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PIDモニタリソースの注意事項

ドキュメント内 CLUSTERPRO X SingleServerSafe 3.1 for Linux 設定ガイド (ページ 112-121)

活性に成功したEXECリソースを監視します。プロセスIDの有無を監視することによってプロ セスIDの消滅時に異常と判断します。

監視を行うEXECリソースは 294 ページの「モニタリソース共通の設定」の [対象リソース] で 設定します。EXECリソースの起動時の設定が[非同期]の場合のみ監視できます。プロセスの ストールを検出することは出来ません。

注: データベース、samba、apache、sendmail などのストール監視を行うには

「CLUSTERPRO 監視オプション」を購入してください。

PIDモニタリソースの注意事項

活性に成功した EXECリソースを監視します。EXEC リソースの開始スクリプトの起動時の設 定が[非同期]の場合のみ監視できます。

PIDモニタリソースの設定

セクション III リソース詳細

WebManager で PID モニタリソースのプロパティを表示するには

1. WebManager を起動します。

2. ツリービューで PID モニタのオブジェクト をクリックします。以下の内容がリスト ビューに表示されます。

コメント PIDモニタリソースのコメント

監視対象PID PIDモニタリソースで監視を行うプロセスのPID

ステータス PIDモニタリソースのステータス

サーバ名 サーバ名

ステータス サーバにおけるモニタリソースのステータス

第 5 章 モニタリソースの詳細

CLUSTERPRO X SingleServerSafe 3.1 for Linux 設定ガイド 114

さらに [詳細情報] ボタンを選択すると以下の内容がポップアップダイアログに表示されます。

名前 PIDモニタリソース名

タイプ モニタリソースのタイプ

監視タイミング モニタリソースの監視開始タイミング 対象リソース 監視対象リソース

インターバル(秒) 監視対象の状態を確認する間隔(秒)

タイムアウト(秒) 監視対象の異常検出後にモニタリソースを異常と判断する タイムアウト(秒)

リトライ回数 監視対象の異常検出後にモニタリソースを異常と判断する リトライ回数

最終動作 異常検出時の最終動作

再活性前にスクリプトを実行する 異常検出時の再活性前スクリプト実行の有無 フェイルオーバ前にスクリプトを実行する

使用しません 最終動作前にスクリプトを実行する

異常検出時のスクリプト実行の有無 回復対象 異常検出時の回復対象の名前 回復対象タイプ 異常検出時の回復対象のタイプ

回復スクリプトしきい値 異常検出時に回復スクリプトを実行する回数 再活性化しきい値 異常検出時に再活性化を行う回数

フェイルオーバしきい値 使用しません

監視開始待ち時間(秒) 監視を開始するまでの待ち時間(秒) nice値 モニタリソースのnice値

監視一時停止可否 監視一時停止の可否 擬似障害可否 擬似障害の可否 タイムアウト発生時にダンプを採取する

タイムアウト発生時の監視プロセスのダンプ採取有無 フェイルオーバ実行前にマイグレーションを実行する

使用しません

ユーザ空間モニタリソースの設定

セクション III リソース詳細

ユーザ空間モニタリソースの設定

ユーザ空間モニタリソースは、ユーザ空間のストールを異常として判断します。

本リソースは自動的に登録されます。監視方法はsoftdogのユーザ空間モニタリソースが自動 登録されます。

1. Builder の左部分に表示されているツリービューで、[Monitors] のアイコンをクリックしま

す。

2. 画面右のテーブルビューに、モニタリソースの一覧が表示されます。目的のユーザ空間モ ニタリソース名を右クリックし、[プロパティ] の [監視(固有)] タブをクリックします。

3. [監視(固有)] タブで、以下の説明に従い詳細設定の表示 / 変更を行います。

ハートビートのインターバル/タイムアウトを使用する

監視のインターバルとタイムアウトを、ハートビートのインターバルとタイムアウトを使用するか どうかを設定します。

チェックボックスがオン

ハートビートのインターバルとタイムアウトを使用します。

チェックボックスがオフ

ハートビートの設定は使用せず、監視タブで設定するインターバルとタイムアウトを使用し ます。タイムアウトはインターバルより大きい値を設定する必要があります。[監視方法]

