 「テレビ・ファミコン」 (テレビ規制) ①決められていない ②決められている. TIO 4: .「テレビ・ファミコン」 (ファミコン規制) ①決められていない ②決められている. 17.

(21) T11 1 「登校距離」. (学校までの距離・住所). ①とても近い ②どちらかといえば近い ③どちらかといえば少し遠い ④とても遠い. T12 1 「保健室の状況1」 保健室の利用・回数 ①よくいく ②ときどきいく. ③あまりいかない. ④いかない. T12 2 「保健室の状況2」 学校での疲れ・精神面 ①よくある ②ときどきある. ③あまりない ④ない. T12 3 「保健室の状況3」 (欠席日数) ①休んだことがある ②休んだことがない. 18.

(22) 表2−2 2年生の睡眠時間評価. 7.6 8.3 9.0 9.7 10.4 11.1時間. 一2. 評 価. 一1. 0. 十2. 2. 3. 普通. 長い. 1. 短い. 十1. 平均値±1/z標準偏差 9.35±%0.69. 19.

(23) 表2−3 4年生の睡眠時間評価. 7. 2 7.8 8.4 9.0. 一2. 評 価. 一1. 0. 十1. 十2. 2. 3. 普通. 長い. 1. 短い. 9.6 10.2時間. 平均値±1/2標準偏差 8.68±1/20.60. 20.

(24) 表2−4 6年生の睡眠時間評価. 6.06.9 7.5 8.5 9.4 10.3時間. 一2. 評 価. 一1. 0. 十2. 2. 3. 普通. 長い. 1. 短い. 十1. 平均値±1/2標準偏差 8.06±i/20.92. 21.

(25) 表2−5 睡眠変動時間の評価. 睡眠変動時間. 変動評価. 変動. 0時間∼1時問未満. 1. 3. 1時間以上∼2時間未満. 2. 2. 2時間以上∼3時間未満. 3 1. 4. 3時間以上∼4時間未満. 表2−6 睡眠時間のバランス評価. 睡眠時間. 0. ±1. ±2. 1. 4. 3. 2. 2. 3. 2. 1. 3. 2. i. 1. 4. 1. 1. 1. 睡 眠 変 動. 22.

(26) 表2−7 地震によるストレス度. ストレス度. ■. 地震での被害状況と精神状態. 睡眠,遊び,運動. ガス,水道,電気. 家屋が全壊し体育館等の集団. 睡眠は不安や恐怖. 生活のパイプライ. 避難所で生活。恐怖心,不安. で眠れない。夜中. ンが復旧されてい. から精神的ショックが大きい. に何度も目を覚ま. ない。地震前のよ. 状態。 (神経過敏症,うっ状. す。. うな食事ができて. 態,夜尿,夜泣きなど). 戸外で遊ぶことが. いない。. できなく,避難所. 2. 家屋が半壊したり一部破損で. や室内でおもに遊. 一時的に親類等に避難してい. ぶ。. る。会話は以前に比べ少なく. 運動クラブで活動. なった。. ができない。. 家裁道具等の破損はあるが自. 3. 宅で生活ができ,以前とあま り変わらない。. 23.

(27) 第3章結果と考察 本研究は,児童の健全な発育・発達への示唆を得るために,生活習慣,ストレスの2つ の視点に分けて検討した。児童の実態を把握するために,体格・運動能力を指標として, これに及ぼす影響を調査・観察によって資料を収集した。得た資料は,相関係数の検定,. 母平均値の差のt検定,一元配置分散分析・平均値の差の検定,二元配置分散分析.2× n分割法によるx2検定などで分析し,度数分布の比較などによって,多角的・多面的に 検討・考察する。. 第1節 生活習慣が及ぼす体格・運動能力への影響 この節は生活習慣を,1)食べ物,2)睡眠,3)遊び,4)運動及び帰宅後の生活.①運動ク. ラブ,②テレビ・ファミコン,③塾・習い事,④登校距離に分けて,児童の体格・運動能. 力との関係を各調査ごとに検討し.考察をする。さらに,保健室での状況やからだの現状 を考える。. 第1項 測定。調査項目の性差.学年差 今回の研究の目的変数である体格・運動能力を性別,学年別に度数分布で示したものが. 図3−1∼10である。 全体と性別の運動能力の度数分布を示したものが図3−1と表3−1であるが,全体に 正規分布を示している。しかしながら,全体の最頻値の評価点は普通(0)であるが,男 児は普通で,女児はやや劣る評価(一1)がピークになっている。すなわち,女児はやや 左よりの分布なので,運動能力に性差がないとはいいきれない。. 体格は,身長評価と体型の度数分布を示したものが図3−2,3と表3−2,3である が.全体及び性別にみても,正規分布をえがいている。また,全体での最頻値の評価点は 普通(0)であり,男児・女児においても同様のことがいえる。また,階級における人数 の割合もほぼ同数値であることから性差がないといえよう。. 24.

