コレクション・バインド内の要素数のバインド中に使用する丸めサイズを指定します。
PL/SQL文の実行中は、Oracleデータベースにより共有SQL領域内でPL/SQL文のキャッ
シュがメンテナンスされ、同じ文が再び実行される場合はキャッシュされた文が再利用され
ます。Oracleの一致条件では、文のテキストが同一で、バインド変数のデータ型が一致する
必要があります。文字列の型が一致するには正確なバイト・サイズを指定する必要があり、
コレクション・バインドの場合もコレクション内の要素数が重要になります。mod_plsqlで は文が動的にバインドされるため、共有キャッシュのヒット率は低く、ほぼ重複する値で いっぱいになって、共有領域でラッチの競合が発生する傾向があります。このパラメータで は、バインド幅を最も近いレベルにバケット化して、このような影響を軽減します。
すべての数値は昇順で指定する必要があります。最後に指定したサイズに続くバケット・サ イズは、最後のサイズの2倍とみなされます。
最後のバケット幅は4000以下にする必要があります。これは、配列のバインド幅を4000以 下にするというOCIの制限によるものです。
構文:
PlsqlBindBucketWidths number multiline デフォルト:
32,128,1450,2048,4000 例:
PlsqlBindBucketWidths 40 PlsqlBindBucketWidths 400 PlsqlBindBucketWidths 2000 注意:
■ このパラメータが関連するのは、配列パラメータを伴うプロシージャを使用し、可変個 のパラメータをプロシージャに渡す場合のみです。
■ ほとんどのPL/SQLアプリケーションの場合は、デフォルトで十分です。
■ このパラメータの変更が必要かどうかを調べるには、SQL領域内でSQL文のバージョン 番号をチェックします。
■ 問題を軽減するために、パラメータの受渡しを柔軟にすることを考慮してください。
■ Oracle9iAS リリース1では、このパラメータはbind_bucket_widthsと呼ばれていま
した。
mod_plsql
PlsqlAlwaysDescribeProcedure
mod_plsqlでプロシージャを実行前に記述する必要があるかどうかを指定します。このディ
レクティブをOnに設定すると、mod_plsqlでは常にプロシージャが起動前に記述されます。
それ以外の場合は、内部的な経験則によりパラメータの型が不正に解析された場合にのみ、
プロシージャが記述されます。
構文:
PlsqlAlwaysDescribeProcedure On/Off デフォルト: Off
例:
PlsqlAlwaysDescribeProcedure Off 注意:
■ パフォーマンス上の理由で、デバッグ時以外は、このパラメータをOffに設定する必要 があります。
■ Oracle9iAS リリース1では、このパラメータはalways_descと呼ばれていました。
PlsqlIdleSessionCleanupInterval
アイドル・セッションがクローズされてクリーン・アップされてからの期間を指定します。
このディレクティブは、mod_plsql内でデータベース接続とセッションの接続プーリングと ともに使用されます。セッションが指定の期間使用されないと、そのセッションはクローズ されて解放されます。これは、使用されていないセッションをクリーン・アップし、データ ベース側でメモリーを解放できるようにするためです。
構文:
PlsqlIdleSessionCleanupInterval number デフォルト: 15分
例:
PlsqlIdleSessionCleanupInterval 10 注意:
mod_plsql
Oracle HTTP Serverのモジュール 6-53
■ オープン・データベース・セッション数が重要でない場合は、最大のパフォーマンスが 得られるように、このパラメータの値を大きくできます。その場合、アクセス頻度が高 く、セッションがクリーン・アップ間隔に指定した期間だけアイドル状態になることが ないサイトについては、プーリングされたデータベース・セッションが定期的にリサイ クルされるように、PlsqlMaxRequestsPerSessionパラメータを調整できます。
サンプル サンプル サンプル サンプル DAD
この項では、Oracle9iASアプリケーションで使用されているDADの例を示します。
Portal 9.0.2 DAD
<Location /pls/portal>
SetHandler pls_handler Order deny,allow AllowOverride None
PlsqlDatabaseUsername portal PlsqlDatabasePassword portal PlsqlDatabaseConnectString host:port:sid PlsqlDefaultPage portal.home
PlsqlDocumentTablename portal.wwdoc_document PlsqlDocumentPath docs
PlsqlDocumentProcedure portal.wwdoc_process.process_download PlsqlAuthenticationMode SingleSignOn
PlsqlPathAlias url
PlsqlPathAliasProcedure portal.wwpth_api_alias.process_download PlsqlSessionCookieName portal
</Location>
Single Sign-On Server インスタンスの インスタンスの インスタンスの インスタンスの DAD
<Location /pls/orasso>
SetHandler pls_handler Order deny,allow AllowOverride None
PlsqlDatabaseUsername orasso PlsqlDatabasePassword orasso PlsqlDatabaseConnectString host:port:sid PlsqlDefaultPage orasso.home
PlsqlDocumentTablename orasso.wwdoc_document PlsqlDocumentPath docs
PlsqlDocumentProcedure orasso.wwdoc_process.process_download PlsqlAuthenticationMode SingleSignOn
PlsqlPathAlias url
PlsqlPathAliasProcedure orasso.wwpth_api_alias.process_download PlsqlSessionCookieName orasso
</Location>
mod_plsql
Portal 3.0.x DAD
<Location /pls/portal30>
SetHandler pls_handler Order deny,allow AllowOverride None
PlsqlDatabaseUsername portal30 PlsqlDatabasePassword portal30 PlsqlDatabaseConnectString host:port:sid PlsqlDefaultPage portal30.home
PlsqlDocumentTablename portal30.wwdoc_document PlsqlDocumentPath docs
PlsqlDocumentProcedure portal30.wwdoc_process.process_download PlsqlAuthenticationMode SingleSignOn
PlsqlPathAlias url
PlsqlPathAliasProcedure portal30.wwpth_api_alias.process_download PlsqlSessionCookieName portal30
PlsqlCompatibilityMode 1
</Location>