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Apollo Twin USB Software Manual 137 Console Recall Plug-In

Console リコール・プラグイン

Console リコール・プラグインについて

Console リコールは VST、RTAS、AAX 64 フォーマットに対応している DAW プラグインです。他のプ ラグインと同じようにホスト DAW で使用することができます。

注: コンソールリコール・プラグインは、Apollo インターフェイスのハードウェア、コンソール・ア プリケーションまたは DAW を使用するにあたり必ずしも必要なものではありません。

Console リコール・プラグインの主な機能は、シンク機能を介して、DAW 内のコンソール・アプリケーシ ョンの現在の設定を保存することです。DAW から離れることなく Apollo のモニター出力レベル、モノ、

ミュートの状態を表示し、調整をするために使用可能です。

Apollo Twin USB Software Manual 138 Console Recall Plug-In

Console リコールのコントロール

ほとんどのコンソールリコール・プラグインのコントール類は、シンクロナイズボタンとオープンコンソー ル・ボタンを除いてコンソール・アプリケーションにあるコントロール類と同様です。例外は、Console ア プリケーションを開く、シンク・スイッチ、Console スイッチです。

モニター・コントロール

Console アプリケーションの同じコントロール名の説明が Console リコール・プラグインのコントロー ルにも当てはまるので、詳細な説明については Console アプリケーションを参照してください。

• モニター・メーター

• モニター・レベル

• モニターアウト・オプション

Console スイッチ

Console アプリケーションは、Console スイッチをクリックして開くことができます。Console リコール・プ ラグインを DAW で使用する場合、Console アプリケーションを常に開いておく必要はありません。シン ク・スイッチが有効である場合、Console のセッティングは、常に Console リコール・プラグインによって キャプチャーされます。

Apollo Twin USB Software Manual 139 Console Recall Plug-In

Console リコールを使用する方法

コンソールリコールを使用するには、DAW セッション内の任意のインサートスロットにプラグインを 1 つ立 ち上げます。

重要: 予測できない結果を起こすことがありえるので、1 つの DAW セッションファイル内に複数 のコンソールリコール・プラグインを立ち上げないでください。

どんな形でもこのプラグインはオーディオのプロセッシングを行わないので、インサートする場所は重要では ありません。オーディオトラック、バーチャルインストゥルメントトラック、AUX バス等の出力に立ち上げること ができますが、セッションには通常の出力チャンネルが含まれているので、一貫性を保つためにマスター出 力に立ち上げることを推奨します。

Console プラグインは、Console アプリケーションと同じようなコントロールを行います。シンクを有効にすると、

ファイルを DAW に保存する際に Console の設定をセッションファイル内に保存します。

この機能の詳細については、“シンクロナイズ”を参照してください。

SYNC を有効にする

Console リコールを最初に立ち上げる時は、シンクは無効(グレー)になっています。シンクの有効に する時は、スイッチをクリックしてください。オン時はスイッチが点灯。

SYNC スイッチ:オフ(左)、オン(右)

シンクを有効にした時は何も起こりません。再度 DAW セッションファイルを立ち上げた時にシンクを 始めます。

重要: シンクは DAW のファイルではなく、Console アプリケーション内の Console 設定を保存 します。したがって DAW セッションファイルは、セッションに Console 設定を保存するために ディスクに保存しなければなりません。

Console のセッション名に与える影響

シンク有効にしてコンソールリコール・プラグインを含んだ DAW プロジェクトをロードすると Console アプリケ ーションのセッション名は、淡い色で“-Sync Session-”と表示します。

シンクが DAW で有効になっている Console セッション名

Apollo Twin USB Software Manual 140 Console Recall Plug-In

シンクした DAW プロジェクトのロード

コンソールリコールを含む DAW プロジェクトを保存するときにシンクロナイズが有効になっていると、再度 そのプロジェクトをロードすると保存されているコンソール設定をロードするので、以前にアクティブになっ ていたの設定は上書きされます。

注: 必要に応じて、Console アプリケーション内でセッション・メニューにキャッシュされたセッショ ンを使用し、ロードされる前にアクティブになっていたコンソール設定を復元することができます。

コンソールリコールを含む DAW のプロジェクトファイルを保存した時にシンクロナイズが無効になってい た場合、そのプロジェクトをロードしても前にアクティブになっていたコンソール設定を変更しません。

セッションステート・パラメーター

コンソールリコール・プラグインは、“セッションステート”というプラグインインターフェイスではないパ ラメーターを持っています。セッションステートは、コンソール・セッティングと DAW のセッションでのす べての変更をコンソールリコール・プラグインによってキャプチャーすることを確実とします。もしも DAW 上でセッションステートに関するアラートが現れた場合、無視して構いません。

重要: シンクロナイズがコンソールリコールで有効になっている時に適切な機能を確保するため に DAW でセッションステート・パラメーターに関するオートメーションを作成したり、エディットをし ないでください。

Apollo Twin USB Software Manual 141 Unison

Unison

Unison とは?

