第6章 食料・飲料水及び生活必需品等の供給計画
第2節 飲料水供給計画
397 第6章 食料・飲料水及び生活必需品等の供給計画
第6章 食料・飲料水及び生活必需品等の供給計画 398 4 給水の方法
(1) 災害時における供給水量の基準
ア 飲料水の確保については、生命維持に必要な最低必要量として1人1日3リットルの給 水を基準とする。
イ 生活用水については、給水体制の確保及び復旧状況等を勘案し、必要に応じて実施する ものとする。
給水条件 給水基準量 備 考
救助法による飲料水の供給 一人1日当たり
3リットル 飲料水のみ 給 水 は困 難で ある が、 搬送に よ る給
水ができる場合
一人1日当たり
14リットル 上記用途+雑用水(洗面、食器洗い)
給 水 でき る状 態で ある が、現 地 で雑 用水が確保できない場合
一人1日当たり
21リットル 上記用途+洗濯用水 上 記 の場 合で 比較 的長 期にわ た ると
きは必要の都度
一人1日当たり
35リットル 上記用途+入浴用水 (2) 給水の確保
被災地において飲料水の確保ができないときは、被災地に近い水道等から給水車又は容 器により運搬して確保する。
5 給水体制 (1) 市(水道局)
ア 市長は、災害が発生した場合、給水状況や市民の避難状況など、必要な情報を把握し、
応急給水計画を具体的に定めて給水体制を確立する。
イ 車両輸送を必要とする給水拠点については、給水タンク、ポリ容器等の応急給水用資機 材を活用し、水道局保有車両及び雇い上げ車両などにより輸送する。また、広報車両に飲 料水等を積載し、広報中に被災者へ配布することも検討する。
ウ 道路啓開が遅れ、輸送活動が困難な場合は、受水槽の水等を利用するなど、あらゆる方 法によって飲料水の確保に努める。
エ 後方医療機関となる病院、透析医療機関、医療救護所及び重症重度心身障がい者施設等 への給水については、必要な情報収集に努め、万全を期する。
6 給水の応援要求
市において、飲料水の確保及び供給ができないときは、市長(水道局)は、次により応援の 要求を宇部健康福祉センター(環境保健所)及び日本水道協会山口県支部に行うものとする。
なお、緊急を要する場合は、直接隣接市町に行うことができるものとする。
また、応援要求を行った場合は、水道局は速やかに市災対本部(総務課)に報告するものと する。
(1) 応援要求に必要な事項
ア 供給水量(何人分又は1日何リットル)
イ 供給の方法(自動車搬送、その他の方法)
ウ 供給地(場所)及び現地への道路状況 エ 供給を必要とする期間
オ その他参考となる事項
399 第6章 食料・飲料水及び生活必需品等の供給計画 (2) 県の給水支援
ア 市長から応援要求を受けた宇部健康福祉センター(環境保健所)は、管内の市町に応援 要請を行うとともに、県災害対策本部(生活衛生班)に報告するものとする。
イ 県災害対策本部(生活衛生班)は、県健康福祉センター管内の市町の応援では対応でき ないと認めるときは、直ちに他市町及び隣接県に対して応援要請を行う。
(3) 自衛隊の給水支援
自衛隊の給水支援を必要とするときは、県災害対策本部(生活衛生班)は、直ちに県災害 本部本部室班(防災危機管理課)に対し連絡するとともに、受入体制を県健康福祉センター
(環境保健所)に指示する。
(4) (公社)日本水道協会山口県支部の応急給水協力
市(水道局)は、日本水道協会山口県支部正会員(県内水道事業体)の応援給水活動等を 必要とするときは、日本水道協会山口県支部事務局に応援要請を行う。
7 給水施設、給水拠点の整備及び資機材の整備
大規模地震等の災害が発生すると、貯水施設、水道管等の破損により、一時的な断水が避け られないものとなるため、緊急時の給水の確保に必要な整備を計画的に行う。
(1) 給水施設等の整備 ア 市(水道事業管理者)
(ア) 市(水道事業管理者)は、水道施設設備等の災害に対する安全性の確保のため、耐震 診断等を実施するとともに、必要に応じて耐震補強等を計画的に実施するものとする。
(イ) 市(水道事業管理者)は、被災時の飲料水確保対策のため、配水池等に緊急遮断弁を 計画的に整備する。
イ 病院、透析医療機関、避難所、多数の入園(所)者を要する施設の管理者等は、災害発 生時の断水に対処できるよう、所要の措置を講じるものとする。
(2) 給水拠点の整備(水道局)
市(水道事業管理者)は、災害発生時の円滑な給水活動を確保するため、避難場所あるい はその周辺地域に、給水設備、応急給水槽等を計画的に整備するものとする。
(3) 資機材の整備(水道局)
市は、応急給水に必要な資機材を計画的に整備しておく。
第2項 水道対策
1 水道水の緊急応援(水道法第 40 条)
知事は、災害発生の場合において、緊急に水道用水を補給する必要があると認めるときは、
水道事業者又は水道用水供給事業者に対して、期間、水量及び方法を定めて、水道施設内に取 り入れた水を他の水道事業者又は水道用水供給事業者に供給すべきことを命じることができる。
2 市における対策
(1) 災害発生のおそれがあるとき又は災害が発生した場合における水道応急対策は、水道局が 行うものとする。
(2) 水道施設被害報告
災害によって水道施設が被災した場合は、「水道、飲料水施設被害状況等調査報告書」及 び「水道事故報告書」を宇部健康福祉センター(環境保健所)を通して県生活衛生課に報告 するものとする。
また、速やかに総務課に報告するものとする。
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第3項 救助法による飲料水の供給
災害の発生時は、水道、井戸等の給水施設を破壊し、あるいは、飲料水を汚染させる等により 飲料水の確保が困難な状況になることが多く、飲料水の供給は、被災者が生命の維持を図る上で 最も重要であることから、飲料水を得ることができなくなった者に対し、最小限度必要な量の飲 料水を供給し、これを保護する必要がある。
1 実施機関
被災者に対する飲料水の供給は、市長(水道局)が実施する。関係事務については社会福祉 課が行う。(救助法が適用された都度、知事から委任)
2 飲料水供給の措置 (1) 対象者
災害の発生により、現に飲料水を得ることができない者。
(2) 飲料水供給
災害のため、飲料に適する水がない場合に実施されるものであること。
(3) 給水量の基準
1人1日最大おおむね3リットル
※法の趣旨から飲料水以外の水の供給は、認められないものであること。
(4) 飲料水供給のための費用
飲料水の供給に必要な経費は、県が負担するものであること。
ア 水の購入費
イ 給水又は浄水に必要な機器の借上費、修繕費、燃料費 ウ 浄水用の薬品及び資材費
エ 供給確保のための水源の開発、天然水等の送水管に係る経費は、対象とならない。
(5) 飲料水供給の期間
災害発生の日から7日以内。
ただし、災害が大規模で、この基準期間内に打ち切ることが困難な場合は、内閣総理大臣 の同意を得て必要最小限の期間を延長することができる。
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