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(1)

リアルタイム UAD プロセッシング機能付 ハイレゾリューション・インターフェイス

Apollo Twin USB ソフトウェア・マニュアル

ソフトウェア・バージョン 8.4

マニュアル・バージョン 151203

(2)

Apollo Twin USB Software Manual 2 Table Of Contents

もくじ

はじめに ... 6

Apollo Twin をお買い上げありがとうございます! ... 6

Apollo ソフトウェアの特徴 ... 7

マニュアル等の書類について ... 9

Apollo ソフトウエアについて ...11

インストールとセットアップ ... 13

インストールとセットアップについて

...13

ソフトウェアのインストール

...14

テクニカルサポート

... 14

Apollo を使用する ... 15

Apollo のセットアップについて ...15

Apollo をオーディオインターフェイスとして使用する ...18

Console と

Apollo を使用する(DAW なし) ...21

コンピューターなしで Apollo を使用する

...22

Apollo と DAW を同時に使用する(Console なし) ...23

DAW、Console で同時に Apollo を使用する

...26

バーチャル

I/O ...28

Console について ... 30

Console とは? ...30

Console 機能 ...31

グローバル・セッティング

...31

Console を使用する ...32

Console と Apollo の相互作用

...32

Console へのアクセス ...33

Console のレイアウト ...34

グローバルエレメントのウィンドウ

...36

メーターブリッジについて

...37

カレントバンクについて

...38

ビューコラムについて

...39

モニターコラムについて

...41

(3)

Apollo Twin USB Software Manual 3 Table Of Contents

インフォバーについて

...42

UAD プラグイン・インサートについて ...45

Console セッティングについて ...46

インサート・エフェクトについて

...47

Cue について ...48

ALT モニタリングについて...52

Console セッションについて ...53

ポップオーバー・ウィンドウ

...54

複数回のアンドゥ/リドゥ

... 54

キーボード・フォ―カストコントロール

...55

Console のコントロールを調整する

...56

コントロールのショートカット

...56

ショートカット

...57

Console リファレンス ... 58

メーターブリッジ

...58

ビュー・コラム

...61

ビュー・オプション

...64

インフォ・バー

... 70

チャンネルインプット・コントロール

...75

UAD プラグイン・インサート ...78

センド・ポップオーバー

...79

モニターミックス・コントロール ...80

Aux リターン ...86

モニター・コラム

...89

Cue アウトプット・ポップオーバー ...93

コントロールルーム・コラム

...95

Console セッション ...97

セッションマネージャー・ポップオーバー

...99

ウィンドウ・タイトルバー

... 104

アプリケーション・メニュー

... 105

(4)

Apollo Twin USB Software Manual 4 Table Of Contents

UAD プラグインのインサート ... 109

インサート・ディスプレイ

... 109

Unison インサート ... 110

Insert アサイン・ポップオーバー ... 111

Insert ステート・インジケーター ... 112

Insert ホバー・オプション ... 112

インサートオプション・メニュー

... 113

チャンネル・インサートエフェクト

... 114

プラグインエディター・ウィンドウ

... 115

チャンネル・ストリップ

... 118

プリセット・マネージャー

... 120

プリセットマネージャー・ポップオーバー

... 122

セーブプリセット・ポップオーバー

... 124

Console セッティング ... 125

Console セッティングについて ... 125

ハードウェアセッティング・パネル

... 127

ディスプレイ・パネル

... 131

プラグイン・パネル

... 133

MIDI パネル ... 135

Console リコール・プラグイン... 137

Console リコールについて ... 137

Console リコール・コントロール ... 138

Console リコールを使用する方法 ... 139

Unison ... 141

Unison とは? ... 141

Unison の起動 ... 143

Unison インサート固有の動作について ... 144

Apollo で Unison プラグインをコントロールする

... 145

ゲインステージ・モード

... 148

Unison でのロード/セーブについて... 151

(5)

Apollo Twin USB Software Manual 5 Table Of Contents

Unison ご使用時の注意 ... 152

Latency について ... 154

Apollo の遅延補正

... 154

Console でのインプット遅延補正

... 154

レイテンシーの基礎

... 157

デバイスドライバー

... 160

Apoll ドライバーについて ... 160

ドライバーI/O 表 ... 161

テクニカルサポート

... 171

UA ウェブサイト&ナレッジベース ... 171

UAD コミュニティ・フォーラム ... 171

YouTube サポート・チャンネル ... 171

テクニカルサポートへの問い合わせ

... 171

(6)

Apollo Twin USB Software Manual 6 Introduction

はじめに

Apollo Twin をお買い上げありがとうございます!

クラシック・アナログサウンドとハイリゾリューションによる音楽制作

モダンなスタジオで中心的役割を果たすように設計された Apollo オーディオインターフェイスは、本 当に“妥協のない”オーディオクオリティを追求しています。UA のアナログハードウェアの数十年の 資産を再構築し、最も低い THD とクラス最高のダイナミックレンジにより、非常に解像度の高いサ ウンドを実現しています。Apollo のハイエンド・コンバーター、そして UA が最新の注意を払って設計 した回路、トラッキング、ミックスやマスタリング、オーバーダビング等、レコーディング環境において 高い精度と音の豊かさを提供します。 注: 本マニュアルでは、特に指定がない限り“Apollo”という固有名詞の使用は、Windows OS 用 の ApolloTwin USB オーディオインターフェイスを指します。

リアルタイム UAD プラグイン・プロセッシングによるモニタリングとトラッキング

Apollo の“ナチュラルな”サウンドはオープンで透明度が高く、リアルタイム UAD プロセッシングを介し てワイドレンジのクラシックなアナログトーンとカラーを素早く実現することができます。 DUO コア DSP アクセラレーションを内蔵し、UAD プラグインを 2 ミリ秒というわずかなレイテンシーでレ コーディングやミックスに使用可能です。プロデューサーが素早くモニタリング、オーディションができ、 Ampex、Lexicon、Manley、Neve、SSL、Studer 等*のようなクラシックアナログのエミュレーションを使用 してオーディオに“プリント”することができます。 重要な基本コンセプト: Apollo の低レイテンシー・ハードウェア・インプットモニタリングとリアルタイム UAD プロセッシングは、これらの機能を活用するためにインストールされる Console ソフトウェア・アプリケーション を使用する必要があります。コンソールは、DAW ミキサーのソフトウェアモニタリング機能を置き換えて行う ことができます。 *すべての商標はそれぞれの所有者の財産です。個々の UAD パワードプラグインは別売です。

(7)

Apollo Twin USB Software Manual 7 Introduction

Apollo ソフトウェアの特徴

注:ハードウェアの機能の詳細については、Apollo ハードウェア・マニュアルを参照して下さい。

Console アプリケーション

全般:

