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適用対象 適用対象 適用対象

適用対象: Portalドライバとその他のシステム(ファイル・システム以外)へのアクセス

必須 必須 必須

必須/オプションオプションオプションオプション: 必須 値

値 値

値:(文字列)

デフォルト デフォルト デフォルト

デフォルト:(なし)

ORAUserパラメータでは、ORAServiceパラメータで指定したサービスへの接続時に使用 するデータベース・ユーザー(スキーマ)を指定します。

このユーザーには、次の権限が付与されている必要があります。

CONNECT

RESOURCE

CREATE TABLESPACE

DROP TABLESPACE

CREATE ANY TRIGGER

WebDAVセキュリティに関する考慮事項

その他の注意事項 その他の注意事項 その他の注意事項 その他の注意事項

すべてのOraDAVパラメータは、Oracle HTTP ServerからORAPackageNameパッケージ

内のルーチンに、contextパラメータの一部として渡されます。

Oracle HTTP Serverでは、キーは大文字(ORAUSERなど)ですが、値は小文字(scottな

ど)です。

WebDAV セキュリティに関する考慮事項 セキュリティに関する考慮事項 セキュリティに関する考慮事項 セキュリティに関する考慮事項

WebDAVでは読取り/書込み機能が有効化されるため、インターネット・ユーザーはWeb

サイトやOracleデータベースへの書込みを実行できます。この場合、ユーザーがWebサー

バー・システム上で実行できる不適切なファイル(トロイの木馬)を置けないようにするこ とが重要です。WebDAV構成で認証が適切に設定されていない場合、ファイル・システム から不適切なファイルが実行される可能性があります(これらのコンテンツは中間層では実 行できないため、この問題はOracleデータベースのコンテンツには当てはまりません)。

HTTPプロトコルは、静的ファイルと実行可能ファイルを区別せずにGETリクエストを発 行します。Oracle HTTP Serverでは、ファイルは位置または拡張子に基づいて実行されま す。たとえば、シェル・スクリプト(通常はファイル拡張子なし)は、cgi-binディレク トリにある場合は実行されますが、htdocsディレクトリにある場合は静的テキスト・ファ イルとして取得されます。一方、.jsp拡張子が付いたJavaServer Pagesは、通常は位置に 関係なく実行されます。ただし、デフォルトでは、mod_oradavは、WebDAVが使用可能 なディレクトリでは、.jspまたは.sqljspファイルを実行できないようにします。この2 つの拡張子のどちらかが付いているファイルの場合、mod_oradavはファイルを実行しよう

とするOracle HTTP Serverのロジックをバイパスし、内容を直接読み込みます。これらの

拡張子が付いているファイルは、textまたはplainのMIMEタイプの編集可能ファイル として取得されます。ORAGetSourceパラメータを使用すると、これらのファイルが実行 されることはなく、常にtextまたはplainとして取得されるファイル・タイプのリスト に追加できます。

ファイルの実行を制限する方法の1つは、<Location>ディレクティブにApacheの ForceTypeディレクティブを使用することです。これにより、特定の位置にあるすべての コンテンツがtextまたはplainとして取得されます。ただし、この単純で広範囲におよ ぶアプローチは要件を満たさない場合が多く、実際に使用するMIMEタイプ(.gifファイ ルなど)に関連した標準的な動作が必要になります。

ファイル・システム上のコンテンツに伴うこのようなセキュリティ上の問題の処理方法を決 定するには、そのコンテンツにどのようなタイプのWebDAVユーザーがアクセスするかを

OraDAVのパフォーマンスに関する考慮事項

mod_oradavの構成と使用 7-15

Oracle HTTP Serverでサポートされている、標準のBasicまたはDigest認証および認可メカ

ニズムを適用してください。これは、提供されるmoddav.confファイル内のデフォルト位 置(dav_public)に適用する必要があります。これにより、システムをリモート記憶域と して使用できるユーザーが限定され、権限のないユーザーがディスクをいっぱいにするのを 防止できます。Webサイトの作成者には、常にOracle HTTP Serverの認証および認可を適 用する必要があります。

また、Web作成者が(適切に認証され認可された後に).jspまたは他の実行可能ファイル を編集し、実行方法を調べられるように、実行コンテキストと編集コンテキストも提供する 必要があります。そのためには、実行コンテキストに関連付けられたディレクトリの別名を 作成し、別名を作成した位置でDAVを使用できるようにします。たとえば、URLで cgi-binディレクトリが指定されている場合

(http://www.acme.com/cgi-bin/printenvなど)はスクリプトを実行でき、URLで 別名edit-cgi-binが指定されている場合

(http://www.acme.com/cgi-bin/printenvなど)はスクリプトを編集できるようにす る場合を考えます。これは次の構成ファイル・エントリによって可能になります。ここで は、cgi-binディレクトリの内容の編集コンテキストとしてedit-cgi-binが設定されて います。

