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FlexVolを備えたSVMでのクォータの設定

ドキュメント内 clustered Data ONTAP 8.3 論理ストレージ管理ガイド (ページ 116-129)

FlexVolを備えたSVMでのクォータの設定

FlexVolを備えた新しいStorage Virtual Machine(SVM、旧Vserver)でクォータを設定するには、クォ ータポリシーを作成してクォータポリシールールをポリシーに追加し、このポリシーをSVMに割り 当て、SVM上の各FlexVolでクォータを初期化する必要があります。

手順

1. -instanceオプションを指定してvserver showコマンドを使用し、SVMの作成時に自動的に 作成されたデフォルトのクォータ ポリシーの名前を表示します。

SVMの作成時に名前が指定されなかった場合、名前は「default」です。vserver quota policy renameコマンドを使用すると、デフォルトのポリシーに名前を指定できます。

注: volume quota policy createコマンドを使用して、新しいポリシーを作成することもで きます。

2. volume quota policy rule createコマンドを使用し、SVM上の各ボリュームに次のいず れかのクォータ ルールを作成します。

• すべてのユーザに対するデフォルトのクォータルール

• 特定のユーザに対する明示的クォータルール

• すべてのグループに対するデフォルトのクォータ ルール

• 特定のグループに対する明示的クォータルール

• すべてのqtreeに対するデフォルトのクォータルール

• 特定のqtreeに対する明示的クォータ ルール

3. volume quota policy rule showコマンドを使用して、クォータ ルールが正しく設定されて いるかどうかを確認します。

4. 新しいポリシーを使用する場合は、vserver modifyコマンドを使用して新しいポリシーをSVM に割り当てます。

5. volume quota onコマンドを使用してSVM上の各ボリュームでクォータを初期化します。

初期化処理は、次の方法で監視できます。

volume quota onコマンドを使用する場合、-foregroundパラメータを追加すると、フォア グラウンドのジョブでクォータを実行できます(デフォルトでは、このジョブはバックグラウン ドで実行されます)。

バックグラウンドでジョブが実行される場合、job showコマンドを使用すると進行状況を監 視できます。

volume quota showコマンドを使用すると、クォータの初期化のステータスを監視できま す。

6. volume quota show -instanceコマンドを使用して、初期化できなかったクォータ ルールな どの初期化のエラーを確認します。

7. volume quota reportコマンドを使用してクォータ レポートを表示し、適用クォータが予想ど おりの状態かどうかを確認します。

関連コンセプト

クォータ ルール、クォータ ポリシー、およびクォータとは(88ページ)

クォータのターゲットと種類(89ページ)

特殊なクォータ(90ページ)

クォータをアクティブ化する方法(102ページ)

クォータ情報の表示方法(105ページ)

クォータ制限の変更(サイズ変更)

既存のクォータのサイズを変更する場合、影響を受けるすべてのボリューム上のクォータのサイズ を変更できます。この処理は、これらのボリューム上のクォータを再初期化するよりも高速です。

タスク概要

クォータが適用されているStorage Virtual Machine(SVM、旧Vserver)で、既存のクォータのサイズ 制限を変更するか、すでに派生クォータが存在するターゲットに対してクォータを追加または削除 します。

手順

1. -instanceパラメータを指定してvserver showコマンドを使用し、SVMに現在割り当てられて いるポリシーの名前を確認します。

2. 次のいずれかの操作を実行し、クォータ ルールを変更します。

volume quota policy rule modifyコマンドを使用して、既存のクォータルールのディ スク制限またはファイル制限を変更する。

volume quota policy rule createコマンドを使用して、現在派生クォータが存在する ターゲット(ユーザ、グループ、またはqtree)に対する明示的クォータ ルールを作成する。

volume quota policy rule deleteコマンドを使用して、デフォルトクォータが存在する ターゲット(ユーザ、グループ、またはqtree)に対する明示的クォータルールを削除する。

3. volume quota policy rule showコマンドを使用して、クォータルールが正しく設定されて いるかどうかを確認します。

4. クォータを変更したボリュームごとにvolume quota resizeコマンドを実行し、各ボリュームに 対する変更をアクティブ化します。

サイズ変更プロセスは、次のいずれかの方法で監視できます。

volume quota resizeコマンドを使用する場合、-foregroundパラメータを追加すると、

サイズ変更ジョブをフォアグラウンドで実行できます (デフォルトでは、このジョブはバックグ ラウンドで実行されます)。

バックグラウンドでジョブが実行される場合、job showコマンドを使用すると進行状況を監 視できます。

volume quota showコマンドを使用すると、サイズ変更ステータスを監視できます。

5. volume quota show -instanceコマンドを使用して、サイズ変更できなかったクォータルー ルなどのサイズ変更のエラーを確認します。

特に、派生クォータがまだ存在しないターゲットに対する明示的クォータを追加したあとでクォー タのサイズを変更すると発生する「new definition」エラーがないことを確認します。

