JP1/IT Desktop Managementでは、大量の管理情報に対して管理者が状況を把握するためのホー ム画面とダッシュボードを提供しています。これらの画面からは概況を把握するだけなく、確認し たい内容のリンクを辿ることで詳細情報を確認できます。
ホーム画面
ホーム画面とは、ログイン後に最初に表示され、JP1/IT Desktop Managementの運用の基点とな る画面です。ホーム画面には、管理している最新情報を基に、日々の運用で把握しておく必要があ る内容が表示されます。そのため、ホーム画面を確認するだけで、システム全体の概況を把握でき ます。また、ホーム画面の各項目をクリックすることで、詳細な情報を確認できる画面を表示でき ます。
• [システムサマリ]パネル
管理している機器の大まかな状況がわかります。
◦ 機器の状態
セキュリティ状況が「危険」な機器の台数がわかります。その機器のセキュリティ状況を確 認し、必要に応じて対策を実施します。また、発見している機器、管理対象の機器、エー ジェントをインストールしていない機器の台数もわかります。
◦ 資産の状態
資産状態が「未確認」である資産の台数がわかります。その資産の実態を確認し、運用中な のか、在庫なのか、滅却したものなのか状態を明確にします。また、管理対象の資産の台数 もわかります。
54 機能の紹介
◦ 接続の状態
1週間以内にネットワークに新たに接続された機器の台数がわかります。探索で発見した、
またはエージェントをインストールすることで管理対象になった新たな機器を確認します。
また、1か月以上ネットワーク経由で存在を確認できない資産の台数もわかります。
◦ ライセンス情報
JP1/IT Desktop Managementのライセンスを使用している数と残りのライセンスの数がわ かります。機器および資産の台数の遷移とライセンスの残数を考慮して、必要に応じてライ センスの追加を検討します。
• [カテゴリごとのセキュリティ評価]パネル
管理しているコンピュータのセキュリティ状況の評価がわかります。総合評価とカテゴリごと の評価を確認し、評価が低いカテゴリの対策を実施します。
• [監視候補の処理]パネル
機器の探索、資産情報のインポート、操作ログの取り込み、およびエージェントの配信について の状況がわかります。完了している場合は結果を確認し、エラーが発生している場合は原因を調 査して対策を実施します。
• [イベントの状況]パネル
まだ確認していないイベントの件数と、そのうち重要度が緊急または警戒であるイベントの件数 がわかります。特に緊急度が緊急のイベントがある場合は、早急に内容を確認して対応します。
重要度が緊急のイベントがあるかどうかは、イベントの種類の左側に表示されるアイコンでもわ かります。
• [通知事項]パネル
運用中に発生した重要な情報がわかります。通知事項は必ず確認し、問題が発生した場合は早急 に対応してください。例えば、次のような情報が通知されます。
◦ データを保存するフォルダの空き容量が少なくなった
◦ ライセンス数を超過しているソフトウェアがある
◦ 期限切れの契約がある
• [データベースとディスクの状況]パネル
データベースのバックアップと再編成の実行状況、およびハードディスクの使用状況がわかりま す。ハードディスクの空き容量が少なくなったら、データベースのバックアップ先を十分に空き 容量があるディスク上のフォルダに変更したり、不要なデータを退避したりして空き容量を増や します。
ダッシュボード
ダッシュボードとは、操作画面の上部のメニューから各機能の画面を表示したときに、最初に表示 される画面です。ホーム画面と同様にパネルが表示され、各機能の概況を確認できます。例として、
セキュリティ画面のダッシュボードを次の図に示します。
ダッシュボードは、セキュリティ画面、資産画面、機器画面、および配布画面で表示できます。
参考 ホーム画面およびダッシュボードに表示するパネルは、カスタマイズできます。画面左上の[表示]メ ニュー-[パネルのレイアウト設定]を選択して表示されるダイアログで、パネルのレイアウトと表示するパネ ルを選択してください。
2.2.1 表示されるパネル
ホーム画面または各画面の[サマリ]-[ダッシュボード]画面に表示されるパネルを次の表に示 します。
カテゴリ パネル名 説明
ホーム システムサマリ 管理している機器の状態、資産の状態、接続の状態、およびライセン ス情報を確認できます。また、機器の台数および資産の数の推移を確 認できます。
