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保健・福祉対策

ドキュメント内 応急活動計画 (ページ 92-96)

第9章 災害警備計画

第3節 保健・福祉対策

災害時には、平常時において在宅保健・福祉サービス等の援護を受けている高齢者、障がい者等 に加え、家庭機能の低下等により新たに援護を必要とする者が生じてくる。

また、避難生活では、生活環境の激変等に伴い、健康の確保や福祉対策が重要となってくる。

このため、市(健康福祉部)及び県は、関係団体、社会福祉施設、ボランティア等との連携のも とに、高齢者、障がい者等に配慮した保健・福祉サービスの提供、生活の支援等を行う。

第1項 実施体制の確保(健康福祉部)

災害時における保健・福祉関係業務としては、災害救助関連業務のほか、新たな要配慮者への 対応等、膨大な種類と量の業務が発生するとともに、応急仮設住宅における保健・福祉サービス 等のように、災害発生後一定の期間を経て開始される業務が数多く存在することから、災害の規 模、行政機能の状況等を踏まえながら業務実施体制を確保し、各段階におけるニーズに応じたサ ービスの提供等を行う。

1 市の体制(健康福祉部)

市は、災害救助業務等に並行して、時間経過に応じた組織と人員の投入等に留意し、保健・

福祉に係る応急対策を実施する。

この場合、必要に応じ県又は他の市町等への応援職員の派遣を要請し、援護等の措置事務や 相談業務が早急に講じられる体制を確保する。

2 県の体制

県は、市からの要請に応じ福祉関係職員を派遣するとともに、相談援助業務等に支障が生じ るおそれがある場合は、国又は他の都道府県、さらには、各種施設・協議会関係団体の職員派 遣等の協力要請を行う。

第 10 章 要配慮者支援計画 436

第2項 保健対策(健康福祉部)

被災者にとっては、心身の健康の確保が特に重要であるので、市及び県は、保健師等による次 のような健康相談、精神保健活動等を実施するなかで、高齢者、障がい者等の健康管理に十分配 慮する。

1 活動内容

(1) 市及び県の保健師等による避難所、仮設住宅等の巡回健康・栄養指導

(2) 市保健センター、県精神保健福祉センター、健康福祉センター(環境保健所)等における メンタルヘルスケア

(3) 訪問指導、訪問看護等の在宅保健サービスの早期実施

第3項 福祉対策(健康福祉部)

被災後の生活においては、高齢者、障がい者等のニーズも多岐にわたることが見込まれるので、

市は、県等の応援職員、関係団体、ボランティア等の協力を得ながら、介護等の必要な高齢者、

障がい者等に対し、遅くとも1週間以内を目途に、組織的・継続的な福祉サービスを実施する。

1 要配慮者の把握等

市及び県は、発災後直ちに福祉関係職員を中心として関係団体と連携をとりながら介護等の 必要な高齢者、障がい者、さらには家庭での保育や養育の困難となった児童等の実態把握調査 を行うとともに、定期的な巡回活動によりニーズの把握や生活情報の提供、生活相談の受付等 を行う。

この場合、社会福祉協議会が福祉の輪づくり運動を活用して行う災害時要援護者支援システ ムによる訪問、話し相手、通院介助、外出の付き添い活動等の連携を図る。

2 福祉サービスの提供

(1) 市及び県は、介護の必要な高齢者、障がい者について、特別養護老人ホーム、障がい者施 設への緊急一時入所など、手続の弾力的な運用による柔軟な対応を行う。

(2) 県は、市との連携のもとに、家庭での保育や養育が困難になった児童について、親族によ る受入れの可能性を探るとともに、保育所での一時預かり、児童養護施設や里親等への一時 保護委託等を行う。

また、児童等の心の不安を解消するため、児童相談所での相談活動を強化する。

(3) 市は、関係団体等の協力を得ながら、仮設住宅や居宅で生活している高齢者、障がい者等 へのホームヘルプサービス、デイサービスなど、ニーズを踏まえた在宅福祉サービスを緊急 に整備する。