認識できないくらいの短いレイテンシーで Apollo のインプットにリアルタイム UAD プロセッシング可能

UAD プラグインを使用したリアルタイムモニタリングとトラッキングを行えるアナログスタイルのミキサー

すべての Apollo ハードウェアの特徴と機能をリモートコントロール

コンソール・セッションは任意のセッティングを瞬時にリコールするために保存/ロードすることが可能

エディット操作の複数回アンドゥ/リドゥ リアルタイム UAD プ ロ セ ッ シ ン グ :

UAD プラグインは、各インプットと AUX リターンに直列でチェイン可能

UAD インサートのプロセッシングは、ウェットでのモニタリング、レコーディング時にはウェット/ドライの どちらでも使用可能

最大 4 つのスタックした UAD プラグインは、96Hz のサンプリングレートで往復でも 2msec のレイテン シーでの使用を実現 チャンネル・インプット:

すべてのインターフェイス・ハードウェアインプットのインプット・チャンネル

すべてのインプットで、レベル、パン、ソロ、ミュート・コントロールすることが可能

最大 4 つ(プリアンプ・インサートを入れると 5)の UAD リアルタイムプラグインを各入力にインサートす ることが可能

すべてのインプットのレベルとパンをコントロールして 2 つのステレオ AUX センドにルーティング可能

バーチャル・インプットは、デバイスドライバーを介して DAW からのアウトプットを受けることが可能

隣接したインプットはステレオペアとしてリンクさせることができます

S/PDIF インプットでサンプリングレート変換可能 モニタリング:

レベル、ミュート、ソロクリア、ソースセレクトコントロール搭載のステレオモニターミックス・バス

3 系統の独立したステレオ・キューミックスバス(モニター、ヘッドフォン、ライン 3-4)

使用可能なヘッドフォン、ラインアウトプットをキューにアサイン可能な柔軟なルーティング・マトリックス

すべてのミックスバスのための独立したモノフォニック・サムコントロール Aux バス:

2 つの AUX リターンは、レベル、ミュート、モノラルの合計をコントロール可能

最大 4 つの UAD リアルタイムプラグインを AUX リターンにインサーション可能

AUX バス・リターンは、メインモニターミックスやキュー出力にルーティングすることが可能

各 AUX バスの独立したプリ/ポスト切り替え

(8)

Apollo Twin USB Software Manual 8 Introduction メーター:

すべての入力のピークホールドとクリップインジケーター搭載のシグナルレベルメーター

モニターバスレベルのシグナルピークLEDディスプレイを搭載したデュアルピンスタイルのピークメ ーター

プリ/ポストフェーダーのシグナルレベルを切り替えて表示するインプットメーター

グローバルクリアボタンを備えた独立して選択可能なピーク/クリップホールド

Console リコールプラグイン

DAWのプラグインを経由して簡単にコンソールのモニターコントロールへアクセスすることが可能

セッションのリコールを簡単に行うためにDAWのセッション内にApolloの設定を保存することが可能

VST、RTAS、AAX64 プラグインに対応

UAD パワードプラグイン

モニタリング、トラッキング、ミキシング、マスタリングに数々の賞を受賞したプラグインを使用可能

UAD プラグインは、コンソール、DAW内で同時に使用することも可能

すべてのUADプラグインはデモ期間として14日間フル機能を使用可能

UAD プラグインの完璧なライブラリーはオンラインストア(www.uaudio.com)にていつでも購入可能

UAD Meter & Control Panel アプリケーション

UAD コントロールパネルで、UAD-2とUADパワードプラグインのグローバルセッティングが可能

自動的に UAD プラグインのライセンスと UAD-2 デバイスをオーサライズ

UAD メーターは、Apollo の UAD-2 DSP のリソースの使用率をモニタリング

デバイスドライバー

64-bit デバイスドライバー

32-bit & 64-bit UAD プラグイン

ハードウェアのすべての入出力はDAWに個々に割り当てが可能

Console の全てのミックスバスをレコーディングするために DAW インプットへルーティング可能 (Virtual I/O)

(9)

Apollo Twin USB Software Manual 9 Introduction

マニュアル等の書類について

すべての Apollo のコンポーネントに関するマニュアル類は、広範囲にわたるので、下に記述されるように インストラクションは機能の領域によって別々の PDF ファイルに分けられています。

注: これらのマニュアルのスクリーンショットは特定の Apollo モデルや、ソフトウェア

の OS プラットフォームによって異なる場合があります。内容や機能が同じであったり、

モデルや OS プラットフォームに違いがあっても類似していることからスクリーンショ

ットが他のモデルのものの場合があります。

Apollo マニュアル・ファイル

注:すべてのマニュアルファイルは PDF 形式です。PDF ファイルは、Adobe Reader などのフリーア プリケーションが必要です。

Apollo ハードウェア・マニュアル

各 Apollo モデルには、固有のハードウェアに関する情報を掲載しています。すべての Apollo ハードウェ アの機能、コントロール機能、接続に関する詳細な説明を記載しています。パネルコントロールの操作、 クロッキング、スペックや関連した情報等、ハードウェアを操作する上で必要なことはハードウェア・マニュ アルを参照してください。 注:各ハードウェアマニュアルは、ファイル名に固有の Apollo モデル名が含まれています。

Apollo ソフトウェア・マニュアル

Apollo ソフトウェア・マニュアルは、Apollo ハードウェア・マニュアルと同様のガイドです。Apollo のソフト ウェアをどのように設定し、コンソール・アプリケーションをどのようにコントロールし、コンソールリコー ル・プラグインを使用するかという詳細な情報を記載しています。これらのソフトウェアツールを操作して Apollo のオーディオインターフェイス機能を DAW 環境に統合するためにこのソフトウェア・マニュアルを 参照してください。 注: 各 Apollo に接続するプロトコル(USB、Thunderbolt、FireWire)のための固有のマニュアルがあ ります。

UAD システムマニュアル

UAD システムマニュアル(PDF のみ)は、Apollo の UAD-2 機能の完璧な取扱説明書で、全体の UAD プロダクトラインに適用します。それは UAD デバイスや、UAD メーター&コントロールパネル・アプリ ケーションを設定することや、DAW 内で UAD パワードプラグインを使用する方法、または UA のオン ラインストアでオプションのプラグインをオプションのプラグインライセンスを得る方法等を説明してい ます。そしてこれは、Apollo 特有の情報と個々の UAD パワードプラグインの説明以外の UAD につい てのすべての説明を記載しています。

UAD プ ラ グ イ ン ・ マ ニ ュ ア ル

各 UAD パワードプラグインの特徴や機能については、UAD プラグイン・マニュアル(PDF のみ、新しい プラグインの場合はここのファイルとして用意)に記載されています。各プラグインの操作やコントロー ル、ユーザーインターフェイスについて知るにはこのマニュアルを参照してください。

(10)

Apollo Twin USB Software Manual 10 Introduction

ダイレクトデベロッパー・プラグイン

UAD パワードプラグインは、弊社のダイレクトデベロッパー・パートナーによるプラグインも含まれてい ます。これらサードパーティによるプラグインの マニュアルは、プラグインの開発者自身によって作成 され、独立したファイルとなっています。これらのプラグインのファイル名は、プラグイン名と同一です。

