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【2】成績処理の実際

ドキュメント内 ver04__.indd (ページ 152-160)

それでは,次に実際の中学校での成績処理の手順を見ながら,大まかな流れにつ いて考えてみましょう。

一度作れば,2回目からは自動的に

定期テストの得点,日々の小テストやノート点など,多くのデータをまとめて行 う成績処理も,パソコンで行うと計算は早く正確にできます。しかも,1度枠を作っ ておくと,次回からはその枠に点数を入力するだけで,自動的に処理ができます。

他の教員と一緒に使って,学校標準の成績処理として活用することも可能です。今 後とも使っていけるように,最初から入力欄に余裕を持って作っておきましょう。

成績処理の流れ

観点別に入力したデータから観点別評価を出し,観点別評価の合計から評定を出 します。(全体の流れ→右ページの図)

6 校務の情報化

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4.個別指導に活かす成績処理

①成績表の作成

名簿原本から生徒氏名などのデータをコピーし成績表の枠を用意します。上の図 の流れに沿って実際の処理を見ていきましょう。

①観点別得点の合計・%を出そう…

提出物やノート,発表などの素点を

入力しておき,単元ごとに,その合計を求めます。「関心・意欲・態度」

「思考・判断」「技能・表現」「知識・理解」という4観点ごとに合計を求 めていく方法もあります。次に,その後の活動がしやすいように,観点全 体で 100 点満点にした場合の得点(観点別小計)を求めていきましょう。

②観点別評価を出そう…ABC などの3段階評定で達成度合いを確認していけるように,

先ほど求めた観点別小計から求めていきましょう。何点から何点までの範囲が A になる のかを決めながら活動していきます。

④評定を出そう…先ほど求めた合計から,1 〜 5 の5段階評定で達成度合いを確認して いけるようにしましょう。何点から何点までの範囲が 5 になるのかを,後から微調整し やすいように,指定のセルを参照するように工夫していきます。

⑤重み付けをして評定を出そう…③では,すべての観点を平等にみて合計を求めていま すが,観点別に傾斜させた評価をするために,重み付けの行を加えて求め直していきま しょう。

⑥シートをコピーし,シート名を変更する…成績処理枠が完成したら,2 学期,3 学期 の分をコピーしておきましょう。

:入力域

③4つの観点別得点の合計・%を出そう…

評定を出すために,すべての観点別小計の 合計を求めていきましょう。

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①〜⑥について,確 実にできるよう実習 をまじえて指導し,

この後の①〜⑥の活

動の見通しを持つこ

とができるようにす

る。

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全員分コピーします。

範囲指定のしかた

人数が多く,ドラッグでコピーが難しい ときは,まずコピーするセルを「右クリ ック→コピー」で覚えておき,

「最初のセルを押さえる」→「行を送る」→

「最後のセルを Shift+ クリック」で範囲 指定をして貼り付けます。

演習 観点②〜④も小計と%を求める式を入れましょう。

6 校務の情報化

〈観点別得点の合計をする〉

表の観点別小計のところに指定した範囲の合計を 求める SUM 関数を入れます。

2学期,3学期と使うことを考えて,現在データ が入力されていない欄も合計の範囲に入れておき ましょう。

〈観点別小計を%で出す〉

O10 のセルに,観点別小計を%で表示する式を 入力します。

絶対番地と相対番地

 相対番地 (N8) で指定すると,別のセルにコピ ーすると一緒に参照先がずれますが,絶対番地 ($N$8) で指定すると,別のセルにコピーしても 参照先は変化しません。

    下の例のように,横方向にはずれてよく,縦 方向には変化しないように参照先を指示する場 合は,(N$8) のように指定します。絶対番地と 相対番地の切り替えは F4 キーで行います。

