第 10 章 教育委員会,学校における情報化の推進体制 の3つの章に分けて書かれているので参考にする。
特に目的の (1),(2) は,校
務の情報化により,「教職
員一人ひとりの仕事の仕方
が変わる」この結果として
導き出され,実現されてく
ることを強調しておく。
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の文書のやり取りの手間もなくなり,決裁などの手続き もスムーズに実施できるようになります。この結果,業 務の軽減と効率化を図ることができます。
②教育活動の質の改善
(1) 児童生徒に対する教育の質の向上
校務の情報化により校務の軽減と効率化が図られることで,児童生徒に接す る時間が増加し,その時間を生徒に対するさまざまな教育活動へと割くことが できます。また,教材等を共有できることによって授業の充実が図れます。さ らに,複数の教員間での学習者情報を共有でき,今まで以上に細部まで行き届 いた学習指導・生徒指導が図れます。これらの結果,教育の質的改善へとつな がることになります。
(2) 学校経営の改善と効率化
教職員間で情報を共有できることによって,学校運営に関する共通理解が促 進されます。また,複数の教員間で学校情報を共有でき,学校の現状の把握や 分析が実施しやすくなります。さらに,電子決裁システムの導入などにより,
学校経営の改善と効率化を図ることができます。
③保護者や地域との連携
Web ページによる情報発信を行うことにより,学校の情報を家庭や地域に伝え ることができます。これによって,保護者や地域との連携を進めることができ,お 互いが協力して教育活動に当たる体制を作り出すことができます。
(1) 保護者との情報共有の促進
Web ページや電子メールなどを使って,学校の理念や教育方針,教育活動 の内容などを情報発信することにより保護者との情報共有が促進されます。
(2) 児童生徒や地域の安全・安心の確保
不審者情報などを保護者にメール配信したり,IC カードを利用した登下校 状況の把握などに情報システムを活用することにより児童生徒や地域の安全・
安心の確保が図れます。
(3) 地域への情報公開・説明責任の明確化
Web ページなどの情報公開ツールを活用し,地域へ情報公開することによ り説明責任を果たすことができます。
1.校務の情報化とは
6 校務の情報化 校務の情報化によって,これまでの業務の軽減と効率化が
実現されるべきであって,情報化によって忙しく感じるの
は,真の校務の情報化ではない。校務用のシステムや学校
全体の体制を見直す必要がある。
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④情報セキュリティの確保
近年,私物 PC の利用やデータの持ち出しなどによる情報の流出や紛失が大きな 社会問題となっています。校務の情報化の一環として,セキュリティの確保された 安全なサーバを構築し,情報を一元管理できるようにすれば,このようなリスクを 大幅に軽減することができます。
このように,「校務の情報化」に取り組むことによって,作業の減少や効率化,
指導や学校運営の改善,地域住民の協力,安全な情報セキュリティ対策など,さま ざまな恩恵を受けることができるのです。
【3】「校務」の種類と「校務の情報化」の対象範囲
学校における業務は,広い意味ではすべてが「校務」ということができますが,
大きく分けると「学校事務」,「事務以外の実務」,「授業」に分類することができます。
また,学校で勤務する職種によって,行う業務に違いがあることから,実施者を
「教員」,「管理職(校長等)」,「事務官・現業職員」に分類することができます。
これらの分類により,学校における業務を整理すると,下の表のようになります。
6 校務の情報化
校務(学校事務)
実 施 者
学校の業務
事務以外の実務 授 業
教 員
管理職
(校長等)
事務官・
現業職員
①教員事務 ・教務関連事務
(成績処理,通知表作成,教育課程編成,時間割作成等)
・学籍関連事務
(転出入関連事務,指導要録管理,出欠管理等)
・保健関係事務 (健康観察・報告等)
・各種報告書作成 ・各種お便り作成 等
②管理職事務 ・業務報告 ・稟議 ・予算要求 等
③事務官・現業職員事務 ・出退勤管理 ・出張申請 ・預かり金管理 ・献立作成・報告 ・物品購入・管理 ・各種情報処理 等
④教員実務 ・見回り ・点検作業 等
⑤管理職実務 ・見回り ・点検作業 ・教職員管理 ・指導 等
⑥事務官・現業職 員実務 ・現業業務 ・見回り ・保守点検 等
⑦授業 ・授業 ・課外授業 校務の情報化
の目的や意義 がわかりまし たか?
個人情報の保護,セキュ
リティの大切さなどの認
識 を 改 め て も ら う た め
に,情報流出のニュース
や事例などを紹介し,取
り扱いを誤った場合,懲
戒の対象となることを知
らせる。
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このうち,「事務以外の実務」は,情報化の対象となりにくいこと,また,「授業」
における部分は,教育活動そのものにおける分野であるため,ここでいう「校務の 情報化」にあたっては,「学校事務」のことを「校務」と呼び,この領域を対象と することとします。
また,「校務」は学校の中の業務だけではなく,教育委員会と学校間の連携,教 育委員会間での連携,教育委員会と首長部局間の連携も必要であり,この部分の連 携事務も「校務の情報化」の対象範囲に含めることになります。
これらのことから,「校務の情報化」の対象範囲例を示すと次の図のようになり ます。
▲校務の情報化の対象範囲の例
〔参考〕 校務の情報化の現状と今後の在り方に関する研究(平成 19 年3月),JAPET
1.校務の情報化とは 学校と教育
委員会の連 携業務
学校間の連 携業務
授業以外の 校内の業務 教育委員会 の業務
教育委員会
教育委員会 首長部局
学校
教育委員会連携 首長部局との連携
教師間情報共有
・校内情報共有
・コミュニケーション
・学校間情報共有
・コミュニケーション 企画管理室
保健体育課
指導課 学務課 ○○課 教育総務課
教育施設課
学校
学校 通知,調査 報告,問い合わせ,
申請,……
校長・教頭
養護教諭 栄養士
教 員 職 員
地 域 学校運営・管理
転入出手続き,
作業報告,……
・給食指導
・献立の作成,
食数管理
・献立公開,……
健康診断,保健指導,
保健室管理,……
・児童生徒学習情報蓄積,共有 →児童生徒指導
・指導要録,通知表作成
・成績処理,成績管理,進路指導
・出欠,時数管理,週案作成
・体育測定
・校内文書,名簿作成,各種調査報告
・就学援助申請窓口,……
学校経営の改 善・効率化
教職員の校務の 軽減化・効率化
児童生徒に対する 教育効果の向上
情報セキュリティ の確保
保護者との情 報共有の促進
地域への情報公 開・説明責任
児童生徒・地域 の安全・安心
家庭(保護者)
校務の情報化 の対象範囲が わかりました か?
〔参考資料〕
http://www.japet.or.jp/komuict/
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月 日
研 年 修 日