インストールされているドキュメント(マニュアル)へのアクセス

すべてのドキュメントは、ソフトウェアのインストール時にディスクにコピーされます。以下の方法の いずれかを使用してインストールしたドキュメントにアクセスすることが可能です。:

Console アプリケーション内のヘルプ・メニューから“Documentation”を選択してください。

UAD Meter & Control Panel アプリケーション内のヘルプ・パネルの“ View Documentation”ボタンをクリックしてください。

UA ウェブ&ナレッジベース

Universal Audio のウェブサイトにあるサポートアリアには、設定、操作など、UA プロダクトのトラブルシュ ーティングを行なう完璧なソリューションがあります。

ナレッジベースを検索して答えを探し、有用なサポートビデオを見て、他の出版物では手に入らないよう なアップデートされた技術情報を見つけることができます。

www.uaudio.com

UAD コミュニティ・フォーラム

非公式の UAD ディスカッション・フォーラムでは、すべての Universal Audio 製品ユーザーのため の貴重なリソースです。このウェブサイトは独立して所有、運営されています。

www.uadforum.com

ホスト DAW のマニュアル

各ホスト DAW アプリケーションは、オーディオインターフェイスの設定やプラグインを使用するための 独自の方法があります。オーディオインターフェイスと DAW 内のプラグイン機能を使用に関する具体 的な手順については、ホスト DAW のマニュアルを参照してください。

ハイパーリンク

マニュアル内のセクションやウェブページへのリンクは青い文字で強調されています。 ヒント: ハイパーリンクをクリックした後、前のページに戻るには、PDF リーダー・アプリケーショ ンの“戻る”ボタンを使用してください。

(11)

Apollo Twin USB Software Manual 11 Introduction

Apollo ソフトウェアについて

Apollo には、完璧な Apollo システムを構築するためのいくつかのソフトウェア・コンポーネントがあります。 各コンポーネントについて簡単な説明が以下に提供されており、リンクをクリックすると詳細な説明を提供 します。

Console アプリケーション

Console アプリケーションは、Apollo の主要なソフトウェア・インターフェイスです。主な機能は、ハード ウェア・ユニットとデジタルミキシング、モニタリング機能をコントロールすることです。Console ミキサー は、UAD パワードプラグインを使用してリアルタイム UAD プロセッシングが設定されるところです。 重要な基本コンセプト: Console アプリケーションに含まれる主な機能は、Apollo のハードウェ ア・インプットのモニタリング、Unison プラグインやリアルタイム UAD プロセッシングをコントロ ールすることです。Console は、これらの機能を使用する時に必要となります。Console は、 DAW ミキサーのソフトウェア・インプットのモニター機能に置き換わります。 アプリケーションの概要については、Console についてを参照してください。 詳細に付いては、Console の リファレンスを参照してください。

Console リコール・プラグイン

Console リコールは、VST、RTAS、AAX 64 フォーマットに対応した DAW プラグインで す。DAW と連動して Apollo や Console アプ リケーションを使用する際に Console リコー ルは、利便性を提供します。 主な機能は、DAW プロジェクト・ファイル内に完全な Console の設定を記憶させることです。 詳細については、Console リコール・プラグインを参照してください。

UAD パワードプラグイン

UAD パワードプラグインは、オーディオ DSP アルゴリズムを含むソフトウェア・プラグインのタイト ルです。UAD プラグインは、Apollo の統合された UAD-2 アクセラレーター上でオーディオ・プロセッ シングするためにホストアプリケーション内にロードされます(Console と DAW は、ホストアプリケー ションです)。各 UAD プラグインは、望ましいサウンドを得るために操作を行なうグラフィカル・ユー ザーインターフェイス(GUI)と様々なパラメーターがあります。

(12)

Apollo Twin USB Software Manual 12 Introduction Apollo には多くの UAD パワードプラグインが同梱されています。オプションの UAD プラグインは、14 日間のデ モ・モードで機能制限なく使用し、評価を行なうことができます。オプションのプラグイン・ライセンスは UA オンラ

インストアで購入することができます。

UAD パワードプラグインを Console や DAW で使用する方法についての詳細は、UAD パワードプラグイン・プロ

セッシングについてを参照してください。一般的な UAD プラグインの使用手順に関しては、UAD システムマニュ

アルを参照してください。個々の UAD パワードプラグインの詳細については、UAD プラグインマニュアルを参照 してください。

UAD Meter & Control Panel アプリケーション

UAD Meter & Control Panel アプリケーションは同じシステム内のすべての UAD-2 デバイスに関係

するグローバルな機能を設定するために使用します。すべての UAD-2 のグローバル・システム設定

をこのアプリケーション内で設定することができます。また、アプリケーションは、UAD プラグインのラ

イセンスと UAD-2 デバイスのオートオーサライゼーションを簡単に行なうことができます。

アプリケーションは、UAD Meter と UAD Control Panel という 2 種類のコンポーネントで構成されています。

UAD Meter

UAD Meter ウィンドウ(右図)には、アクティブなすべての UAD-2 ハ ードウェア(複数デバイスも含む)の DSP とメモリーの使用状況が表 示されます。このメーターは、Console アプリケーションの下部にも 存在しています。

注: Apollo は内部の DSP ミキサーに DSP とメモリーを使用します。したがって UAD プラグインを使用して いなくても UAD Meter ディスプレイには、UADDSP とメモリー使用量が表示されます。

UAD Control Panels

UAD Control Panel ウィンドウには、様々な UAD-2 システム、プラグイ ン、グローバル・設定のパラメーターのコントロールを行なう画面があ ります。

右のスクリーンショットは、UAD Meter & Control Panel アプリケーション のウィンドウの 1 つであるシステム・インフォパネルを表示しています。

UAD Meter & Control Panel へのアクセス

アプリケーションへは、(インストール後に)Windows のスタート・メニュ ーからアクセスすることができます。

アプリケーションの詳細

UAD Meter & Control Panel アプリケーションの完全なマニュアルは、 UAD システムマニュアルに含まれています。

Apollo デバイス・ドライバー

Apollo のデバイス・ドライバーは、Apollo ハードウェアと通信する方法についてコンピューターの OS に指 令を出すシステムソフト・ファイルです。ドライバーは、システムの起動時にロードされるので、Apollo が接 続されている時、インターフェイスはいつでも OS やオーディオ・アプリケーションからの信号を受け入れる 準備ができています。

(13)

Apollo Twin USB Software Manual 13 Installation & Setup

インストールとセットアップ

インストールとセットアップについて

UAD インストーラーは ApolloTwin USB と UAD パワードプラグインを設定して使用するために必要 なソフトウェアを、コンピューターの起動ドライブ上にインストールします。 注: ハードウェアのインストールに関する注意事項や配線図に関しては、Apollo ハード ウェア・マニュアルを参照してください。

