[ツールアドミニストレーション]ダイアログボックスで、High-performance Embedded Workshopで使うツールを 管理します。
このダイアログボックスは[ツール -> アドミニストレーション]で開きます。すべてのワークスペースが閉じ ているときは変更可能で、ワークスペースが開いているときは参照のみ可能です。
High-performance Embedded Workshopには5種類の標準ツールがあります。
[Toolchains] 一連のビルドフェーズ(例:コンパイラ、アセンブラ、リンケージエディタ、ライ
ブラリアン)。ビルド機能を実現します。
[System Tools] [ツール]メニューからを選択することのできるアプリケーションです(.EXE)。
ツールチェインをサポートする追加のアプリケーションです(例: ライブラリアン インタフェース)。
[Utility Phases] 特定のビルド機能をサポートする、あらかじめ用意されたビルドフェーズです(例:
ソースコードの複雑度解析、ソースコードの行カウントなど)。特定のツールチ ェインに依存しない追加のビルド機能です。
[Debugger Components] 特定のデバッグ機能をサポートするツールです(例: CPU DLL、デバッガ、オブジ
ェクトリーダなど)。
[Extension Components] High-performance Embedded Workshopシステムのある領域における特定のキー機
能をサポートするツールです。これらのツールはインストールすると、必ず登録 します(例: RTOS Debug Interface、フラッシュサポートなど)。
High-performance Embedded Workshop V.4.09 5. ツール管理
5.1 ツールの位置
High-performance Embedded Workshopでは、新しいツールがインストールされるたびにHigh-performance
Embedded Workshopとの連動に必要なツールの位置を自動的に保持します。インストール後、High-performance
Embedded Workshopはそのツールに関する情報(位置を含む)を保持します。これを登録と呼びます。初期登
録は自動で行いますが、開発の途中で、プロジェクトのツールをより効率良く利用するためにツールを登録す ることが必要になることがあります。
5.2 High-performance Embedded Workshop 登録ファイル
High-performance Embedded Workshopと互換性のあるツール(ツールチェイン、システムツール、またはユー
ティリティフェーズ)をインストールすると、拡張子.HRFのファイルもインストールします(以下の図を参 照)。.HRFファイルにはHigh-performance Embedded Workshopへの登録に必要な情報を記述しています。
登録するには、そのツールの.HRFファイルを[ツールアドミニストレーション]ダイアログボックスにロードし ます(以下の図を参照)。
High-performance Embedded Workshopでツールを使うには、まず登録が必要です。[ツールアドミニストレーシ
ョン]ダイアログボックスは現在登録されているツールを表示します。このダイアログボックスを開くには、
ワークスペースがすべて閉じていることを確認して[ツール -> アドミニストレーション]を選択してくださ い。ワークスペースを開いた状態で[ツールアドミニストレーション]ダイアログボックスをアクセスすると、
ダイアログが開きますが変更はできません。High-performance Embedded Workshopがデフォルトでインストー
High-performance Embedded Workshop V.4.09 5. ツール管理
ルされると、新しいツールを自動的に登録します。
High-performance Embedded Workshopはツールデータベースファイルに、ツール情報を格納します。デフォル
トでは、このファイルをHigh-performance Embedded Workshopアプリケーションディレクトリに作成します。
しかし、ネットワーク環境で作業を行っている場合は、このディレクトリは他の場所に設定されることがあり ます。ツールディレクトリの場所は変更が可能です。
ツールの場所を変更するには
1. [ツール -> アドミニストレーション]を選択してください。
2. [HEWツールの場所]の[変更]ボタンをクリックしてください。
3. 新しいツールがあるディレクトリのルートディレクトリを選択し、[OK]ボタンをクリックしてくださ い。
4. ディレクトリが切り替わり、ツールの場所が新しいディレクトリに移ります。この場所にある新しい ツールはスキャンする必要があります。スキャンには、[ディスク内検索]ボタンまたは[登録]ボタンを 使用します。
