Oracle HTTP Serverのモジュール 6-7
mod_jserv
このモジュールは、Oracle HTTP ServerをJServサーブレット・エンジンに接続します。ま た、HTTPリクエストをサーブレット・リクエストに変換し、クライアントにHTTPレスポ ンスを返します。
Oracle HTTP Server製品では、mod_jservはデフォルトで無効化されています。前バージョ
ンのサポート用に利用可能です。手動で有効化する必要があります。次の手順は、mod_
oprocmgrを使用して、手動モードあるいは自動モードで有効にする方法を説明しています。
用途に合ったモードの手順を使用してください。JServおよびOracle HTTP Serverのディレ クティブに関する知識があることが前提になっています。
JServ の の の の mod_oprocmgr との使用 との使用 との使用 との使用
この項では、JServ用のOracleのデフォルト・モードを使用可能にする方法を説明します。
このモードは、プロセス管理機能およびロード・バランシング機能を複数のJVMに対して 実行できるようにする場合に使用します。ApJServManualディレクティブには新規モード
'auto'があり、このモードを使うとJServをOracleモジュールmod_oprocmgrとともに使用
できます。jserv.confファイルには、mod_jservおよびmod_oprocmgr用の
LoadModuleディレクティブが格納されています。
JServをmod_oprocmgrとともに使用可能にするには、次のステップを実行します。
1. 次の場所にあるjserv.confファイルのIncludeディレクティブのコメントを解除しま す。
$ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf(UNIXの場合)
#include "/ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf"
%ORACLE_HOME%¥Apache¥Apache¥conf¥httpd.conf(Windowsの場合)
#include "C:¥ORACLE_HOME¥Apache¥Jserv¥conf¥jserv.conf"
2. 必要に応じて、ファイル内にディレクティブを構成します。
$ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf(UNIXの場合)
%ORACLE_HOME%¥Apache¥Jserv¥conf¥jserv.conf(Windowsの場合)
3. 必要に応じて、ファイル内にディレクティブを構成します。
$ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.properties(UNIXの場合)
%ORACLE_HOME%¥Apache¥Jserv¥conf¥jserv.properties(Windowsの場合)
4. 必要に応じて、ファイル内にディレクティブを構成します。
$ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/zone.properties(UNIXの場合)
%ORACLE_HOME%¥Apache¥Jserv¥conf¥zone.properties(Windowsの場合)
mod_jserv
5. Enterprise Manager Web Siteを使用して、JServを構成します。
a. Enterprise Manager Web Siteのインスタンス・ホームページにナビゲートします。
「管理」セクションまでスクロールします。
b. 「コンポーネントの構成コンポーネントの構成コンポーネントの構成コンポーネントの構成」を選択します。「コンポーネントの構成」ページが開きま す。
c. 「コンポーネント」ドロップダウン・メニューで「JServ」を選択し、ias_admin パスワードを入力して、「「「「OK」」」」をクリックします。
6. Oracle HTTP Serverを再起動します。
JServ の自動モードでの使用 の自動モードでの使用 の自動モードでの使用 の自動モードでの使用
この項では、JServを自動モードで使用可能にする方法を説明します。このモードは、JVM を1つしか必要としない場合に使用します。このモードではApJServManualディレクティ
ブが'off'に設定され、mod_jservモジュールが起動してJVMを監視します。Oracle HTTP
Serverを再起動または停止すると、mod_jservによってJVMが再起動または停止されます。
JServを自動モードで使用可能にするには、次のステップを実行します。
1. 次の場所にあるjserv.confファイルのIncludeディレクティブのコメントを解除します。
$ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf(UNIXの場合)
#include "/ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf"
%ORACLE_HOME%¥Apache¥Apache¥conf¥httpd.conf(Windowsの場合)
#include "C:¥ORACLE_HOME¥Apache¥Jserv¥conf¥jserv.conf"
2. 必要に応じて、ファイル内にApJServManualディレクティブを構成します。
$ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf(UNIXの場合)
%ORACLE_HOME%¥Apache¥Jserv¥conf¥jserv.conf(Windowsの場合)
ApJServManual off
3. 必要に応じて、jserv.conf内に他のディレクティブを構成します。
4. ファイル内にポート・ディレクティブを設定します。
mod_jserv
Oracle HTTP Serverのモジュール 6-9 5. 必要に応じて、ファイル内にディレクティブを構成します。
$ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/zone.properties(UNIXの場合)
%ORACLE_HOME%¥Apache¥Jserv¥conf¥zone.properties(Windowsの場合)
6. Enterprise Manager Web Siteを使用して、JServを構成します。
a. Enterprise Manager Web Siteのインスタンス・ホームページにナビゲートします。
「管理」セクションまでスクロールします。
b. 「コンポーネントの構成コンポーネントの構成コンポーネントの構成コンポーネントの構成」を選択します。「コンポーネントの構成」ページが開きま す。
c. 「コンポーネント」ドロップダウン・メニューで「JServ」を選択し、ias_admin パスワードを入力して、「「「「OK」」」」をクリックします。
7. Oracle HTTP Serverを再起動します。