ゲッティングスタート・ビデオ

ハードウェアやソフトウェアのインストール手順などを紹介しているビデオを参照してください。:

www.uaudio.com/twin-usb/thanks

システム必要要件

Windows 7 、 8.1, 64-Bit エディション

オンボードの Super Speed USB 3.0 空きポート

Intel Core i3、Core i5、Core i7、または Xeon プロセッサー(クアッドコア i7 を推奨)

6 GB 以上の空きストレージ

1024 x 800 以上の解像度のディスプレイ

ソフトウェアをダウンロードし、インストールするためのインターネット接続環境

VST、RTAS、 AAX 64 プラグイン互換の DAW に対応

Super Speed USB 3.0 ケーブル(同梱)

ソフトウェア・アップデート

最新の UAD は、最新の UAD パワードプラグイン・ソフトウェアをご使用されることを推奨します。最新 のソフトウェアは、UA のウェブサイトから入手可能です。

ファームウェア・アップデート

ソフトウェアがプロンプトを表示した場合、最適な結果を得るために常にファームウェアをアップデート してください。ソフトウェアの使用を開始する前にダイアログに表示される指示に従ってください。

インスールの準備

ソフトウェアのインストール手順を始める前に開いているすべてのファイルとアプリケーションをすべて 閉じてください。インスール後に再起動するする必要があります。 Apollo ソフトウェアを新しいバージョンにアップデートする場合や UAD デバイスを追加する場合には、シ ステムから以前の UAD ソフトウェア、やハードウェアを取り外す必要はありません。

(14)

Apollo Twin USB Software Manual 14 Installation & Setup

ソフトウェアのインストール

最初に接続し、ハードウェアの電源を入れる

注: 最適な結果を得るために、 UAD ソフトウェアをインストールする前に Apollo ハード

ウェアを接続し、電源を入れてください。

Apollo ハードウェアと UAD プラグインのインストール、登録、オーサライズの方法は以下の手順です。

1.

付属の USB3 ケーブルを使用してコンピューターと ApolloTwin の USB 3 ポ

ートと接続してください。

2.

最新の UAD ソフトウェアのインストーラーをダウンロードしてください。: www.uaudio.com/download

3.

ダウンロードしたインストーラーを開き、インストーラーの指示に従ってインス トールを行ってください。プロンプトが表示されたら再起動を行ってください。 注: ファームウェアをアップデートするよう求められた場合は、以下の手順を参照してください。

4.

再起動後、デフォルトに設定しているウェブブラウザーが起動し、 UA オンラインストアに接続 します。アカウントを作成し、ハードウェアを登録し、バンドルされている UAD プラグインのオー サライズを行ってください。

5.

登録の完了後、ウェブページの指示にしたがって Apollo をオーサライズしてください。システ ムが使用できるようになります。

デバイスがすでに登録されている場合、再起動した際にコンピューターが自動的に UAD Meter & Control panel を開き、UAD プラグインはバックグラウンドで自動的にオーサライズされます。

ファームウェア・アップデートの手順

UAD デバイスからファームウェアのアップデートを求められた場合:

1.

“Load”をクリックしプロセスを開始すると、“firmware is updating”ウィンドウが表示されます。

2.

ファームウェアがアップデートされた後に表示される“Power Off UAD Device”ダイアログ が表示されるのをお待ちください。

3.

Apollo の電源を落とし、その後電源を入れ直してください。ファームウェアのアップデートは完了 しました。

テクニカルサポート

Universal Audio は、無料のカスタマーサポートを登録頂いたすべての Apollo ユーザーに提供します。 日本国内では正規輸入代理店である、株式会社フックアップが代行します。電子メール、または電話に よるサポートを受けることができます。 サポートに関する詳しくは、同梱の「保守情報」をご覧ください。 なお、Universal Audio への製品とは別に、株式会社フックアップへのユーザー登録を忘れずに行ってく ださい。サポートは株式会社フックアップが輸入した製品をご購入の上、ユーザー登録を済ましたお客 様のみを対象とさせていただいています。

(15)

Apollo Twin USB Software Manual 15 Working With Apollo

Apollo を使用する

Apollo のセットアップについて

Apollo は、多くの方法で使用することができるパワフルでフレキシブルなオーディオインターフェイスです。 この章では、様々なデジタル・オーディオ環境で Apollo を使用する方法について説明します。 Apollo を設定し、使用するための正確な方法はニーズによって変わりますが、そのアプリケーションは通常 下の主なカテゴリーの 1 つに当てはまります。

DSP を使用しないオーディオインターフェイス

Console アプリケーションや UAD パワードプラグインを利用せずに使用した場合、Apollo は、他の DSP を 搭載していないオーディオインターフェイスと同様に動作します。詳細については、オーディオインターフェイス

としての Apolloを参照してください。

Console を使用したデジタル・ミキサー

Apollo と Console は、すべての Apollo の機能へのアクセスを提供し、DAW やその他のソフトウェアを使用 せずに DSP ミキシング機能を使用し、リアルタイム UAD プロセッシングを行なうことができます。詳細につ

いては、Console で Apollo を使用する(DAW 無し) を参照してください。

コンピューターを使用せずにスタンドアローンでの使用

Apollo は、Console やコンピューターとの接続が無くても(機能制限付きの)デジタルミキサーとして使用す ることができます。 詳細については、コンピューター無しで Apollo を使用するを参照してください。

DAW で使用する(Console 無し)

Apollo を Console アプリケーション(Console リコール・プラグイン)なしで DAW と使用する場合、すべてのシ グナル I/O ルーティング、ソフトウェアのモニタリング、UAD-2 アクセラレーターのプロセッシングをコントロールし ます。詳細については、Console なしで DAW で Apollo を使用するを参照してください。

Console と DAW で使用する

リアルタイム UAD プロセッシングや、Apollo のインプットの低レイテンシー・モニタリング/レコーディングを必 要とする時に Console と DAW を同時に使用します。このワークフローは、ソフトウェアのモニタリング関連す る I/O バッファーのレイテンシーが無くなります。Console のバーチャル I/O は、リアルタイム UAD プロセッシ ングを行なうためにバーチャル音源や、任意の DAW のアウトプットを Console にルーティングすることができ ます。詳細に付いては、DAW と Console で Apollo を使用するを参照してください。

UAD パワードプラグイン: Console vs DAW

UAD パワードプラグインを Console、または DAW で使用する際、幾つかの基本的な違いがあります。詳細につ

(16)

Apollo Twin USB Software Manual 16 Working With Apollo

UAD パワードプラグインでのプロセッシングについて

Apoll で使用する 2 種類の方法

Apollo で UAD プラグインを使用するには、2 通りの異なる方法を特徴とします。Console アプリケー ションを使用したリアルタイム UAD プロセッシングと低レイテンシー・モニタリング、トラッキングを行 なうための“Console プロセッシング”、そして、VST、RTAS、AAX 64 プラグインを使用した UAD-2 プ ロセッシングを行なう“DAW プロセッシング”があります。

