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VMware 仮想マシン全体のリストア

ドキュメント内 Veritas NetBackup™ for VMware 管理者ガイド (ページ 183-200)

このトピックでは、NetBackup for VMware を使ってバックアップされた VMware 仮想マ シンをリストアする方法について説明します。

第 10 章 仮想マシンのリストア 183 VMware 仮想マシン全体のリストア

仮想マシン全体をリストアするには

1 NetBackup 管理コンソールで、[バックアップ、アーカイブおよびリストア (Backup,

Archive, and Restore)]をクリックします。

2 [処理 (Actions)]、[NetBackup マシンおよびポリシー形式の指定 (Specify NetBackup Machines and Policy Type)]の順にクリックします。

3 次の項目を指定します。

バックアップを実行した NetBackup マスターサーバー バックアップおよびリス

トアに使用するサー バー (Server to use for backups and restores)

バックアップされた VMware 仮想マシン。

仮想マシンを検索または参照するには、[VM クライアントの検索 (Search VM Clients)]をクリックします。このオプションを使って大規 模な、マルチ階層の仮想環境内にある仮想マシンを検出します。

p.240 の 「リストアする仮想マシンの参照と検索」 を参照してください。

または、ポリシーの[VMware]タブの[プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]オプション用に選択した名前の種類を入力します。

たとえば、[プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]オプショ ンが VM のホスト名に設定されたら、仮想マシンのホスト名を入力し てください。

リストアのソースクライ アント (Source client for restores)

このフィールドは無視されます。リストアの宛先は後述の手順で説明 されているように異なる画面で指定されます。

リストアの宛先クライア ント (Destination client for restores)

バックアップを作成したポリシーの形式(VMware)。

リストアのポリシー形式

4 [OK]をクリックします。

5 [リストア形式 (Restore Type)]で[仮想マシンのバックアップ (Virtual Machine Backups)]を選択します。

6 [開始日 (Start date)]と[終了日 (End date)]アイコンを使って、バックアップが行わ れた日付範囲を選択します。

第 10 章 仮想マシンのリストア 184 VMware 仮想マシン全体のリストア

7 [ディレクトリ構造 (Directory Structure)]で、リストアするバックアップをクリックしま す。

8 [リストア (Restore)]をクリックします。

現れるダイアログボックスの種類は vCloud のバックアップが有効かどうかによって 変わります。

p.186 の 「[仮想マシンのリカバリ (Virtual Machine Recovery)]ダイアログボックス (元の場所へ のリストア)」 を参照してください。

p.193 の 「[仮想マシンのリカバリ (Virtual Machine Recovery)]ダイアログボックス (代替場所へ のリストア)」 を参照してください。

vSphere (vCloud ではな い)

p.283 の 「vCloud Director の[仮想マシンのリカバリ (Virtual machine recovery)]ダイアログボッ クス」 を参照してください。

vCloud

p.202 の 「VMware 仮想マシンディスクのリストアについて」 を参照してください。

第 10 章 仮想マシンのリストア 185 VMware 仮想マシン全体のリストア

p.230 の 「個々のファイルのリストアについて 個々の VMware ファイルのリストアについ て 」 を参照してください。

[仮想マシンのリカバリ (Virtual Machine Recovery) ]ダイアログボック ス (元の場所へのリストア)

このトピックは NetBackup for VMware に適用されます。これは元の場所に VMware 仮 想マシンをリストアする方法について説明します。

次のトピックはオリジナルの場所に仮想マシンをリストアするためのバックアップ、アーカ イブ、リストア画面を説明します。これらの画面は vCloud Director には適用されません。

p.283 の 「vCloud Director の[仮想マシンのリカバリ (Virtual machine recovery)]ダイア ログボックス」 を参照してください。

