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セキュリティの管理

ドキュメント内 JP1/IT Desktop Management 導入・設計ガイド (ページ 180-184)

(7) フルスクリーン表示時のメニュー

2.9 セキュリティの管理

組織内のコンピュータのセキュリティを阻害する要因には、ウィルス対策製品の未インストール、

ファイル共有ソフトウェアのインストール、OSセキュリティ設定の不備など、多くの要素がありま す。組織内のセキュリティ状況を安全に保つためには、これらの要因に対するセキュリティのルー ルを決め、それを各コンピュータの利用者に遵守させる必要があります。また、セキュリティの現 状を把握して、問題点を適宜対策することも必要です。

JP1/IT Desktop Managementでは、組織内のセキュリティのルールを「セキュリティポリシー」

として設定し、それらを各コンピュータに適用することで、問題点を発見して管理者に通知したり、

自動的に対策したりできます。

180 機能の紹介

セキュリティポリシーを利用することで、次のセキュリティ状況を把握できます。

• 更新プログラムの適用状況

• ウィルス対策製品の適用状況

• 使用を必須とするソフトウェアのインストール状況

• 使用を禁止しているソフトウェアのインストール状況

• サービスの稼働状況

• OS設定の状況

また、このほかにも、ソフトウェアやUSBデバイスなどの利用抑止、各コンピュータでの不審操作 の検知など、セキュリティ管理に関するさまざまな設定ができます。

2.9.1 セキュリティ状況を管理する仕組み

コンピュータのセキュリティ状況は、次の図に示すように管理します。

はじめに、組織のセキュリティのルールに沿ってセキュリティポリシーを設定します。JP1/IT Desktop Managementでは、管理対象のコンピュータにデフォルトポリシーが自動的に割り当たり ます。このため、運用開始直後はセキュリティポリシーを作成しなくても、デフォルトポリシーに よって判定されたセキュリティ状況を確認できます。また、セキュリティの推奨設定をした推奨セ キュリティポリシーも提供しています。デフォルトポリシーと推奨セキュリティポリシーの設定内 容については、「(2) 製品が提供するセキュリティポリシー」を参照してください。

デフォルトポリシー以外のセキュリティポリシーでセキュリティ状況を判定するためには、セキュ リティポリシーを追加して管理対象のコンピュータに割り当てる必要があります。コンピュータに

セキュリティポリシーを割り当てると、セキュリティポリシーの設定に基づいて、収集された機器 情報を基に管理用サーバでセキュリティ状況が判定されます。また、管理対象のコンピュータで禁 止操作の抑止、および操作ログの取得が実行されます。自動対策を設定している場合は、セキュリ ティポリシーに違反していた場合に対策が実行されます。セキュリティ状況の判定については、

「2.9.3 セキュリティ状況の判定」を参照してください。禁止操作の抑止については、「2.9.5 禁止操

作の抑止」を参照してください。

セキュリティ状況の判定結果、および禁止操作の抑止結果は管理用サーバに通知され、コンピュー タのセキュリティ状況が表示されます。管理者は、セキュリティ状況を確認し、問題点を対策しま す。セキュリティポリシーにメッセージの自動通知を設定していると、判定結果に応じて管理対象 のコンピュータに自動的にメッセージが通知されます。

操作ログは定期的に収集され、セキュリティポリシーの設定に従って不審操作が検知されます。検 知された操作を基に、管理者は操作ログを追跡調査して、情報漏えいが発生していないかどうかを 確認できます。操作ログの取得と不審操作の検知については、「2.10.4 操作ログに基づく不審操作の 調査」を参照してください。

注意 Active Directoryのグループポリシーで組織内のコンピュータのセキュリティ設定を規定している場合、

JP1/IT Desktop Managementのセキュリティポリシーでセキュリティ設定を自動対策しても、Active Directoryでの設定が優先されます。

注意 仮想コンピュータのセキュリティ状況を管理する場合、仮想化サーバだけでなく、仮想コンピュータにも エージェントを導入してください。

関連リンク

• (1) セキュリティポリシーに設定できる項目

2.9.2 セキュリティ管理できる機器

JP1/IT Desktop Managementでは、管理対象となる機器だけセキュリティ管理できます。

なお、管理対象となる機器は、エージェントが導入されているかどうかで異なります。セキュリティ 管理できる機器について次の表に示します。

機種種別 OS種別

セキュリティ管理機能の実行可否 セキュリティ

の判定 自動対策

アクション メッセージ通

ネットワーク 制御 コンピュータ Windows 7 ○ ※1、※2 △  △  ○ 

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 Windows Vista Windows Server 2003 R2※3

Windows Server 2003※3 Windows XP

Windows 2000

Linux ×  ×  ×  ○ 

UNIX Mac OS 不明

182 機能の紹介

機種種別 OS種別

セキュリティ管理機能の実行可否 セキュリティ

の判定 自動対策

アクション メッセージ通

ネットワーク 制御

スマートデバイス iOS ×  ×  ×  ○ 

Android

ストレージ - ×  ×  ×  ○ 

ネットワーク装置 プリンタ 周辺装置 USBデバイス ディスプレイ その他

管理者が追加した 機器種別 不明な機器

(凡例)○:実行できる △:エージェント導入済みの機器だけ実行できる ×:実行できない 

-:該当なし

注※1 エディションが「不明」の場合、対象外となります。

注※2 Active Directoryの探索、またはネットワークの探索のSNMP認証で管理対象にしたコン ピュータは、セキュリティの判定はできません(判定結果は「不明」になります)。

注※3 Windows Server 2003とWindows Server 2003 R2は、同じOSとして扱われます。例え ば、[セキュリティポリシーの編集]ダイアログのセキュリティ設定項目の「更新プログラム」で、

指定したグループにWindows Server 2003 Standard Editionが含まれる場合、Windows Server 2003 Standard EditionおよびWindows Server 2003 R2 Standard Editionが対象となります。

2.9.3 セキュリティ状況の判定

コンピュータにセキュリティポリシーを割り当てると、セキュリティポリシーの設定に基づいてセ キュリティ状況が判定されます。判定のタイミングになると、セキュリティポリシーのセキュリ ティ設定項目の条件と、管理対象のコンピュータから収集した機器情報を比較して、危険レベルを 判定します。

セキュリティ状況は次のタイミングで判定されます。

• セキュリティポリシーが割り当てられたとき

• セキュリティポリシーが更新されたとき

• 管理対象のコンピュータの機器情報が更新されたとき

• 管理対象のコンピュータが属するグループが変更されたとき

• 定期的な判定(デフォルトは毎日0:00)

なお、セキュリティポリシーのアクション項目でメッセージ通知を設定しておくと、セキュリティ 状況の判定結果に応じて、コンピュータにメッセージを自動的に通知できます。メッセージにはセ キュリティの問題点が載っているので、メッセージに従って対処するよう指示しておくことで管理 者が問題点を対処する手間が省けます。

参考 OSのコンポーネントや特定のプログラムによって、OSのユーザーアカウントが自動作成されている場 合、利用しないユーザーアカウントのセキュリティ状況まで判定されてしまうと、セキュリティ状況を正しく管 理できないおそれがあります。このような場合、利用しないユーザーアカウントを判定の対象外にすることで、

適切にセキュリティ状況が判定されるように設定できます。

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