(28) さらに,学年別に運動能力を検討すると,学年差がみられる。学年別の運動能力の度数. 分布を示したものが図3−4と表3−1であるが,2年生の最頻値の評価点はやや劣る評 価(一1)で,劣る評価(一2)が多く.普通評価(0),やや優れている評価(+1) は少なかった。4年生,6年生の最頻値の評価点は普通評価(0)で多く,劣る評価(一 2)は少なく,やや優れ評価(+2)は比較的多かった。’. 学年別の身長評価.体型の度数分布を示したものが図3−5,6と表3−2,3である が.学年差があるとはいえない。しかしながら,きわめて低い(一3),きわめて高い(. +3),痩せ過ぎ(一3),肥え過ぎ(+3)評価に児童はみられない。また,身長評価. では,2年生の低い(一2)評価に児童はみられず,4年生,6年生においても低い評価 の児童はきわめて少なかった。体型では,4年生の肥えている(+2)評価に児童はみら れなかった。これは.本研究の調査人数が少ないこと,全国の動向と同様に身長や体型が よくなってきたことなどにもよろう。. そこで,体格は回帰評価した評価点を全体でグルーピングすることにした。評価身長は. 低い型(一1.一2).平均型(0),高い型(+1.+2)に分画し,体型は痩せ型( 一1,一2),均整型(0),肥え型(+1,+2)に分画した。評価身長,体型の度数 分布は図3−7,8,9.10であるが.評価身長,体型のいずれも最頻値の評価点は平均 型,均整型であった。しかしながら,2年生の評価身長の平均型は34人中20人の55.6% であり,4年生の39人中29人の74.4%と6年生の59人中45人の76。3%に比べ少なかった。. 体型では,4年生の均整型は39人中28人の71.8%で,2年生の34人中19人の52.8%と6年 生の59人中26人の44.1%に比べ多かった。. 以上のことから,体格・運動能力や調査項目の性差,学年差について検討する必要があ ろう。. 調査した項目を.尺度別にまとめたものが表3−6である。. 25.

(29) 表3−6尺度別調査項目一覧表. 項目. 搬階単位. レ度 名義尺度. 、. 性別. 1. │3∼3. 身長,体重,運動能力. 1∼3 1∼3 1∼4 1∼2. 評価身長体型(分類) T2ホ 1, T2*2. T3取.T5* T2索3, T 4*. T6ホ 順序尺度. T7 1, T7 2, T7 3, T7 4, T7 8, T7 9. T8 3.1T9. T10 1, T10 3, T10 4 T12 1, T12 3 T7 5.,T7 6, T7 7, T7 10, T7 11,. 1∼2. T8 1, T8 2, T8ホ4, T10 2, T11 1. 1∼4. 1∼3. T12 2. 間隔尺度 i順序尺度 に変換). 比率尺度 (順序尺度. 2. T2* 1, T2*2, T3*.T5宰,T2*3, T4宰 s6* ア秒率体温.身長,体重,50m走,立ち幅跳び, ソフトボール投げ. 時間. i時,分). cc,%,℃ ㎝,㎏,㎝. m. に変換). さらに,性,学年別に体格・運動能力や調査項目の平均値.標準偏差を示したものが表. 3−7,8,9である。性差,学年差については.母平均値の差のt検定,一元配置分散 分析・平均値の差の検定(Bonferroniの基準)を用いて検討した。また,母平均値の差の t検定で,等分散と認められない場合はWelchの検定を用いた。 この結果.性差については体格・運動能力である「身長評価」 「評価身長(型)」,『 体型」「体型(型)」,.「運動能力」に有意差がみられなかった。しかしながら,r一秒 率」, 「菓子?清涼飲料水s, 「ファミコン嗜好評価」. 「遊び人数評価」, 「遊びの動. き評価」の項目に統計的に有意な差がみられた。これは,男児は女児に比べ一秒率(呼吸 機能)が高く,正常型が多い,菓子・清涼飲料水の飲食が多い,遊び人数が多い,遊びの. 26.

(30) 動きが多い,ファミコンゲーム嗜好が高いことがいえる。 学年差については「跳評価」, 「投評価」, 「運動能力」に有意差がみられた。その他 の項目においては「一秒率」, 「菓子・清涼飲料水」, 「卵・肉類」, 「油脂類」, 「芋 ・芋加工」, 「遊び場所評価」,「遊びの動き評価」, 「塾・習い事評価」, 「保健室評. 価」に有意差がみられた。 さらに,学年間では,2年と4年生では「跳評価」, 「投評価」, 「運動能力」, 「卵 ・肉類」, 「油脂類」, 「芋・芋加工」, 「菓子・清涼飲料水」, 「遊び場所評価」, 「. 遊びの動き評価」, 「群れ遊び評価」の項目に有意差がみられた。 2年生と6年生では「走評価」, 「跳評価」, 「投評価」, 「運動能力」, 「体温」, 「淡色野菜」, 「卵・肉類」, 「油脂類」. 「芋・芋加工」, 「菓子・清涼飲料水」, 「. 遊び時問」, 「群れ遊び評価」, r塾・習い:事評価」, 「保健室評価」の項目に有意差が みられた。. 4年生と6年生では「一秒率」,「遊び場所評価」. 「遊びの動き評価」, 「遊び時間 評価」, 「塾・習い事評価」, 「保健室評価」の項目に有意差がみられた。. このことから.学年差は「2年生」と「4年生・6年生」問にもっとも多いといえる。 以上のことから,今回の研究の目的変数である体格・運動能力に性差はみられないが, 説明変数である「一秒率」, 「菓子・清涼飲料水」, 「ファミコン嗜好評価」, 「遊び人. 数評価」,「遊びの動き評価」の調査項目に性差がみられるため,性差がみられた項目に おいては性別に検討をおこなうことにした。. さらに,学年差では,今回の目的変数である運動能力に有意差がみられた。すなわち,. 性や月齢・年齢,発育の要因を消去した評価点において有意な差がみられたことは,学年 の要因のほかに,運動能力に影響を及ぼす独立した要因があるものと考えられる。また,. 説明変数である測定項目にも有意な差がみられたので,今後の検討は学年の要因を考慮し た分析でおこなうことにした。. 27.