p.186 の 「[リカバリ先 (Recovery Destination)]ダイアログボックス」 を参照してください。

p.187 の 「[リカバリオプション (Recovery Options)]ダイアログボックス」 を参照してくださ い。

p.188 の 「[仮想マシンオプション (Virtual Machine Options )]ダイアログボックス」 を参 照してください。

p.191 の 「[リカバリの実行 (Perform Recovery)]ダイアログボックス」 を参照してください。

[リカバリ先 (Recovery Destination) ]ダイアログボックス

このトピックは NetBackup for VMware に適用されます。VMware 仮想マシンをリストア する方法について説明します。

仮想マシンのリカバリの宛先形式 (元の場所または代替場所) を選択できます。

このダイアログには、次の情報が含まれます。

バックアップされたときの仮想マシンの元の設定 (Original settings of the virtual machine at backup)

バックアップ時の仮想マシンの構成を示します。

仮想マシンを元の場所にリストアする場合、これらの構成設定が使用され、変更する ことはできません。

代替の場所 (元の場所以外) にリストアする場合は、[次へ (Next)]をクリックした後に これらの設定を変更できます。

仮想マシンのリカバリ先 (Recover virtual machine to)

[元の場所 (Original location)]または[代替場所 (Alternate location)]を選択しま す。

元の場所にリストアする場合:

p.187 の 「[リカバリオプション (Recovery Options)]ダイアログボックス」 を参照してくださ い。

第 10 章 仮想マシンのリストア 186 VMware 仮想マシン全体のリストア

代替場所へのリストア対象:

p.183 の 「VMware 仮想マシン全体のリストア 」 を参照してください。

[リカバリオプション (Recovery Options) ]ダイアログボックス

このトピックは NetBackup for VMware に適用されます。VMware 仮想マシンをリストア する方法について説明します。

次のように、リカバリホストおよびトランスポートモードを選択します。

宛先の設定

バックアップ時の仮想マシンの構成を示します。これらの設定は、仮想マシンのリスト ア時に仮想マシンに適用されます。

メモ: この情報は vSphere に対するリカバリのみのために含まれています (vCloud には含まれません)。

NetBackup リカバリホスト

リカバリを実行するホスト。デフォルトはバックアップを実行したホスト (バックアップホ スト) です。

ほとんどの場合、バックアップを実行したホストを使うことができます。リカバリホストとし て異なるホストを選択すると、トランスポートモードによってはリストアが低速となったり 失敗したりする可能性があります。

たとえば、次のような場合に SAN トランスポートモードを選択すると、リストアは失敗し ます。

バックアップを実行したホストがデータストアにアクセスするのに SAN の接続を使 用した場合。

リカバリホストとして選択するホストにデータストアにアクセスするための SAN が構 成されていない場合。

メディアサーバー (Media Server)

このオプションを使用して、バックアップイメージが含まれるストレージユニットにアクセ スするメディアサーバーを選択できます。このような環境の例として複数のメディアサー バーで構成するメディアサーバー重複排除プール(MSDP)があります。

メモ: バックアップイメージを含むストレージユニットが複数のメディアサーバーで共有 されていない場合は、このプションは灰色で表示されます。

トランスポートモード (Transport Modes)

第 10 章 仮想マシンのリストア 187 VMware 仮想マシン全体のリストア

リストアデータをリカバリホストから VMware データストアに送信する方法を決定しま す。適切なオプションは、VMware データストアとリカバリホストを接続するネットワー ク形式によっても異なります。

デフォルトはバックアップが使った形式です。

ファイバーチャネル (SAN) または iSCSI を介した、暗号 化されていない転送の場合に指定します。

SAN

Network Block Device (NBD) ドライバプロトコルを使用 する、ローカルネットワークを介した暗号化されていない 転送の場合に指定します。この転送モードは、通常、ファ イバーチャネルを介した転送よりも低速です。

nbd

Network Block Device (NBD) ドライバプロトコルを使用 する、ローカルネットワークを介した暗号化転送 (SSL) の 場合に指定します。この転送モードは、通常、ファイバー チャネルを介した転送よりも低速です。

nbdssl

リカバリホストが仮想マシンにある必要があります。

このトランスポートモードの手順と、リカバリホストの VMware 仮想マシンへのインストール手順に関しては、

VMware のマニュアルを参照してください。

hotadd

これらのオプションを使用して、選択した各モードを NetBackup が試す順序を変更します。モードをハイライ トして、[上に移動 (Move Up)]または[下に移動 (Move Down)]をクリックします。

