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9月25日~10月1日(6泊7日)

2 宿ごと食体験

宿ごとの食体験では、りんごジャム作り、餅つき、

おやき作り等が行われた。りんごジャム作りではりん ごを細かく切り鍋で煮詰めてパンなどにつけて食べた。

餅つきでは米をふかしたあと宿のメンバーで餅をつい て、しょうゆやあんこ、きな粉をまぶして食べた。お や き 作 り は 、 飯 山 で 獲 れ た 新 鮮 な 野 菜 を 具 材 と し て 様々な味のおやきを作った。どの宿も武蔵野市では体 験できない活動ばかりで、意欲をもってできただけで なく、自分で作り上げたという満足感を味わうことが できた。

【りんごジャムづくりの様子】

【千歯扱で脱穀する様子】

○児童の感想

・セカンドスクールに行ってから感謝の言葉を口にすることが多くなりました。

・稲刈り体験を楽しみにしていました。でも、いざやるとなると、難しくて、縄の結び方につ いてよく言われました。けれど、作業をしていくうちになれてテンポよくやることができま した。「シャッシャッ、ザクザク」という感触が気持ちよかったです。

・充実した七日間を過ごせたのも班のみんなで団結したからだと思う。団結の力はすごいと思 った。一人でできないことができる。この経験をまたどこかで生かしたい。

・語らいの時間では、方言など色々なことを教えてもらいました。たくさんのことを知れて楽 しかったです。

・笹ずしづくりでは、笹を取りに行くのが大変だったけど大きい笹を5枚も取れました。ご飯 を混ぜたり、うちわで扇いだりするのをみんなで協力しておいしい笹ずしを作れました。み んなで協力したからおいしくできたのかなと思いました。

・もめ事が起きた時には、なぜこのようなことになってしまったのかを考え、みんなが納得す るまで話し合うことができてとてもよかった。

○ファーストスクールの教育活動との関連

飯山では、自分でお米や野菜を収穫する機会があり、生産者の姿を意識して普段の給食を食 べるようになってきている様子から、食育に関する意識の高まりを感じる。社会科で既習した

「くらしを支える食料生産」の学習を思い起こし、学習内容を実感として深めていたようであ る。身の回りの整理整頓を始め、家族や教師を頼りがちだった児童も、家族と離れて生活し、

民宿の方々や友達にお世話になることで、自分のことは自分でできる限りやっていこうとする 姿勢が見えた。また、様々な人の力を借りて生活できていることに気付き、感謝の気持ちをも ち、相手に伝えようとする態度が見られた。

○今年度の成果と次年度に向けての課題

・カントリーエレベーターの見学と和紙すき体験を2グループずつ交代で活動を行った。カン トリーエレベーターの説明は実地踏査の際に細かく打ち合わせが必要だと感じた。

・昨年度より児童数、学級数が増え、活動によっては時間に余裕がないところがあった。来年 度も今年度同様の児童数、学級数が見込まれるため、その人数にあった時間配分を検討する 必要がある。

・今年度は、予定通り活動を行うことができたが、雨天日が多くどの活動を行うのがよいのか 検討する場面が多かった。活動によっては、交換できないものもあるので準備が少なくて済 む雨天用プログラムを用意しておく必要がある。

・事前の保護者説明会や文書で、事前調査にはない医薬品を持ち込むことがないように徹底す ることで、不明な医薬品の確認や健康観察の時間超過などの問題がなく取り組めた。

・今年度も実施中に指導員との打ち合わせを2回、宿の方との打ち合わせを3回行ったことで、

予定の詳細を共有することができた。次年度も事前の説明や打ち合わせで指導員と宿の方、

教職員の指示連絡の方法を明確にするようにしたい。

第一中学校