にipmiを設定している場合、タイムアウトを255以下に設定する必要があります。

第 5 章 モニタリソースの詳細

CLUSTERPRO X SingleServerSafe 3.1 for Linux 設定ガイド 116

監視方法

ユーザ空間モニタリソースの監視方法を以下の中から選択します。既に他のユーザ空間モニ タリソースで使用している監視方法は選択できません。

softdog

softdogドライバを使用します。

ipmi

ipmiutilを使用します。

keepalive

clpkhbドライバ、clpkaドライバを使用します。

none

何も使用しません。

タイムアウト発生時動作

最終動作を設定します。監視方法がkeepaliveの場合にのみ設定可能です。

RESET

サーバをリセットします。

PANIC

サーバをパニックさせます。

ダミーファイルのオープンクローズ

監視を行う際、インターバルごとにダミーファイルのオープン/クローズを行うかどうかを設定し ます。

チェックボックスがオン

ダミーファイルのオープン/クローズを行います。

チェックボックスがオフ

ダミーファイルのオープン/クローズを行いません。

書き込みを行う

ダミーファイルのオープン/クローズを行う場合に、ダミーファイルに書き込みを行うかどうかを 設定します。

チェックボックスがオン

ダミーファイルの書き込みを行います。

チェックボックスがオフ

ダミーファイルの書き込みを行いません。

サイズ(1~9999999)

ダミーファイルに書き込みを行う場合に書き込むサイズを設定します。

ユーザ空間モニタリソースの設定

セクション III リソース詳細

ダミースレッドの作成

監視を行う際にダミースレッドの作成を行うかどうかを設定します。

チェックボックスがオン

ダミースレッドの作成を行います。

チェックボックスがオフ

ダミースレッドの作成を行いません。

ユーザ空間モニタリソースが依存するドライバ

監視方式 softdog softdog

監視方法がsoftdogの場合、このドライバが必要です。

ローダブルモジュール構成にしてください。スタティックドライバでは動作しません。

softdogドライバが使用できない場合、監視を開始することはできません。

監視方式 keepalive clpka

clpkhb

監視方法がkeepaliveの場合、CLUSTERPROのclpkhbドライバ、clpkaドライバが必要 です。

監視方法をkeepaliveに設定する場合、カーネルモードLANハートビートを設定することを 推奨します。カーネルモードLANハートビートを使用するにはclpkhbドライバが必要です。

clpkaドライバとclpkhbドライバはCLUSTERPROが提供するドライバです。サポート範囲

については『インストールガイド』の『動作可能なディストリビューションとkernel』を参照し てください。

clpkhbドライバ、clpkaドライバが使用できない場合、監視を開始することはできません。

ユーザ空間モニタリソースが依存する rpm

監視方式 ipmi ipmiutil

監視方法がipmiの場合、このrpmをインストールしておく必要があります。

このrpmがインストールされていない場合、監視を開始することはできません。

第 5 章 モニタリソースの詳細

CLUSTERPRO X SingleServerSafe 3.1 for Linux 設定ガイド 118

ユーザ空間モニタリソースの監視方法

ユーザ空間モニタリソースの監視方法は以下のとおりです。

監視方法 softdog

監視方法がsoftdogの場合、OSのsoftdogドライバを使用します。

監視方法 ipmi

監視方法がipmiの場合、ipmiutilを使用します。

ipmiutilがインストールされていない場合、インストールする必要があります。

監視方法 keepalive

監視方法が keepaliveの場合、clpkhbドライバとclpkaドライバを使用します。

注: clpkhbドライバ, clpkaドライバが動作するディストリビューション、kernelバージョンについ ては必ず『インストールガイド』の『動作可能なディストリビューションとkernel』で確認してく ださい。

ディストリビュータがリリースするセキュリティパッチを既に運用中のサーバへ適用する場 合(kernelバージョンが変わる場合)にも確認してください。

監視方法 none

監視方法 none は、評価用の設定です。ユーザ空間モニタリソースの拡張設定の動作だけを 実行します。本番環境では設定しないでください。

ユーザ空間モニタリソースの拡張設定

ユーザ空間モニタリソースを拡張させる設定として、ダミーファイルのオープン/クローズ、ダ ミーファイルへの書き込み、ダミースレッドの作成があります。各設定に失敗するとタイマの更 新を行ないません。設定したタイムアウト値またはハートビートタイムアウト時間内に各設定が 失敗し続けるとOSをリセットします。

ダミーファイルのオープン/クローズ

監視間隔ごとにダミーファイルの作成、ダミーファイルのopen、ダミーファイルのclose、ダミー ファイルの削除を繰り返します。

この拡張機能を設定している場合、ディスクの空き容量がなくなるとダミーファイルの openに失敗してタイマの更新が行なわれず、OSをリセットします。

ダミーファイルへの書き込み

監視間隔毎にダミーファイルに設定したサイズを書き込みます。

この拡張機能は、ダミーファイルのオープン/クローズが設定されていないと設定できませ ん。

ダミースレッドの作成

監視間隔ごとにダミースレッドを作成します。

ドキュメント内 CLUSTERPRO X SingleServerSafe 3.1 for Linux 設定ガイド (ページ 112-121)