本章の内容
ASM Vehicle Dynamics Blockset 3.0の新機能 70
ASM Vehicle Dynamicsデモモデルの変更 72
ASM Vehicle Dynamics Blockset 3.0への移行 72
項目の一覧
ASM Vehicle Dynamics Blockset 3.0 の新機能
この新しいサスペンションコンプライアンスブロックは、左車輪と右車輪 での力とトルクに依存するコンプライアンスをパラメータ化するために使 用することができます。
SUSCOMP_2D_FRONT
この新しいサスペンションコンプライアンスブロックは、左車輪と右車輪 での力とトルクに依存するコンプライアンスをパラメータ化するために使 用することができます。
SUSCOMP_2D_REAR
Magic Formulaタイヤモデルは、前後方向のタイヤ速度に依存するさま
ざまなタイヤスリップ曲線のパラメータ化に使用することができます。こ のブロックでは、4つの速度サンプリングポイントを定義することができ ます。
TIRE_VEL_SAMPLING_
POINTS
STEERING_3DOF_VARIABLE_RATIOブロックは、3つの慣性質量、対応 する力の要素、および新しい摩擦の要素を使用して既存のSTEERING ブロックを改良したものです。この3DOFモデルでは、1DOFモデルより も、車両の中心上のハンドリング動作の表現が向上しています。また、
このブロックは可変ステアリングレシオを用いてパラメータ化することも できます。
STEERING_3DOF_VARIABLE _RATIO
補助パワーステアリングトルクをステアリングモデルに提供するため、
SOFT_ECU_POWERSTEERINGブロックがSoft ECUブロックセットに追加 されました。
SOFT_ECU_
POWERSTEERING
Drivetrainモデルが拡張され、新しいモデリング方式を利用することが できます。弾性シャフトを含む柔軟なドライブトレインの他に、リジッドなド ライブトレインのシミュレートも可能になりました。これらの2つの方式の 主な違いは、次のとおりです。
柔軟なドライブトレイン: 非弾性ドライブシャフトを使用したドライブトレ インの動作をシミュレートし、ドライブトレインコンポーネントの弾性と慣 性を考慮します。
非弾性ドライブシャフトを含めることで、ドライブトレインのダイナミクスと 振動をシミュレートすることができます。ただし、各種コンポーネントの剛 性が比較的高く、慣性が小さいことにより、硬い方程式系になる可能性 があります。これにより、数値積分に困難が生じ、不安定なシステムに つながる可能性があります。そのため、この場合は、ドライブトレインモ デル全体を安定化します。
リジッドなドライブトレイン: 非弾性ドライブシャフトを使用せずにドライ ブトレインの動作をシミュレートします。ドライブトレインコンポーネントの 弾性や慣性は考慮しません。
このモデル方式を使用すると、シンプルなモデルと少ないパラメータでド ライブトレインコンポーネントをシミュレートすることができます。また、比 較的少ない労力で、標準のドライブトレインモデルを他の構成用に拡張 することができます。
リジッドなドライブトレイン向けに、次のブロックが導入されています。
n CENTRAL_DIFFERENTIAL_RIGID n REAR_DIFFERENTIAL_RIGID n FRONT_DIFFERENTIAL_RIGID n CLUTCH_RIGID
n CLUTCH_4WD_RIGID n TORQUE_CONVERTER_RIGID n GEARBOX_MT_RIGID n GEARBOX_AT_RIGID n TRANSFER_GEARBOX_RIGID n CRANK_SHAFT_RIGID n LOCKUP_CLUTCH_RIGID
柔軟なドライブトレインとリジッドなドライブトレインの両方に対応した標 準デモとして、さまざまなドライブ構成がサポートおよび提供されていま す。これらの構成は、個別のサブシステムを交換し、関連する設定やス イッチを調整することで切り替えることができます。
ドライブトレイン
sASM Vehicle Dynamics Blockset t
ASM Vehicle Dynamics デモモデルの変更
新しいSUSCOMP_2D_FRONTブロックがフロントアクスルのデフォルトの サスペンションコンプライアンスとして使用されます。
新しいSUSCOMP_2D_REARブロックがリアアクスルのデフォルトのサス ペンションコンプライアンスとして使用されます。
サスペンションコンプライアンス
新しいSTEERING_3DOF_VARIABLE_RATIOモデルがデフォルトのステ アリングモデルとして使用されます。
SOFT_ECU_POWERSTEERINGブロックがSoftECUサブシステムに追加 されています。
MDL_INブロックが拡張され、ステアリングモデルに提供される支援トル
クを制御します。
ステアリング
新しいリジッドドライブトレインアプローチにより、新しいショートカットが Drivetrainサブシステム内に追加されました。
これらのショートカットで、フレキシブルドライブトレインとリジッドドライブ トレインの両方に対応する以下のドライブトレイン関連のデモを開くこと ができます。
n Crankshaftデモ
n Transmission Systemデモ n Final Drive Assemblyデモ ドライブトレインサブシステム
ASM Vehicle Dynamics Blockset 3.0 への移行
前後方向の速度に依存するタイヤパラメータ用の2つの入力ポートが 新たに追加されています。
XMLファイル(ModelDesk向け)内のScalingParameter.LFZ0パラメー タの名前がScalingParameters.LFZOに変更されました。
TIRE_MODEL_MAGIC_
FORMULA_xxx
CRANK_SHAFTブロックにSw_Trq_Mass_Modeパラメータが新しく追加 されました。このパラメータは、信号ルーティングと入力ポートを介して提 供されていました。移行を行うと対応する入力ポートの削除が補正され ます。
CRANK_SHAFT
Sw_Trq_Mass_Modeパラメータは削除されました。このパラメータは、
信号ルーティングと入力ポートを介してCRANK_SHAFTブロックに提供 されていました。このパラメータはCRANK_SHAFTブロックに含まれてお り、入力として取得されることはありません。
DRIVETRAIN_VARIANT_
SWITCHES
風圧力の計算で、風速鉛直成分(v_z)が考慮されるようになりました。こ れにより、ピッチ時の風ベクトルの量が正しく考慮されます。
AERODYNAMICS
sASM Vehicle Dynamics Blockset t