この 2 種類の方法は、モードをスイッチするのではなく、単純にどのアプリケーション(Console や DAW)で使用するかによって変わります。両方の方法は、非常にパワフルでフレキシブルなモニ タリング、ルーティング、プロセッシングを同時に行なうことができます。

Console プロセッシング

Console 内で使用される場合のみ UAD プラグインは、リアルタイムで実行します。Console でリアルタイ ム UAD プロセッシングを使用することは、DAW I/O によるレイテンシーを引き起こさずパフォーマンスを モニター、キャプチャーする必要があるアーティストやエンジニアにとって最適です。

この特別なリアルタイム UAD プロセッシングは機能は、Apollo 独自の超低レイテンシーDSP + FPGA + Console デザインによって達成されます。すべてのオーディオインターフェイスには、A/D–D/A プロセスに固 有の検出不可能なレイテンシーがありますが、Console 内の UAD プラグインを介した Apollo のインプ ットのルーティングには、このレイテンシーは追加されません。

最高で 4 つ(Apollo マイク・プリアンプや Unison を入れると 5 つ)までの UAD プラグインインスタンス は、固有のレイテンシーを増やすことなく、同時に Console のアナログ/デジタル/バーチャル・インプ ットや AUX バスに複数(スタック、またはチェイン)使用することができます。

注: Consoleや DAW で使用する場合でも、アップサンプリング UAD プラグイン レイテンシーを加えます。

リアルタイム UAD プロセッシングされた Console インプットは、Apollo のデバイスドライバーを経由 して DAW にルーティングされ、必要に応じてインサート・エフェクトをプロセッシング前(ドライ)、プロ セッシング後(ウェット)でレコーディングすることができます。

注: Console 内でリアルタイム UAD プロセッシングに使用される UAD プラグインは、Apollo 内蔵 の DSP で実行される必要があります。他の UAD-2 デバイスが同じシステム上でアクティブな 場合でも、それらのデバイスの DSP をリアルタイム UAD プロセッシングに使用することはでき ません。

(17)

Apollo Twin USB Software Manual 17 Working With Apollo

DAW プロセッシング

UAD プラグインは、VST、RTAS、AAX 64 対応のホスト DAW アプリケーション内で使用される場合、 データが前後に DAW と Apollo 間を往復しなければならないため、プラグインのプロセッシングを行な う際、I/O バッファリングが必要とされます。この方法では、Apollo 内部の UAD-2DSP は、UAD-2Satellite や UAD-2 PCIe カードと同じように動作をします。

ハードウェア I/O バッファリングは、ミックス中にホスト DAW の自動遅延補正機能によってレイテンシ ーが補正されます(すなわち、すべてのトラックはタイミングの整合性が計られています)。 実用的でな い UAD プラグインでトラッキングしている際、より大きいバッファーサイズでは大きなレイテンシーによって DAW ミキサーを介したソフトウェア・モニタリングを行います。ソフトウェア・モニタリングを使用しないので、DAW と Console を平行して使用することはこのレイテンシーをなくし、Apollo 内部の DSP ミキサーは、その代わりに モニターしているハードウェアのために使用します。 注: レイテンシーの詳細については、レイテンシーと Apolloを参照してください。 レイテンシーは DAW でミックスダウンを行なう際はパフォーマンスがすでにキャプチャーされているた めリアルタイム・プロセッシングは必要なく、問題ではありません。ミックス中に、Apollo の統合 DSP ア クセラレーションを使用することの利点は、ホスト・コンピューターの CPU に負担をかけず、UAD-2 と Apollo のプラットフォーム上で作業を行える点です。

Console と DAW で UAD プラグインを同時に使用する

UAD プラグインは、Console と同時に DAW 内でも使用することが可能です。この方法では、Apollo の DSP リソースは、2 つのアプリケーション間で共有されます。リアルタイムプロセッシングは、Console 経 由で使用でき、I/O バッファリング UAD プロセッシング(ノンリアルタイム)は、DAW で VST、RTAS、 AAX 64 プラグインとして使用可能です。

(18)

Apollo Twin USB Software Manual 18 Working With Apollo

Apollo をオーディオインターフェイスとして使用する

Console リコール・プラグインや UAD プラグイン、Console アプリケーションを使用せずに Apollo を 使用すると他の一般的な DSP を搭載していないオーディオインターフェイスと同じように動作します。 Apollo の ASIO ドライバーは、コンピューターのオーディオ I/O などのように任意の ASIO 対応のオ ーディオ・ソフトウェアのルーティングに使用することができます。

Windows Media Player をはじめとする音楽プレーヤーのようなシステム・サウンドのルーティングを使 用するオーディオ・ソフトウェアの警告音、及び同様のアプリケーションは、ASIO ドライバーではなく、 Windows WDM ドライバーを使用します。

ASIO 経由で Apollo I/O へのアクセス

オーディオは、ASIO デバイス・ドライバーによって Apollo へルーティングされます。オーディオ・ソ フトウェアは、直接オーディオ・ソフトウェアのオーディオ設定/プリファレンス・パネルで ASIO イン ターフェイスにアクセス、または OS システム内のプリファレンスとして設定することができます。

Apollo I/O ドライバーネーム

各 Apollo のインプットは、Apollo ドライバーによって ASIO に提供されるチャンネル番号とネームがあ ります。オーディオ・ソフトウェアが直接 ASIO デバイスにアクセスできる場合は、アプリケーション内の 特定のインプット、またはアウトプットを指定することも可能です。

すべての Apollo ドライバーの I/O ナンバーとネームは、ドライバー I/O 表に記載されています。これら の値は、アプリケーションで許可されていれば、ナンバーやネームに特定の Apollo のインプット、またア ウトプットを参照するために使用することができます。

オーディオ・ソフトウェアで I/O を設定

直接 ASIO デバイスを選択可能なオーディオ・ソフトウェアで Apollo の I/O にアクセスするために“デバイ ス・セットアップ”または“オーディオ・デバイス”と呼ばれている環境設定を探してください。各アプリケ ーションによって方法は異なります。使用については、各ソフトウェアのマニュアルを参照してください。 以下にいくつかの例を示します。

(19)

Apollo Twin USB Software Manual 19 Working With Apollo

Steinberg Cubase

Cubase でオーディオ I/O デバイスの設定を行なうには、 デバイスセットアップ > VST オーディオシステムパ ネルから行います。

Cubase の I/O デバイスとして Apollo を選択

Ableton Live

Live では、プリファレンス> オーディオパネルを使用します。

Ableton Live の I/O デバイスとして Apollo を選択

Avid Pro Tools

Pro Tools では、プレイバックエンジンパネルを使用します。

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Apollo Twin USB Software Manual 20 Working With Apollo

オペレーティング・システムの I/O として設定

ソフトウェアが直接 ASIO デバイスにアクセスするための設定がない場合、通常 OS のシステム内の サウンド・コントロールパネルで使用するデバイスを指定します。このパネルは、すべてのシステム・ サウンドのデバイスとオーディオ I/O どのデバイスで再生するかを設定します。 注:システム・サウンドが Apollo のモニターアウトや DAW レコーディングをグ注意に妨げるのを防 ぐために通常は DAW を使用する際にシステム・サウンドの出力として Apollo を使用することは推 奨されません。 システム・サウンドに Apollo I/O を使用するには:

1.

