3. ビルドの応用
3.3 ビルドフェーズの順序
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追加するツールが動作中に出力を表示できる場合、ステップ4のダイアログボックスの[実行中に標準 出力を表示する]オプションを使用してください。出力が発生するごとにツールの出力を表示します。
このオプションがoffに設定されると、High-performance Embedded Workshopはツールに表示されている 全出力を保存し、ツールが動作を終了したときアウトプットウィンドウに表示します。
注:
[実行中に標準出力を表示する]を用いると、特定のオペレーティングシステムで特定のツールを使用 するとき問題を引き起こすことがあります。もしツールがHigh-performance Embedded Workshopの中で ロックアップ、またはフリーズするといった問題がありましたら、[実行中に標準出力を表示する]オ プションのチェックを外してください。
[完了]ボタンをクリックすると、指定した内容で新しいフェーズを作成します。デフォルトでは[ビルドフェー ズ]ダイアログボックスの[ビルド順序]タブの[ビルドフェーズの順序]リストの最後に新しいフェーズを追加し ます。
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[ビルド -> ビルドフェーズ]を選択すると[ビルドフェーズ]ダイアログボックスが開きます。[ビルドフェーズ]
ダイアログボックスでビルドフェーズの順序を変更できます。このダイアログボックスにはフェーズの順序に 関するタブが2つあります。[ビルド順序]タブと[ファイルのビルド順序]タブです。変更後[OK]ボタンをクリッ クしてください。
3.3.1 ビルド順序タブ
[ビルド順序]タブは、[ビルド]ボタン( )または[すべてをビルド]ボタン( )操作で実行されるフェーズの順序 を示します。各フェーズの左にあるチェックボックスのオン/オフの有無はそのフェーズの有効/無効を示しま す。ビルド時はこのチェックボックスがチェックされているフェーズを実行します。
[ビルド]または[すべてをビルド]でシステムフェーズ/カスタムフェーズの順序を変更するには
1. 移動するフェーズを選択してください。[上へ]または[下へ]ボタンをクリックすると上下に移動しま す。
2. [OK]ボタンをクリックしてください。
システムフェーズのプロパティを参照するには
1. プロパティを参照するシステムフェーズを選択してください。
2. [変更]ボタンをクリックしてください。
3. [コマンド]タブではシステムフェーズに関する情報を表示します。コピーライト、バージョンなどで す。
4. システムフェーズの環境設定を参照するには[環境]タブを選択してください。
5. [OK]ボタンをクリックしてください。
カスタムフェーズを変更するには
1. 変更するカスタムフェーズを選択してください。
2. [変更]ボタンをクリックしてください。Phaseの変更ダイアログボックスの[コマンド]タブを表示しま す。
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3. 必要に応じてフィールドの内容を変更してください。
4. 複数フェーズの場合、フェーズを実行する入力ファイルタイプを[入力ファイル(複数フェーズのみ)] ドロップダウンリストから選択してください。
5. 入力ファイルがなくてもフェーズの実行を中断したくない場合、[実行前に入力ファイルが存在するか 否かのチェックを行わない]チェックボックスをオンにしてください。
6. 標準出力への出力をコマンド実行中に表示したい場合は、[実行中に標準出力を表示する]チェックボ ックスをオンにしてください。
7. [環境]タブを選択しフェーズの環境設定を行ってください。
8. 環境変数の追加は[追加]ボタン、変更は[変更]ボタン、削除は[削除]ボタンを使用してください。
9. [出力シンタックス]タブを選択し、カスタムフェーズのエラー、ウォーニング、およびインフォメー ションを定義してください。
本機能で解析できるメッセージは、ファイル名を含んだメッセージのみです。したがって、定義する シンタックスにはファイル名の指定が必要です。ファイル名を指定する際には、必ずプレースホルダ を使用してください。
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アウトプットウィンドウの[Build]タブに出力されるエラーメッセージが[出力シンタックス]の定義と 一致する場合、そのエラーメッセージの左側にアイコンを表示したり、該当するソースコードをエデ ィタで参照したりできます。
例えば、Renesas SuperH C/C++ Compilerの場合は、アウトプットウィンドウの[Build]タブに以下のよう
なエラーメッセージを出力します。
C:\Workspace\SH\SH\resetprg.c(70) : C2225 (E) Undeclared name "a"
このエラーを定義するには、以下のシンタックスを設定します。
$(FULLFILE)($(LINE))*(E)*
エラーメッセージとシンタックスとの対応を以下に示します。
エラーメッセージ例 シンタックス例 説明
C:\Workspace\SH\SH\resetprg.c $(FULLFILE) 絶対パスファイル名のプレースホルダ
(70) ($(LINE)) 行番号のプレースホルダ(丸括弧付き)
: C2225 * ":"およびエラーメッセージ番号用のワイルドカード
(E) (E) エラーを示す(E)
Undeclared name "a" * エラーメッセージ用のワイルドカード
この正規表現フォーマットにはいくつかの制限があります。2つの互いに曖昧な文字をすぐ隣に定義す ることはできません。例えば、"**"、"*$(FILEDIR)"、または"$(FULLFILE)*"のような任意の組み合わ せは定義できません。
また、ファイル名、ディレクトリ名で使用される":"、"¥"、および"."は、ファイル名、ディレクトリ名 のプレースホルダとそれ以外の区切りとして定義することはできません。例えば、
