コンピュータの電源を制御するための条件について説明します。
コンピュータの電源をONにするための条件
機器情報の「AMTファームウェアバージョン」の値がある場合はAMTを利用して、値がない場合 はWake on LANを利用して電源をONにします。コンピュータの電源をONにするためには、次 の条件を満たすようにしてください。
注意 無線LAN環境の場合、コンピュータの電源をONにできません。
管理用サーバ側の条件 AMTを利用する場合
◦ 設定画面の[機器]-[AMT の設定]画面で、接続先のAMTのユーザーIDとパスワー ドを登録している。
◦ AMTで使用する16992ポートで通信できる。
Wake on LANを利用する場合
◦ 特になし。
コンピュータ側の条件 AMTを利用する場合
◦ 対象のコンピュータにエージェントが導入されている。
◦ AMTをサポートしている。
対象のコンピュータがAMTをサポートしているかどうかは、収集した機器情報の「AMT ファームウェアバージョン」の値が表示されるかどうかで確認できます。
◦ BIOSの設定で、AMTにアクセスするためのユーザー名とパスワードが設定されている。
◦ AMTで使用する16992ポートで通信できる。
参考 エージェント導入済みのコンピュータの場合、エージェント設定からAMTの設定ができます。各コ ンピュータのBIOSを操作する手間を軽減できます。
参考 AMTのユーザーIDとパスワードは管理用サーバに一つだけ登録できます。そのため、AMTを利用 して電源操作するときは、すべてのコンピュータでAMTのIDとパスワードを統一しておく必要がありま す。
Wake on LANを利用する場合
◦ 対象のコンピュータにエージェントが導入されている。
120 機能の紹介
◦ Wake on LANをサポートしている。
◦ Wake on LANでMagic Packetの設定を有効にしている。
コンピュータの電源をOFFにするための条件
コンピュータの電源をOFFにするためには、次の条件を満たすようにしてください。
管理用サーバ側の条件 特になし。
コンピュータ側の条件
エージェントがインストールされている。
コンピュータの電源をOFFにする場合、コンピュータ側で[コンピュータのシャットダウン]ダイ アログが表示されます。
利用者がダイアログを操作しない場合、ダイアログが表示されてから180秒後に自動でシャットダ ウンされます。ただし、次に示す状態の場合はシャットダウンされません。
• パスワードで保護されたスクリーンセーバーが起動している場合
• コンピュータがロックされている場合
• 編集中のファイルが存在する場合
なお、コンピュータがOSにログオンする前の状態のときは、[コンピュータのシャットダウン]ダ イアログは表示されないでシャットダウンされます。
コンピュータを再起動するための条件
コンピュータを再起動するためには、次の条件を満たすようにしてください。
管理用サーバ側の条件 特になし。
コンピュータ側の条件
エージェントがインストールされている。
コンピュータを再起動する場合、コンピュータ側で[コンピュータの再起動]ダイアログが表示さ れます。
利用者がダイアログを操作しない場合、ダイアログが表示されてから180秒後に自動で再起動され ます。ただし、次に示す状態の場合は再起動されません。
• パスワードで保護されたスクリーンセーバーが起動している場合
• コンピュータがロックされている場合
• 編集中のファイルが存在する場合
なお、コンピュータがOSにログオンする前の状態のときは、[コンピュータの再起動]ダイアログ は表示されないで再起動されます。
(2) AMT を利用するための前提条件
利用する機能に応じて、対象のコンピュータに必要なAMTのバージョンが異なります。
AMTを利用する場合に必要なバージョンを次の表に示します。
機能 説明 必要なAMTのバージョン
コンピュータの電源制御 接続先のコンピュータの電 源を制御します。
2.0以降
AMTファームウェアバージョンの取得 AMTのバージョンを機器 情報として取得できます。
IDEリダイレクションの利用 リモートコントロール時に リモートCD-ROM機能を 利用できます。
RFBでの接続によるリモートコントロールの 使用
RFB接続でリモートコン トロールを使用します。
6.0以降
AMTの設定 IDEリダイレクションの有 効化
AMTのIDEリダイレク ション機能を使用できるよ うにします。
6.1以降
リモートKVMの有効化 エージェント設定で対象の コンピュータのリモート KVMを有効にして、RFB 接続でリモートコントロー ルできるようにします。