コントロールパネルを開く> サウンド

2.

再生タブで Apollo を選択。適用をクリック、規定値に設定をクリック。

3.

録音タブで Apollo を選択。適用をクリック、規定値に設定をクリック。 この設定では、システムのオーディオを、Apollo のデフォルト・チャンネル(1 と 2)に割り当てま す。それは Apollo の左右のモニターアウトにルーティングされます。 サウンドコントロールパネルでシステムオーディオ出力(左)と入力(右)を Apollo に指定

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Apollo Twin USB Software Manual 21 Working With Apollo

Console と Apollo を使用する( DAW なし)

Apollo と Console は、DAW や他のオーディオ・ソフトウェア無しで使用することができます。DAW のレ コーディング、プレーバック機能が必要ない場合、DAW を使わずに Console のすべての Apollo の機能 にアクセスすることができ、デジタルミックス、モニタリング、リアルタイム UAD プロセッシング機能の使 用法をシンプルにします。

Apollo は、UAD プラグインによるオプションのリアルタイム UAD プロセッシングを使用したリアルタイ ム・ミキシングとモニタリングのための内部 DSP ミキサーを持っています。この機能のためのソフトウ ェア・インターフェイスは Console アプリケーションですが、実際のミックスやシグナルプロセッシングは、 Apollo の内部で行われます。

Console を使用する

インプット・モニタリングとリアルタイム UAD プロセッシングを行なうために単独で Console を使用するための 特別な考慮は必要ありません。単純に Console を起動して使用してください。関連する情報については、 Console の概要を参照してください。

他のオーディオ・アプリケーションと Console の使用について

システム・オーディオ OS でコンピューターのシステム・オーディオ(詳細はOS の I/O セッティングを参照)として Apollo を 使用するよう設定されている場合、コンピューター・システムのオーディオは、Console のモニターア ウトにルーティングされ、Apollo のインプットとミックスされます。 Apollo のインプット・レベルは、Console のインプット・チャンネルフェーダーで調整することができ、 モニターアウトのコンピューター・システムのオーディオレベルは、システムのアウトを使用した オーディオソフトウェアのボリュームで決定します。 注: コンピューター・システムのボリュームは、Console のインプット・フェーダーで調整す ることはできません。 DAW と同時に使用する

DAW はそれぞれが独自のオーディオ・ミキサーを持っています。Console と DAW 間の相互作用を理解 することはこのシナリオで最適化されているワークフローを確立するために役立ちます。詳細について

(22)

Apollo Twin USB Software Manual 22 Working With Apollo

コンピューター無しで Apollo を使用する

スタンドアローンでの使用

Console アプリケーションや DAW は、Apollo の可能性を最大限に発揮するために必要とされますが、 ホスト・コンピューターに接続しなくても制限された機能内でスタンドアローンのデジタルミキサーとして 使用することができます。 電源を落としても保存されている設定 現在アクティブなすべての I/O のアサイン、シグナル・ルーティング、モニターの設定は、Apollo の電 源を切る前に内部のファームウェアに保存され、再び電源を入れた時に呼び出されます。したがって、 最後に使用したセッティングは、ホスト・コンピューターを使用していない場合でも使用可能です。 UAD プラグインは、、電源オフ後には保存されません。 プラグイン・ファイルは、ホストコンピューターからロードしなければならないので UAD プラグインのイ ンスタンスは、電源オフ後には保存されません。

UAD プラグインを使用したスタンドアローンでの使用

ホストコンピューターと Apollo が非接続の場合(コンピューターの電源オフ、ケーブルを外す)、UAD プ ラグインが動作中であれば、Console で使用中の UAD プラグインの設定は、Apollo の電源を落とすま でリアルタイム UAD プロセッシングを行なうことができるようアクティブのままとなります。 ケーブルを外す ホストコンピューターとの接続を外すと以下の変更が発生します。:

AUX バスのミュートは解除されます。

ソロはすべてのチャンネルで無効になります。 操作について 切断後は、以下の動作が適用されます。:

Apollo のフロントパネルにある LINK スイッチは、ステレオ・チャンネルのリンク/リンク解除に 使用することはできません。ホストとの接続が失われた場合にのみ、この状態となります。 Apollo はホストコンピューターとの接続前に電源をオンにした場合、このスイッチは動作しま す。

チャンネル 1 & 2 は、ステレオリンク状態の際、Hi-Z インプットに楽器が接続されるとステレオ リンクは解除となり、UAD プラグインのプロセッシングは、両方のチャンネルでバイパスされ ます。Hi-Z インプットを取り外すとステレオリンクと UAD プロセッシングは戻ります。

(23)

Apollo Twin USB Software Manual 23 Working With Apollo

Apollo と DAW を同時に使用する(Console なし)

Console アプリケーション(または Console リコール・プラグイン)なしで DAW と使用する場合、DAW はすべてのシグナル I/O ルーティング、ソフトウェア・モニターと DSP アクセラレーターを活用した UAD プラグイン・プロセッシングをコントロールします。

DAW でモニタリング

Console の主な機能は、リアルタイム UAD プロセッシングを使用したライブパフォーマンス中の Apollo のインプット・モニターです。ソフトウェア・モニタリングが DAW で有効になっているときは、Console の インプット・モニターは無効にする必要があります。 Console のインプット・モニターが無効になっていない場合、インプット・シグナルが二重で聴こえる ために、最初の低レイテンシーDSP ミックス(Console)、その次により長いレイテンシーのソフトウェ ア・ミックスが聴こえ、フェイズを起こすか、モニタリング・シグナルが倍増します。 重要: DAW のソフトウェア・モニタリング機能が有効となっている場合、Console のインプ ットは、Apollo のモニターアウトのシグナルが倍増することを避けるためにミュートする必 要があります。 Console でインプット・モニタリングを無効にする方法

DAW のソフトウェア・モニタリング使用する際に Console でインプットを無効にするには、Console を開き、 Console ですべてのインプット・チャンネルをミュートしてください。Console はその後、終了することが可能です。 ヒント: Console では、ALT+どのミュートでもクリックをするとすべてのインプットのミュートを切り 替えることができます。 Console なしで DAW を使用することは、低レイテンシーモニタリングを必要としないミックスダウン 時の典型的なワークフローです。トラックがすでにレコーディングされていれば、バッファリングによ るレイテンシーは問題になりません。新しいトラックをレコーディングする場合は、DAW+Console の ワークフローが推奨されます。 このシナリオでは、Apollo は 2 つの独立したデバイスとして機能します。:

1.

