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機器のリモートコントロール

ドキュメント内 JP1/IT Desktop Management 導入・設計ガイド (ページ 133-140)

(3) エージェントレスの機器の認証情報を設定する手順

2.7 機器のリモートコントロール

近年の急速なITの高度化に伴い、アプリケーションのセットアップやトラブル発生時の対処などに 不慣れなユーザーが増えてきています。組織内で発生するコンピュータの問題に対しては、専門知 識を持つシステム管理者などが対応する場合がほとんどです。しかし、職場が分散していると速や かな対応は難しくなります。

このような場合に、リモートコントロール機能を利用することで、管理者の手もとのコンピュータ から問題の発生したコンピュータを遠隔操作して、操作内容を共有したり、データを送受信したり して問題に速やかに対応できます。

2.7.1 リモートコントロールの仕組み

JP1/IT Desktop Managementが提供するリモートコントロール機能の仕組みについて説明しま す。

リモートコントロール機能とは、遠隔地にあるコンピュータに接続し、呼び出したコンピュータの 画面に対してキーボード操作やマウス操作ができる機能です。

画面を呼び出す側のコンピュータには、リモートコントロールするためのプログラム「コントロー ラ」が必要です。コントローラをインストールするには、JP1/IT Desktop Managementの操作画 面からリモートコントロールを実行します。操作中のコンピュータにコントローラをインストール

していない場合でも、コンピュータにコントローラが自動的にダウンロードされてインストールが 実行されます。

参考 コントローラがインストールされたコンピュータでは、コントローラを直接起動できるようになります。

操作画面へログインすることなく、素早くリモートコントロールを開始できます。

リモートコントロールを開始するには、コントローラから対象のコンピュータに接続します。コン トローラの接続方法には、次の2種類があります。

標準接続

製品が提供するリモートコントロール機能でコンピュータに接続する方法です。エージェン トに含まれるプログラム「リモコンエージェント」とコントローラが接続して、リモートコン トロールを実現します。通信速度が速く、リモートコントロールの全機能を利用できるため、

通常はこちらを利用することをお勧めします。標準接続を利用するためには、対象のコン ピュータにエージェントが導入されている必要があります。

RFBで接続

RFBプロトコルを利用してコンピュータに接続する方法です。AMTやVNCサーバ機能を利 用できるソフトウェアなどによって、リモートコントロールを実現します。Windowsにログオ ンできないコンピュータや、OSがLinuxやMac OSのエージェントレスのコンピュータに対 して接続する場合は、こちらを利用してください。なお、RFBで接続する場合はリモートコン トロールで使用できる機能に制限があります。

また、RFBで接続する場合は、コンピュータがRFBでの接続をサポートしている必要があり ます。

接続方法は、コントローラから対象のコンピュータに接続するときに選択できます。接続方法を選 択しなかった場合は標準接続になります。標準接続できなかった場合は、RFBで接続されます。

操作画面から接続先のコンピュータを選択してリモートコントロールを実行すると、コントローラ が起動して自動的にコンピュータに接続されます。コントローラを直接起動した場合は、コント ローラ上で接続先を指定します。

コンピュータへの接続が成功すると、コントローラに接続先のコンピュータの画面が表示されます。

コンピュータに接続したあとは、リモートコントロールの機能を利用して、コンピュータの画面を 操作できます。

134 機能の紹介

関連リンク

• 4.3.3 リモートコントロールの前提条件

• 2.7.2 リモートコントロールの機能

• 2.7.3 接続方法の違いによる機能差異

2.7.2 リモートコントロールの機能

JP1/IT Desktop Managementが提供するリモートコントロール機能では、次に示す機能を利用で きます。

• コンピュータの操作

目の前のコンピュータを操作するように、遠隔地にあるコンピュータを操作できます。利用者の コンピュータで予期しないトラブルが発生した場合でも、コンピュータの設置場所まで駆けつけ ることなく、原因の調査やコンピュータの再起動などができます。コンピュータの操作方法につ いては、「2.7.13 コンピュータの画面の操作」を参照してください。

• ファイルの転送

リモートコントロール中のコンピュータと、ファイルを送受信できます。エクスプローラと同様 の操作で、遠隔地にあるコンピュータのハードディスクの内容を参照できるので、必要なファイ ルを探しながらファイルを送受信できます。これによって、ファイル共有の設定や特別なソフト ウェアを使うことなく、ファイルをやり取りできます。ファイルの転送方法については、「2.7.14 ファイルの転送」を参照してください。

• 接続先の管理

よく接続するコンピュータを、JP1/IT Desktop Managementの操作画面とは別に登録して管理 できます。また、ネットワーク上から接続できるコンピュータを検索することもできます。接続 先の管理方法については、「2.7.16 接続先の管理」を参照してください。