(31) SOI6一 1 o 0. 90. 全体懸. se. 男児iiii…1. 70. ;7’『’”…. 60. g…. 50. 落剏禔c. 40 30 ii;i_. 20. Xili…. 10. 嚢i… iiii. ilii. 0 一一. @3. きわめて. 一2 一1 O 十1 十2 劣やや劣普通やや優優. +3 評 きわめ 価 て優. 劣. 図3−1全体と男女別運動能力の度数分布. sop({ l e o. 90 80 70 60 50. 一2黙_ “4年va/’一”一. 一6年辮一. 40 30 20 10. zal!... 0. 一3 一2 一1 O 十1 十2. 十3. 評. きわめて劣 やや劣 普通 やや優 優. きわめ. 価. 劣. て優. 図3−4学年別運動能力の度数分布. 28.

(32) 表3−1運動能力 人数(%). 運動能力評価. 2年. 4年. 6年. 全体. 男児. 女児. 3(2.2). 2(2.7). 1(1.7). 2(5.6). 1(2.6). 0. 8(10.8). 5(8.3). 9(25.0). 2(5.1). 2(3.4). 一3. き拗て劣・ている. 一2. 劣っている. 13(9.7). 一1. 幹劣・ている. 45(33.6). 22(29.7). 23(38.3). 16(44.4). 10(25.6). 19(32.2). 普通. 55(41.0). 37(50.0). 18(30.0). 8(22.2). 18(46.2). 29(49.2). 十1. 仲優れている. 14(10.4). 4(5.4). 10(16.7). 1(2.8). 5(12.8). 8(13.6). 十2. 優れている. 3(2.2). 1(1.4). 2(3.3). 0. 2(5.1). 1(1.7). 十3. き拗て優れている. 1(0.7). 0. 1(1.7). 0. 1(2.6). 0. 0. 29.

(33) 9(or loo. 90. 全体騰. 80. 男児iii………. 70. 。.「. iiil. 60. 女児□…. 50. ilii. 40. iきii. 30. 難. 20. iiii. 10. …蒜ま開……”. 嚢i・一. 辮1. 0 一3 きわめ. +3. 一2 一1 O 十1 十2 低い やや低い 普通 やや高い 高い. 評. きわめ 価 て高い. て低い. 図3−2全体と男女別身長評価の度数分布. 51(of i oo. 90. 2黙. 80. 4年笏_. 70 開. 60. , , 彌 闇 齢 , 9 , 「 ・ り. 50 40. E胃一. 30. 20 藍O. o 一3. 一2 一1 O 十1 十2. +3. きわめ. 低い やや低い 普通 やや高い 高い. きわめ 価. て低い. 評. て高い. 図3−5学年別身長評価の度数分布 30.

(34) 表3−2身長評価 人数(%). 身長評価. 全体. 男児. 女児. 2年. 4年. 6年. 一3. きわめて低い. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 一2. 低い. 2(1.5). 1(1.4). 1(1.7). 0. 1(2.6). 1(1.7). 一1. やや低い. 12(9.0). 7(9.5). 5(8.3). 4(11.1). 2(5.1). 6(10.2). 普通. 94(70.1). 52(70.3). 42(70.0). 20(55.6). 29(74.4). 45(76.3). 十1. やや高い. 17(12.7). 9(12.2). 8(13.3). 7(19.4). 4(10.3). 6(10.2). 十2. 高い. 9(6.7). 5(6.8). 4(6.7). 5(13.9). 十3. きわめて高い. 0. 0. 0. 0. 0. 9(7. 7). 31. 1(1.7). 0. 0.

(35) Sl(or i o o. 90 80 70 60 50 4e 30 20 10. 全体騰 男児iiiii}_.. 女児[丁} r. 冒■ . .一r 幽9, ,τ. iiii難i. iiii霧i}. 難一. 灘野土’繍工高…. 薩. 0 一3. 一2 一1 O 十1 十2. +3. 痩せ. 痩せ やや痩せ 普通 やや肥え 肥え. 肥え 価. 過ぎ. 評. 過ぎ. 図3−3全体と男女別体型の度数分布. %亘oo. 90 80 70 60 50 40 30 20 藍O o. ’2黙『……. 4年笏 6年羅_. 冒.一一r,曾噛 幽. .一.7,一幽●.−. 藝. 」 齢 國 ・ 一. 一rr隔,. . ㎜ 曽 . −. 譲. 一3−2−1 0十1十2十3評. 痩せ 痩せ やや痩せ 普通 やや肥え 肥え 肥え 三. 図3−6学年別体型の度数分布. 32.

