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10月12日~10月14日(2泊3日)

○日程表

○プレセカンドスクールにおける学習の概要

1 事前の学習内容

・初めての宿泊学習であるため、宿泊学習とはどういったものか、どのような活動をするのか を理解させるために、昨年度の写真を見せながら活動内容等を話し、見通しをもたせた。

・富士山のでき方や周囲の自然、山梨県の郷土料理や農産物など、実際に体験する内容につい て幅広く調べ、意欲を高めるとともに、知識を深めていくようにした。

2 事後の学習内容

・事前学習で調べてきたことをもとに、自分の課題を探すことを意識して現地で体験活動を行 った。一連の活動を通して、自分のテーマを決め、同じテーマの児童でグループを作り、模 造紙、紙芝居などの形式にしてまとめている。そして、それらをもとに発表会を行う。

・3年生にプレセカンドスクールについて紹介する発表会を行う予定である。来年度初めて行 く宿泊学習がどういったものか、3年生がイメージをもてるような発表にしていきたい。

第二小学校

○特色ある活動内容

<自然体験活動>

1 ガイドウォーク・複合型溶岩樹型観察(河口湖フィールドセンター)

ガイドウォークでは、

18

人程度の小グループに分かれて樹海の中を歩き、溶岩樹型を観察し た。溶岩樹型の形成のされ方や、特色ある植物などを、ガイドの方の話を聞きながら実物と照 らし合わせて学習することができた。

2 樹海ハイキング(風穴~紅葉台展望台~三湖台)

富岳風穴では、洞窟の途中には、氷があったり、奥にはまゆ 玉や木の実が冷蔵されていたりと、天然の冷蔵庫として活用さ れていたことを、目で見て感じて理解することができた。樹海 ハイキングでは、樹海の特徴的である原生林の様子や、溶岩の 地面から、登るにしたがって土の地面に変わっていく様子を感 じながらハイキングを楽しんだ。

3 河口湖散策

最終日の朝、静かな湖畔を観察しながら歩いた。武蔵野近辺には湖がないため、事前に調べ

ていた河口湖を実際に見ると、思っていたよりも大きいと驚く児童もいた。

<社会体験活動>

1 富士の歴史や自然について(富士山世界遺産センター)

北館では、複数の展示ゾーンを班ごとに見て回った。また、大型スクリーンでは富士山の噴 火史、自然文化などを見て、事前学習で学んだ事を確かめたり、一生懸命メモを取ったり、意 欲的に学習に取り組むことができた。今年度より新しく設立された南館では、富士山の自然と 人との関わりについてガイドの方に詳しく案内していただいた。世界遺産の内容や、富士山が 世界遺産に登録されるまでの歩みについて事前学習で調べきれなかったことを知ることがで きた。

<生活・文化体験活動>

1 ほうとう作り体験(西湖公民館)

現地の方に教えていただきながら、山梨の食文化の一つである ほうとう作り体験を行った。足で踏んだり、均等に麺棒でのばし たり、友達と協力してほうとうを作る体験は子どもたちにとって

かけがえのないものとなった。体験を終えて、「大変だったけどみんなで作ったからおいしい。」

「また家でも作って家族にたべさせてあげたい。」という感想が聞かれた。

2 クラフト体験(河口湖フィールドセンター)

フィールドセンターでは、子どもたちが選択した「バードコール」または「ペーパーウエイ

ト」のクラフト体験を行った。指導者の丁寧な指示を一生懸命聞きながら、作業に取り組んだ。

【第一紅葉台】

【ほうとう作り】

「バードコール」作りでは、小刀を使って木の表面を削る場面があった。普段扱わない道具に 苦戦しながらも、自然の物を使って、物作りをする楽しさを実感することができた。

3 農業体験(ぶどう畑)

勝沼のぶどう畑における農業体験では、主にかさ拭き体験・草取り体験・収穫体験を行った。

農家の方からお話を聞き、「おいしいぶどうを収穫するために、たくさんの苦労がある。」など の感想をもつことができた。農家の方々がどのような思いや願いから仕事をしているのかを知 った後は、かさ拭きや草取りなど、意欲的に取り組んでいた。