また、対象のコンピュータ をリモートコントロールす るときの認証情報も設定で きます。
AMTの有効化および管理 者権限のパスワード設定
AMTが無効の場合に有効 にします。また、AMTの管 理者権限(adminユーザー)
のパスワードを設定しま す。
7.0以降
また、これらの機能を利用するためには、管理用サーバで次に示す設定が必要です。
コンピュータのAMTを自動的に有効にする場合
AMTを利用した機能を使うためには、コンピュータのAMTが有効になっている必要がありま す。
コンピュータのAMTを自動的に有効にするには、設定画面-[AMTの設定]画面で、コン ピュータのAMTに設定する管理者権限のパスワードを設定してください。
コンピュータのAMTを自動的に有効化して、管理者権限でアクセスできるようになります。
なお、コンピュータのAMTに管理者権限のパスワードが未設定の場合は、ここで設定したパ スワードがAMTに登録されます。管理者権限のパスワードが登録済みの場合、パスワードは 設定できません。登録済みのパスワードを指定してください。また、管理者権限のパスワード が設定済みでかつAMTが無効になっているときは、あらかじめコンピュータのAMTを有効 にしておく必要があります。
AMTを利用してコンピュータの電源を制御する、およびAMTファームウェアバージョンを取得す る場合
設定画面-[AMTの設定]画面で、コンピュータのAMTと通信するための認証情報([認証 情報])を設定してください。
122 機能の紹介
コンピュータの電源制御が実行されると、AMTが利用されるようになります。また、機器情 報を取得するタイミングで、AMTのファームウェアバージョンも取得されるようになります。
RFBでの接続によるリモートコントロール、およびIDEリダイレクションを利用する場合 コンピュータのAMTでリモートKVM機能とIDEリダイレクション機能が有効になってい る必要があります。
設定画面-[エージェント設定]画面からエージェント設定を編集します。このとき、[AMT の設定]で[リモートKVMを有効にする]および[IDEリダイレクションを有効にする]の チェックをオンにしてください。
コンピュータのAMTが有効な場合、エージェント設定が適用されたタイミングでAMTの設 定が変更されます。コンピュータのAMTが無効な場合は、自動的に有効にする設定が必要で す。
このように設定することで、リモートコントロール機能でコンピュータに接続する場合に、標 準接続に失敗するとRFBで接続されるようになります。[リモートコントロール]ウィンドウ の[ファイル]-[接続]メニューから接続するときは、RFBで接続するように指定できま す。また、リモートコントロール中に、IDEリダイレクション機能を利用できるようになりま す。
関連リンク
• (1) 電源制御の条件
2.6.4 エージェントレスでの管理
JP1/IT Desktop Managementでは、エージェントをインストールしない(エージェントレス)で コンピュータを管理対象にできます。コンピュータをエージェントレスで管理することで、研究用 のコンピュータや業務用のサーバなどの運用上ソフトウェアをインストールできないコンピュータ も、利用者のコンピュータと同じようにJP1/IT Desktop Managementで管理できます。
コンピュータをエージェントレスで管理するためには、探索で発見されたコンピュータを管理対象 にしてください。
エージェントレスでの管理には、Windowsの管理共有を利用する方法とSNMPを利用する方法の 2種類があります。それぞれの仕組みを次に示します。
Windowsの管理共有を利用したエージェントレス管理
Windowsの管理共有の認証を利用して、定期的に非常駐の実行プログラムをコンピュータに送
り込みます。プログラムは、WMIを使用して、機器情報を収集します。
次のタイミングで機器情報を収集できます。
◦ 探索を実行するタイミング
◦ [エージェントレス管理の設定]画面で指定した更新間隔でのタイミング
◦ 機器画面の機器一覧で、[操作メニュー]から[最新の情報を取得する]を選択したタイミ ング
参考 コンピュータを右クリックして表示されるポップアップメニューから[最新の情報を取得する]
を選択しても、機器情報を収集できます。
注意 OSがWindows XP Home Edition(Service Pack 2、3)の場合は、管理共有が使用できません。
注意 エージェントレスでコンピュータを管理する場合、管理用サーバから機器情報収集用の実行プログラ ムを送信します。この操作はWindowsのデフォルト設定ではセキュリティブロックされるため、セキュリ