(36) 表3−3体型 人数(%). 体型. 全体. 男児. 女児. 2年. 4年. 6年. 一3. 痩せ過ぎ. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 一2. 痩せている. 5(3.7). 2(2.7). 3(5.0). 1(2.8). 1(2.6). 3(5.1). 一1. 幹痩せている. 23(17.2). 15(20.3). 8(13.3). 8(22.2). 5(12.8). 10(16.9). 普通. 73(54.5). 40(54.1). 33(55.0). 19(52.8). 28(71.8). 26(44.1). 十1. やや肥えている. 18(13.4). 9(12.2). 9(15.0). 4(11.1). 5(12.8). 9(15.3). 十2. ?ヲている. 15(11.2). 8(10.8). 7(11.7). 4(11.1). 0. 十3. 肥え過ぎ. 0. O. 0. 0. 0. 1. 0. 33. 11(18.6). 0.

(37) % 100. 」)ior i o o. 90 80 70 60 50 40 3e 20 10. 90 80 70 60. 全体隈 .一. 蕪.一. j児麩L... h7落剴冝c. 三二Il. 4年影_. 50 1一一一一一一一一. iiii一. 40 1− 3e E一…・一一一一一一. 熱一 ?. §…;. ’−… ……’“帥…匿. @. 20 F一一一一一一一. 堰cぎi. 10. 蕪一. e. 0 1. 2. 低い型. 3 平均型. 1. 評. 低い型. 高い型 価. 図3−7全体と男女別評価身長の度数分布. 2 平均型. 3 高い型. 図3−8学年別評価身長の度数分布. 表3−4評価身長 人数(%). 身長評価. 全体. 男児. 女児. 2年. 4年. 6年. 1. 低い型. 14(10.4). 8(10.8). 6(10.0). 4(11.1). 2. 平均型. 94(70.1). 52(70.3). 42(70.0). 20(55.6). 29(74.4). 45(76.3). 3. 高い型. 26(19.4). 14(18.9). 12(20.0). 12(33.3). 7(17.9). 7(11.9). 34. 3(7.7). 7(11.9). 評. 価.

(38) 9(or i o 0. 90. 5)(or ioo. 『2年獣’’”…『. 80. 90. 4年笏. 全体縢. so 1一・一一一一一・一一一一…一一….””.”.”一”.“””.“”.””..”...”””””.:.1::...”.:nl”II:1’””......”.”””一1 70. ..6年鑛...... 男児iiii…1. 70 1一一一一一一一一一一一一…一一一一一一一一一一一・一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一Ji)rillll}一一一一一一一一一一一一一一1 60. 3r一幽’’’”. 60 1一一一一一一・一一一一一・一一一一一一一一・一一・一一一一一・・一一一・一・一・・一一一・一・一一一一一tpm一一一一一一一一一一一一一1 so. c女児日…. 50. 40. 40. 30. 30 20. 叢i・…. 10. 藝…. 一il…. 薯『…. 20. ■謹. 難一. 10. 難一. ’一’一P一曾’曾幽−’−‘ 蕪四. @. J.. ・ 一.一. .P.F辱. O一・. 一■. 奄遠. 0 i−wwwursesgg−LRmpkgg−L i 0 1. 2. 痩せ型. 3. 均整型. 評. 1. 2. 肥え型 価. 3. 評. 痩せ型 均整型. 図3−9全体と男女別体型の度数分布. 肥え型. 価. 図3−10学年別体型の度数分布. 表3−5体型〔分類〕人数(%). 体型. 全体. 男児. 女児. 2年. 』4年. 6年. 1. 痩せ型. 28(20.9). 17(23.0). 11(18.3). 9(25.0). 6(15.4). 13(22.0). 2. 均整型. 73(54.5). 40(54.1). 33(55.0). 19(52.8). 28(71.8). 26(44.1). 3. 肥え型. 33(24.6). 17(23.0). 16(26.7). 8(22.2). 5(12.8). 20(33.9). 35.

