実鋼斜張橋の支持ケーブルの局部振動の応答特性
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(2) I-A070. ( 3 ) 走行荷重によるケーブルの局部振動特性. 0.15 0.10. ルの係数励振振動を調べた。本研究では車両を1自由度. 0.05. 系にモデル化し、車両の重量は 20tf、車両の振動数は. 振幅(m). 走行荷重が作用した場合の斜張橋の応答によるケーブ. 0.00 ‑0.05. 2.60Hz および車両の減衰定数を 0.03 とした。路面につ. ‑0.10. いては、路面状態が最良の場合を用いた。図−4 に示す. ‑0.15 0. ように C12 および C9 の1次固有振動数が全体系の固有 振動数と一致していることから,ケーブルに副不安定領. 20. 40. 60. 80 100 時間(sec). 120. 140. 160. 180. 図−3 鉛直正弦波加振による C20 の応答波形. 域における係数励振振動が発生していることが確認でき. 0.0025. C12. 0.0020. C9. しかし,図−5 からわかるように走行荷重による係数励 振振動においては、ケーブルの振幅が非常に小さいため に実用上には問題にならないと考えられる。. 最大振幅(m). る。また、ケーブルの振幅は桁の約3倍となっている。 C10 0.0015. C13 0.0010. (4 )地震荷重によるケーブルの局部振動特性. 0.0005. 地震荷重が作用した場合の斜張橋の応答によるケーブ. C7. C6 C18 C3 C16 C5 C15 0.6. 0.8. 1.0. 1.2. 1.4. 1.6. 1.8. 2.0. 2.2. 2.4. ケーブルの振動数(Hz). 入力地震動は平成 8 年版の道路橋示方書(耐震設計編). 図―4 走行荷重によるケーブルの最大振幅 0.003. 計算する。図−6 より,地震荷重による全てのケーブル. 0.002. に同程度の応答が生じていることがわかる。図−7 に比. 0.001. 振幅(m). に準じて,レベルⅠの地盤種別Ⅰ種の地震波形を用いて. 較的応答が大きい C20 の定着点における主桁の応答とケ. C1. 0.4. C14. C19 C20 C17 C4. C2. 0.0000. ルの係数励振振動を調べた。地震荷重の解析条件のうち. C11. C8. 0.000 ‑0.001. ーブル C20 の応答を示す。図−7 からわかるように、地. ‑0.002. 震荷重によって、ケーブルにうなりを伴う係数励振振動. ‑0.003 0. は発生していないことがわかる。. 20. 40. 60 時間(sec). 80. 100. 120. 図−5 走行荷重による C12 の応答波形. 4.まとめ. 0.20. 本研究では動的外力による実鋼斜張橋の全体振動によ に本論文によって得られた結論を示す。 (1)鉛直正弦波加振によって,ケーブルが副不安定領. 最大振幅(m). るケーブルの係数励振振動の特性を明らかにした。以下. C20. C2. C17 C7 C14 C3. C13 C9. C1 C18. C4 C16. C5. C10. C11. C8 C12. 0.10. 域における係数励振振動が発生する。係数励振振動はう なりを伴った振動波形をもっている。. C19. 0.15. C6 C15. 0.05. (2)走行荷重によって,ケーブルが副不安定領域におけ る係数励振振動が発生するが,振幅が小さいため実用上. 0.00 0.4. 0.6. には問題にならない。. 0.8. 1.0. 1.2. 1.4. 1.6. 1.8. 2.0. 2.2. 2.4. ケーブルの固有振動数(Hz). (3)地震による過渡振動の場合、係数励振振動は発生. 図−6. 地震荷重によるケーブルの最大振幅. 0.15 0.10. 参考文献. 0.05. 1)高橋,伶,中村,久保田,伊田:斜張橋の支持ケー ブ ル の 局 部 振 動 の 解 析 , 構 造 工 学 論 文 集 , Vol.46A,. 振幅(m). しない。. 0.00 -0.05 -0.10. pp.501‑510, 2000.3.. -0.15. 2)久松,神田,有吉,辻治:大島大橋(仮称)の計画 と設計,橋梁と基礎,Vol.30, No.6, pp.12-18, 1996.6.. -141-. 0. 5. 10. 15 時間(sec). 20. 25. 図−7 地震による C20 の応答波形. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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