国立公園の、すべて北部タイに属する計
つの区域
では、ツキノワグマの痕跡のみが発見された。一方で、野生生物保護区、
野生生 物保護区、 国立公園、
野生生物保 護区、
国立公園、
野生生物保 護 区、野 生 生 物 保 護 区、 国立公園、
国立公園、
野生生 物保護区、
野生生物保護区、および
国立公園に属する計
の区域では、マレーグマの痕跡のみ が発見された。これら区域のうち、半数が南部タイに位 置する。マレーグマは、北部の高地から南端にいたるまで、国中 の森林地帯に分布している。ツキノワグマは、国の北端か ら、南部の半島部分の中央部付近まで分布しており、生息 域の南端は
国立公園である。
年の聞き取り調査の結果では、マレーグマは
の第6章:タイ
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図6.2:2003〜2006年の痕跡調査に基づくタイのマレーグマ
(Ursus malayanus)生息分布
表6.1:2003〜2006年の痕跡調査および2001年の聞き取り調査に基づく、タイの保護地域におけるツキノワグマ
(Ursus thibetanus)およびマレーグマ(U. malayanus)の生息状況
野生生物保護区 聞き取り調査 痕 跡 調 査
生 息
該当保護区数 %
(n =197)
該当保護区数 %
(n =78)
54 106
64 50
マレーグマの生息を確認した地区
62 123
53 40
ツキノワグマの生息を確認した地区
不明 不明
46 36
両種共に生息を確認した地区
不明 不明
40 28
両種共に生息を確認できなかった地区
不明 不明
18 14
マレーグマのみ生息を確認した地区
不明 不明
6 5
ツキノワグマのみ生息を確認した地区
図6.1:2003〜06年の痕跡調査に基づくタイのツキノワグマ
(Ursus thibetanus)生息分布
保護区域(国立公園、
野生生物保護区)にまたがる合 計の面積の森林でみられ、一方ツキノワグマは の保護区域(国立公園、野生生物保護区)にまた がる合計
の面積の森林で確認されている。
生息数の推定
タイにおける両種のクマの生息数の推計数字は、過去に も現在にも存在しない。
()はツ キノワグマを「比較的まれである」とみなしているが、こ の推定の根拠は不確かなものと思われる。
個体群に対する脅威
商業的密猟と生息地の減少が、タイのクマに生息数の減 少と分断化をもたらしてきた(
)。 現在、売買を目的とする密猟の結果、タイの国境 線に沿って存在する野生動物市場では、驚くべきほど大量 のクマの部位の取引が実施されている(
私信)。密猟による脅威は非常に大きいと思われ るが、これらの森林地帯におけるクマ生息数の正確なデー タがないため、その脅威の程度を正確に評価しがたい。し かし、最近のいくつかの保護区域での調査結果は、定性的 ながらも年を追っての生息数の推移データを示しており、
これが密猟問題の影響評価に役立つ可能性がある。例え ば、
野生生物保護区で行われた地元の きこりへの聞き取り調査では、両種のクマの生息数は、共 に過去年間に%以上減少しており、その主原因は胆 のうを目的とした密猟と推定される(印刷 中)。
年には密猟者の取締りが行われ、ツキノワグマ
頭、マレーグマ頭、およびツキノワグマの体の部位点 が当局に押収された(国立公園・野生生物保護局犯罪統計)。 年には、ツキノワグマの前足点と後足点が逮捕 の際に押収された。ツキノワグマ頭の違法捕殺が年 に野生生物保護区で確認されている。
生息地に対する脅威
タイ北部に現存する生息地は、狭くて分断化されている ため、最大の脅威を受けている(図
)。両種のクマが、
狩猟、分断化、および少ない生息数にともなう各種の問 題を被らずにもっとも安全に生息しているのは、つの 大 き な 森 林 区 域:西 部 森 林 地 帯(
)、(
)、()、
()、および
()において
である(図
)。
クマの生息地は、農地を含むほとんどすべての植生区分 にまたがる(表
、図
)。
タイにおいて、クマを含む野生動物に対する脅威には主 に
種類がある。ࠝࠬ
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図6.3:2006年のタイにおける保護地域、森林および各種森林タイ プの分布
クマの保護上重要な5つの森林区域を示す(太線で囲った区域).