(39) 測定項目の性別の平均値標準偏差と母平均値の差の t検定. 表3−7. 性別. 男. 女. 児. 児. 性差. ?レ. m 平均値・標準偏差. m 平均値標準偏差. 身長評価(一3∼3) フ型(一3∼3) 抹]価(一3∼3) オ評価(一3∼3) 兜]価(一3∼3). 74 0.14 ±0.73 V4 〔LO8 ±0。93 V4−0.35 ±0,71 V4−0.60 ±0.84 V4−0.57 ±0.89. 600.15 ±0.73 U00.15 ±0.97 U0−0.27 ±0.92 U0−0.48 ±1.02 U0−0.32 ±1.07. △. 評価身長(1∼5). 74 V4 V4 V4 V4. 3.14 3.08 2.65 2.41 2.43. ±0,73 ±O.93 ±0.71 ±0.84 ±O.89. 603.15 U03.15 U02.73 U02.52 U02.68. ±0.73 ±0.97 ±0.92 ±1.02 ±1.07. △. 74 V4 V4 V4 V4 V4. 4.49 2.08 2.00 1.74 2.26 2.12. ±0.91 ±0.54 ±0.68 ±0.44 ±0.72 ±0.83. 604.68 U02.10 U02.08 U01.52 U02.12 U02.23. ±1.l1 ±0.54 ±0.67 ±0.50 ±0.69 ±0.83. 74 V4 V4 V4 V4 V4 V4 V4 V4 V4 V4. 1.49 1.58 1.45 1.34 1.91 1.96 2.04 1.55 1.28 2.00 2.19. ±0.50 ±0.50 ±0.50 ±0.48 ±0.69 ±0.61 ±0.56 ±0.50 ±0。45 ±0.74 ±0.75. 601.55 U01.58 U01.45 U01.32 U01.88 U01.87 U01.93 U01.48 U01.15 U01.92 U01.88. ±0.50 ±0.50 ±0.50 ±O.47 ±0.56 ±0。65 ±0.48 ±0.50 ±0.36 ±0.72 ±0.64. フ格G∼5) 抹]価(1∼5) オ評価(1∼5) 兜]価(1∼5) 運動能力1−7. ]価身長(分類型) フ型(分類型)一秒率. フ温 w年 緑黄色野菜. W色野菜 ュだもの 早E肉類 實﨤゙ 、・豆製品 禔E海草・小魚 緖於゙ 瀦ィ類 ・芋加工 ル子・飲料水 睡眠時間評価. ⊥ー変動. 74 2.03 ±0.79 V4 2.19 ±0.82. ⊥ーバランス評価. V4 2.66 ±畳.02. 602.20 ±0.71 U02.42 ±0.77 U02.85 ±0。97. 遊び場所評価. 74 V4 V4 V4 V4. 602.80 U02.20 U01.18 U01.78 U02.70. Vび人数評価 Vびの動き評価 Vび時間評価 Qれ遊び評価 クラブ参加有無. 3.04 2.69 1.34 1.87 2.75. ±0.97 ±0.98 ±0.48 ±0.78 ±1.03. ±1.09 ±0.66 ±0.39 ±0.85 ±1.12. 74 1.54 ±0.50 V4 1.37 ±0.49. 601.43 ±0.50 U01.25 ±0.44. eレビ・ファミコン時間評価. 74 V4 V4 V4 V4. 601.45 U02.63 U01.87 U01.53 U02.43. 塾・習い事評価. 74 1.74 ±0.74. 601.80 ±0.84. 登校距離評価. 74 2.66 ±1.05. 602.53 ±1.05. 学校での疲れ評価. 74 2.18 ±0.78 V4 1.80 ±0.41 V4 1.54 ±0.50. 601.95 ±0.72 U01.72 ±0.45 U01.67 ±0.48. P週間加算運動量評価 テレビ嗜好評価. tァミコン嗜好評価 eレビ規制評価 tァミコン規制評価. ロ健室評価 ≒ネ日数評価. 1.39 2.1i 1.84 1.55 2。37. ±0.49 ±1.11 ±0.37 ±0.50 ±1.04. 36. ±0.50 ±1.04 ±0.34 ±0.50 ±1.13. ※. △※. △△. △※※. △. ※. △△.

(40) 表3−8 測定項目の学年別の平均値,標準偏差と母平均値の差のt検定 学年差. 学年 2年 36名. 4年 39名. 6年 59名 2−42喝4−6. ?レ. 抹]価(一3∼3) オ評価(一3∼3) 兜]価(一3∼3). O.36±O.86 O.06±O.94 │0.56±0.69 │1.31±0.88 │0.86±0.98. O.15±0.74 │0.05±O.60 │0.28±0.82 │0.10±0.74 │0.28±1.04. 0.00±0。58 O.25±1.ll │0.19±O.83 │0.37±0.76 │0.32±0.85. 評価身長(1∼5) フ格(1∼5) 抹]価(1∼5) オ評価(1∼5) 兜]価(1∼5). 3.36±O.86 R.06±0.94 Q.44±0.69 P.69±O.88 Q.14±0.98. 3.15±0.74 Q.95±0.60 Q.71±0.82 Q.90±0.74 Q.72±1.04. 3.00±0.58 R.25±i.10 Q.81±0.83 Q.63±0.76 Q.68±0.85. 運動能力1−7. 3.92±0.89 Q.22±0.63 P.97±0.69 P.67±0.47 Q.36±0.67. 4.87±1.11 Q.10±0.50 P.97±0.53 P.46±0.50 Q.28±0.75. 4.78±0.78 Q.00±0.49 Q.12±0.74 P.75±0.44 Q.03±0.66. 1.39±0.49 P.47±0.50 P.58±0.49 P.50±0.50 Q.00±0.62 P.94±0.62 Q.11±O.52 P.69±0.46 P.19±0。40 Q。25±0.68 Q。47±0.65. 1.56±0.50 P.51±0.50 P.36±0.48 P.23±0.42 P.77±0.62 P.87±0.69 P.92±0.62 P.44±0.50 P.31±0.46 P.85±O.74 P.92±0.69. 1.56±0.50 P.70±0.46 P.42±0.49 P.29±0.45 P.92±0.62 P.93±0。58 P.97±0.45 P.48±0.50 P.19±0.39 P.86±0.70 P.88±0.67. 2.03±0.69 Q.14±0.75 Q.58±0.92. 2.00±0.78 Q.44±0.78 R.00±0.99. 2.22±0.76 Q.28±0.82 Q.68±1.02. 2.53±0.99 Q.33±0.82 P.17±0.37 Q.03±O.69 Q。19±1.05. 3.56±0.84 Q.59±0.93 P.49±0.50 P.97±0.86 Q.92±1.02. 2。76±0.96 Q.48±0.87 P.19±0.39 P.61±0.78 Q.93±0.99. 1、36±0.48 P.22±0.42. 1.56±0.50 P.28±0.45. 1.53±0.50 P.39±0.49. eレビ・ファミコン時間. 1、39±0.49 Q.39±1.16 P.86±0.35 P.57±0.50 Q.47±1.04. 1.39±0.49 Q.23±1.00 P.82±0.38 P.54±0.50 Q.54±1.03. 1.46±0.50 Q.39±1.12 P.86±0.34 P.52±0.50 Q.25±1.10. 塾・習い事評価. 1.50±0.65. 1.56±0.74. 2.09±0.78. 登校距離評価. 2.72±1.07. 2.33±1.02. 2.71±1.Ol. 学校での疲れ評価. 2.19±0.74. ロ健室評価. k58±0。49. 2.00±0.82 P.67±0.47. 2.05±0.72 P.93±0.25. 欠席日数評価. 1. 50±O. 50 1 1. 62±O. 49 1 1. 64±O. 48. 身長評価(一3∼3) フ型(一3∼3). ]価身長(型) フ型(型)一秒率. フ温 緑黄色野菜. W色野菜 ュだもの. 早E肉類 實﨤゙ 、・豆製品 禔E海草・小魚 緖於゙ 瀦ィ類 ・芋加工 ル子・飲料水 睡眠時間評価. ⊥ー変動. ⊥ーバランス評価. 遊び場所評価. Vび人数評価 Vびの動き評価 Vび時間評価 Qれ遊び評価 クラブ参加有無. P週間加算運動 テレビ嗜好評価 tァミコン嗜好評価. eレビ規制評価 tァミコン規制評価. 37. ※. @ △ 「 ※ ヲ ※ △. ヲ ※ ※. @ △ 「 ※ ヲ ※ △ ヲ ※ ※ ※. @ △ 「 ※ @ ※ △ △ △. @ ※ △ 「 △ ヲ ※ 「△ △※ ※. △※ ※※ ※. △ 「△. △. ※. ※. ヲ ※ @ ※ ※ ヲ ※ △ △. @ △. ※ ※. △. △ ※ ※. A.

