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Environment HTC

ドキュメント内 コマンドリファレンス (ページ 122-126)

第 8 章 JSVRAX のリファレンス

8.3 Environment HTC

本HTCは、JSVRAXの動作環境を構築/管理する、ビューのないHTCです。

8.3.1 機能と GUI

本HTCの機能は「JSVRAXの動作環境構築」です。

◆JSVRAX の動作環境構築

本HTCは、JSVRAXの動作環境を構築します。

具体的には、ターゲットWebページのwindow/documentに対し、以下の処理を行います。

・ document.parentWindowに対し、JSVRAXのライブラリをロードする。ライブラリの接頭辞は「JSVRAX」である。

・ JSVRAXのスタイルシートやDOMエレメント、イベントハンドラを割り当てる。

注意

・ JSVRAXのあらゆる機能に先んじて、ターゲットWebページに対し1回だけ、本HTCを追加する必要があります。

・ 本HTCが準備する上記リソースに対し、不正アクセスしてはいけません。

8.3.2 API

本HTCはエレメントビヘイビアであり、一般的なエレメントビヘイビアの機能に本HTCの独自実装を加えたものが、本HTCの全機能 となります。ここでは、本HTCの独自実装についてのみ説明します。

参考

「エレメントビヘイビア」とは、HTCをHTMLのカスタムエレメントとして扱えるInternet Explorerの技術で、idプロパティやsetAttribute() メソッドなど、DOMエレメントの基本的なインタフェースを持っています。

利用可能/不可能なインタフェースなどについて詳細は「8.11 エレメントビヘイビアのインタフェースについて」を参照してください。

注意

・ 本HTCの拡張プロパティを途中で変更しないでください。

・ 本HTCを動的に削除しないでください。

8.3.2.1 実装モジュールの URL

/%JSVRAX_PATH%/Environment.htc

8.3.2.2 HTC 情報

◆namespace

JSVRAX

注意

・ タグおよびJSVRAXが拡張実装するプロパティ/イベントに付加してください。

・ 変更してはいけません。

◆name

jsvrax_environment

注意

通常は不要です。使い方については、Internet ExplorerのHTCに関するドキュメントを参照してください。

◆urn

http://jsvr.fujitsu.com/client/jsvrax/environment

注意

通常は不要です。使い方については、Internet ExplorerのHTCに関するドキュメントを参照してください。

◆tagName

environment

◆コンテンツ

なし

8.3.2.3 拡張プロパティ

◆rootURL

JSVRAXのルートURLを設定/返却します。

シンタックス

HTMLの場合

<ELEMENT JSVRAX:rootURL="_url"... >

Scriptの場合

element.setAttribute("JSVRAX:rootURL", _url) 上記のような一般的なDOMアクセス

パラメータ _url

型 string型

正常値 利用者のWebページから見たJSVRAXのWebアプリケーションのURL デフォルト /JSVRAX/

判定/補正 実行時/なし

◆WSRootURL

JSVR-CSVサービスのルートURLを設定/返却します。

シンタックス

HTMLの場合

<ELEMENT JSVRAX:WSRootURL="_url"... >

Scriptの場合

element.setAttribute("JSVRAX:WSRootURL", _url) 上記のような一般的なDOMアクセス

パラメータ _url

型 string型

正常値 利用者のWebページから見たJSVR-CSVサービスのURL デフォルト /jsvr_csv/csv/

判定/補正 実行時/なし

8.3.2.4 拡張メソッド

なし。

8.3.2.5 拡張イベント

◆onbeforenotify

JSVRAXの各通知処理の前に発生します。

シンタックス

HTMLの場合

<ELEMENT JSVRAX:onbeforenotify="handler"...>

Scriptの場合

element.setAttribute("JSVRAX:onbeforenotify", handler) 上記のような一般的なDOMアクセス

event情報

キャンセラブル Yes

デフォルト処理 JSVRAXのデフォルトの通知を行う。種別によって通知方法は異なる。

詳細は「8.12 通知情報」を参照のこと。

event属性 srcUrn

説明 一般属性。本HTCのURN。 returnValue

説明 一般属性

型 boolean型

jsvrax_targetElement

説明 独自属性

型 エレメントオブジェクト型

正常値 情報通知時にターゲットとなっていた入力部品エレメント。特定できない場合はnull。

jsvrax_id

説明 独自属性

型 string型

正常値 ID。詳細は「8.12 通知情報」を参照のこと。

jsvrax_type

説明 独自属性

型 string型

正常値 情報の場合は"INF"、警告の場合は"WRN"、エラーの場合は"ERR"。 jsvrax_message

説明 独自属性

型 string型

正常値 エラーの説明メッセージ。詳細は「8.12 通知情報」を参照のこと。

注意

プログラム等で通知を特定する場合は、jsvrax_idを使用し、jsvrax_messageは使用しないでください。

8.3.2.6 拡張スタイル

なし。

8.3.2.7 使用例

<HTML xmlns:JSVRAX> 1.

<HEAD>

<?IMPORT namespace="JSVRAX" implementation="/JSVRAX/Environment.htc" > 2.

<JSVRAX:environment /> 3.

...

1. 「JSVRAX」というnamespaceを宣言。

2. 宣言したnamespaceに実装モジュールをインポート。

3. namespace付きで本HTCをWebページに追加。

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