• 検索結果がありません。

VMware 仮想マシンの選択オプション

ドキュメント内 Veritas NetBackup™ for VMware 管理者ガイド (ページ 110-119)

この項では、ポリシーの[クライアント (Clients)]タブまたはバックアップポリシーウィザード のオプションについて説明します。

これらのオプションを使用して、手動で仮想マシンを選択したり、または NetBackup を構 成して自動で仮想マシンを選択できます。自動選択する場合には、ポリシーのクエリービ ルダーで選択基準 (規則) を指定します。バックアップジョブが実行されると、NetBackup は現在条件を満たしている仮想マシンを検出し、それらの仮想マシンをバックアップしま す。

手順が参照できます。

p.112 の 「仮想マシンの自動選択の構成」 を参照してください。

表 6-5 仮想マシンの選択 (Virtual Machine Selection) 説明

オプション

このオプションの [新規 (New)] をクリックして、手動で仮想マシンの名前を入力するか、または参 照してリストから選択します。

p.90 の 「VMware 仮想マシンの参照」 を参照してください。

メモ: 残りのフィールドとオプションは、仮想マシンの自動選択に使用します。

手動で選択 (Select manually)

このオプションをクリックすると、NetBackup は、クエリービルダーに入力したルールに基づき、バッ クアップに必要な仮想マシンを自動的に選択します。

VMware インテリジェント ポリシーの問い合わせを 通じて自動的に選択 (Select automatically through VMware Intelligent Policy query)

vCloud 環境内に存在する仮想マシンのバックアップを有効にします。仮想マシンの自動選択が必 要です。

このオプションを使うと、ポリシーにより、vCloud が管理する仮想マシンだけがバックアップ対象とし て選択されます。

[vCloud Director 統合 の有効化 (Enable vCloud Director integration)]

第 6 章 VMware インテリジェントポリシーの構成 110 VMware 仮想マシンの選択オプション

説明 オプション

このホストは仮想マシンを発見し、クエリーの規則に基づいて自動的にバックアップ対象として選択 します。結果のリストによって、どの仮想マシンをバックアップするかが決定されます。

メディアサーバーを検出ホストとして指定するには、プルダウンメニューから [バックアップメディア サーバー (Backup Media Server)] を選択します。

仮想マシンの自動選択 を実行するための NetBackup ホスト (host to perform automatic virtual machine selection)

表 6-6 クエリービルダー (Query Builder) 説明

オプション

これらのプルダウンフィールドを使用して、仮想マシンの自動選択の規則を定義します。各プルダ ウンを左から右に向かって指定し、規則をさらに調整します。

プラス記号をクリックして[問い合わせ (Query)]ペインにこの規則を追加します。

プルダウンフィールドを空白にするには、リセットアイコン (曲線矢印) をクリックします。

p.130 の 「クエリービルダーのフィールドの参照」 を参照してください。

p.119 の 「NetBackup クエリービルダーの例」 を参照してください。

クエリービルダー (Query Builder)([結合 (Join)]、

[フィールド (Field)]、[演 算子 (Operator)]、[値 (Value(s))])

規則を手動入力するには、クエリービルダーを詳細モードにします。

p.117 の 「詳細モードでのクエリービルダーの使用」 を参照してください。

p.130 の 「クエリービルダーのフィールドの参照」 を参照してください。

p.119 の 「NetBackup クエリービルダーの例」 を参照してください。

詳細モード (Advanced Mode)

クエリービルダーを詳細モードから基本モードに戻します。

p.130 の 「クエリービルダーのフィールドの参照」 を参照してください。

基本モード

基本モードで既存の問い合わせ規則を変更するには、このオプションを次のように使います。

規則をクリックし、次に[編集 (Edit)]をクリックします。

クエリービルダーのプルダウンフィールドで新しい選択を行います。

保存オプション (フロッピーディスクのアイコン) をクリックします。

編集 (Edit)

基本モードで問い合わせ規則を削除します。規則をクリックし、次に[削除 (Remove)]をクリックし ます。

削除 (Remove)

第 6 章 VMware インテリジェントポリシーの構成 111 VMware 仮想マシンの選択オプション

説明 オプション

このオプションをクリックすると、NetBackup がクエリービルダーの規則に基づいてどの仮想マシン を選択するかをテストできます。

メモ: このテストオプションは、ポリシーのバックアップリストを作成しません。次回のバックアップがこ のポリシーから実行されるとき、NetBackup は仮想マシンを再検出し、問い合わせ規則を確認しま す。この場合、NetBackup は規則と一致する仮想マシンをバックアップします。

p.140 の 「VMware の「問い合わせのテスト (Test Query)」画面」 を参照してください。

または、nbdiscover コマンドを使用して、問い合わせのテストもできます。『NetBackup コマンド リファレンスガイド』 を参照してください。

問い合わせのテスト...

(Test Query...)