6. volume quota reportコマンドを使用してクォータレポートを表示し、適用クォータが要件を 満たしていることを確認します。

関連タスク

大幅な変更後のクォータの再初期化(118ページ)

大幅な変更後のクォータの再初期化

クォータが適用されていないターゲットに対してクォータを追加または削除するなど、既存のクォー タに大幅な変更を加える場合は、影響するすべてのボリュームのクォータを変更して再初期化す る必要があります。

タスク概要

クォータが適用されているStorage Virtual Machine(SVM)に対し、クォータの完全な再初期化が必 要となる、大幅な変更を実行します。

手順

1. -instanceパラメータを指定してvserver showコマンドを使用し、SVMに現在割り当てられて いるポリシーの名前を確認します。

2. 次のいずれかの操作を実行し、クォータ ルールを変更します。

状況 操作 新しいクォータ ルールを作

成する

volume quota policy rule createコマンドを使用します

既存のクォータルールの設 定を変更する

volume quota policy rule modifyコマンドを使用します

既存のクォータ ルールを削 除する

volume quota policy rule deleteコマンドを使用します

3. volume quota policy rule showコマンドを使用して、クォータルールが正しく設定されて いるかどうかを確認します。

4. クォータを変更した各ボリュームで、クォータをオフにしてからクォータをオンにして、クォータを 再初期化します。

a. 影響する各ボリュームでクォータを非アクティブ化するには、そのボリュームでvolume quota offコマンドを使用します。

b. 影響する各ボリュームでクォータをアクティブ化するには、そのボリュームでvolume quota onコマンドを使用します。

注: 影響する各ボリュームのクォータは、5分ほど待機してから再アクティブ化します。

volume quota offコマンドの実行後すぐにアクティブ化しようとすると、エラーが発生す る場合があるためです。

また、コマンドを実行して、特定のボリュームを含むノードからボリュームのクォータを再 初期化することもできます。

初期化処理は、次のいずれかの方法で監視できます。

volume quota onコマンドを使用する場合、-foregroundパラメータを追加すると、フ ォアグラウンドのジョブでクォータを実行できます(デフォルトでは、このジョブはバックグ ラウンドで実行されます)。

バックグラウンドでジョブが実行される場合、job showコマンドを使用すると進行状況を 監視できます。

volume quota showコマンドを使用すると、クォータの初期化のステータスを監視でき ます。

5. volume quota show -instanceコマンドを使用して、初期化できなかったクォータ ルールな どの初期化のエラーを確認します。

6. volume quota reportコマンドを使用してクォータ レポートを表示し、適用クォータが予想ど おりの状態かどうかを確認します。

関連コンセプト

完全なクォータ再初期化が必要な場合(104ページ)

クォータ情報の表示方法(105ページ)

クォータのアップグレード ステータスの確認

Data ONTAP 7.3.xからData ONTAP 8.2以降などのclustered Data ONTAPへクォータを含むFlexVol を移行する場合、クォータがclustered Data ONTAP環境にアップグレードされるかどうかを確認でき ます。

開始する前に

Data ONTAP 7-Modeからclustered Data ONTAPへのクォータを含むFlexVolの移行が開始されて いる必要があります。

手順

1. volume quota show -instanceコマンドを使用して、7-Modeのボリュームからデータを移行 している特定のclustered Data ONTAPボリュームのクォータ詳細を表示します。

次の例は、ボリュームvol3のクォータ詳細を表示します。詳細にはクォータの状態も含まれ、こ れはinitializingに設定されています。

cluster1::*> volume quota show -instance -vserver vs1 -volume vol3 Vserver Name: vs1

Volume Name: vol3

Quota State: initializing Scan Status: 3%

Logging Messages: Logging Interval:

Sub Quota Status: upgrading Last Quota Error Message:

Collection of Quota Errors: User Quota enforced: Group Quota enforced: Tree Quota enforced:

注: initializingという状態は、クォータがアクティブ化されようとしているボリュームに対し ても表示されています。ただしその場合、ボリュームのサブクォータの状態はscanningとな ります。

2. job showコマンドを使用して、クォータのアップグレードの進捗状況を監視します。

3. volume quota show -instanceコマンドを使用して、clustered Data ONTAPボリュームのク ォータのアップグレードが完了したことを確認します。

次の例は、アップグレード完了後のボリュームvol3のクォータの詳細を示しています。クォータ の状態はonです。

cluster1::> volume quota show -instance -vserver vs1 -volume vol3 Vserver Name: vs1

Volume Name: vol3 Quota State: on Scan Status: Logging Messages: on Logging Interval: 1h Sub Quota Status: none Last Quota Error Message: Collection of Quota Errors:

-注: quota.upgradeイベントを使用して、クォータのアップグレードプロセスの開始と完了を 追跡することもできます。

クォータ ルールとクォータ ポリシーを管理するためのコマンド

volume quota policy ruleコマンドを使用して、クォータルールを設定できます。また、

volume quota policyコマンドといくつかのvserverコマンドを使用して、クォータポリシーを設 定できます。

注: 次のコマンドは、FlexVolに対してのみ実行できます。

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