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JSVR-Web サービス環境ファイル

ドキュメント内 コマンドリファレンス (ページ 106-110)

この章では、JSVR-Webサービスの環境設定を記述する、JSVR-Webサービス環境ファイル(Users.properties)について説明します。

5.1 概要

JSVR-Webサービス環境ファイル(Users.properties)は、JSVR-Webサービスの動作環境を設定するためのファイルです。通常は、

Charset-Web入力の部門サーバインストール時に、インストールウィザードが自動設定した状態で使用しますが、インストール後の設定

変更時には、本ファイルを手動で書き換える必要があります。

なお、JSVRAX運用では、JSVR-CSVサービスを利用します。そのため、JSVR-Webサービス環境ファイルも参照されます。

注意

Charset-Web入力には、環境ファイル(JapanistSVR.ini)という設定ファイルがあります。これは、JSVR部品運用の動作環境を設定する

ためのファイルです。JSVR-Webサービス環境ファイルと間違わないようにしてください。

5.1.1 JSVR-Web サービス環境ファイルの位置

Charset-Web入力のインストール先¥webservice¥core¥Users.properties

5.1.2 設定変更の手順

JSVR-Webサービス環境ファイルを変更する際の手順を次に示します。

手順

1. Webサーバおよびサーブレットコンテナを停止します。

2. メモ帳などのテキストエディタでJSVR-Webサービス環境ファイルを開きます。

3. 必要な修正を行った後、ファイルを上書きで保存します。

4. JSVR-Webサービスの運用形態に従って、次のいずれかを行ってください。

JSVR-SOAPサービスをInterstage Application ServerのSOAPサービス実行環境で使用する場合

必要な操作はありません。手順の5へ進んでください。ただし、JSVR-Webサービス環境ファイル(Users.properties)を「導入 ガイド」の6.6.2項の説明と異なる場所に置いてある場合、Users.propertiesをその場所にコピーし直す必要があります。

JSVR-SOAPサービスをAxisの環境で使用する場合

JSVR-Webサービス環境ファイル(Users.properties)を、Axisの配備先にコピーしてください。詳細は「導入ガイド」の6.6.3項

を参照してください。

JSVR-CSVサービスを使用する場合

Interstage Application Serverの環境の場合は、JSVR-Webサービス環境ファイル(Users.properties)を含んだWARファイル

を作成し再配備してください。詳細は「導入ガイド」の6.6.4.1項の1および3を参照してください。

IIS+TomcatまたはApache+Tomcatの環境の場合は、JSVR-Webサービス環境ファイル(Users.properties)を所定のフォルダ

にコピーしてください。詳細は、「導入ガイド」の6.6.4.2項の2(IIS+Tomcatの場合)、または「導入ガイド」の6.6.4.3項の

2(Apache+Tomcatの場合)を参照してください。

JSVRAXを使用する場合

Interstage Application Serverの環境の場合は、JSVR-Webサービス環境ファイル(Users.properties)を含んだWARファイル

を作成し再配備してください。詳細は「導入ガイド」の6.7.2.1項の1および3を参照してください。

IIS+TomcatまたはApache+Tomcatの環境の場合は、JSVR-Webサービス環境ファイル(Users.properties)を所定のフォルダ

にコピーしてください。詳細は、「導入ガイド」の6.7.2.2項の2(IIS+Tomcatの場合)、または「導入ガイド」の6.7.2.3項の

2(Apache+Tomcatの場合)を参照してください。

5. Webサーバおよびサーブレットコンテナを起動します。

5.1.3 注意事項

・ 負荷分散を行う場合、対象とするサーバグループ間で、異なるJSVR-Webサービス環境ファイルを使用することはできません。

・ JSVR-Webサービス環境ファイルをテキストエディタで編集し、保存する際には、ファイルの文字コードをインストール直後の状態

(シフトJIS)から変更しないようにしてください。

5.2 設定項目

JSVR-Webサービス環境ファイルで設定する項目を説明します。

5.2.1 項目の一覧

JSVR.SYSTEM_CHARSETNAME

説明 運用文字コードに応じて、次のように設定します。

シフトJIS(MS) EJ_SJIS Unicode(MS)