3 情報の提供

市及び県は、災害に関する情報、医療、生活関連情報等が高齢者、障がい者等に的確に伝わ るよう、掲示板、パソコン、ファクシミリ等の活用、報道機関との協力による新聞、ラジオ、

文字放送、手話付きテレビ放送等の利用など、情報伝達手段を確保する。

また、視覚障がい者、聴覚障がい者については、手話・点字通訳者、要約筆記者等の確保に 配意する。

4 生活資金等の貸付

県は、緊急の生活資金の必要な低所得者等の生活安定を図るため、生活福祉資金特例貸付

(小口資金貸付制度)の実施について国に要請するとともに、貸付主体である社会福祉協議会 と連携した周知など、適切かつ速やかな対応を行う。

また、生活福祉資金の災害援護資金、母子福祉資金等の貸付支援措置を講じる。

437 第 10 章 要配慮者支援計画

第4項 社会福祉施設の対応

社会福祉施設は、公共的施設として、入所者の安全確保を図ることはもとより、避難施設とし ての機能を果たすことが求められる。

このため、被災社会福祉施設は、県、市等の協力を得つつ、早急に施設機能の回復を図るとと もに、相互支援関係にある施設、ボランティア等との連携のもとに、高齢者、障がい者等のため の速やかな対応を行う。

1 入所者等の安全確保

(1) 社会福祉施設の管理者は、あらかじめ定めた避難誘導方法に従い、入所者を安全なスペー ス等へ迅速・的確に退避させるとともに、入所者、職員等の安全を確認し、負傷者がある場 合は、症状・負傷の程度に応じた応急手当又は必要に応じ医療機関への移送等を行う。

(2) 社会福祉施設の管理者は、発災後直ちに、火元の点検、初期消火活動を実施するとともに、

ガス漏れ、漏電、ボイラーの破損等二次災害の原因となるもの及び給水、供電、給食等の施 設設備の安全を確認する。

(3) 市及び県は、ライフラインの復旧について優先的な対応が行われるよう事業者へ要請する とともに、復旧までの間、水、食料等の生活必需品の確保に努める。

2 要配慮者の受入れ

(1) 被災地の社会福祉施設は、入所者の処遇の継続を確保した後、可能な限り余裕スペースな どを活用して、マンパワーの状況等を勘案しながら、介護等の必要な高齢者、障がい者等の 緊急一時受入れを行うものとする。

なお、不足する生活必需品、マンパワー等については、その不足量を把握し、相互支援関 係にある近隣施設又は県・市町に対し、支援を要請する。市及び県は、これら社会福祉施設 の対応を支援する。

(2) 被災地以外の地域の施設は、県又は市の要請に基づき、入所者の処遇に支障をきたさない 範囲内で、要配慮者の受入れに協力するものとする。

第 11 章 災害ボランティア活動支援計画 438 大規模災害時には、市、県及び防災関係機関の救助活動に併せ、一般市民の協力を必要とす

る。また、一方において、被災を免れた市民等から被災地の救援活動への参加も予想される。

これらのボランティアの善意を救助活動等に効果的に生かすためには、救助実施機関との連 携と受入体制の整備が必要となる。

このため、災害時における被災者の救援活動に参加希望を持つボランティア(個人・団体)活 動が円滑かつ効率的に行えるよう、その支援計画について定める。

第 11 章 災害ボランティア活動支援計画

災害ボランティアセンターの開設 災害ボランティアセンターの活動

災害ボランティアセンターの業務 災

害 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 支 援 計 画

市の対応

県ボランティアセンターの対応

他市町の災害救援活動への支援 一般ボランティア支援体制

専門ボランティア支援体制

基本的な考え方

施策の体系

439 第 11 章 災害ボランティア活動支援計画

第1節 災害ボランティアセンターの活動

ドキュメント内 応急活動計画 (ページ 92-96)