○児童の感想

・「ほうとう作り」活動では、班のみんなで協力して作ったので、今まで食べたほうとうの中 で一番おいしかったです。お父さんとお母さんにも作り方を教えて一緒に作りたいです。

・富岳風穴の中は、実際に行ってみると、軍手をつけていても手がとても冷たかったです。

・樹海ハイキングでは、石が磁石にくっついたり、キノコからほうしがけむりのように出たり 東京では知ることのできないことを体験できました。

・ホテルでは布団を敷いたり、畳んだり、みんなで部屋の掃除をしたり、みんなと協力するこ とがたくさんありました。これからもみんなと協力していきたいです。

○セカンドスクールとの関連について

プレセカンドスクールを通して、「自分の事は自分ですること」が難しく、身の回りのこと 以外にも係の役割を果たしたり、時間を守ったりすることを意識して行う必要があることを児 童は痛感していた。「仲間と協力して生活すること」に関しては、協力することで活動の楽し さが増し、達成感を味わうことができることに気が付いており、協力することのよさを理解し ていた。宿泊の形態は異なるが、宿泊する時の楽しさや課題を味わうことができ、来年度のセ カンドスクールでは、宿泊学習を成功させようという意欲を高めることができた。

○今年度の成果と次年度に向けての課題

樹海ハイキングでは昨年度とコースを変更し、風穴~紅葉台~三湖台というコースで行った。

4つのグループごとにガイドに案内してもらい、歩くだけでは気付かないところまで詳しくお 話を聞くことができた。宿泊している際に問題点が出てきた際には、室長会議や全体で集まっ た際に早めに指導することができた。それにより、意識を高め、日に日に成長していく児童の 姿が見られた。

初日のホテルでの過ごし方では、全館貸し切りであること、初めての宿泊学習で気持ちが高 ぶっていたことにより、部屋での過ごし方や廊下の歩き方でマナーを守って生活できない場面 があった。ホテル到着時に再度ルールの確認を十分に行う必要がある。さらに、ホテル到着後 すぐの室長会議を当初から計画に入れておく。

2泊3日の中で、とても寒い日があった。事前に前年度の写真を見せ、防寒具について説明 してあったが、現地で薄着のため寒がる児童が多かった。事前学習や保護者会で十分説明した り、現地でも再度持ち物を確認したりする必要がある。

○日程表

6月1日(水) 6月2日(木) 6月3日(金)

8:00

11:15

12:30

14:00

16:30 17:30 18:30

20:00 20:30 21:30

学校集合・出発式

上越国際観光協会到着 開校式

昼食(各民宿)

田植え体験

入浴 ぬか釜体験 夕食

交流会準備 学習の記録 就寝

6:00

8:20 9:00

10:30 14:00

16:30

18:30 20:00 20:30 21:30

起床・おにぎり作り

朝の会(観光協会前)

上 越 国 際 ス キ ー 場 ト レ ッ キ ン グ 出発

十日町展望台到着・昼食 農業体験

入浴

夕食

民宿の方との交流会 学習の記録 就寝

6:00

9:00

12:40

13:40

16:30

起床・検温

塩沢つむぎ機織り体験 雁木通り散策 昼食

観光協会前集合 閉校式

学校到着・帰校式

○プレセカンドスクールにおける学習の概要

1 事前の学習内容

・プレセカンドスクール実施前に、昨年の活動の様子を写真で見ながら2泊3日の流れを確認 して、意欲をもたせた。その後、南魚沼市の地理、歴史や伝統、暮らしなどについて、興味 をもったことについて調べ学習を行い、課題を追究した。

・直前には、班長、副班長、生活係、学習係、レクリエーション係などで集まり、当日の係の 仕事の確認をした。また班ごとにも当日の流れの確認に加え、2日目の夜の、宿の方との交 流会の準備を行った。

2 事後の学習内容

・プレセカンドスクールの体験の中で学んだことや今後の生活に生かしたいことをふりかえり、

作文にまとめた。

・来年度にプレセカンドスクールに行く3年生が、プレセカンドスクールに行きたいと思える ように、どんなことを体験し、学んできたかを伝える「プレセカンドスクールを伝えよう」

という活動を総合的な学習の時間に行った。グループごとに発表方法を考え、3年生に向け て発表を行った。

第三小学校