第 9 章 Solaris へのインストール
タスク 1 Solaris に関する NetWorker ソフトウェアの要件と考慮
SolarisにNetWorkerソフトウェア パッケージをインストールする前に、Solaris 10に
関するソフトウェアの要件およびSolarisゾーンのサポートに関する考慮事項を確認 します。
◆ 112ページの「Solaris 10の要件」
◆ 113ページの「Solarisゾーンに関する考慮事項」
Solaris 10 の要件
Solaris 10に関するNetWorkerソフトウェアの要件を確認します。
◆ Solaris 10 NetWorkerサーバとSolaris 10ストレージ ノードそれぞれのTCP Fusionを 無効化します。
TCP Fusionを無効化するには、次の手順を実行します。
a. 次の行を/etc/systemファイルに追加する。
set ip:do_tcp_fusion = 0 b. マシンを再起動する。
◆ ストレージ ノードがSolaris 10の完全ルートで構成されている場合、次の項目を 確認します。
• すべてのデバイスが単一のNetWorkerデータゾーンにある。
• すべてのストレージ ノードがSolaris 10 Update 5以降を実行している。
これにより、共有SCSIコマンドのサポートが提供されます。
完全ルートでデバイスを構成する方法については、EMCオンライン サポート サ イトにあるテクニカル ノート「Configuring Tape Devices for EMC NetWorker」で説 明しています。
◆ 各アーキテクチャに必要なオペレーティング システムのパッチをインストール
必要なオペレーティング システムのパッチをインストールする前に、次の点を 考慮してください。
• Sunパッチには、別のSunパッチとの依存関係があるものもあります。パッ
チを適用する前に、すべての依存関係が満たされていることを確認します。
• 以下に詳述するSunパッチは、修正プログラムを最初に組み込んだパッチ バージョンを示しています。時間が経過すると、これらのSunパッチは廃止 されたり新しいパッチ リビジョンに置き換えられたりする場合があります。
その場合、最新のパッチ リビジョンをインストールする必要があります。
パッチの依存関係およびダウンロードの詳細については、SunSolve Webサイ トを参照してください。
アーキテクチャ固有のパッチに関する要件のサマリーについては、113ページの表 23を参照してください。
Solaris ゾーンに関する考慮事項
NetWorkerソフトウェアは、グローバル、ルート全体、および疎ルート ゾーン構成
でサポートされています。
SolarisゾーンにNetWorkerソフトウェアをインストールする前に、各Solarisゾーン
構成に関する考慮事項を確認します。
◆ 114ページの「疎ルート ゾーンに関する考慮事項」
◆ 114ページの「グローバル ゾーンに関する考慮事項」
◆ 114ページの「完全ルートに関する考慮事項」
表23 Solaris 10 Sunパッチの要件
アーキテクチャ 必要なパッチ 理由 x86/Sparc • SparcにSunパッチ
142900-03以降。
• x86にSunパッチ 142901-03以降。
NetWorkerサーバのNetWorkerデーモンの停 止や障害を引き起こす可能性がある共有メ モリ破損を回避するため。
V240/Sparc • SparcにSunパッチ 119280-10以降。
• x86にSunパッチ 119281-10以降。
nwrecoverに必要。
Z86/Sparc • SparcにSunパッチ 102712-01以降。
• x86にSunパッチ 102711-01以降。
大きいセーブセットをバックアップすると、
IntelギガビットEthernetカード、e1000g ドライバを使用している場合、Solaris 10シ ステムに障害が発生することがあるため。
AMD 64 • SUNWcryman、SUNWcry、
およびSUNWcryrの各 パッケージを含むi386 アーキテクチャ パッケー ジ用Solaris 10暗号化 キット。
Solaris for AMD 64のデフォルトのOpenSSL ライブラリは、128ビットを超えるAES キー長をサポートしないため。NetWorker サーバは256ビットのキー長が必要です。
デフォルトのOpenSSLライブラリを使用す ると、NetWorkerサーバのnsrdデーモンを 開始できません。
疎ルート ゾーンに関する考慮事項
NetWorkerソフトウェアは、Solaris 10の疎ルート ゾーンをサポートしています。
以下の点を考慮してください。
◆ 疎ルート ゾーンでは、NetWorkerクライアント ソフトウェアのみがサポートされ ています。
◆ NetWorkerクライアント ソフトウェア パッケージを各疎ルート ゾーンにインス
トールする前に、NetWorkerソフトウェア パッケージをグローバル ゾーンにイ ンストールします。
