2 SIMATIC S7 コントローラとの通信
2.3 ダイレクトキー
2.3.1 PROFIBUS DPダイレクトキーの設定
通常の使用に加えて、オペレータパネルの F キー、K キーおよび S キーは、PROFIBUS DP ダイレクトキーとして使用できます。"ダイレクトキー"ファンクションは、タッチパネル用 に設定したボタンに追加されます。PROFIBUS DP ダイレクトキーを使用すると、キーまた はボタンが押されたときに、CPU の I/O エリアでビットがセットされます。
PROFIBUS DP バスのサイクル時間は、設定されたすべての入力と出力の全体から算出され ます。設定された入力数と出力数が PROFIBUS DP ダイレクトキーの応答時間を左右しま す。通常の設定の場合、PROFIBUS DP ダイレクトキーの応答時間は 100 ミリ秒未満です
。 制限事項
● ダイレクトキーの機能は、特定の HMI デバイスだけで使用できます。
● PROFIBUS DP ダイレクトキーと PROFINET IO ダイレクトキーを、並行して操作する ことは許可されていません。
以下を、HMI デバイスのコントロールパネルの"PROFINET IO 有効化"オプションで確立 します。
オプション無効化 = PROFIBUS DP - ダイレクトキー有効化 オプション有効化 = PROFINET-IO - ダイレクトキー有効化
● ローカル HMI デバイス上のダイレクトキーのみを、操作できます。 Sm@rtClient では、
ダイレクトキーのキーおよびボタンを操作できます。 ただし、ビットは CPU の I/O エ リアに設定されません。
● タッチスクリーン機能のある HMI デバイスでダイレクトキーとして使用されるボタンは
、スクリプトを使って以下の変更を行えません。
– 移動 – サイズ変更 – 非表示 – 操作の無効化
● LED は、PROFIBUS DP ダイレクトキーまたは HMI Runtime アプリケーションを介して
、アドレス指定を受けます。 PROFIBUS DP ダイレクトキーと HMI Runtime アプリケー ションから、同時にアドレス指定しないようにします。 LED の"ACK"、"A~Z l"、"A~Z r"、"HELP"は、システムファンクション用の予備であり、設定できません。 LED の
"ACK"、"A~Z l"、"A~Z r"、"HELP"を、PROFIBUS DP ダイレクトキーを介してアドレ ス指定しないことをお勧めします。
通知
Pocket Internet Explorer や Control Panel などの外部アプリケーションが起動された場合
、その外部アプリケーションは前面で実行され、Runtime は背面に置かれます。 ファンク ション"DirectKeyScreenNumber"用のビットが設定されず、構成済みファンクション
"DirectKey"が割り当てられたキーやボタンは PLC の関連ビットをトリガしなくなります。
必要条件
● HMI デバイスは、PROFIBUS DP 経由で SIMATIC S7PLC に接続する必要があります。
● WinCC flexible は"integrated in STEP 7"にインストールする必要があります。 統合 WinCC flexible の使用法の詳細については、「STEP 7 での WinCC flexible の統合」の章 を参照してください。
● PROFIBUS DP ダイレクトキーを使用できるようにするためには、HMI デバイスのコン トロールパネルの"PROFINET IO 有効化"オプションを無効にする必要があります。
STEP 7 用の設定
HMI デバイスは、一般的な通信(変数の読み取りと書き込み)用のアクティブノードとして設 定する必要があります。 HMI デバイスは PROFIBUA DP ダイレクトキー用に、PROFIBUS DP ネットワークでスレーブとして設定する必要があります。 次の図は、S7-400 に基づい た基本設定を示しています。
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DP ダイレクトキー用の HMI デバイスの構成
2.3 ダイレクトキー
基本設定の手順
以下のステップ 1 から 3 までは、一般的な通信向けに STEP 7 (マスターとして) における HMI デバイスの設定のための基本手順を説明しています。 ステップ 4 から 6 までには、
PROFIBUS DP ダイレクトキーを使用するために、HMI デバイスを PROFIBUS DP スレー ブとして設定する方法を説明しています。
同一のアドレスは、アクティブノードおよび DP スレーブとして HMI デバイスを設定する のに使用されます。
1. 新規プロジェクトを STEP 7 に作成して、CPU 414-2 DP などの DP 対応の CPU でハー ドウェアを設定します。
– PROFIBUS DP アドレスにアドレスを割り付けて、CPU をネットワークに接続しま す。
2. 新しい"SIMATIC HMI ステーション"オブジェクトをプロジェクト内に挿入します。 これ を行うには、目的の HMI デバイスを選択します。 挿入した HMI デバイスは、STEP 7 プ ロジェクトで確認することができます。
STEP 7 プロジェクトにおける HMI デバイスの設定
3. [設定]をダブルクリックして、HMI デバイスを同一の PROFIBUS DP ネットワークに CPU の 1 つとして接続します。
4. CPU の HW の設定を開きます。 設定した HMI デバイスタイプを[設定したステーション ]>[SIMATIC HMI ステーション]のハードウェアカタログから表示されている
PROFIBUS DP にドラッグします。
STEP 7 プロジェクトでの DP ダイレクトキー用の設定(例)
2.3 ダイレクトキー
5. 設定済みの HMI デバイスをステーションウィンドウ内に挿入すると、[DP スレーブのプ ロパティ]ダイアログが開きます。 DP スレーブを選択してそれを PLC に接続するには、