(41) 表3−9 学年別測定項目の分散分析平均値±標準偏差 学年差. 学年. 2年 36名. 4年半39名. 6年 59名 全. 項目. 2−42−64−6. 0.36±0.86 0.06±0.94. O.OO±0.58 0.25±1.ll. △. 一〇.05±O.60. 一〇.56±O.69. 一〇.28±0.82. 一〇.19±0.83. 4.31±0.88. 一〇.10±0.74. 一〇.37±0.76. 一〇.86±0.98. 一〇.28±1.04. 一〇.32±0.85. △ ※ ※. 3.36±0.86 3.06±0.94 2.44±O.69 1.69±0.88 2.14±0.98. 3.15±0.74 2.95±O.60 2.71±0。82 2.90±0.74 2.72±1.04. 3.00±0.58 3.25±1.10 2。81±O.83 2.63±0.76 2.68±0.85. 3.92±0.89 2.22±0.63 1.97±0.69 1.67±0.47 2.36±0.67. 4.87±1.11 2.10±0.50 i.97±0.53 1.46±0.50 2.28±0.75. 4.78±0.78 2.00±0.49 2.12±0.74 1.75±0.44 2.03±0.66. 卵・肉類 魚介類 豆・豆製品 乳・海草・小魚 油脂類 穀物類 芋・芋加工 菓子・飲料水. 1.39±0.49 1.47±0.50 1.58±0.49 1.50±0.50 2.00±0.62 1.94±O.62 2.11±0.52 1.69±0.46 1.19±O.40 2.25±0.68 2.47±0.65. 1.56±0.50 1.51±0.50 1.36±0.48 1.23±0.42 1.77±0.62 1.87±O.69 1.92±0.62 1.44±0.50 1.31±0.46 1.85±0.74 1.92±0.69. 1.56±0.50 1.70±0.46 1.42±0.49 1.29±0.45 1.92±0.62 1.93±0.58 1.97±0.45 1.48±O.50 1.19±0.39 1.86±O.70 1.88±0.67. 睡眠時間評価 睡眠変動 睡眠バランス評価. 2.03±0。69 2.14±0.75 2.58±0.92. 2.00±0.78 2.44±0.78 3.00±0.99. 2.22±0.76 2.28±0.82 2.68±1.02. △. 遊び場所評価 遊び人数評価 遊びの動き評価 遊び時間評価 群れ遊び評価. 2.53±0.99 2.33±0.82 1.17±0.37 2.03±0.69 2.19±1.05. 3.56±0.84 2.59±0.93 1.49±0.50 1.97±0.86 2.92±1.02. 2.76±0.96. ※. ※. ※. 1.19±0.39 1.61±0.78 2.93±0.99. ※ ※ ※. ※. ※. クラブ参加有無 夏週閻加算運動. 1.36±0.48 i.22±0.42. 1.56±0.50 1.28±0.45. 1.53±0.50 1.39±0.49. △. テレビ嗜好評価. テレビ・ファミコン時間. 1.39±0.49 2.39±1.16 1.86±0.35 1.57±0.50 2.47±1.04. 1。39±0.49 2.23±1.00 1.82±0.38 1.54±0.50 2.54±1.03. 1.46±O.50 2.39±1.12 1.86±0.34 1.52±0.50 2.25±1.10. 塾・習い事評価. 1.50±0.65. 1.56±0.74. 2.09±0.78. ※. 登校距離評価. 2.72±1.07. 2.33±1.02. 2.71±1.Ol. △. 学校での疲れ評価 保健室評価 欠席日数評価. 2.19±0.74 1.58±0.49. 2.00±0.82 1.67±0.47. 2.05±0.72 1.93±0.25. ※. 身長評価(一3∼3) 体型(一3∼3) 走評価(一3∼3) 跳評価(一3∼3) 投評価(一3∼3) 評価身長(1∼5) 体格(1∼5) 走評価(1∼5) 跳評価(1∼5) 投評価(1∼5). 運動能力1−7 評価身長(型) 体型(型). 一秒率 体温 緑黄色野菜 淡色野菜 くだもの. ファミコン嗜好評価. テレビ規制評価 ファミコン規制評価. 0.15±0.74. △. △ ※ ※ ※ △. ※ ※ ※ ※ ※ ※. ※. ※ △. △ △ ※. △ ※ ※. ※ ※. 2.48±0.87’. 1. 50±O. 50 1 1. 62±O. 49 1 1. 64±O. 48. 38. ※ ※ ※ ※. ※ ※. ※ ※. ※ ※.