5.3 ツールを登録する
High-performance Embedded Workshopは起動後、インストールしたすべてのツールを自動的に登録します。し
かし、場合によってはツールを手動で登録する必要があります。
ドライブ内を検索しHigh-performance Embedded Workshopに互換性のあるツールを見つけることができます。
High-performance Embedded Workshopのツールインストール情報が削除または破壊されたときに再びツール情
報を作成する場合に有用です。
ツールを検索して登録するには
1. [ツールアドミニストレーション]ダイアログボックスの[ディスク内検索]ボタンをクリックすると、[コ ンポーネントのディスク内検索]ダイアログボックスが開きます。
2. [どのディレクトリを検索するか選択してください]に、検索するディレクトリを入力してください。
または、[参照]ボタンをクリックしディレクトリを選択してください。
3. [サブフォルダを含む]チェックボックスをオンにすると、指定したディレクトリとその下のディレク トリをすべて検索します。
4. [開始]ボタンをクリックすると検索を始めます。検索中、[開始]ボタンは[中断]ボタンに変わります。
検索を途中で止めるには[中断]ボタンをクリックしてください。
5. [コンポーネント]リストに検索結果を表示します。個別にツールを登録するにはそのツールを選択し [登録]ボタンをクリックしてください。すべてのツールを登録するには[すべてを登録]ボタンをクリッ クしてください。
6. [閉じる]ボタンをクリックしてください。
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ツールを1つ登録するには
1. [登録]ボタンをクリックすると標準のファイルを開くダイアログボックスが開きます。フィルタが [HEW Registration Files (*.hrf)]に設定されています。
2. 登録するファイルの.HRFファイルを選択し、[選択]ボタンをクリックしてください。
3. 選択したツールに関する情報を示すダイアログボックスが開きます。ツールを登録するには[登録]ボ タンをクリックしてください。登録しない場合は[閉じる]ボタンをクリックしてください。
High-performance Embedded Workshop登録ファイルはツールがインストールされたルートディレクトリにあり ます。
5.4 ツールの登録を取り消す
新しいプロジェクト作成時に、登録された互換性のあるすべてのシステムツールがツールメニューに追加され ます。ときにはユーザにとっては、これによって効率が下がり、使いにくいかもしれません。そのようなとき は、登録を取り消すことができます。[ツールアドミニストレーション]ダイアログボックスでツールを選択し [登録解除]ボタンをクリックしてください。確認のダイアログボックスが開きます。登録を取り消す場合は[は い]をクリックしてください。
注:
ツールの登録を取り消しても、ハードディスクからツールがなくなることはありません。単に、
High-performance Embedded Workshopに格納されているそのツールに関する情報を削除するだけです
(High-performance Embedded Workshopから切断します)。この動作はいつでも元に戻すことができ、ツール を再登録できます(「5.3 ツールを登録する」参照)。
High-performance Embedded Workshop V.4.09 5. ツール管理
5.5 ツールのプロパティの参照と編集
ツールに関する情報を参照するには、ツールを[登録済みコンポーネント]リストから選択し[プロパティ]ボタ ンをクリックしてください。
[一般]タブでは名前、バージョン、位置を示します。
ツールについての情報を参照するには
[情報]タブをクリックしてください。例えば、著作権、履歴などを表示します。
ツールの互換性に問題がある場合、この[情報]エディットフィールドで問題を報告することがあります。
ツールの環境設定を参照、編集するには
[環境]タブを選択してください。このタブは、ツールチェインの環境を変更するときに最も一般的に使用しま す。
High-performance Embedded Workshop V.4.09 5. ツール管理
新しい環境変数を追加するには
1. [追加]ボタンをクリックしてください。[環境変数]ダイアログボックスが開きます。
2. [変数]に変数名を入力してください。
3. [値]に変数の値を入力してください。
4. [OK]ボタンをクリックすると、[環境]タブに新しい変数が加わります。
環境変数を変更するには
1. [環境]タブで変更する環境変数を選択してください。
2. [変更]ボタンをクリックしてください。[環境変数]ダイアログボックスが開きます。
3. [変数]と[値]を必要に応じて変更してください。
