第5章 災害救助法の適用計画
第1節 救助法の適用
市の地域に救助法適用の災害が発生した場合、知事は、救助法第2条の規定に基づき、被災者の 保護と社会秩序の保全を目的として、救助を実施するものとする。
第1項 救助法による救助の実施
1 救助法による救助の実施
■救助法事務処理の流れ
内 閣
府 救 助 法 適 用 検 討 協議
公 示 救 助 法 適 用
各 種 救 助 実 施 協議
精 算 事 務 協議 県本部 本部室班 (防災危機管理課)
総務課 報告(人的・住家被害)
市
救助法関係帳簿等
県災害救助部 救助総務班
(厚政課) 社会福祉課 報告(人的・住家被害)
情報確認 情報収集
災害発生
情報収集・被害報告
連 絡 関係各課
災害対応表等 県
宇部健康福祉センター
具体的な取組内容
第5章 災害救助法の適用計画 388 2 実施機関
(1) 救助法による救助は、国の責任において行われるものであるが、その実施については、県 の法定受託事務とされている。
(2) 市長は、救助に関して知事から委任を受けた応急対策について実施する。
(3) 知事から市長への委任については、救助法が適用された都度、委任する事務の内容及び当 該事務を行う期間を市長に通知する。
(4) 委任される事務及び県、市の実施区分は、次のとおりである。
救助実施内容 実施機関
1 避難所の設置 社会福祉課
2 応急仮設住宅の供与 (1) 建設
(2) 敷地の選定 (3) 入居予定者の選考
県
社会福祉課・建築住宅課 社会福祉課
3 炊き出しその他による食品の給与 社会福祉課
4 飲料水の供給 水道局
5 被服、寝具その他生活必需品の給与又は貸与 社会福祉課 6 医療及び助産
県 市民病院 健康増進課
7 被災者の救出 消防局
8 被災した住宅の応急修理 建築住宅課
9 生業に必要な資金の貸与 県
10 学用品の給与 県
教育委員会
11 埋葬 環境課
12 遺体の捜索 総務課
13 遺体の処理 市民病院
環境課
14 障害物(土石、竹木等)の除去 県
土木課
(5) 委任事項の報告
救助の実施に関し、知事の職権の一部の委任を受けた市長(社会福祉課)は、その職権を 行使したときは、直ちにその内容を詳細に知事(厚政課)に報告するものとする。
389 第5章 災害救助法の適用計画 3 適用基準
市及び県は、以下の基準に基づき救助法の適用に該当するかどうかの判定を行い、該当する 見込みがあると認めた場合は、第2項に示す手続を行う。
(1) 市の区域内の人口に応じて次の表に定める数以上の世帯の住家が滅失していること。
■住家滅失世帯基準数
市の区域内の人口 住家が滅失した世帯の数
5,000人以上 15,000人未満 15,000人以上 30,000人未満 30,000人以上 50,000人未満 50,000人以上 100,000人未満 100,000人以上 300,000人未満
40 50 60 80
100
(2) 県の区域内の住家のうち、滅失した世帯の総数が 1,500 世帯以上であって、市内の被害住家のう ち、滅失した世帯の数が適用基準表に掲げる基準の1/2以上に達したとき。
(3) 県の区域内の住家のうち、滅失した世帯の総数が 7,000 世帯以上であって、市内の区域内の被害世 帯数が多数である場合。
(4) 災害が隔絶した地域に発生したものである等、災害にかかった者の救護を著しく困難とする 内閣府 令で定める特別の事情がある場合で、かつ、多数の住家が滅失した場合。
(5) 多数の者が生命又は身体に危害を受け、又は受けるおそれが生じた場合であって、内閣府令で定め る基準に該当するとき。
備 考:適用基準の算定方法(単位:世帯)
適用基準=(全壊・全焼・流失等)+{(半壊・半焼等)×1/2}+
{(床上浸水・土砂の堆積等)×1/3}
第2項 適用手続
1 適用手続に係る処理事項
救助法を適用するに当たって、市長が行う報告等に係る事務処理は、下記によるものとする。
(1) 報 告
ア 市長
(ア) 市長(社会福祉課)は、市の区域の被害が適用基準に達した場合又は達する見込 みのあるときは、直ちにその旨を知事(厚政課)に報告する。
