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Make ファイルを使ったビルド

3. ビルドの応用

3.9 Make ファイルを使ったビルド

High-performance Embedded Workshopは、High-performance Embedded Workshop標準のビルドのほかに、特定の

Makeツール(hmake、nmake、gmake)を使用したビルドを実行できます。

Makeファイルを使ったビルド方法について以下に説明します。

nmake、gmakeは、お客様ご自身でご用意ください。

hmakeは、High-performance Embedded Workshopインストールディレクトリにインストールされます。

Makeファイルの実行制御を設定するには

1. High-performance Embedded Workshopのワークスペースを作成してください。

2. High-performance Embedded Workshop生成のMakeファイルを使用したい場合、[ビルド -> Makeファイ

ルの生成]を選択し、Makeファイルを生成してください。Makeファイル生成の詳細は、前節の「3.8 Make ファイルの生成」を参照してください。

3. [基本設定 -> オプション]を選択してください。[オプション]ダイアログボックスが開きます。

4. [ビルド]タブを選択してください。

5. [コマンド(パラメタ除く)]エディットボックスにMakeファイルを実行するMakeツールを入力してく ださい。デフォルトは、hmake ($(HEWDIR)\hmake.exe)です。

6. [Makeファイルを使ったビルド]チェックボックスをオンにしてください。これにより標準のビルドで

はなくMakeファイルを使ったビルドを実行します。

7. [Makeファイルの生成をビルド開始直前に行なう]チェックボックスは、オンにするとビルド開始直前

に毎回Makeファイルを生成し直します。Makeファイルが、常に最新のHigh-performance Embedded

Workshopプロジェクトの状態に対応するようになります。

8. [Makeファイル名]エディットボックスにMakeファイルを入力してください。デフォルトは、

$(WORKSPDIR)¥make¥$(PROJECTNAME)_$(CONFIGNAME).makです。

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きます。

9. [初期ディレクトリ]エディットボックスにMakeファイルを実行するときのカレントディレクトリを入 力してください。このエディットボックスが空の場合は、$(WORKSPDIR)をデフォルトとします。

10. [Makeファイルオプション]エディットボックスにMakeファイルのビルド用のオプションを入力して

ください。

11. [クリーンオプション]エディットボックスにMakeファイルのクリーン用のオプションを入力してくだ

さい。

12. [OK]ボタンをクリックしてください。

Makeファイルを使ったビルドの設定を行うと、[ビルド]ボタン、メニュー、およびキーボードのショートカッ トは、Makeファイルの実行制御に切り替わります。[クリーン 全プロジェクト]ボタン、メニュー、およびキ ーボードショートカットもまた、Makeファイルの実行制御に切り替わります。

標準のビルドと同様に、アウトプットウィンドウの[Build]タブに結果をすべて出力します。High-performance

Embedded Workshopがサポートしているビルドフェーズが実行された場合、エラーメッセージ出力行をダブル

クリックするとソースファイルにジャンプできます。ヘルプリンクをサポートしている場合もあります。

HMAKE.exeを使用している場合に[すべてをビルド]ツールバーボタン( )をクリックすると、HMAKEへすべ

ての再ビルドを実行するコマンドを渡します。

Makeファイルのシステム環境を設定するには

デフォルトでは、High-performance Embedded Workshop内で使用されているシステム環境でMakeファイルを実 行します。これを変更したい場合、下記のように環境を構成できます。

1. [ビルド]タブで、[Makeファイルオプション]の右側の[システム]ボタンをクリックしてください。[Make

ファイルシステム環境]ダイアログボックスが開きます。

2. [システム環境を継承する]チェックボックスは、システム環境の継承を切り替える場合に使用します。

チェックがオンの場合、Makeファイルを標準の環境で実行します(デフォルト)。

チェックがオフの場合、Makeファイルを新規の環境で実行します。

注:「SystemRoot」変数は、Windows® 上で動作するプログラムの許可に必要なため、新規の環境に

継承されます。

3. [環境変数]などのコントロールを使用し新たな環境変数を設定できます。ここで設定された値は、現 在のシステム環境の値より優先します。

4. 変更を保存するために、OKをクリックし[オプション]ダイアログボックスに戻ってください。このダ イアログボックスのOKボタンがクリックされるまで値はワークスペースに渡されません。

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3.10 リンク順序をカスタマイズする

High-performance Embedded Workshopでは、通常、モジュールはファイル名のアルファベット順にリンクしま

すが、リンクする順序をカスタマイズできます。

リンク順序をカスタマイズするには

1. [ビルド -> リンク順の指定]を選択してください。[リンク順序のカスタマイズ]ダイアログボックスが

開きます。

2. [リンク順序のカスタマイズの使用]チェックボックスをオンにします。

3. [リンク順序]リストボックスで、モジュールをリンクする際の順序を設定します。各モジュールはそ の属性によって異なるアイコンを表示しています。これを下図に示します。

注:

