3. ビルドの応用
3.2 カスタムビルドフェーズを作成する
標準のビルドの前後または途中に他のツールを実行する場合、独自のビルドフェーズ(カスタムビルドフェー ズ)を作成します。カスタムビルドフェーズを略してカスタムフェーズといいます。
新しいカスタムフェーズを作成するには
1. [ビルド -> ビルドフェーズ]を選択すると[ビルドフェーズ]ダイアログボックスが開きます。
2. [追加]ボタンをクリックしてください。新しいビルドフェーズを作成するための[新規ビルドフェーズ] ダイアログボックスを開きます。
3. 以下の4つのステップにしたがってください。ステップを進めるには[次へ>]ボタンを、戻るには[<戻る] ボタンをクリックしてください。
ステップ1
[新規カスタムフェーズの作成]または[既存システムフェーズの追加]を選択します。システムビルドフ ェーズ(略してシステムフェーズといいます)は、使用しているツールチェイン(コンパイラ、アセ ンブラ、リンケージエディタ、ライブラリアンなど)内で定義済みのすぐに使用できるフェーズ、ま たは、ユーティリティフェーズ(例えば、ファイルコピー、ソースコード複雑度解析ツールなど)で す。システムフェーズがない場合、[既存システムフェーズの追加]ボタンが非アクティブになります。
[新規カスタムフェーズの作成]を選んでカスタムフェーズを作成してください。
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ステップ2
作成するフェーズの種類を選択します。2つの選択肢([複数フェーズ]または[単一フェーズ])がありま す。複数フェーズを実行すると特定のファイルグループに属するプロジェクト内の各ファイルにコマン ドを適用します。[入力ファイルの選択]フィールドに[C source file]を選択すると、プロジェクト内のフ ァイル毎にコンパイラを実行します。単一フェーズを選択するとビルド実行中に一度だけ実行します。
[入力ファイルの選択]ドロップダウンリストは、そのプロジェクト用に定義された現在のファイルグ ループを含みます。[入力ファイルの選択]ドロップダウンリストの中の[Multiple Groups]エントリを選 択すると、複数の入力ファイルグループを定義できる[グループの選択]ダイアログボックスが開きま す。
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複数選択すると、[入力ファイルの選択]ドロップダウンリストは[Multiple Groups]と表示します。プロ ジェクトに追加されているカスタムフェーズ用に、複数の入力ファイルグループをこのダイアログボ ックスでを選択できます。ファイルグループを選択するには、ファイルグループ名の隣にあるチェッ クボックスをオンにしてください。このダイアログボックスでは、1つ以上のファイルグループが選択 できます。
ステップ3
フェーズのコマンドについての情報を入力します。[フェーズ名]にフェーズ名を入力します。[コマン ド]にプログラムファイルのパスを入力します (コマンドラインオプションは含めません。オプショ
ンはHigh-performance Embedded Workshopのメニューバーの[ビルド]メニューで指定します)。[デフォ
ルトオプション]にフェーズのデフォルトのオプションを指定します。デフォルトオプションはプロジ ェクトに新しいファイルを追加するときに付加されるオプションです。[初期ディレクトリ] フィール ドにはそのプログラムをどのディレクトリから実行するか(つまり、ツール実行前にどこにカレント ディレクトリを設定するか)を入力します。
注:
[フェーズ名]には日本語文字(全角英数字も含む)を使用しないでください。また、High-performance
Embedded Workshop V.1.xで作成したプロジェクトをHigh-performance Embedded Workshop V.2.X以上
で使用する場合、日本語名のカスタムフェーズについては、半角英数字等(半角下線、半角マイナス、
空白は使用可能)の名称で設定し直してください。
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ステップ4
フェーズに必要な環境変数を指定します。
新しい環境変数を追加するには、[追加]ボタンをクリックしてください。[環境変数]ダイアログボック スが開きます。新しい環境変数を追加するには[変数]に環境変数名を入力して[値]に環境変数の値を入 力して[OK]ボタンをクリックします。環境変数を変更するには、ステップ4のダイアログボックスの リストから環境変数を選んで、[変更]ボタンをクリックします。[変数]と[値]を変更して[OK]ボタンを クリックすると、リストに変更した変数を追加します。環境変数を削除するには、ステップ4のダイア ログボックスのリストから削除する環境変数を選んで、[削除]ボタンをクリックします。
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追加するツールが動作中に出力を表示できる場合、ステップ4のダイアログボックスの[実行中に標準 出力を表示する]オプションを使用してください。出力が発生するごとにツールの出力を表示します。
このオプションがoffに設定されると、High-performance Embedded Workshopはツールに表示されている 全出力を保存し、ツールが動作を終了したときアウトプットウィンドウに表示します。
注:
[実行中に標準出力を表示する]を用いると、特定のオペレーティングシステムで特定のツールを使用 するとき問題を引き起こすことがあります。もしツールがHigh-performance Embedded Workshopの中で ロックアップ、またはフリーズするといった問題がありましたら、[実行中に標準出力を表示する]オ プションのチェックを外してください。
[完了]ボタンをクリックすると、指定した内容で新しいフェーズを作成します。デフォルトでは[ビルドフェー ズ]ダイアログボックスの[ビルド順序]タブの[ビルドフェーズの順序]リストの最後に新しいフェーズを追加し ます。