オーディオ・インターフェイス – DAW は、ASIO デバイス・ドライバーを介して Apollo のオ ーディオ・インターフェイス I/O にアクセスし、ルーティングを行います。オーディオ I/O のレ イテンシーは、バッファーサイズのセッティングで決定されます。

2.

UAD-2 DSP アクセラレーター – DAW は、VST、RTAS、AAX64 フォーマットの UAD プラグイン として DAW にロードすることができ、Apollo の内蔵 UAD DSP をコントロールします。DAW から のデータが Apollo の DSP との往復しなければならないので、I/O バッファリングは UAD プラグ インに適用されます。

注: Apollo は、他の UAD デバイスと同様に UAD DSP アクセラレーターで動作するように設 計されている UAD プラグインをロードすることができるだけです。ホスト・ベースの“ネイティ ブ”プラグインは UAD DSP 上で動作させることはできません。

(24)

Apollo Twin USB Software Manual 24 Working With Apollo

DAW から Apollo の I/O へアクセス

オーディオインターフェイス・デバイスを指定

DAW から Apollo の I/O にアクセスするには、DAW のオーディオ・エンジンがオーディオインターフェイ ス・デバイスとして Apollo を使用するように設定する必要があります。具体的な手順は DAW によって 異なります。使用については、DAW のマニュアルを参照してください。例については、オーディオ・ソフ トウェアでの I/O セッティングを参照してください。

I/O コンプリートメント

特定のデフォルト・インプット、及び使用可能なアウト、およびそれらの名前は、Apollo の機種によって 異なります。完全なリストは、ドライバー I/O 表を参照してください。

Apollo のインプットとアウトプットを選択

DAW がオーディオインターフェイス・デバイスとして Apollo を使用するように設定されている場合、DAW のオーディオ・インプット/アウトプット・チャンネルはデバイス・ドライバーを介して Apollo の I/O にルーテ ィングすることができます。

(25)

Apollo Twin USB Software Manual 25 Working With Apollo

デフォルト・アウトプット

通常、メインのステレオアウトにチャンネル 1 と 2 がアサインされています。 したがって、Apollo のモニ ターアウトにチャンネル 1 と 2 が対応するので、DAW のメインアウトは、デフォルトでは、Apollo のモニ ターアウトにルーティングされます。アウトプットに使用するチャンネルは、DAW で変更することができ ます。

Apollo I/O ドライバー・ネーム

各 Apollo のインプット/アウトプットは、Apollo ドライバーによって提供されるチャンネル・ナンバーと ネームを持っています。DAW は、DAW 内の特定のインプットやアウトプットを指定するためにこれら のナンバーやネームを使用しています。 ナンバー vs. ネーム Apollo のドライバーは、ネームとナンバーですべての I/O チャンネルを表しますが、実際の表示は各 DAW に依存します。例えば、Avid Pro Tools は、ドライバー名が表示されますが、Steinberg Cubase と Ableton Live は、ドライバー・ナンバーを表示します。いくつかの DAW(例: Cubase)は、ドライバー名 を自身で入力することができます。

すべての Apollo ドライバーI/O ナンバーとネームは、ドライバーI/O 表に記載されています。ドライバー 名が表示されないアプリケーションで I/O を選択する場合、これらの値は、Apollo のインプット/アウトプ ット名を参照するように使用可能です。

(26)

Apollo Twin USB Software Manual 26 Working With Apollo

DAW、Console で同時に Apollo を使用する

Console と DAW を同時に使用するとき、Apollo の入力とリアルタイム UAD プロセッシングを使用して 低レイテンシーモニタリングやレコーディングを行うことができます。このワークフローは、ソフトウェアモ ニタリング時に関連する I/O バッファーのレイテンシーを排除します。 この方法でレコーディングに使用する際、Console は、すべてのインプットモニタリングとリアルタイム UAD プロセッシングをコントロールするために使用します。DAW のソフトウェアモニタリング機能はミュー トしていなければなりません。

ソフトウェアモニタリング VS ハードウェア・モニタリング

DAW を通った(アクティブな入力を聴く)ソフトウェアモニタリングは、オーディオインターフェイス I/O バ ッファリング時に起こるレイテンシーが存在します。オーディオインターフェイスの内蔵の DSP キューミ キサー(例えば Apollo Console アプリケーション)を介してのハードウェア・モニタリングは、DAW でバ ッファリングせずに入力から出力へ直接ルーティングされるので、レイテンシーを体感することはありま せん。詳細については、“レイテンシーの基礎”を参照してください。

Console を使用してモニタリング

コンソールの主な目的は、リアルタイム UAD プロセッシングを使用した(または、使用しない)Apollo の 入力のライブパフォーマンスをモニタリングすることです。DAW で使用する場合、コンソールは、DAW ソフトウェアのモニタリングミキサーとは別に機能するモニターミキサーとして使用します。 コンソールを使用する時は、DAW のソフトウェアモニタリングを無効にする

DAW と Apollo Console を同時に使用する際、Apollo Ocnsole をアクティブな入力モニタリングに使用す るので、DAW 側のソフトウェアモニタリング機能はミュートしておく必要があります。そうしない場合、入 力した信号が二重になって聴こえるので、フェイズやダブリングのように聴こえます。最初に低レイテン シーのキューミックスが聴こえ、次に高レイテンシーの(DAW の)ソフトウェアミックスが聴こえます。

重要: コンソールでは Apollo の入力をモニターするときに DAW のモニター音と重なるため、DAW の ソフトウェアモニタリングをミュートする必要があります。DAW のソフトウェアモニタリングをミュートする 具体的な方法については使用する DAW のマニュアルを参照してください。

(27)

Apollo Twin USB Software Manual 27 Working With Apollo

Console インプットとミックスバスのルーティングとレコーディング

Apollo のインプットを DAW でレコーディング

この機能については、DAW で Apollo の I/O へアクセスを参照してください。

Console ミックスバスを DAW でレコーディング コンソールのモニターとバス出力をレコーディングするために DAW にルーティングすることができま す。詳細についてはバーチャル I/O を参照してください。 リアルタイム UAD プロセッシングをレコーディング リアルタイム UAD プロセッシングを駆使して Apollo のインプットをモニタリングする場合、それらをプ ロセッシング前(ドライ)、プロセッシング後(ウェット)のどちらかでレコーディングすることができます。 これは Apollo Console のインサートエフェクトスイッチを使用して切替えます。 詳細については、インサートエフェクトについてを参照してください。

Console リコール・プラグインと Console

DAW と同時に Apollo や Console アプリケーションを使用する時、Console リコール・プラグインは、さら なる便利さを提供します。その主な機能は、DAW プロジェクトファイル内に完全な Console セッティング を保存することです。 Console リコール・プラグインを含んだ DAW プロジェクトがロードされ、“シンク”が有効な場合、新しくロ ードした DAW セッション内に保存された Console セッティングをコンソールに再現します。詳細につい てはシンクを参照してください。