表6.2:タイにおけるツキノワグマ(Ursus thibetanus)およびマ レーグマ(U. malayanus)の生息地、および非生息地の特徴 2003〜2006年に実施した保護区における痕跡調査による.
非生息地 生息地
松林 常緑樹林
マングローブ林 乾燥常緑樹林
Beach forest 混交落葉樹林(竹林を含む)
プランテーション(チーク、ユーカリ)
丘陵常緑樹林(標高1,000m以上)
市街地 泥炭地樹林
鉱山 落葉フタバガキ林
岩山 二次林
農地 サバンナ 空地
()森林の劣化:この問題には、択伐も関係する。大資本 による伐採、製材所オーナーによる伐採、および村人に よる自給用の利用が含まれる。人口増加にともなう住宅 や家具の需要増や木炭生産の増加に影響される。
()森林の開発:都市部富裕層が利用するリゾートや別荘 地への森林の転換が、加速度的に起きている。開発業者 や投資家が地元民を雇って森林を切り払い売却する。
()森林の利用区分が不明確なこと:このために、どこ で、農業や森林産物の採集などそれぞれの土地利用をす べきか、すべきでないか混乱し議論が錯綜している。
()インフラの開発:大規模な公共インフラが、国家政策 および世界銀行やアジア開発銀行など国際開発機関主導 プログラムの協力の下に、財政的に支援され、政治的に 推進されつつある。舗装道路、ダム、送電線、国際的な 水資源分配の水路などが、主要な森林地帯およびその周 辺地域を含むタイの全地域で計画されている。これらの 開発は、森林の利用転換を促進し、商業的狩猟者の入込 みを容易にするので、総合的にみてクマや他の大型哺乳 類に対するもっとも深刻な脅威をもたらすであろう。
人間とクマの関係
地元におけるクマの呼び名
タイの言葉でクマは
である。それぞれの種は、その 特徴に応じて、身近な家畜の名をとり、マレーグマは「犬 グマ」を意味する、ツキノワグマは「水牛グマ」
を意味する
という愛称で呼ばれている。カレン 族の言葉では、マレーグマは
、ツキノワグマ は
と呼ばれる。(カレン族は、残存する森林 の大部分が位置するタイの西部国境地帯に住む民族であ る)。しかし、カレン族が森に(つまりクマに近い所に)い る時は、どちらのクマも「おじいさん」を意味する特別な 敬称
の名前で呼ぶ。
クマの民族学
タイでは、クマの胆は何十年にもわたって薬として使わ れてきた。ここ
年の間、タイでは近代医薬品の普及にと もなって伝統的なタイの医薬品の人気は衰退し、クマの胆 の需要も減った。一方、クマの前足は、健康を増進すると 信じている中国系タイ人や一部外国人が、今でも食べてい る。タイでは、生活のためのクマ猟はあまりみられない。一方で、クマの胆と前足を目的とした商業的狩猟はここ
年と比較的最近になって発達したものである。狩猟者への聞き取り調査では、種類の狩猟方法が明らかになった
(
未発表)。一つは、クマを鹿肉や豚肉などの餌 で誘き寄せ樹上で待ち伏せて撃つもの。もう一つは、雨季 に森の中での、カシの実が沢山生る場所などに、クマが集 まるのを狙って獲るものである。
タイの文化では、クマは特に何かのシンボルにはなって はいない。しかし、クマは大きくてパワフルな生き物のイ メージがあるので、タイ人は大きくて強い男をクマに例え る。
人間との軋轢
森林保護区に隣接するトウモロコシ畑や果樹園では、ク マによる農作物被害がみられる。 国立 公園および
国立公園の近隣では、雨季にな るたび、クマによるトウモロコシ畑の被害が〜件報告 される。また
国立公園の近くでも、果樹園の被害 が報告されている。しかし、これらの農作物被害は広範囲 な問題でも深刻な問題でもない。
クマの商業利用
タイではベア・ファームの存在は知られていない。しか し、クマはしばしば公立(タイ政府の動物園機構運営)動 物園、あるいは私立動物園で飼育されている(表