たとえば、4 つのトランスポートモードがすべて選択され、

順序は SAN、hotadd、nbd、nbdssl の順であるとします。

仮想ディスクの 1 つに SAN を使ってアクセスできなけれ ば、SAN トランスポートモードは仮想マシンのディスクの いずれにも使われません。NetBackup は次にすべての ディスクに hotadd モードの使用を試行します。NetBackup はすべてのディスクで成功するモードを見つけるまで各 モードの試行を続けます。

上に移動、下に移動

p.191 の 「[リカバリの実行 (Perform Recovery)]ダイアログボックス」 を参照してください。

[仮想マシンオプション (Virtual Machine Options )]ダイアログ ボックス

仮想マシンオプション (Virtual Machine Options)

新しい UUID を作成する代わりに BIOS UUID xxx をリストア (Restore BIOS UUID xxx instead of creating a new UUID)

第 10 章 仮想マシンのリストア 188 VMware 仮想マシン全体のリストア

元の仮想マシンの UUID が保持されます (UUID はグローバルに一意な識別子で す)。仮想マシンは、リストア前と同じ UUID でリストアされます。

次の点に注意してください。

リストア先に同じ表示名で異なる UUID の仮想マシンがある場合は、リストアに失 敗します。既存の仮想マシンを削除してリストアを実行するか、または既存の仮想 マシンを保持してリストアを中止する必要があります。

既存の仮想マシンを保持しない場合は、既存の仮想マシンを削除するか、または ESX Server にログインして、仮想マシンが存在するディレクトリを削除します。

新しい UUID を作成する代わりにインスタンス UUID xxx をリストア (Restore Instance UUID xxx instead of creating a new UUID)

元の仮想マシンのインスタンス UUID を維持します (インスタンス UUID は仮想マシ ンの vCenter 固有の一意の識別子です)。仮想マシンはバックアップ時と同じインス タンス UUID でリストアされます。

スタンドアロン ESXi ホストに仮想マシンを復元する場合、このオプションは無効にな ります。

同じインスタンス UUID の仮想マシンが復元先に存在する場合、「UUID が既に使用 されている」旨のメッセージが必要時されます。その場合、元のインスタンス UUID は 復元されず、新しい UUID は仮想マシンに対して割り当てられます。

既存の仮想マシンを上書きする (Overwrite the existing virtual machine)

同じ表示名を持つ仮想マシンが宛先にある場合、リストアが始まる前にその仮想マシ ンを削除する必要があります。それ以外の場合、リストアは失敗します。仮想マシンを 削除する場合にこのオプションを選択します。

DVD/CD-ROM ドライブ、シリアルポートまたはパラレルポートなどのデバイスの補助

情報を削除 (Remove backing information for devices like DVD/CD-ROM drives, serial or parallel ports)

仮想マシンのバックアップ時に ISO ファイルが CD にマウントされていた場合、この ISO ファイルを仮想マシンのリストア時にターゲットの ESX Server に準備しておく必 要があります。ESX Server で ISO ファイルが利用できない場合、リストアは失敗しま す。

このオプションを選択すると、仮想マシンのバックアップ時にマウントされた ISO ファ イルをリストアせずに、仮想マシンのリストアを行います。

ネットワークインターフェースの削除 (Remove network interfaces)

リストアされた仮想マシンからすべてのネットワークインターフェースを削除します。

このオプションは、次の場合に選択します。

バックアップの作成後に宛先の仮想マシンのネットワーク接続が変更されている 場合。

または元の仮想マシンがまだ存在し、重複によって競合が発生する場合。

タグの関連付けを削除する

第 10 章 仮想マシンのリストア 189 VMware 仮想マシン全体のリストア

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