◆ グローバル ゾーンおよび各疎ルート ゾーンにクライアント インスタンスを作成 します。NetWorkerクライアントの作成方法については、「NetWorker 8.0管理ガ イド」を参照してください。
◆ グローバル ゾーンおよび各疎ルート ゾーンに同じバージョンのNetWorkerソフト ウェアをインストールします。
グローバル ゾーンに関する考慮事項
Solarisグローバル ゾーンでは、NetWorkerサーバ、ストレージ ノード、およびクラ
イアント ソフトウェアがサポートされています。
以下の点を考慮してください。
◆ NetWorkerソフトウェア パッケージをグローバル ゾーンにインストールする場
合、特別な[ALL]セーブセットを使用してグローバル ゾーン クライアントを バックアップできます。特別な[ALL]セーブセットをいつ使用するかについて は、「NetWorker 8.0管理ガイド」の「[ALL]セーブセットを使用して特定のファ イル システムをバックアップする」で説明しています。
◆ グローバル ゾーンでは、専用ストレージ ノードがサポートされています。
完全ルートに関する考慮事項
Solarisの完全ルートでは、NetWorkerサーバ、ストレージ ノード、およびクライア
ント ソフトウェアがサポートされています。
以下の点を考慮してください。
◆ NetWorkerソフトウェアが完全ルートにインストールされる場合、NetWorkerソフ
トウェアはグローバル ゾーンには必要ありません。
◆ NetWorkerサーバ ソフトウェアは、クラスタ化されたSolarisの完全ルートではサ
ポートされません。
◆ 専用ストレージ ノードは、完全ルートでサポートされます。
タスク 2 インストール ディレクトリの考慮
このセクションでは、NetWorkerソフトウェアがターゲット マシンのどこにインス トールされるか、および必要なディスク領域について説明します。
NetWorkerバイナリは/usr/sbinディレクトリにインストールされ、移動できません。
NetWorker構成、ログ、およびデータベース ファイルは、/nsr
たとえば、次のような変更が可能です。
1. 十分な領域があるディスクに別のディレクトリを作成します。
mkdir /disk2/nsr
2. このディレクトリを/nsrディレクトリにリンクします。
ln -s /disk2/nsr /nsr
NetWorkerソフトウェアをインストールする前に、次のことを確認します。
◆ rootおよびユーザー アカウントのPATH変数に/usr/sbinディレクトリが含まれてい
ること。
◆ デフォルトの場所に、NetWorkerファイルをインストールするための十分なディ スク領域があること。 115ページの表24に、Solarisホスト マシンに関する
NetWorkerソフトウェアのデフォルトの場所と領域の要件を示します。
表24 Solarisのファイルのデフォルトの場所と領域の要件(1/2ページ)
NetWorkerパッケージ 場所
ディスク領域
Solaris x86 Solaris x64 Solaris AMD 64
クライアント(LGTOclnt) /opt/nsr /usr/openwin /usr/bin /usr/sbin /usr/lib/nsr
11 MB 8 KB 30 MB 74 MB 12 MB
11 MB 8 KB 66 MB 143 MB 87 MB
11 MB 8 KB 50 MB 122 MB 79 MB ストレージ ノード(LGTOnode) /usr/sbin
/usr/lib/nsr
n/a 135 MB
21 MB
102 MB 15 MB サーバ(LGTOserv) /usr/sbin
/usr/lib/nsr
n/a 135 MB
72 KB
103 MB 72 KB マニュアル ページ(LGTOman) /share/man 2.3 MB 2.2 MB 2.2 MB フランス語言語パック(LGTOfr) /opt/nsr
/usr/lib /usr/sbin /share/man
2.7 MB 32 KB 8 KB 2.3 MB
5.7 MB 32 KB 8 KB 2.3 MB
5.7 MB 32 KB 8 KB 2.3 MB 日本語言語パック(LGTOja) /opt/nsr
/usr/lib /usr/sbin /share/man
3.2 MB 40 KB 8 KB 2.2 MB
6.8 MB 40 KB 8 KB 2.2 MB
6.8 MB 40 KB 8 KB 2.2 MB 韓国語言語パック(LGTOko) /opt/nsr
/usr/lib /usr/sbin /share/man
2.8 MB 32 KB 8 KB 2.1 MB
6.0 MB 32 KB 8 KB 2.1 MB
6.0 MB 32 KB 8 KB 2.1 MB 簡体字中国語言語パック
(LGTOzh)
/opt/nsr /usr/lib /usr/sbin /share/man
2.1 MB 24 KB 8 KB 1.9 MB
5.7 MB 24 KB 8 KB 1.9 MB
5.7 MB 24 KB 8 KB 1.9 MB