JServ の手動モードでの使用 の手動モードでの使用 の手動モードでの使用 の手動モードでの使用
この項では、JServを手動モードで使用可能にする方法を説明します。このモードは、複数 のJVMを実行する必要がある場合に使用します。このモードではApJServManualディレク ティブが'on'に設定され、JVMを手動で停止および起動する必要があります。JVMを監視 するには、外部監視機能を使用する必要があります。
JServを手動モードで使用可能にするには、次のステップを実行します。
1. 次のファイル内にあるjserv.confファイルのIncludeディレクティブのコメントを解除 します。
$ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf(UNIXの場合)
#include "/ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf"
%ORACLE_HOME%¥Apache¥Apache¥conf¥httpd.conf(Windowsの場合)
#include "C:¥ORACLE_HOME¥Apache¥Jserv¥conf¥jserv.conf"
2. ファイル内にApJServManualディレクティブを構成します。
$ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf(UNIXの場合)
%ORACLE_HOME%¥Apache¥Jserv¥conf¥jserv.conf(Windowsの場合)
ApJServManual on
3. 必要に応じて、jserv.conf内に他のディレクティブを構成します。
mod_jserv
4. ファイル内にディレクティブを構成します。
$ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.properties(UNIXの場合)
%ORACLE_HOME%¥Apache¥Jserv¥conf¥jserv.properties(Windowsの場合)
5. ファイル内にディレクティブを構成します。
$ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/zone.properties(UNIXの場合)
%ORACLE_HOME%¥Apache¥Jserv¥conf¥zone.properties(Windowsの場合)
6. JVMの起動前または起動中に、Javaインタプリタに渡す引数およびJVMに渡すクラス パスを設定します(jserv.propertiesファイル内でwrapper.bin.parameters およびwrapper.classpathによって指定されたもの)。
7. Enterprise Manager Web Siteを使用して、JServを構成します。
a. Enterprise Manager Web Siteのインスタンス・ホームページにナビゲートします。
「管理」セクションまでスクロールします。
b. 「コンポーネントの構成コンポーネントの構成コンポーネントの構成コンポーネントの構成」を選択します。「コンポーネントの構成」ページが開きま す。
c. 「コンポーネント」ドロップダウン・メニューで「JServ」を選択し、ias_admin パスワードを入力して、「「「「OK」」」」をクリックします。
8. Oracle HTTP Serverを再起動します。
JServ および および および および OC4J の同時使用 の同時使用 の同時使用 の同時使用
この項ではmod_rewriteを使用して、いくつかのアプリケーションをJServ上で、その他の アプリケーションをOC4J上で実行できるようにする方法を説明します。
JServおよびOracle9iAS Containers for J2EE(OC4J)を共存できるようにするには、次の構
成ステップを実行します。インストール・タイプが「PortalおよびWireless」の場合、この ステップは重要です。PortalはOC4Jに依存するからです。
注意注意
注意注意: スクリプトは、JServを起動および停止するために、$ORACLE_
HOME/Apache/Apache/binディレクトリ内に提供されています。その 中には、引数およびクラスパスを設定するコマンドも含まれています。
mod_jserv
Oracle HTTP Serverのモジュール 6-11 a. 次のファイルを編集します。
$ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf(UNIXの場合)
%ORACLE_HOME%¥Apache¥Apache¥conf¥httpd.conf(Windowsの場合)
次のディレクティブが存在してアクティブであること(コメントを解除されている こと)を確認してください。
LoadModule rewrite_module libexec/mod_rewrite.so AddModule mod_rewrite.c
RewriteEngine on
b. 次のファイルを編集します。
$ORACLE_HOME/Apache/jsp/conf/ojsp.conf(UNIXの場合)
%ORACLE_HOME%¥Apache¥jsp¥conf¥ojsp.conf(Windowsの場合)
次のディレクティブを追加してください。
RewriteRule /application1/(.*)/(.*)Žjsp$ /application1/$1/$2.jsp1 ApJServAction .jsp1 /servlets/oracle.jsp.JspServlet
c. 次のディレクティブを削除します。
ApJServAction .jsp /servlets/oracle.jsp.JspServlet d. 次のファイルを編集します。
$ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf(UNIXの場合)
%ORACLE_HOME%¥Apache¥Jserv¥conf¥jserv.conf(Windowsの場合)
JSPリクエストを処理するJVMにサーブレットをマウントします。ApJServMount ディレクティブまたはApJServGroupMountディレクティブを使用します(使用す るディレクティブは、JServプロセルの起動方法によって異なります)。
2. Enterprise Manager Web Siteを使用して、JServを構成します。
a. Enterprise Manager Web Siteのインスタンス・ホームページにナビゲートします。
「管理」セクションまでスクロールします。
b. 「コンポーネントの構成」を選択します。「コンポーネントの構成」ページが開きま す。
c. 「コンポーネント」ドロップダウン・メニューで「JServ」を選択し、ias_adminパ スワードを入力して、「OK」をクリックします。
3. Oracle HTTP Serverを再起動します。
関連項目 関連項目 関連項目
関連項目: Apache Serverマニュアルの「JServ」