(42) 第2項児童の概要 1)体格・運動能力について 研究対象児の体格・運動能力の概要は第1項で示したように表3−1∼5および図3− 1∼10のとおりである。. 運動能力(走.跳,投の3項目のトータル)が普通(0)という児童は134人中55人の 41.0%で,ついでやや劣っている(一1)という児童は45人の33.6%であった。さらに,. やや優れている(+1)は14人で10.4%,劣っている(一1)は13人で9.7%,きわめて. 劣っている(一3)・優れている(+2)は3人で2.2%の同人数で,きわめて優れてい る(+3)は1人で0.7%とっついた。全体としてみると,マイナス評価は134人中61人 の45.5%で,普通評価の児童を6人4.5%上回っている。プラス評価の児童は134人中18 人の13.3%で少なかった。. これを走,跳,投の項目ごとにみたものが図3−11,12,13,14である。走,跳投のい ずれの項目においても,きわめて劣っている,きわめて優れているという評価の児童はい なかった。また,跳上では134人中57人の42.5%,63人の47.0%の児童が劣っている・ やや劣っている評価であった。また,走においては134人中41人の30.6%が劣っている・. やや劣っているという評価の児童であった。優れている・やや優れているという評価に属 する児童は,走で134人中11人の8.2%,跳で9人の6.7%,投で17人の12.7%であり,. マイナス評価の児童より極端に少なかった。このことから,走,跳投のすべての項目に おいてマイナス評価の児童が多いことがいえる。. 体格の分布を示したものが表3−4,5及び図3−7,9であるが,身長が平均型の児 童は134人中94人の70.1%でもっとも多く,ついで高い型という評価の児童は26人の19.4 %,低い型という評価の児童は14人の10.4%であった。さらに,高い型(やや高い,高い )の中には,26人中9人の34.6%が高いという評価の児童であった。低い型(やや低い,. 低い)の低いという評価の児童は14人中2人の14.3%であることから,身長は平均型や高 い型の児童が多いといえる。. 39.

(43) 体型については,均整型の児童は134人中73人の54.5%でもっとも多いが,肥え型の児 童は33人の24.6%で.痩せ型の児童は28人の20.9%であり双方も多い。身長の平均型に比. べ体格の均整型が少なく.肥え型,痩せ型が多いことは,幼児の遊びの質・量と発育発達 の研究22)で指摘しているように,近年の子どもは均整型が減少し,肥え型や痩せ型の増 加という両極化現象と同様のことを示しているといえよう。 以上のことから,体格において身長は全国の動向1)と同様に大きく,体型もよくなって いるが,一方で痩せ型の児童も僅かにみられる。運動能力においては,身体的発育が向上 しているにも関わらず,劣っている児童が多くいるといえよう。. 2)体温と呼吸機能について 研究対象児童の体温,一秒率の平均値と標準偏差を全体.男女別,学年別に示したもの が表3−10,11である。 児童全体の体温の平均値は36.23℃であった。これはこれまでいわれている健康な子ど もの平均体温37.0∼37.5℃と比較してきわめて低いと考えられる。さらに,36.0℃以下の 児童が134人中23人の17.20%であり,37.0℃以上の児童はいなかった。これは.1992年に. 「体温が36.0以下の小学生が4割を占めた」というマスコミ報道に比べ少ない割合ではあ るが.本研究の児童も低体温化傾向にあることを示唆している。 その原因については不明であるが,原田8)は栄養の偏りによるエネルギー不足.活発な 運動遊びの:不足による体熱の生産力の低下,厚着や冷房・暖房.寒暑の戸外遊びの不足に. よる体温調節の低下.睡眠不足,ストレスが体温に影響を及ぼす要因であることを指摘し ている。. つまり,本研究の児童は衣・食・住・睡眠・環境・人間関係,特に活発な戸外の運動遊 びなどに問題があり,かっ.産熱の7,80%が体温として使用されることを考えると,低 体温は継続して運動をするためには:不利であり,益々,彼らの身体的機能は低下し,低体 温児童の増加の一途を辿ると考えられる。. 40.