①観点別得点の合計・%(100 点満点にした場合の成績)を出そう

オート SUM の使い方 と,

SUM 関数の入力

計 算 式 に よ る % 表 示 と,

=n10/n$8 での

表示形式による%表示

・計算式による%表示がで きるようにする。

・絶対番地を使ったセルの 指定を理解させる。

コピーの方法

ドラッグによる方式 と,コピー&ペース トのくり返しを押さ える。

絶対番地と相対番地

の違いについて理解

させる。

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②観点別評価を出そう

求めた観点別小計から,

ABC の3段階評価を出 してみます。

80 点以上は A,50 点 以上は B,それ以外は C の場合には,観点① の評価のセルに例のよ うな if 関数を入れます。

観点②〜④も同様に評 価を求める式を入れま す。

③4つの観点別小計の合計(%)を出そう

④評定を出そう

演習 if関数を使って,評定の欄(H10 のセル)に 4 つの観点の総計(AI10 のセル)を参照して,

[85 以上は 5,75 以上は 4,55 以上は 3,40 以上は 2,それ以外は 1]

という条件の式を入れましょう。

4.個別指導に活かす成績処理 AI10 のセルに,4 つの観点の合計を%で表した式を入力します。全員分コピー します。

IF 関数(文)の入力をしっかり指導 すること。

2者(基本形)と複合(条件による)

数式の書き方も指導する。

式の考え方をしっか

り指導する。

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〈境界の点数を固定しないで,参照セルで指定できるようにしよう〉

境界の点数の参照セルを作って,5段階の境界の点数が自由に設定できるように しましょう。

評定を求める if 関数の中の " 点数 " の代わりに," 点数を入力したセル " を指定 しておくと,カットポイントを変えたいときに,また,計算式をつくりなおし,全 行へコピーしなおすという手間を省くことができ便利です。

⑤重み付けをして評定を出そう

4つの観点の総計を,重み付けの%を入力したセル「C5:F5] を参照して求めよう。

⑥シートをコピーし,シート名を変更する

成績処理枠が完成したら,2 学期,3 学期の分をコピーしておきましょう。

 

シートの見出しを Ctrl を押しながら右へドラッグします。

(" 編集→シートの移動またはコピー " でもできます)

6 校務の情報化

シートのコピー 2つの方法を説明す る。

式の考え方について しっかり指導する。

そのための式の変更 点に注目させる。

カットポイントの値を変え

て,評価値が変わることに注

目させる。

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シートの見出しの上で,右クリックして

" 名前の変更 " をします

②ファイルにパスワードをかけよう

表計算ソフトには,パスワードを設定する機能があります。

成績処理などの重要なファイルは,パスワードをかけて,万が一第三者の手に渡っ たときにも中身を読み取られないようにしましょう。

    

 

③指定した範囲以外の入力はできないようにしよう

作成した成績処理ファイルを利用するときに,ついうっかり関数や式などを削除 してしまわないように,指定した範囲以外にロックをかけて入力できないようにす ることができます。

ツール→オプション→セキュリティ でパスワードを設定します。

4.個別指導に活かす成績処理

シート名の変更方法 を確認させる。

個人情報を扱うファイル にはパスワードを設定す るようにする。

入力できるセルを限定する方法

テキスト p.170「編集を許可する部分を師弟する方法」

の手順を実習させ,行えるようにする。

170

離れたセルの選択のしかた Ctrl を押しながらドラッグすると,

複数の範 囲を選択 できる。

■編集を許可する部分を指定する方法

▼「ツール」から「保護」→「編集を許可」を  選択します。

▼「新規」を選択し,保護(ロック)を解除  する範囲を指定します。

▼範囲のアイコンをクリックし,対象とな  る範囲を選びます。複数箇所ある場合は  この操作をくり返します。または,Ctrl  キーを押しながら複数範囲を指定します。

 (右下の囲み「離れたセルの選択のしか  た」参照)

▼選択した範囲の一覧を確認し,「シートの  保護」をクリックします。

▼解除するためのパスワードを入力します。

 このときに,どの操作を許可するかチェ  ックをします。

▼確認のため,再度パスワードを入力しま  す。

6 校務の情報化

表計算ソフト を利用して成 績処理ができ ましたか?

1つ1つ手順を確認

しながら説明する。

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【演習 6̲4̲1】 practicepractice 表計算ソフ トを活用して成績処理を行ってみ よう。

【演習 6̲4̲2】 practicepractice 成績データを加工し,生徒指導に活かしていくには,

どんな加工が有効でしょうか。考えてみましょう。

         ワークシート 6̲4̲2

必要な加工 活用場面

例:30 点以下を赤字で表示。

例:個人票作成。

授業での個別指導の参考にする。

懇談資料。

4.個別指導に活かす成績処理

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④個人票をつくろう

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