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RAID 構成された物理ドライブの交換

ドキュメント内 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 (ページ 159-163)

7.1. 概要

この章では、故障または故障予測が発生した物理ドライブの交換手順を説明しています。

冗長性のあるロジカルドライブでは、故障したドライブの代わりに新しいドライブを接続することで、自動的にリビ ルドが行われます。また、ドライブの自己診断機能による故障予測が検出された際、ドライブが故障する前に冗 長性を保ったままドライブの交換を行うことができます。

冗長性のないロジカルドライブでは、ドライブが故障した後はデータが失われているため、そのロジカルドライブ を一度削除した上で、データをバックアップ等から復旧させる必要があります。

ドライブの交換は、

RAID

管理ツールで物理ドライブおよびロジカルドライブの状態を確認しながら実施します。手 順中で指示されている各操作の方法については、

ServerView RAID Manager

または、

HII Configuration Utility

Ctrl-R Utility、IRMC S4/S5 WebUI等、各管理ツールのマニュアルを参照してください。

NOTE: 使用可能なRAID管理ツールはお使いの構成によって異なります。

NOTE: iRMC S4/S5 WebUIを使用する作業は、ホットスワップ対応のドライブベイを想定しています。また、アレイコントローラお よび物理ドライブに対して設定変更・機能選択などの操作はできません。必要に応じて、ServerView RAID Manager、

HII Configuration Utility、Ctrl-R Utilityなどを使用してください。

NOTE: ServerView RAID Managerを使用する場合、実施する作業によってはシステム管理者権限によるServerView RAID Managerへのログインおよび編集モードへの変更が必要となります。作業完了後、編集禁止モードへの変更または、

ServerView RAID Managerを終了してください。

7.2. RAID 管理ツールによるドライブの状態表示

物理ドライブの交換は、

RAID

管理ツールを使用して各ドライブの状態を確認しながら実施します。使用する

RAID

管理ツールによって、状態の表示が異なります。本章の手順では、

ServerView RAID Manager

による表記を記載し ています。

表 55: RAID管理ツールによる物理ドライブの状態表示 Server View RAID

Manager HII Configuration

Utility iRMC S4 WebUI iRMC S5 WebUI Ctrl-R

オンライン Online Operational 動作中 Online

故障 Failed Failed 失敗 Failed

故障(またはディスク が認識されていませ ん)

Missing ※1 表示されません 表示されません missing ※1

未構成または故障 Unconfigured Bad Failed 失敗 UB オフライン Offline Offline オフライン Offline グローバルホットスペ

Hot Spare Global Hotspare グローバルホットスペ

Hotspare

専用ホットスペア Hot Spare Dedicated Hotspare 専用ホットスペア Hotspare 利用可能 Unconfigured Good Available 可能 Ready / UG コピーバック Replacing Copyback コピーバック Copyback リビルド中 Rebuilding Rebuilding リビルド中 Rebuild

※1 ロジカルドライブ配下の物理ドライブ一覧の表示に表示されます

NOTE: 物理ドライブに故障予測(SMARTエラー)が検出された場合は、「オンライン/SMARTエラー」等、状態表示と併せて表示

されます。

クリティカル Degraded Degraded デグレード Degraded 部分的クリティカル Partially Degraded Partially Degraded 部分デグレード Part.Deg.

故障 Offline Failed 失敗 Offline

7.3. 冗長性があるロジカルドライブでの手順

7.3.1. 故障したドライブの交換(ホットスペアドライブ無し)

故障したドライブを新しいドライブに交換し、リビルドによってアレイ構成を修復する手順を説明します。

1.

故障した物理ドライブの搭載位置を特定します。故障した物理ドライブは、以下いずれかの状態となりま す。

 故障

 未構成または故障

 故障

(

またはディスクが認識されていません

)

2.

対象の物理ドライブを含むロジカルドライブの状態を確認します。以下いずれかの状態となります。

 クリティカル

 部分的クリティカル

3.

交換対象のドライブを、新しいドライブに交換します。

4.

交換したドライブに対して、リビルドが開始されたことを確認します。

NOTE: 自動でリビルドが開始されなかった場合は、Auto Rebuild設定が無効となっている可能性があります。この場合は

手動でリビルドを開始してください。

7.3.2. 故障したドライブの交換(ホットスペアドライブ有り)

ホットスペアドライブがある構成の場合、ドライブが故障するとホットスペアドライブに対して自動的にリビルドが 開始されます。その後故障したドライブを新しいドライブに交換し、アレイ構成を修復する手順を説明します。

1.

故障した物理ドライブの搭載位置を特定します。故障した物理ドライブは、以下いずれかの状態となりま す。

 故障

 未構成または故障

また、ホットスペアとして設定されていた物理ドライブは、以下いずれかの状態となります。

 リビルド中

 オンライン (ホットスペアリビルドが完了した場合)

2.

