OmniPortletは最も用途の広いポートレットの1つであり、様々なレイアウトを使用して様々
なデータソースからデータを公開できます。この手順では、Webサービスに基づいた気象ポー トレットを構築します。
注意 注意 注意
注意: ファイアウォールの内側で作業している場合、気象Webサービスへの アクセスには追加構成がいくつか必要です。特に、HTTPプロキシの詳細を Omniportletプロデューサのprovider.xmlファイルの<proxyInfo>タグに 追加する必要があります。このファイルは次の場所にあります。
JDEV_HOME¥jdev¥extensions¥oracle.adfp.seededoc4j.10.1.3.2.¥
j2ee¥home¥applications¥portalTools¥omniPortlet¥WEB-INF¥
providers¥omniPortlet
provider.xmlファイルに変更を加えた場合、ポートレット・プロデューサ
をWebCenterアプリケーション側でリフレッシュする必要があります。プロ
キシの詳細を更新し、ポートレット・プロデューサをリフレッシュするには、
次の手順を実行します。
1. WebCenterアプリケーション(コンシューマ)を停止します。
2. provider.xmlファイルを更新し、変更内容を保存します。
3. Oracle JDeveloperで、ポートレット・プロデューサをWebCenterアプリ ケーション(コンシューマ)側でリフレッシュします。
4. WebCenterアプリケーションを再デプロイします。
詳細は、『Oracle WebCenter Framework開発者ガイド』のファイアウォール
の外側のデータにアクセスするためのOmniPortletプロデューサの構成に関
手順5: Webサービスを使用するOmniPortletの構築
1. ブラウザで、MyWeather.jspxを表示します。アプリケーション・ナビゲータで、
「
「「
「MyWeather.jspx」」」」を右クリックし、「実行」「実行」「実行」を選択します。「実行」
2. ブラウザで「定義」「定義」「定義」「定義」リンクをクリックして、OmniPortletウィザードを起動します。
3. 「「Web「「 サービス」サービス」サービス」サービス」を選択し、「次へ」「次へ」「次へ」「次へ」をクリックします。
このチュートリアルの完了後、スプレットシート(文字区切りの値)やXML、既存のWeb ページからのアプリケーション・データといった他のデータソースをOmniPortletで使用 する方法を学ぶこともできます。これらのオプションについてはすべて、『Oracle
WebCenter Framework開発者ガイド』で説明されています。
4. 次の場所にあるOracle Technology Networkから利用可能な、デモ用の気象Webサービス のWSDL URLを入力します。
http://webservices.oracle.com/WeatherWS/WeatherWS?WSDL
このWebサービスは1つのメソッド(WeatherWS.giveMeSomeWeatherInfo)を持ち、
1つのパラメータ(param0)を受け入れます。param0を介して有効なUS ZIPコードを 渡すと、Webサービスは、指定された地域の気象情報を返します。
注意注意
注意注意: このWebサービスは、実際の気象情報を返しません。デモ目的でのみ使用できま す。
5. このメソッド・パラメータにアクセスするには、「メソッドを表示」「メソッドを表示」「メソッドを表示」をクリックします。「メソッドを表示」
「param0」というラベルの付いたパラメータがページに表示されます。
6. 「param0」パラメータ・フィールドに##Param1##を入力します。
これによって、WebサービスがOmniportletパラメータParam1からの値を受け入れるよ うに設定されます。後で、ポートレット・パラメータParam1を、
ParameterFormPortlet1_1_ora_wsrp_navigparam_Parameter1という名前のペー ジ変数にマップします(「手順6: 両ポートレットの構成」を参照)。
7. 「ポートレット・パラメータ」で、「Param1」にデフォルト値を設定します。94065を入力 します。
これによって、WebサービスがデフォルトでZIPコード94065(カリフォルニア州レッド ウッド市)の気象情報を返すように設定されます。
8. 「次へ」「次へ」をクリックします。フィルタ・オプションを設定する必要はないので、再度「次「次へ」「次へ」 「次「次「次 へ」
へ」
へ」
へ」をクリックします。
9. 「表示」ページで、表6-1に示す値を入力します。
表 表 表
表6-1 OmniPortletの「表示」ページの設定の「表示」ページの設定の「表示」ページの設定の「表示」ページの設定 設定
設定 設定
設定 値値値値
タイトル ポートレットのタイトルとしてWeather Forecastを入力します。
ヘッダー・テキスト ポートレット・ヘッダーにParam1(現在のZIPコード)の現在値を表 示します。次のように入力します。
For ZIP Code ##Param1##
手順5: Webサービスを使用するOmniPortletの構築
10.「次へ」「次へ」をクリックし、気象データの列ラベル、列および表示形式のプロパティを指定しま「次へ」「次へ」
す(表6-2を参照)。
11.「終了」「終了」をクリックして、レッドウッド市の気象情報を表示します。ブラウザに、両方の「終了」「終了」
ポートレットが表示されます(図6-19)。
図図
図図6-19 気象気象気象気象Webサービスを表示するサービスを表示するサービスを表示するサービスを表示するOmniPortlet
Omniportletでは、ZIPコードが94065であるカリフォルニア州レッドウッド市の気象予報が表
示されます。このデータを提供するWebサービスは、有効なUI ZIPコードが渡されれば、他 の地域の気象情報を返すこともできます。次の手順では、この2つのポートレットをリンクし、
表表
表表6-2 気象予報ポートレットの列プロパティ気象予報ポートレットの列プロパティ気象予報ポートレットの列プロパティ気象予報ポートレットの列プロパティ 名前
名前 名前
名前 列ラベル列ラベル列ラベル列ラベル 列列列列 表示形式表示形式表示形式表示形式
Field1 Day dayOfWeek テキスト
Field2 Hi hiTemp テキスト
Field3 Lo lowTemp テキスト
Field4 Sky sky テキスト
Field5 (空白) img イメージ