Alias /edit-cgi-bin /usr/local/apache/cgi-bin

<Location /edit-cgi-bin>

DAV On

ForceType text/plain

</Location>

OraDAV のパフォーマンスに関する考慮事項 のパフォーマンスに関する考慮事項 のパフォーマンスに関する考慮事項 のパフォーマンスに関する考慮事項

この項では、各種操作のパフォーマンスの最適化に役立つ情報について説明します。この項 の内容は、次のとおりです。

ディスク・キャッシュとOraDAVの併用

WebDAVアクティビティ用のWeb Cacheのバイパス

ブラウズ・アクティビティ用のWeb Cacheの使用

ディスク・キャッシュと ディスク・キャッシュと ディスク・キャッシュと

ディスク・キャッシュと OraDAV の併用 の併用 の併用 の併用

Oracle9iASでは、Oracleデータベースから取得されるデータに、ローカル・ファイル・シ

ステムのディスク・キャッシュを使用できます。ディスク・キャッシュは、アクセス頻度の 高いデータベース・データに対するHTTPのGET操作のパフォーマンスを改善するために 設計されています。データベースからのデータがリクエストされると、そのデータが取得さ れ、ローカル・ファイル・システムのディスク・キャッシュにも格納されます。それ以降に 同じデータに対するリクエストがあり、データがまだディスク・キャッシュに残っている場

合、Oracle9iASではデータベース内のデータに変更があったかどうかが(etag値を検査す

OraDAVのパフォーマンスに関する考慮事項

ることで)チェックされ、データに変更がない場合はキャッシュから取得されます。ファイ ルが極端に小さくないかぎり、この方がデータベースから取得するよりも効率的です。

ディスク・キャッシュによるパフォーマンスの改善度は、中型から大型のファイル(約 50KB以上)の場合に最大となります。きわめて小型のファイルの場合は、ディスク・

キャッシュを使用するとパフォーマンスが低下することがあります。たとえば、ファイル・

サイズがわずか24バイトのmyfile.datファイルに対するリクエストが行われた場合、そ のファイルをデータベースからローカル・システムにコピーする所要時間は、データベース にアクセスしてファイルの変更の有無をチェックする場合に比べてはるかに短くなります。

ディスク・キャッシュを使用しない場合、ファイルの変更の有無がデータベースでチェック されることはなく、常にファイルがデータベースからコピーされます。

次の複数のOraDAVパラメータを設定して、OraDAV操作用にディスク・キャッシュを制 御できます。

ORACacheDirectory

ORACacheTotalSize

ORACacheMaxResourceSize

ORACachePrunePercent

ORACacheDirectoryを指定すると、OraDAV操作用のディスク・キャッシュが有効化され ます。また、この場合は、ORACacheTotalSize値も指定する必要があります。

ORACacheMaxResourceSize値とORACachePrunePercent値も指定できます。

ORACacheDirectoryを指定しないと、OraDAV操作用のディスク・キャッシュは有効化さ れず、他のディスク・キャッシュ関連のパラメータが有効になりません。

各パラメータのリファレンス情報は、7-6ページの「OraDAVの構成パラメータ」を参照し てください。

WebDAV アクティビティ用の アクティビティ用の アクティビティ用の アクティビティ用の Web Cache のバイパス のバイパス のバイパス のバイパス

Oracle9iAS Web Cacheは、Webサーバー・システム上のデータに対するクライアントの読

取り専用操作など、ほとんどのWebアクティビティのパフォーマンスを拡張する機能です。

ただし、Web CacheはOraDAV操作をキャッシュしません(読取り/書込み機能用に設計

されています)。したがって、パフォーマンスを改善するために、WebDAVクライアントを

Oracle HTTP Serverに直接接続できます。

WebDAVクライアント用にWeb Cacheをバイパスするには、新規のリスニング・ポートを

使用上の注意

mod_oradavの構成と使用 7-17 たとえば、ポート番号7900を選択し、moddav.confファイルに次の行を追加した場合の 例を示します。

Listen 7900

<VirtualHost _default_:7900>

</VirtualHost>

WebDAVクライアントはポート7900に直接接続し、パフォーマンスが改善されます。

ブラウズ・アクティビティ用の ブラウズ・アクティビティ用の ブラウズ・アクティビティ用の

ブラウズ・アクティビティ用の Web Cache の使用 の使用 の使用 の使用

WebDAVクライアントが常にWeb Cacheをバイパスする場合(7-16ページの「WebDAV

アクティビティ用のWeb Cacheのバイパス」を参照)、Web CacheをWebブラウザなどの 読取り専用クライアント用にチューニングできます。そのためには、httpd.confファイル

でOraDAVが使用可能なロケーションにDAVOraWebCacheReadOnlyをOnに設定します。

次に例を示します。

<Location /dav_public>

DAV On

DAVOraWebCacheReadOnly On

</Location>

この設定により、WebDAVクライアントはWeb Cacheを使用できなくなるため、失効ド キュメントが編集対象として取得される可能性がなくなります(つまり、ドキュメントの キャッシュ・バージョンには、最近行われた編集内容が反映されません)。ただし、この設 定では、ブラウザや他のクライアントによるWeb Cacheへの読取り専用アクティビティは 許可されます。

使用上の注意 使用上の注意 使用上の注意 使用上の注意

この項では、mod_oradavに関連する使用上の注意について説明します。DAVパラメータ に関連するほとんどの資料を含め、一部の情報はGreg Stein(gstein@lyra.org)著の資 料から抜粋または採用されています。この資料は次のURLで入手できます。

http://www.webdav.org/mod_dav/install.html