(44) 一秒量を最大肺活:量で割ったものが1秒率であるが,児童全体の1秒率は72.06%であっ た。これは,現在の呼吸機能検査の正常限界基準値(70%)をやや上回るものであるが,原. 田の幼児の呼吸機能1秒率判定法では正常値より低いと思われる。とくに,女児の一秒率 は66.05%で,男児の76.94%に比べきわめて低かった。このことから,特に女児は全体的に. 呼吸機能が弱いといえる。. 表3−10 体温の平均値と標準偏差. N. 表3−11一秒率の平均値と標準偏差. N. 平均値標準偏差. 全体. 134. 36.23 ±0.32. 男児. 74. 36.25 ±0.32. 女児. 60. 36.20 ±0.32. 2年. 36. 4年. 6年. 全体. 平均値標準偏差. 134. 72.06 ±15.87. 74. 76.94 ±11.51. 女児. 60. 66.05 ±18.26. 36.32 ±0.23. 2年. 36. 73.32 ±14.26. 39. 36.26 ±0.36. 4年. 39. 63。77 ±19.30. 59. 36.15 ±0.32. 6年. 59. 76.78 ±11.52. ’男児. 41.

(45) 単位%. 単位% 100. IOO. 90 80 70 60 50 40 30 20 10. 90. 0. 0. 80. 70 60 50 40 30 20 10. 評価 人数. 一3. −2. −1. 0. 1. 2. 3. O −14−27−82−9 −2 一一 〇. ・ . 髄 晶 一 ■ . 9 曽. 評価. 一3. 人数. @0. 一. 1−2 2. 0. 一2 一1. 30. Q7−30−68−7. 図3−12跳評価. 図3−11走評価. 単位%. 単位% 100. 90 80 70 60 50 40 30 20 10. 100 度. 一▲走. 80 1一. 数 .tx. (人)60‘. …0跳. −o”’”’p.”’一’. ,’掬、. P. 40 1一. .1一 ρブー. 一一一一r曾一}一曾曾r一●9一・一一一一. −−}一一一一一 一 ■−曹一一髄 「. へも. 園. 20 1…”””’‘一=’rf’Jr”’一;;.‘:””…’m一一一一一. ・2’/.. 「哺幽一一一一卿一酔一. 0. ./.Zr. 0. 1. 評価. 一3. 一2 一1. 人数. @. Q0−43−54−12−5. 一. 〃 \\. 2『. 奏ミー. oま3−2−1。12瀦. 30. 図3−13投評価. 図3−14走・跳・投評価. 42.

(46) 第3項調査項目の検討. 1)食べ物について 相関係数による検討 調査した11項目の食品類と体格・運動能力の相関係数を算出したものが表3−12∼14で あるが,運動能力で有意な相関がみられた項目は,全体のT7.1の緑黄色野菜, T 7.4の. 卵・肉類(負の相関),T7.11の菓子・清涼飲料水(負の相関),6年生のT7.5魚介 類であった。また,T7.2の淡色野菜, T 7.5の魚介類,2年生のT7.5の魚介類, T 7 .6の豆・豆製品,T7。8の油脂類,4年生のT7.1の緑黄色野菜, T 7.3のくだもの, T. 7.6の豆・豆製品,T7.7の乳・海草・小魚, T 7.11の菓子・清涼飲料水,6年生のT 7.7の乳・海草・小魚に有意な傾向がみられた。. 評価身長で有意な相関がみられたものは,2年生のT7.5の魚介類. T 7.7の乳・海草 ・小魚であった。また,全体のT7.2の淡色野菜, T 7.5の魚介類,2年生のT7.9の穀 物類,4年生のT7.3のくだもの, T 7.4の卵・肉類, T 7.10の芋・芋加工食品,6年. 生のT7.6の豆・豆製品の食品類に有意な傾向がみられた。. 体格では,全体と6年生のT7.7の乳・海草・小魚に有意な相関がみられた。また,全 体のT7.10の芋・芋加工食品, T 7.11の菓子・清涼飲料水,2年生のT7.3のくだも の,4年生のT7.2の淡色野菜, T 7.10の芋・芋加工食品に有意な傾向がみられた。. このように,ピアソンの相関係数からは,体格・運動能力に影響を及ぼす要因としては 学年によってばらつきがあり,多くの項目を上げることはできなかった。しかし,全体的 傾向をみた場合,栄養面からいって児童に食べさせたい食品である緑黄色野菜,魚介類,. 乳・海草・小魚やあまり摂り過ぎさせたくない卵・肉類,菓子・清涼飲料水は体格・運動 能力に有意な相関があると考えられる。. 分散分析による検討 そこで,体格・運動能力と各項目との関係をさらに検討するために二元配置分散分析の 検定を試みた。. 43.

表 3 一65評価身長の低・平均・高とクラブ参加の有無         評価身長 Nラブ参加の有無 低い型 平均型 高い型 運動クラブに入っセいない ^動クラブに入っている 95 48 S6 l1 P5 カイ2乗値=・1。77有意確率=0.41 表3−66評価身長の低・高とクラブ参加の有無         評価身長 評価身長 Nラブ参加の有無 低い型 高い型 前者のo現率 運動クラブに入っていない ^動クラブに入っている 95 11 P5 45% Q5% カイ2乗値=・ 1.75有意確率=0.18△  以上

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