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クマの飼育利用と商取引

ドキュメント内 ナ津壺€晢ソス_ナクaナ・カ.ec6 (ページ 76-80)

クマの商業的利用

 年以来マレーグマはインドネシア政府によって保 護されており、クマの胆が目的でのマレーグマの飼育は行 われていない。しかし、

()は、

年の調査で

%の薬局がクマの胆やその派生 物を公然と取引していると報告した。クマの胆汁を含むで あろう製品が衛生局(

)によって承認 されており、保護下の野生動物取引に関する法について政 府がいかに無頓着であるかを示している(

)。インドネシアの動物園では、マレーグマ を見世物(ギターを弾く、自転車に乗るなど)にすること があっても、その保全や生態について普及啓発活動をほと んどしていない。

輸出入

 年代から

年代前半にかけ、インドネシアと他 のアジア諸国間のマレーグマの取引はかなり盛んだったよ うである。韓国の記録によると、〜

年の期間に 韓国だけで合計

のクマの胆汁が合法的にインドネシ アから輸入されており、また

年の期間には

のみに減少した(

)。マレーグマは

年に インドネシアで公式に保護されるようになり、年に

の加盟国になったにもかかわらずこの国際貿易は続 いていた。

動物園での繁殖

 インドネシアのほとんどすべての動物園や動物公園でマ レーグマが飼育されている。年

月時点の報告による と

つの動物園だけでの調査で

頭のマレーグマが飼育さ れていた。さらに近年、個人により不法に飼育されていた 少なくとも

頭のクマがカリマンタンとジャワの野生動 物救護センターに保護された。合法違法をあわせ、国内に は数百頭のマレーグマが飼育されていることが考えられ る。

現在の管理システム

インドネシアにおける保護の現状

 マ レ ー グ マ は イ ン ド ネ シ ア に お い て

(農務大臣発出の法令)

により正式に保護されるようになった。これは天然 資源と生態系の保全に関するインドネシア共和国法

)により補完されている。

政府の関係機関、研究者、クマの保全に関与する NGO

 マレーグマに関連する取り締まりは、森林管理局野生動 物保全部(全国レベルでは

、地方レベルでは

) の管轄だが、管理すべき領域の広さや野生動物犯罪の巧妙 さを考えると、人員がまったく足りない状態である。

 国 際 的

で あ る

、、、、、

などは、野生動物保護の活動の効果を高めるため、

森林管理局と協力して、保護区域のパトロールをするとと もに、野生動物をめぐる犯罪を起訴し、また保護動物の押 収も行っている。彼らの活動は今のところスマトラやカリ マンタンにおいて、森林管理局が積極的に野生生物保護に 取り組む牽引力となっている。

 マレーグマ研究はインドネシアではかろうじて始まった ところである。これまでのところ海外研究者によりたった

つの研究が行われてきただけであり、インドネシア人に よるものは、スマトラでのマレーグマの分布調査が学生に より開始されたところである。また、最近、

で 飼育マレーグマの繁殖の研究がボゴール農科大学(

) によって行われている。

提 言

 現在でも農園開発のための大規模な森林開発や、持続的 でない伐採が行われるなど、バランスを欠いた土地利用計 画がマレーグマ保護の主要な制約要因になっている。 ま た、野生動物犯罪に関する取り締まりもほとんどの地域で 不十分である。これらの要素は、乾季における大規模な山 火事の発生と共にマレーグマ生息地の大部分に影響してい る。

 マレーグマの保護施策の優先順位を的確に決めるため に、現在のマレーグマの分布を把握し、保護区外の相対的 密度を推定する必要がある。一般にカリマンタンやスマト ラに残存するマレーグマの生息地を保全することは重要な 集水域の保護を行うことにつながり、このことが保護区域 拡大の可能性を広げるものと期待される。

 現在のところ密猟は比較的少ないものの、今後東南アジ ア本土のクマの個体数が減少し、インドネシア産のマレー グマの需要が拡大するようであれば、密猟は重大な脅威に なりうる。インドネシアでは密猟に対する取締りがいまだ 弱く、残存しているマレーグマは格好の標的になりうる。

取締りを強化すると同時に、マレーグマの取引を把握、監 視する必要がある。マレーグマ絶滅の危険性と保全の必要 性に関する情報が増えれば、森林管理局の職員も密猟やマ レーグマの取引に対する取締りに力を入れるだろう。保護 区に関し、適切な管理はほとんどされておらず、多くの公 園で不法な居住や伐採が横行している。管理と取締りを強 化すればスマトラとカリマンタンのすべての保護区に改善 が見られるだろう。

 インドネシアではマレーグマの保全状態への関心が一般 に低く、環境教育はごく限られた場所でしか始まっていな

い。また、マレーグマを調査対象とする地元の研究者が少 ないこともマレーグマの保全に対する無関心を招いてい る。この種への興味と知識を全体的に向上させるために、

地元の学生を訓練し、カリマンタンとスマトラに生息する マレーグマを対象としたフィールドプロジェクトを自らが 担えるようにしたい。

 バリクパパンと東カリマンタンでは、マレーグマが地区 のマスコットに選ばれ(図

)、環境教育が行われ始め た。教育は重要であるが、マレーグマの継続的な生存を確 実にするためには次世代を待っているわけにいかない。と くに森林の保全、マレーグマの密猟に関して速やかに対応 する必要がある。

謝 辞

 イ ン ド ネ シ ア 科 学 局(

)からはカリマンタンのマレーグマの研究許可をい ただいた。ボゴール農科大学(

)からは

に おけるマレーグマの繁殖に関する研究許可、またこの報告 の執筆に当てる時間をいただいた。さらに、インドネシア

第10章:インドネシア

図10.2:バリクパパン州のマスコット、マレーグマのロゴ

動物公園協会(

)は インドネシアのマレーグマの血統登録帳管理者としての信 頼を筆者に寄せてくださった。お礼申し上げる。

引用文献

印刷中

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付録:マレーグマに関するその他の文献

第10章:インドネシア

(川本友香訳)

 ロシア極東地域は、ユーラシア北東部に位置する。広さ は

で、ロシア連邦の

つの地域からなる(図

)。ロシア極東地域は、東シベリア海、チュコトカ海、

東ベーリング海、オホーツク海、そして日本海によって囲 まれている。ロシア極東地域のほとんどは山岳地である が、南部地域はシホテ・アリン山地やジャグジャー(

) 山地などの標高の低い地域が優占している。カムチャツカ では、山岳の標高は

に達する。低平野には、中央カ

ムチャツカ峡谷、キリモスコイエ(

)平原とア ナディルスコイエ(

)高原が含まれる。

生物学的特徴

 春季(〜

月)には、北部地域ではヒグマは植物の生 育前にベリー(

など)を採食し、南部ではチョウセンゴヨウ(

)の実やモンゴリナラ(

)の堅果を採 食する。有蹄類も重要な食物資源である。沿岸域ではコン ブ、軟体動物、魚類、そして海獣や海鳥の死体をあさる

( )。

 夏季(〜

月)には、食物のほとんどは草本となる

)。重 要 な 食 用 植 物 と し て セ リ 科、

第 11 章 ロシアのクマ類の現状

11.1 ロシア極東地域のヒグマの生物学と保護の現状

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