[接続]ボタンをクリックします。
スレーブとしての HMI デバイスの接続
6. 使用している HMI デバイスのタイプを確立します。 HW カタログで HMI デバイスを選 択して、それをステーションウィンドウの詳細表示にドラッグします。 HMI デバイスの タイプおよびアドレスは、詳細画面に表示されます。
入力/出力の割り付け
デバイスのキーまたはボタンは入力エリアにバイトを割り付けます。 LED が DP 出力エリ アのバイトを占めます。 以下の表は各種 HMI デバイスで使用されているバイト数を示して います。 正確な割付は、以下の画面に表示されます。
タッチパネルには、永続的に割り付けられたキーはありません。 タッチパネルは、ユーザ ーが設定できるボタンだけです。 ダイレクトキー機能を介して、ボタンに入力エリアのビ ットを割り付けることができます。 入力方向で、ビットは右から左にカウントされます。
永続的に割り付けられたキーを持っているオペレータパネルに対して、タッチパネルのボタ ンは自由に割り付けることができます。 詳細な情報については、『WinCC flexible - WinCC Windows ベースシステムの設定』ユーザーマニュアルを参照してください。
DP 入力/出力用の割り付け
HMI デバイス 入力 出力
MP 377 タッチデバイス 5 バイト 5 バイト
MP 377 タッチデバイス 5 バイト –
MP 370 キーデバイス、MP 270B、OP 270-10" 5 バイト 5 バイト MP 370 タッチデバイス、TP 270-10" 5 バイト –
MP 277-10"タッチデバイス 5 バイト 5 バイト
MP 277-8"タッチデバイス 5 バイト 5 バイト
MP 277-10"タッチデバイス、MP 277-8"タッチデバイ
ス 5 バイト –
MP 177-6"タッチデバイス 5 バイト -
OP 277 -6" 4 バイト 4 バイト
TP 277-6" 4 バイト –
Mobile Panel 277 10 バイト 4 バイト
OP 270-6"、OP 170 4 バイト 4 バイト
TP 270-6"、TP 170 4 バイト –
OP 177B 9 バイト 4 バイト
TP 177B 4 バイト –
TP 177B 4" 5 バイト -
Mobile Panel 177 9 バイト 4 バイト
OP 77B 4 バイト 4 バイト
MP 377 タッチデバイスおよび MP 370 タッチデバイス用入力/出力の割り付け
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2.3 ダイレクトキー
MP 377、MP 370、TP 270-10"、
MP 277-10"、MP 277-8"、MP 177-6"タッチデバイスおよび TP 177B-4"の I/O 割り当て
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MP 277-10"タッチデバイス、MP 270B タッチデバイス、および OP 270 10"タッチデバイス用入力/
出力の割り付け
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MP 277-8"タッチデバイス用入力/出力の割り付け
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OP277-6"、OP270-6"、および OP 170B 用の入力/出力の割り付け
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TP 277-6"、TP 270-6"、TP 177B、および OP 170B 用の入力/出力の割り付け
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2.3 ダイレクトキー
OP 177B 用の入力/出力の割り付け
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OP 77B 用の入力/出力の割り付け
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Mobile Panel 277 用の入力/出力の割り付け
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Mobile Panel 170 用の入力/出力の割り付け
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2.3 ダイレクトキー
Mobile Panel 177 DP 用の入力/出力の割り付け
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画面番号へのダイレクトキーの割り付け(タッチデバイスのみ)
PROFIBUS DP ダイレクトキーが異なる画面の異なる機能に同じビットを使用している場合
、S7 は画面番号で個々の機能を区別する必要があります。 画面の変更後、PLC の画面番号 更新の遅延を回避するために、"DirectKeyScreenNumber"画面ファンクションを使用します
。
"DirectKeyScreenNumber"を使用して入力エリア内に任意のビット数を設定し、それによっ て画面を識別して、同時にダイレクトキービットを PLC に送信できます。 これは、画面番 号にコントロールビットの割り付けをいつでも確実に行います。
Mobile Panel 170 での PROFIBUS DP ダイレクトキーの割り付け
Mobile Panel 170 のダイレクトキーのレイアウトは、次の例外事項以外は、Mobile Panel 177 と同じです:
● タッチコマンドボタン用タッチビットはサポートされていません。
● 点灯しているプッシュボタンの LED ビットはサポートされていません。
Mobile Panel 177 のダイレクトキーのレイアウトは、オンライン ヘルプの「PROFIBUS DP ダイレクトキーの設定」に含まれています。