対象の物理ドライブを含むロジカルドライブの状態を確認します。以下いずれかの状態となります。

 クリティカル

 部分的クリティカル

 オンライン (ホットスペアリビルドが完了した場合)

3.

交換対象のドライブを、新しいドライブに交換します。

4.

交換したドライブに対して、自動でコピーバックが開始されたことを確認します。

NOTE: コピーバックの完了後、自動でホットスペアドライブが再割り当てされます。

NOTE: ホットスペアリビルドの進捗中に交換した場合は、ホットスペアリビルドの完了後、コピーバックが開始されます。

7.3.3. ドライブの予防交換(ホットスペアドライブ無し)

物理ドライブに問題が発生した際、物理ドライブ自身が持つ自己診断機能によって、故障予測(

SMART

エラー)が アレイコントローラに通知されることがあります。実際に物理ドライブが故障状態になる前に、物理ドライブを予防 交換する手順について説明します。

1.

交換対象の物理ドライブを特定します。物理ドライブの状態表示と併せて「

SMART

エラー」表記がある場 合、予防交換対象となります。

NOTE: ドライブの状態によって、一度表示された故障予測(SMART エラー)表示が時間経過やシステム再起動によって表示さ

れなくなることがあります。RAID管理ツール上の表示で故障予測表示が確認できない場合は、イベントログを参照し、

故障予測のイベントが記録されているドライブのSlot番号を確認してください。

NOTE: SMARTエラーが発生したことがある物理ドライブは、物理ドライブの詳細情報の「SMARTエラー数」が1以上の表示とな ります。

2.

対象の物理ドライブを含むロジカルドライブの状態が「オンライン」であることを確認します。

NOTE: ロジカルドライブの状態が「クリティカル」または、「部分的クリティカル」となっている場合は、予防交換の実施前に故障

している物理ドライブを交換してください。

3.

予防交換対象の物理ドライブをオフラインに設定します。

NOTE: iRMC WebUIを使用する場合は、Locate機能を使用して故障LEDを点灯させます。

4.

予防交換対象の物理ドライブを、新しいドライブに交換します。

5.

交換したドライブに対して、リビルドが開始されたことを確認します。

NOTE: 自動でリビルドが開始されなかった場合は、Auto Rebuild設定が無効となっている可能性があります。この場合は手動

でリビルドを開始してください。

7.3.4. ドライブの予防交換(ホットスペアドライブ有り)

ホットスペアドライブが設定されている構成の場合、物理ドライブに故障予測(SMARTエラー)が検出されると、ア レイコントローラはホットスペアドライブに対して、自動的にコピーバック(

Replace Drive

)を開始します。本項では 故障予測が発生したドライブの交換手順を説明します。

NOTE: 「SMART検出時のコピーバック」設定が有効(工場出荷設定)の場合の動作です。本設定が無効の場合、コピーバック

は開始されません。「ドライブの予防交換(ホットスペアドライブ有り/手動による手順)」の手順を実施してください。

1.

交換対象の物理ドライブを特定します。物理ドライブの状態表示と併せて「

SMART

エラー」表記がある場 合、予防交換対象となります。

NOTE: 物理ドライブの状態によって、一度検出された故障予測(SMART エラー)表示が時間経過やシステム再起動によって故

障予測状態でなくなくなることがあります。RAID管理ツール上の表示で故障予測表示が確認できない場合は、イベント ログを参照し、故障予測のイベントが記録されているドライブのSlot番号を確認してください。

NOTE: SMARTエラーが発生したことがある物理ドライブは、物理ドライブの詳細情報の「SMARTエラー数」が1以上の表示とな ります。

2.

ホットスペアドライブに対してコピーバックが進捗中の場合は、完了を待ちます。

NOTE: コピーバックが完了すると、交換対象となる故障予測が検出されたドライブはアレイ構成から切り離され、状態は「故

障」となります。

3.

ドライブの状態によっては交換対象のドライブの故障

LED

が点灯しません。この場合、

Locate

機能を使用 して故障

LED

を点灯させます。

4.

交換対象の物理ドライブを、新しいドライブに交換します。

5.

交換したドライブに対して、自動でコピーバックが開始されたことを確認します。

NOTE: コピーバックの完了後、自動でホットスペアドライブが再割り当てされます。

7.3.4.1. ドライブの予防交換(ホットスペアドライブ有り/手動による手順)

ホットスペアドライブが設定されている構成において、「

SMART

検出時のコピーバック」設定が無効の場合、手動 で予防交換を実施する手順を説明します。

1.

交換対象の物理ドライブを特定します。物理ドライブの状態表示に併せて「

SMART

エラー」表記がある場

ドキュメント内 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 (ページ 159-163)