4. [OK]ボタンをクリックすると、環境変数を変更します。
環境変数を削除するには
1. [環境]タブから削除する環境変数を選択してください。
2. [削除]ボタンをクリックしてください。
注:
環境変数の値を柔軟に指定できるようにするため、プレースホルダポップアップメニューがあります。プレー スホルダの詳細は、「リファレンス 5. プレースホルダ」を参照してください。
5.6 テクニカルサポートについて
[ツールアドミニストレーション]ダイアログボックスでは、システムツールに関する情報を表示できます。こ れらのツールはHigh-performance Embedded Workshopの一部であり、手動で登録または登録取り消しできませ ん。[ツールアドミニストレーション]ダイアログボックスの[すべてのコンポーネントを表示]チェックボック
High-performance Embedded Workshop V.4.09 5. ツール管理
スをオンにすると、隠れていたコンポーネントフォルダを表示します(下の図を参照)。
テクニカルサポートを受ける際、ツールに関する詳細をお尋ねすることがあります。その場合、そのツールの フォルダを開き、ツールを選択し、[プロパティ] ボタンをクリックしてください。ここで表示されるダイアロ グボックスはこの章の前半で説明したものと同じように動作します。ただし、[環境]タブはありません。
High-performance Embedded Workshopにはまた、登録されたツールに関する情報をファイルに出力する機能が
あるので、High-performance Embedded Workshopシステム全体の情報を得ることができます。もし
High-performance Embedded Workshopで問題がありましたら、テクニカルサポート担当宛にこの情報を送付し てください。
ツール情報を出力するには
1. [ツール -> アドミニストレーション]を選択してください。
2. [ツール情報]ボタンをクリックすると、[ツール情報ファイルの保存]ダイアログボックスが開きます。
3. ファイルの場所を選択し、[保存]ボタンをクリックしてください。
4. High-performance Embedded Workshopに現在登録されているツールの情報をファイル出力します。
また、問題のあるコンポーネントは、[ツールアドミニストレーション]ダイアログボックスで確認できます。
1つは登録済みコンポーネントが見つからない場合で、次のアイコンを表示します。
[Component not found]アイコン
もう1つは、コンポーネントは見つかったが、古いバージョンであったり他の依存するコンポーネントが使用 不可であったりして使用できない場合で、次のアイコンを表示します。
High-performance Embedded Workshop V.4.09 5. ツール管理
注:
ツールにいずれかのエラーがある場合、以下の方法でさらに情報を得ることができます。
ツールエラーのフィードバックを取得するには
1. [ツール -> アドミニストレーション]を選択してください。
2. 問題のあるツールをリストから選択してください。
3. [プロパティ]ボタンをクリックしてください。
4. [情報]タブを選択し、エディットフィールドを下までスクロールしてください。この領域に問題の原 因を表示します。
5.7 オンデマンドのコンポーネント
High-performance Embedded Workshopバージョン3.0以降にはオンデマンドのコンポーネントという概念があり
ます。これらのコンポーネントはアプリケーションやデバッガコンポーネントが自動的にロードするわけでは ありません。プロジェクトを生成する過程でユーザがロードするものです。
オンデマンドのコンポーネントをロードまたはアンロードするには
1. [プロジェクト -> コンポーネントギャラリ]を選択してください。[コンポーネントギャラリ]ダイアロ グボックスが開きます。
2. ロードしたいコンポーネントを選択して[ロード]ボタンをクリックしてください。コンポーネントの イメージはロードされた状態に変わります。
3. コンポーネントをアンロードしたい場合は、コンポーネントを選択して[アンロード]ボタンをクリッ クしてください。コンポーネントのイメージはアンロードの状態に変わります。
4. [OK]ボタンをクリックし、変更を確認してください。
注:
ユーザのワークスペースにある各プロジェクトには、ロード/アンロードされた異なるコンポーネントを格納 できます。複数のプロジェクトがある場合は、[Multiple projects]および[All projects]を使うことで、複数のプロ ジェクトにわたってコンポーネントのロード状態を変更できます。コンポーネントがあるプロジェクトでロー ドされ、他のプロジェクトではロードされない状態をユーザが選択した場合は、[中間状態]アイコンを表示し ます。