問い合わせ結果の内部キャッシュの更新間隔を設定します。NetBackup は、キャッシュを使用し て、バックアップ時にどの仮想マシンを選択するかを決定します。キャッシュは、各スケジュールバッ クアップで vCenter サーバーに負荷をかけずに、仮想マシンの選択処理を高速化します。

キャッシュの更新間隔を短くすると、キャッシュを vCenter に記録された変更事項 (仮想マシンの追 加や削除など) と同期できます。ただし、キャッシュを更新するたびに vCenter のリソースが消費さ れます。

更新間隔を長くすると、新しい仮想マシンがすぐ次のバックアップ時に含められない可能性がありま す。新しい仮想マシンまたは更新された仮想マシンは、キャッシュが更新された時点でバックアップ に含められます。更新間隔を長くすると、vCenter リソースの消費は減少します。

デフォルトは 8 時間です。8 時間、NetBackup はキャッシュを使い、仮想マシンの再検出を試みま せん。この間、仮想環境を変更してもキャッシュは影響されません。8 時間後、ポリシーの次の実行 により NetBackup は仮想マシンを再検出するようになります。変更が問い合わせの規則と一致し た場合、選択された仮想マシンのリストはそれに応じて変更されます。

メモ: ポリシーが変更され保存されると常に、次の定時バックアップ前にキャッシュの更新が行われ ます。

詳しくは、[VM 選択の問い合わせ結果の再利用 (Reuse VM selection query results for)] オプ ションを参照してください。

p.378 の 「[VM 選択問い合わせ結果を再利用 (Reuse VM selection query results for)]オプショ ンについて」 を参照してください。

VM の選択の問い合わ せ結果を再利用する (Reuse VM selection query results for)

仮想マシンの自動選択の構成

この項は、NetBackup for VMware のポリシー構成に適用されます。

NetBackup は、入力されたフィルタリング条件に基づいて、バックアップする VMware 仮想マシンを自動的に選択できます。NetBackup ポリシーの[クライアント (Clients)]タ ブにあるクエリービルダーで条件 (規則) を指定します。規則を設定して、バックアップ対 象として特定の仮想マシンを含めたり、仮想マシンを除外したりできます。

バックアップジョブが実行されると、NetBackup は現在問い合わせ規則を満たしている 仮想マシンのリストを作成し、それらの仮想マシンをバックアップします。

第 6 章 VMware インテリジェントポリシーの構成 112 仮想マシンの自動選択の構成

p.103 の 「NetBackup for VMware における仮想マシンの自動選択について」 を参照し てください。

[VMware インテリジェントポリシーの問い合わせを通じて自動的に選択 (Select automatically through VMware Intelligent Policy query)]が選択されているポリシーの

[クライアント (Clients)]タブは次のとおりです。

図 6-1 仮想マシン自動選択用のポリシーの[クライアント (Clients)]タブ

クエリービルダーは基本モードまたは詳細モードで動作できます。

基本モードで仮想マシンの自動選択を構成する方法

1 ポリシーの[属性 (Attributes)]タブで、[VMware] ポリシー形式を選択します。

2 VMware ポリシータブ上で、VMware バックアップホストを選択します。

VMware タブにあるその他のオプションを確認します。

p.71 の 「[VMware]タブのバックアップオプションVMware バックアップオプション」

を参照してください。

3 必要に応じて、他のポリシーを選択します (たとえば、スケジュールを作成します)。

4 [クライアント (Clients)]タブをクリックしてから[VMware インテリジェントポリシーの 問い合わせを通じて自動的に選択 (Select automatically through VMware Intelligent Policy query)]をクリックします。

[仮想マシンの参照 (Browse for Virtual Machines)]ダイアログボックスの仮想マシ ンを手動で選択すると、選択した仮想マシンはポリシーから削除されます。

第 6 章 VMware インテリジェントポリシーの構成 113 仮想マシンの自動選択の構成

5 vCloud Director の仮想マシンをバックアップするには、[vCloud 統合の有効化 (Enable vCloud integration)]をクリックします。

vCloud でのバックアップとリストアについて、より多くの情報が利用可能です。

p.270 の 「vCloud Director の NetBackup について」 を参照してください。

メモ: [vCloud Director 統合の有効化 (Enable vCloud Director integration)]は、

複数の vCloud Director のキーワードを、仮想マシンのルールベースの選択のため にポリシークエリービルダーフィールドで使用できるようにします。このオプションを 選択しなければ、NetBackup は vCloud Director の仮想マシンを検出するのに vCloud のキーワードを使用できず、バックアップは失敗します。

第 6 章 VMware インテリジェントポリシーの構成 114 仮想マシンの自動選択の構成

6 規則を作成するためには、プルダウンメニューから選択してください。

最初の規則を使う場合は、規則の形式にもよりますが、最初は[フィールド (Field)]

プルダウンを使用してください。(最初の規則では、[結合 (Join)] フィールドで選択 できるのはブランク (なし) または[NOT]のみです。)

次に、[演算子 (Operator)]を選択します。

[値 (Value(s))]フィールドでは、フォルダアイコンをクリックして値を参照するか、値 を手動で入力するか、場合によっては[値 (Value(s))]ドロップダウンを使用します (この例のように)。[値 (Values)]フィールドで手動入力する文字は一重引用符か二 重引用符で囲む必要があります。大規模な仮想環境では、値の参照に時間を要す る場合がありますので注意してください。

p.130 の 「クエリービルダーのフィールドの参照」 を参照してください。

7 プラス記号をクリックして[問い合わせ (Query)]ペインにこの規則を追加します。

第 6 章 VMware インテリジェントポリシーの構成 115 仮想マシンの自動選択の構成

ドキュメント内 Veritas NetBackup™ for VMware 管理者ガイド (ページ 110-119)