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巨細胞性血管炎・高安動脈炎の全国疫学調査

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Academic year: 2021

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厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業)) 

難治性疾患の継続的な疫学データの収集・解析に関する研究(H29-難治等(難)-一般-057 )  分担研究報告書 

 

巨細胞性血管炎・高安動脈炎の全国疫学調査

 

研究代表者:中村好一(自治医科大学公衆衛生学教室) 

      研究協力者:佐伯圭吾(奈良医科大学疫学予防医学講座)

   

研究要旨:高安動脈炎と巨細胞性血管炎はともに大血管の難治性血管炎である。

我が国の高安動脈炎の有病率は明らかではなく、また巨細胞性血管炎は1998年に 全国疫学調査が実施されたものの、その後に診断法の進歩や疾患概念の変化があ るため現状は明らかではない。本研究班では、平成30年度に実施予定の全国調査 に向けて、プロトコールを作成し、対象医療機関の抽出を完了した。 

 

A.研究目的 

高安動脈炎は小児から 40 歳代の若年女性 の大動脈やその第一枝に好発する難治性血管 炎である。一方巨細胞性血管炎は従来、浅側 頭動脈炎として知られ、50歳以上の高齢者の 内・外頸動脈、椎骨動脈に好発する難治性血 管炎である。近年画像診断技術の進歩・普及 に伴い、高齢発症の大動脈炎で、巨細胞性血 管炎の診断基準には合致しないものの、臨床 的に巨細胞性血管炎と診断されるケースが増 加していると考えられている。

巨細胞性血管炎の全国疫学調査は、1998 年に厚生労働省研究班により実施されてお り、10717施設に対して、通院患者数につい ての一次調査が実施され、6835施設(回収率

63.8%)からの回答に基づいて、1 年有病率

1.47×105 と 推 定 さ れ た(Arthritis and Rheumatism 2003,49,549-8)。一方、高安動 脈炎の頻度は明らかになっていない。

高安動脈炎および巨細胞性血管炎に対して 2017年より、抗IL-6受容体モノクローナル 抗体製剤 Tocilizumab の適応拡大が承認さ れ使用できるようになった。これを契機に、

治療法や予後が大きく変わる可能性があり、

疫学調査を行う必要性が高いと考えられる。

2017年10月、難治性血管炎に関する調査研 究班(H29-31 針谷正祥班長)より高安動脈炎 および巨細胞性血管炎の全国疫学調査協力の 依頼を受け、同11月24日に第一回研究会議を 行い研究方法を決定した。本研究の目的は、

全国調査から両疾患の患者数と有病割合を明 らかにすることである。

B.研究方法

本研究は、難病の患者数と臨床疫学像把握 のための全国疫学調査マニュアル(第三版)

に従って行う(2017年厚生労働科学研究費補 助金研究班)。特定階層医療機関を日本リウ マチ学会教育施設および小児科リウマチ中核 病院とし、大学医学部付属病院 500床以上:

100%、400−499床:80%、300−399床:

40%、200−299床:20%、100−199床:10

%、99床以下:5%の層化抽出法で、合計2724 施設 3887 機関を抽出し、患者数に関する一 次調査の対象とした。

(倫理面への配慮)

本研究は人を対象とする医学系研究に関する 倫理指針を遵守して行う。

C.研究結果  D.考察

  2018年度に調査票を発送・回収し、全国の 患者数を推定する予定である。

E.結論

高安動脈炎、巨細胞性血管炎の全国調査計 画を立案した。

F.研究発表 1.論文発表  なし 2.学会発表  なし

G.知的財産権の出願・登録状況

(予定を含む)

1.特許取得:なし 2.実用新案登録:なし 3.その他:なし

参照

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