以下に示すコンパイラパッケージに含まれるツールチェインを使用している場合に[リンク順序]リス トボックスにオブジェクトファイルと一緒にライブラリファイルが表示されます。

- SuperHファミリ用C/C++コンパイラパッケージ

- H8SX, H8S, H8ファミリ用C/C++コンパイラパッケージ

- RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ

- M16Cシリーズ,R8Cファミリ用C/C++コンパイラパッケージ V.6.00 Release 00およびそれ以降

リンク順序に関係するのはオブジェクトファイルのみです。ライブラリファイルの順序は、未定義シ ンボルを検索する場合に使用されます。

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以下の方法でリンク順序を変更できます。

1つまたは連続した複数のモジュールを移動する [上端へ]ボタン 選択したモジュールをすべて

先頭に移動します。

[上へ]ボタン 選択したモジュールと1つ上の モジュールを入れ替えます。

[下へ]ボタン 選択したモジュールと1つ下の

モジュールを入れ替えます。

[下端へ]ボタン 選択したモジュールをすべて 最後に移動します。

• 連続しない複数のモジュールを移動する

[上端へ]ボタン 選択したモジュールをすべて 先頭に移動します。

[上にグループ化]ボタン 選択したモジュールをそれら の中で先頭のモジュールの位 置にすべて移動します。

[下にグループ化]ボタン 選択したモジュールをそれら

の中で最後のモジュールの位 置にすべて移動します。

[下端へ]ボタン 選択したモジュールをすべて 最後に移動します。

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上端のモジュールを選択した場合、[上端へ]ボタン、[上へ]ボタンは無効です。また、下端のモジュー ルを選択した場合、[下端へ]ボタン、[下へ]ボタンは無効です。

現在のリンク順序の設定をテキスト形式で保存できます。保存したファイルでリンク順序を編集し、そのファ イルを読み込むと、新しいリンク順序を適用できます。

リンク順序をテキストファイルから読み込むには

1. [ビルド -> リンク順の指定]を選択してください。[リンク順序のカスタマイズ]ダイアログボックスが

開きます。

2. [リンク順序のカスタマイズの使用]チェックボックスをオンにしてください。

3. [インポート]ボタンをクリックすると[リンク順序のインポート]ダイアログボックスが開きます。

4. ファイルを指定し、[選択]ボタンをクリックしてください。[リンク順序のインポートレポート]ダイア ログボックスが開きます。

5. ファイルに保存されているリンク順序を読み込む場合は、[続行]ボタンをクリックしてください。新 しいリンク順序でリストを更新します。

注:

現在のリンク順序の設定が上書きされるので注意してください。

6. 現在のリンク順序を変更しない場合は、[キャンセル]ボタンをクリックしてください。

リンク順序をテキストファイルに保存するには

1. [ビルド -> リンク順の指定]を選択してください。[リンク順序のカスタマイズ]ダイアログボックスが

開きます。

2. [リンク順序のカスタマイズの使用]チェックボックスをオンにしてください。

3. [エクスポート]ボタンをクリックすると[リンク順序のエクスポート]ダイアログボックスが開きます。

4. ディレクトリ、ファイル名を指定し、[保存]ボタンをクリックしてください。現在のリストボックス の内容を指定したファイルに保存します。

例:

# Exported linkage order for project "Project_name" - configuration "Debug"

c:¥workspace¥workspace_name¥project_name¥debug¥main.obj c:¥workspace¥workspace_name¥project_name¥debug¥resetprg.obj c:¥workspace¥workspace_name¥project_name¥debug¥intprg.obj

c:¥workspace¥workspace_name¥project_name¥debug¥runtime_library.lib c:¥workspace¥workspace_name¥project_name¥debug¥projectname.lib c:¥workspace¥workspace_name¥project_name¥debug¥user_edit_options.lib

エディタなどでファイルを開き、リンク順序を編集後、テキスト形式で保存してください。

「リンク順序をテキストファイルから読み込むには」を実行すると、編集したリンク順序を読み込め ます。

複数のコンフィグレーションを使用する場合、リンク順序を同じにする場合があります。

現在のリンク順序の設定を他のコンフィグレーションにコピーする方法を以下に説明します。

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他のコンフィグレーションにリンク順序をコピーするには

1. [ビルド -> リンク順の指定]を選択してください。[リンク順序のカスタマイズ]ダイアログボックスが

開きます。

2. [リンク順序のカスタマイズの使用]チェックボックスをオンにしてください。

3. [現在のコンフィグレーション]ドロップダウンリストで、コピー元のコンフィグレーションを選択し てください。現在のコンフィグレーションをデフォルトで表示します。

4. [コピー先]ボタンをクリックすると[コンフィグレーションのコピー先選択]ダイアログボックスが開 きます。現在のリンク順序を現在のプロジェクトのどのコンフィグレーションにコピーするかを指定 します。

5. コンフィグレーションを選択し、[OK]ボタンをクリックしてください。

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