遅延補正

コンソールと DAW を併用している時などの複雑なデジタルオーディオ環境では、多少のレイテンシー を避けることはできません。しかし幸いにもこれらのアプリケーションがきちんと設定されていれば、コ ンソールを介した低レイテンシーモニタリングを使用している際には取るに足らない問題になり、レイテ ンシーは避けることができないものの DAW の自動遅延補正を使用してレコーディングしたトラックのタ イムアライメントを自動的に管理します。 詳細については、Apollo の遅延補正を参照してください。

同時に複数のインプットをレコーディングする

リアルタイム UAD プロセッシングがコンソール内でアクティブであり、同時にマルチチャンネルソース (ドラムセットやマルチマイクのギター等)をモニタリングやレコーディングする場合、コンソールの入力 遅延補正機能は、フェイズアライメントを維持します。コンソールの UAD プラグインのいくつかはアッ プサンプリングされています。詳細についてはConsole のインプット遅延補正を参照してください。

レイテンシーの基礎

デジタルオーディオシステムに起こるレイテンシーの概要についてはレイテンシーの基礎レイテンシーの 基礎”を参照してください。

(28)

Apollo Twin USB Software Manual 28 Working With Apollo

バーチャル I/O

概要

Apollo のデバイスドライバーは、様々な“バーチャル”(ソフトウェアのみ)の入出力を直接ハードウェアの 入出力にルーティングすることができます。バーチャル・チャンネルは、Console のバーチャル入出力、 Console のキュー、AUX、モニターバス・アウトで構成されています。

フレキシブルなシグナル・ルーティング

バーチャル I/O は、ケーブルパッチギアのあるラックの背後に回らなくても DAW を経由して柔軟性の高 い様々な信号ルーティングを行うことができます。バーチャル I/O チャンネルのオーディオストリームは、 デジタル領域にあるので、元のままのオーディオ信号経路を A/D-D/A 変換を必要とせずに維持するこ とができます。

Console にバーチャル・インプットをルーティング

バーチャル入力チャンネルは、UAD プラグインによるリアルタイム UAD プロセッシングが 行えるよう任意の DAW 出力をコンソールのバーチャル・インプットに直接ルーティングす ることができます。 この構成では、I/O バッファリングと関連するスループット・レイテンシーが減少できるの で、DAW にインサートされたバーチャルソフトウェアインストゥルメントをライブ演奏する場 合にこの機能は特に役立ちます。 DAW 出力は、リアルタイム UAD プロセッシングを行うためにコン ソール入力をデジタルでルーティ ングすることができます。

DAW へのバーチャルアウト

それらをレコーディングできるようバーチャル出力は、コンソールのバーチャル入力チャ ンネルとコンソールのバス出力のどれか(またはすべて)を DAW の入力に直接ルーティ ングすることもできます。バーチャルアウトでリアルタイム UAD プロセッシングの有無に 関わらず Console のシグナル(Console AUX リターンなど)をキャプチャーすることは簡 単です。

コンソール出力は、レコーディング やさらなるルーティングをおこなうために DAW 入力をデジタルでルーティングする ことができます。

(29)

Apollo Twin USB Software Manual 29 Working With Apollo

DAW のアウトプットをコンソールのバーチャル・インプットへルーティング

リアルタイム UAD プロセッシングを行うために Console へ DAW アウトのシグナルをルーティングす るには、DAW のトラック、バス、またはアウトプットな どのアウトプット・デバイスをバーチャル・チャンネル (DAW ソースがステレオの場合はチャンネルペア で)へアサインしてください。 DAW のアウトプット・シグナルは、Console では、 バーチャルインプットのチャンネルに現れます。 そしてそれはハードウェア・インプットと同じように 扱い、ルーティングすることができます。 右図:コンソールのバーチャル入力 も DAW の出力をルーティング

Console のバーチャルアウトを DAW にレコーディング

Console のアウトプット・シグナルを DAW でレコーデ ィングできるようにルーティングするには、シンプル に DAW の入力用ソースとして任意の Console のバ ーチャル・チャンネルを割り当てるだけです。(コンソ ールからのソースがステレオの場合は、チャンネル ペアへルーティング) ヒント:この方法は、リアルタイム UAD プロ セッシングのために Console へ DAW から実 質的にルーティングされたソフトウェアインス トゥルメントを再度キャプチャーしてレコーデ ィングするために使用することができます。 右図:コンソールのバーチャルアウトを DAW のチャンネル・インプットにルーティング。個々 に記載されている(モニター、Aux、HP を含 む)任意のバーチャル出力が DAW の入力と して使用できる事に注意してください。

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Apollo Twin USB Software Manual 30 Console Overview

Console について

Console とは?

Console アプリケーション アイコン Console アプリケーションは、Apollo オーディオインターフェイス・ハードウェア用のソフトウェアインター フェイスです。 Console は馴染みのあるアナログスタイルのワークフローによって、一般的に必要な機 能にはすぐにアクセスできるよう設計された使いやすいアプリケーションです。 Console の機能は、Apollo ハードウェア・ユニットとそれらをデジタルミキシングし、低レイテンシーで モニタリングする能力をコントロールすることです。Console では、リアルタイム UAD プロセッシング と Unison を採用した UAD プラグインを設定し、使用することができます。 重要な基本コンセプト: コンソールの主な機能は、Apollo の低レイテンシー・ハードウェア・モニタリン グとリアルタイム UAD プロセッシングをコントロールすることです。コンソールは、これらの機能を活用 するために使用し、DAW ミキサーのソフトウェアモニタリング機能に置き換えることができます。 Console は、フロントエンド・シグナルプロセッシングと低レイテンシーモニタリング、またはトラッキングに 使用するために DAW と同時に使用することができます。Console セッションは、全体の構成を簡単にリ コールするためにプリセットとして保存することができ、1 つのチャンネルストリップは、チャンネルストリッ プ・プリセットとして保存、リコールすることができます。Console はまた、Apollo のオーディオインターフェ イスのサンプルレート、クロックソース、リファレンス・レベルなどの I/O セッティングを設定するために使 用することができます。 Console アプリケーションは、Apollo インターフェイス内で実行するデジタルミキシングとシグナルプロ セッシング機能のリモートインターフェイスです。Console は、ホストコンピューター上で動作しますが、 コンピューター上の CPU は、これらのオーディオ機能に関与しません。すべてのシグナルプロセッシン グはハードウェア・ユニット内部のSHARC DSP が処理を行います。 注: Apollo インターフェイスは、内部の DSP ミキサー の動作に 内蔵 UAD DSP とメモリーリソースを 使用します。そのため、 Apollo を接続している場合、 UAD メーターは UAD プラグインを使用して いない場合でも DSP とメモリー使用量に影響があります。

参照

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