EJ_UNICODE Unicode(2004MS)

EJ_UNICODE2004MS シフトJIS(MS)のエンコード形式

EJ_SJIS

Unicode(MS)のエンコード形式 EJ_UNICODE

JEF EJ_JEF Unicode-JEF

EJ_UNIJEF

Unicode-JEFのエンコード形式 EJ_UNIJEF

KEIS EJ_KEIS JIPS

EJ_JIPS DBCS-Host

EJ_DBCS 基盤コード

EJ_KIBAN

設定例 EJ_SJIS

注意事項 ・ 次の運用文字コードでは、設定値が同じになります。

シフトJIS(MS)とシフトJIS(MS)のエンコード形式

どちらもEJ_SJIS

Unicode(MS)とUnicode(MS)のエンコード形式

どちらもEJ_UNICODE

Unicode-JEFとUnicode-JEFのエンコード形式

どちらもEJ_UNIJEF

・ 基盤コード(EJ_KIBAN)は、基盤コード運用の場合にのみ設定することができます。

JSVR.MYSQL_USER

説明 MySQLのWeb用のユーザ名を設定します。

設定例 mysqlid

注意事項 MySQLのWeb用のユーザ名については「導入ガイド」の6.2.1項を参照してください。

JSVR.MYSQL_PASSWORD

説明 MySQLのWeb用のパスワードを設定します。

設定例 mysqlpass

注意事項 MySQLのWeb用のパスワードについては「導入ガイド」の6.2.1項を参照してください。

JSVR.HWRECOG.SERVICE_PORT

説明 手書き文字認識サービスが内部で使用するポート番号を指定します。

設定例 8088

注意事項 このパラメータの既定値は8088です。インストール先の環境でこのポート番号をすでに使用している場合にのみ、

未使用のポート番号に変更してください。

この値について詳しくは、「◆[Service]セクションの設定項目の一覧」の「CMDHW」の項目を参照してください。また、

両者の値を合わせて変更してください。

WEBSERVICE.SYSTEM_LOGPATH

説明 JSVR-Webサービスが出力するログファイルのパスを設定します。Charset-Web入力のインストール先の"logs"フォル

ダを指定してください。

設定例 C:¥¥Program Files¥¥JapanistSVR¥¥logs

注意事項 フォルダのパスの区切り記号"¥"は、重ねて記述してください。

(例:"C:¥¥Foo¥¥Bar")

WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVHEADER

説明 JSVR-CSVインタフェースの各リクエストのレスポンスに情報ヘッダを付加するかどうかをtrue(付加する)または

false(付加しない)で指定します。

設定例 true 注意事項 なし

WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVRESPONSECHARSET

説明 JSVR-CSVインタフェースのレスポンスデータの文字コード名を、"csWindows31J"または"Windows-31J"のいずれか

で指定します。

設定例 csWindows31J

注意事項 ・ "csWindows31J"と"Windows-31J"は、いずれもMS932のエイリアスです。

・ "csWindows31J"と"Windows-31J"のうち、レスポンスデータを解析するプラットフォームが理解できるほうを選択し

てください。なお、Charset-Web入力 V8は、"Windows-31J"と設定された場合と同等の内部設定で動作してい ますので、互換をとる必要がある場合は、"Windows-31J"と設定してください。

5.2.2 JSVR-Web サービス環境ファイルの記述例

JSVR.SYSTEM_CHARSETNAME=EJ_SJIS JSVR.MYSQL_USER=mysqlid

JSVR.MYSQL_PASSWORD=mysqlpass JSVR.HWRECOG.SERVICE_PORT=8088

WEBSERVICE.SYSTEM_LOGPATH=C:¥¥Program Files¥¥JapanistSVR¥¥logs WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVHEADER=true

WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVRESPONSECHARSET=csWindows31J

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