Unison は、すべての Apollo プリアンプに内蔵された独自のアナログ/デジタルのインテグ

レーション・システムです。オーディオインターフェイスでクラシックなアナログ・マイクプリア ンプ、ペダル、アンプの動作をエミュレートする最初で唯一の方法です。

Unison は、Apollo のマイクプリアンプに世界でもっとも求められている真空管やソリッドステートのプ リアンプのようなサウンドや動作をさせることができ、ソースやインプットステージに画期的なオーデ ィオ・プロセッシングをすることができます。― それらすべての重要なインピーダンス、ゲインステー ジの“スウィートスポット”や、詳細な各回路の動作までを含み再現します。

Apollo のマイクプリアンプは、マイクからコンバーターまでハイレゾリューションで超透明な転 送を行うよう設計されています。このクリーンなハードウェア設計は、UAD プラグインによっ てソフトウェアのカラーを加えるための基盤となります。

Unison 対応の UAD プリアンプ・プラグインは、Apollo のマイクプリアンプの物理的なインプ ット・インピーダンス、ゲインステージ・レスポンスやその他のパラメーターを、エミュレートし たハードウェアデザインの特性にマッチさせ、再現します。

Unison は、ハードウェアとソフトウェアが複雑に統一され、プラグイン・インターフェイスのソ フトウェアと Apollo の物理的なマイクプリ・コントロールの間でセッティングが連続的、リアル タイム、双方向のコントロール、相互作用を提供します。

Apollo のフロントパネルにあるコントロールは、 Unison プラグインのパラメーターが ターゲットにしているプリアンプの動作をダイナミックに調整することができます。それ に対応して Unison のプラグイン・インターフェイスで設定を変更すると Apollo のフロ ントパネルの設定も変更します。

Unison は、複数のマイク インプットチャンネルで使用することができるため、 1 つのデ バイス内でプレミアム・マイクプリアン プを同時に使用することができます。

専用の Unison インサート

(プリアンプ・チャンネルのみ)

Unison は、Console の専用 Unison インサートスロットに UAD プ リアンプ、ペダル、アンプ・プラグインをロードして使用します。

Apollo Twin USB Software Manual 142 Unison

Unison の機能

Unison テクノロジーは、以下の機能を Apollo のリアルタイム UAD プロセッシングで使用可能です。:

オルタネート・マイクプリアンプサウンド – Apollo の超クリアなマイクプリアンプは、マイク、ライ ン、Hi-Z インプットにエミュレートしたハードウェア独特のサウンド、インプット特性などすべてを 継承させます。

• リアルなタンデム・コントロール –

Unison は、Apollo のデジタル的にコントロールされたフロン トパネルのハードウェアから、Unison プラグインの設定をシームレスにインタラクティブ・コントロールす ることができます。またその逆も行うことができます。コントロールは、ゲインレベルや、クリッピング ポイント等が、エミュレートしたハードウェアと正確に同じような動作を行います。

ハードウェア・インプットインピーダンス – すべての Apollo マイクプリアンプは、Unison プラグ インでアナログ・ハードウェアでのインプット・インピーダンスを物理的に切り替えます。このイ ンピーダンスの切り替えは、Apollo のプリアンプが、物理的にエミュレートしたユニットのイン プット・インピーダンスと一致させることを可能とし、大幅なマイクの周波数レスポンスカーブや プリアンプのコントロール(スウィートスポット)の動作に影響を与えることができます。

電気負荷が A/D 変換の前に入力で発生するため、リアルさはオリジナルのハードウェアに忠 実です。

タクティカル・ゲインステージ –

Apollo のフロントパネルにあるプリアンプ・ノブは、Unison プラ グイン内のゲインとレベル・パラメーターを独立してコントロールすることができます。ゲインス テージは、Apollo によってリモートで切り替えることができます。従って複数のゲイン・

レベルとそれに関するカラーリングがすべて Unison プラグインのソフトウェア・インター フェイスを使用せずに物理的なコントロールのためにハードウェア・ノブから調整するこ とができます。

Unison プラグイン

注: すべての説明文内での“Unison プラグイン”は、Unison 対応の UAD マイク・プリアンプ、

UAD ギターアンプ、UAD ペダル・プラグインとして定義しています。

Unison 対応の UAD プリアンプ・プラグインは、Unison と統合するために、コード化されています。Unison 対応の UAD プラグインのみが、Console の Unison インサートに読み込むことができます。使用可能な Unison プラグインを以下の表に記載しています。

Unison で使用できる UAD プラグイン

Unison プリアンプ・プラグイン Unison ペダル・プラグイン Unison ギターアンプ・プラグイン API Vision Channel Strip

Neve 1073 Preamp & EQ Neve 88RS Channel Strip UA 610-A Tube Preamp & EQ UA 610-B Tube Preamp & EQ

Bermuda Triangle

Ibanez Tube Screamer TS808 Raw Distortion

Marshall Bluesbreaker 1962 Marshall Plexi Super Lead 1959 Marshall Silver Jubilee 2555

Console の Unison インサートで使用可能な Unison UAD プラグインのリスト

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