(イ) 適用基準に達する見込みがない地域であっても、他の地域との関連で救助法適用 の場合もあるので、災害の状況に応じて被害報告を行うものとする。
(ウ) 報告内容 り災総数・人的被害・住家の被害及び非住家の被害 (エ) 報告系統は、第1項「救助法事務処理系統図」による。
(オ) 報告主任の設置 (2) 適用の公告
救助法を適用したときは、知事は次により公示する。
(公示形式)○月○日発生の○○災害に関し、○月○日から山陽小野田市の区域に災害 救助法による救助を実施する。
2 適用時における市長の措置(社会福祉課)
市長は、災害の事態が切迫し、知事による救助の実施を待つことができないときは、単独で 救助に着手することができるものとする。
この場合、直ちにその状況を知事(厚政課)に報告し、その後の処理について知事の指揮を 受けるものとする。
第5章 災害救助法の適用計画 390
第3項 救助の実施基準
救助法に基づき、各種の救助実施に当たって必要となる救助の方法、程度、期間、国庫補助限 度額、必要な書類等に係る具体的な取扱いについては、県厚政課作成の「災害救助マニュアル」
によるものとする。
第4項 応急救助の実施
救助法の適用とともに応急救助を実施することになるが、具体的な実施方法は、本計画の各章 に定めるところによる。
救助の種類 該当編章 県担当部局名 市担当課名等
救助の総括 ・本章「災害救助法の適用計画」 健康福祉部 社会福祉課
被害状況等の調査・報告
・本章「災害救助法の適用計画」
・ 第 3編 第2 章「 災害 情報の 収 集・
伝達計画」
健康福祉部 社会福祉課 関係各課
避難所の設置
・第3編【風水害等対策編】
第4章「避難計画」
・第3編【地震津波等対策編】
第3章「避難計画」
健康福祉部 社会福祉課
応急仮設住宅の供与
・第4編第8章「応急住宅計画」 健康福祉部 土木建築部
社会福祉課 建築住宅課 被災住宅の応急修理
炊き出しその他による食品の給与
・ 第 4編 第6 章「 食料 ・飲料 水 及び 生活必需品等の供給計画」
健康福祉部 農林水産部
社会福祉課 農林水産課
飲料水の給与 環境生活部 水道局
被服、寝具その他生活必需品の給 与又は貸与
健康福祉部 商工労働部
社会福祉課 商工労働課 学用品の給与 ・第4編第 12 章「応急教育計画」 教育庁 教育委員会 医療及び助産
・ 第 4編 第1 章「 救助 ・救急 、 医療 等活動計画」
健康福祉部 市民病院 健康増進課
被災者の救出 健康福祉部
警察本部
社会福祉課 消防局 遺体の捜索
・ 第 4編 第7 章「 保健 衛生・ 動 物愛 護管理計画」
健康福祉部
警察本部 総務課 遺体の処理
健康福祉部 環境生活部 警察本部
市民病院 環境課
埋葬 健康福祉部
環境生活部 環境課 障害物の除去 ・ 第 4編 第7 章「 保健 衛生計 画 ・動
物愛護管理計画」 健康福祉部 土木課 農林水産課
業務 協力
輸送協力 ・第4編第4章「緊急輸送計画」 会計管理局 管財課 労務協力 ・ 本 章第 2節 「賃 金職 員等の 雇 い上
げ計画」 商工労働部 商工労働課
人事課
391 第5章 災害救助法の適用計画
第5項 市の事務(社会福祉課)
1 救助事務の処理上必要な帳簿の整備、記録、保存
(1) 市は、知事の補助機関として救助を実施するときは、救助の種類ごとに必要な台帳、帳簿 及び関係書類を整備して保存するものとする。
(2) 救助の種類ごとに整備すべき帳簿等は、県厚政課作成の「災害救助マニュアル」による。
2 り災者台帳の作成
市は、被害状況の調査により、各世帯別の被害を確認したときは、救助法による救助の実施 について必要な「り災者台帳」を速やかに作成するものとする。
3 り災証明書の発行
市は、救助の実施のため必要があるとき又はり災者からの要求があったときは、「り災証明 書」を発行するものとする。
(1) り災証明書は、「り災者台帳」に基づき、発行するものとする。
(2) 災害の混乱時においては、「仮り災証明書」を発行し、後日「り災証明書」と取り替える ことができるものとする。