"$(FULLFILE):$(LINE)"、または"$(FILENAME).*"のような任意の組み合わせは定義できません。
• シンタックスタイプとして"Error"を選択し、出力メッセージがシンタックスの定義と一致する場合 ビルド実行により出力されるメッセージの左側の余白にエラーアイコン( )を表示します。その行を ダブルクリックすると、エラーメッセージの該当ソース行をエディタに表示します。
• シンタックスタイプとして"Warning"を選択し、出力メッセージがシンタックスの定義と一致する場合 ビルド実行により出力されるメッセージの左側の余白にウォーニングアイコン( )を表示します。そ の行をダブルクリックすると、エラーメッセージの該当ソース行をエディタに表示します。
• シンタックスタイプとして"Other"を選択し、出力メッセージがシンタックスの定義と一致する場合 ビルド実行により出力されるメッセージの左側の余白にインフォメーションアイコン( )を表示し
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ビルドフェーズの終了時にエラーおよびウォーニング数の合計をアウトプットウィンドウの[Build]タ ブに表示します。
10. 出力シンタックスの追加は[追加]ボタン、変更は[変更]ボタン、削除は[削除]ボタンを使用してくださ い。
11. 変更後[OK]ボタンをクリックしてください。
注:
システムフェーズは、[ツールアドミニストレーション]ダイアログボックスで[環境]のみ変更できます。
カスタムフェーズを削除するには
1. 削除するフェーズを選択し、[削除]ボタンをクリックしてください。
2. 確認ダイアログボックスが表示された場合は、[はい]ボタンをクリックしてください。
カスタムフェーズを取り込むには
1. [取り込み]ボタンをクリックしてください。[カスタムフェーズ導入]ダイアログボックスを表示し、カ スタムフェーズを取り込むための既存のプロジェクトを見ることができます。
2. カスタムフェーズを取り込みたいプロジェクトの位置を選択してください。選択すると、取り込み可 能なプロジェクトのカスタムフェーズを並べた[フェーズの導入]ダイアログボックスが開きます。
3. どのフェーズを取り込むか決定したら、そのフェーズをリスト上で強調表示し、[OK]ボタンをクリッ クしてください。そのフェーズはビルドフェーズ]ダイアログボックスの[ビルドフェーズの順序]リス トの最後に追加されます。
3.3.2 ファイルのビルド順序タブ
ワークスペースウィンドウからCソースファイルを選んで[ビルド -> コンパイル]を選択するか、[ファイルの コンパイル]ツールバーボタン( )をクリックすると、ファイルをコンパイルします。同じように、ワークス ペースウィンドウからアセンブリ言語ソースファイルを選択し[ビルド -> コンパイル]を実行すると、ファイ ルをアセンブルします。ファイルグループと実行するフェーズの関係は[ビルドフェーズ]ダイアログボックス の[ファイルのビルド順序]タブで管理されています。
リストには、[ファイルグループ]リストボックスのファイルグループに対してビルドファイル操作を選択した とき実行されるすべての現在のフェーズを表示します。下の図では"C source file"ファイルグループを選択して
おり、"Compiler"フェーズと"MyPhase"フェーズが関連付けされています。
[ビルド順序]タブのリストに新しいエントリを追加すると、自動的に[ファイルのビルド順序]タブの[フェーズ
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の順序]リストに新しいエントリを追加します。例えば、"C source file"を入力とするフェーズを追加します。こ のフェーズは、"ファイルのビルド"操作を"C source file"に適用する時に実行するフェーズのリストに自動的に 追加します。[ビルド -> コンパイル]を選んだときに実行したくないフェーズがある場合、[フェーズの順序] リストのフェーズ名の左にあるチェックボックスをオフにしてください。
3.3.3 ファイルマッピングタブ
デフォルトでは、フェーズに入力できるファイルはプロジェクトに含まれるものだけです。つまり、[新規ビ ルドフェーズ]ダイアログボックスの[入力ファイルの選択]ドロップダウンリストに指定した種類のプロジェ クトファイルだけです。[ビルド -> ビルドフェーズ]を選択すると[ビルドフェーズ]ダイアログボックスが開き ます。もし前のフェーズから出力されたファイル(中間ファイル)をフェーズで使いたい場合は、[ビルドフ ェーズ]ダイアログボックスの[ファイルマッピング]タブで定義してください。
ファイルマッピングでは、あるフェーズ(出力元フェーズという)で作成したある種類の出力ファイル(中間 ファイル)を、他のフェーズ(出力先フェーズという)に渡すように指定します。プロジェクトファイルに加 えて中間ファイルも渡します。
ファイルのマッピングを追加するには
1. [追加]ボタンをクリックしてください。[ファイルマッピングの設定]ダイアログボックスが開きます。
2. [ファイルグループ]ドロップダウンリストボックスから新しいマッピングのためのファイルグループ を選択してください。
3. [出力元フェーズ]ドロップダウンリストボックスから出力元フェーズ(ファイルを作成するフェーズ)
を選択してください。
4. [出力先フェーズ]ドロップダウンリストボックスから出力先フェーズ(ファイルを渡す先のフェーズ)
を選択してください。
5. [OK]ボタンをクリックすると新しいマッピングを追加します。
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ファイルマッピングを変更するには
1. 変更するマッピングを選択してください。
2. [変更]ボタンをクリックしてください。[ファイルマッピングの設定]ダイアログボックスが開きます。
3. 必要に応じてオプションを変更してください。
4. [OK]ボタンをクリックすると変更が有効になります。
ファイルマッピングを削除するには
1. 削除するマッピングを選択してください。
2. [削除]ボタンをクリックしてください。
3. [OK]ボタンをクリックすると変更が有効になります。