監視候補の処理 機器の探索状況、資産情報のインポート状況、操作ログの読み込み状 況、およびエージェントの配信状況について確認できます。エラーが 発生している場合は、エラーの内容を確認して必要に応じて対処して ください。
イベントの状況 一定期間内に発生したイベント数を確認できます。重大度が「緊急」
のイベントについて確認し、対策の起点とすることをお勧めします。
通知事項 指定した期間内に発生した通知事項を確認できます。期限切れの契約 があったり、製品の残りライセンス数が0になったりしたという重要 な情報が通知されます。
データベースとディ スクの状況
JP1/IT Desktop Managementのデータベースのバックアップや再編 成をいつ実施したか、また、ハードディスクの使用量および空き容量 がどれくらいかを確認できます。
セキュリ ティ
カテゴリごとのセ キュリティ評価
コンピュータの総合的なセキュリティ状況、およびカテゴリ別のセ キュリティ状況をレベルA~Eで評価した結果を確認できます。前日 の評価との比較もできるため、セキュリティ対策の効果を確認して対 策を見直すことをお勧めします。
56 機能の紹介
カテゴリ パネル名 説明 危険レベルごとの機
器台数
管理対象の機器の総数と危険レベルごとの台数、および全体の内訳を 確認できます。危険レベルが大きい機器を確認して、早急に対策して ください。
不審操作の状況 JP1/IT Desktop Managementが検知した不審操作の件数を確認でき ます。リンクから不審操作の操作ログを確認できるため、無断で持ち 出されたデータがないか、などを確認することをお勧めします。
ポリシーごとのセ キュリティ状況
システム全体およびセキュリティポリシーごとのセキュリティ状況を 確認できます。評価の低いセキュリティポリシーを確認して、問題の あるコンピュータの対策をしてください。
資産 ハードウェア資産の 推移
ハードウェア資産の資産状態ごとの台数の推移を確認できます。例え ば、資産状態が「在庫」のハードウェア資産が増加してきているため、
古いハードウェア資産を滅却するなどの判断ができます。
観点ごとのハード ウェア資産台数
フィルタおよびカスタムグループごとにハードウェア資産の台数を確 認できます。例えば、購入日が古いハードウェア資産が表示されるよ うに設定しておくと、リプレース対象のハードウェア資産を素早く確 認できます。
3か月以内に期限が 切れる契約
契約種別ごとに、期限切れの契約情報や期限切れが近い契約情報の件 数が確認できます。件数のリンクから期限切れが近い契約情報を確認 して、対処を検討しておくことをお勧めします。
超過したソフトウェ アライセンス
管理ソフトウェアごとにソフトウェアライセンスの超過や余剰をすぐ に確認できます。超過している場合は、アンインストールを指示した り、ライセンスを追加したりなどの対処をすることをお勧めします。
機器 管理対象の機器の推 移
エージェントの導入状況ごとに、機器の台数の推移を確認できます。
JP1/IT Desktop Managementでは、より安全なセキュリティ管理をす るため、管理対象のコンピュータにエージェントを導入することをお 勧めしています。エージェント未導入のコンピュータを確認して、導 入を検討してください。
観点ごとの機器台数 フィルタおよびカスタムグループごとに管理対象の機器の台数を確認 できます。例えば、一定期間使用されていない機器が表示されるよう に設定しておくと、遊休候補の機器を素早く確認できます。
OSごとの機器台数 管理対象のコンピュータにインストールされているOSの割合と台数 が確認できます。
新規発見ソフトウェ ア
管理対象のコンピュータから新規に収集されたソフトウェア情報を一 覧で確認できます。定期的にソフトウェアのインストール状況を確認 してください。業務に関係ないソフトウェアを禁止ソフトウェアとし て登録することをお勧めします。
配布 タスクの状況 管理者が実行するタスクと、セキュリティポリシーの自動対策で実行 されるタスクの概況を確認できます。エラーが発生したタスクだけを 確認したい場合は、[エラータスクの状況]パネルを確認することをお 勧めします。
エラータスクの状況 エラーが発生したタスクを確認できます。エラーの原因を確認して、
適切な対策をしてからタスクを再実行してください。タスクの全体の 状況を確認したい場合は、[タスクの状況]パネルを確認することをお 勧めします。