• コンピュータからコントローラへの接続要求

ネットワークの制約によってコントローラからコンピュータに接続できない環境の場合に、利用 者のコンピュータからコントローラに接続要求をすることで、リモートコントロールを開始でき ます。コンピュータからコントローラへの接続要求の方法については、「2.7.15 接続先のコン ピュータからコントローラへの接続要求」を参照してください。

• リモートコントロールの録画・再生

リモートコントロール中の画面を録画できます。録画したデータは動画ファイルに変換できる ので、トレーニングやトラブルシュート方法の説明に利用できます。リモートコントロールの録 画・再生方法については、「2.7.17 リモートコントロールの録画・再生」を参照してください。

• チャットの利用

複数のコンピュータと同時にチャットができます。電話が使えない環境で対話したり、複数人に 同時に指示を出したりできます。チャットの利用方法については、「2.7.18 チャットの利用」を 参照してください。

関連リンク

• 4.3.3 リモートコントロールの前提条件

2.7.3 接続方法の違いによる機能差異

リモートコントロールの機能は、接続方法やコンピュータの環境によって機能差異があります。接 続方法の違いによる機能差異を次の表に示します。

機能 説明 機能有無

標準 RFB

コントローラ機 能

コンピュータへ の接続

コンピュータに接続できる機能 ○  ○ 

認証情報の利用 接続時に認証情報を利用できる 機能

○  ○ 

接続モード 接続時にコントローラとコン ピュータの操作を制限できる機 能

○  △ 

接続状態の表示 接続中の状態を表示できる機能 ○  ○  接続中の画面表

接続先のコンピュータの画面を コントローラに表示できる機能

○  ○ 

キーボード、マ ウスの操作

接続先のコンピュータに対して、

キーボードとマウスの操作を実 行できる機能

○  ○ 

クリップボード の利用

接続先のコンピュータとクリッ プボードを同期できる機能

○  △ 

リモートコント ロールの切断

コンピュータとの接続を切断し、

リモートコントロールを終了で きる機能

○  ○ 

電源制御 接続先のコンピュータの電源を 制御できる機能

○  △ 

リモート CD-ROM

コントローラのCD/DVDドライ ブ(ドライブ種別がCD-ROMの ドライブ)を、接続先のコン ピュータでも使えるようにする 機能

△  △ 

リモートコント ロールの録画、

• リモートコントロール中の 画面を録画し、動画ファイル を再生できる機能

○  ○ 

136 機能の紹介

機能 説明 機能有無

標準 RFB

再生、ファイル 形式変換

• 動画ファイルをAVIファイ ルに変換できる機能 コントローラの

環境設定

コントローラの各種設定をカス タマイズできる機能

○  ○ 

接続先の管理 接続リストの管 理

接続先のコンピュータをJP1/IT Desktop Managementの操作画 面とは別に管理できる機能

○  ○ 

コンピュータの 検索

ネットワーク上の接続できるコ ンピュータを検索できる機能

○  ○ 

コンピュータ側 からの接続要求

コンピュータ側からコントロー ラに対して接続要求をして、リ モートコントロールを開始でき る機能

○  × 

リモコンエー ジェント機能

接続の確認 コントローラからの接続を受け 付け、接続するかどうかを選択で きる機能

○  × 

接続モードの確 認

接続モードの状況を確認できる 機能

○  × 

接続状態の確認 コンピュータ側で、コントローラ との接続状態を確認できる機能

○  × 

接続の切断 コントローラとの接続を切断で きる機能

○  × 

画面の非表示 リモートコントロール中に、コン ピュータ側の画面を非表示また はロックできる機能

○  × 

リモコンエー ジェントの環境 設定

リモコンエージェントの各種設 定をカスタマイズできる機能

○  × 

ファイル転送機 能

ファイル一覧の 表示

コントローラと接続先のコン ピュータのハードディスクの内 容を表示できる機能

○  × 

ファイルプロパ ティの編集

コントローラと接続先のコン ピュータのファイルのプロパ ティを編集できる機能

○  × 

ファイルの編集 コントローラと接続先のコン ピュータのファイルを編集でき る機能

○  × 

ファイルの転送 コントローラと接続先のコン ピュータ間でファイルを送受信 できる機能

○  × 

マルチ転送 複数のコンピュータに対して、

ファイルを一括で転送できる機 能

○  × 

転送情報の管理 接続先のコンピュータのファイ ルを開いたときに、ファイルを自 動的にダウンロードしキャッ シュする機能

○  × 

チャット機能 チャットサーバ 機能

ほかのコンピュータからの チャット接続を受け付けて、

チャットを開始できる機能

○  × 

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